あの迷信には根拠がある?ない?迷信の真実

日本に古くから伝わる、数々の「迷信」や、おばあちゃんや母親などから伝わる「言い伝え」には、はたして根拠があるのでしょうか?それらには根拠があるのかないのか、根拠がある場合は、なぜそのように言い伝えられているのかという理由、また由来などについて、紹介していきます。

洗濯物を夜に干すのは縁起が悪いから止めなさい…と誰かに言われたことはありませんか?

とはいえ、一人暮らしや共働きの方も多い現代では、「一日中働いているので、夜しか洗濯物を片付ける時間がない」という場合も多いことでしょう。

迷信では、洗濯物を夜に干すのが良くない、とされていますが、乾燥機能が付いている洗濯機で洗濯すること自体も、良くないのでしょうか?

この迷信のように、夜に洗濯物を干すとどうして縁起が悪いのか、なぜ夜に干してはいけないのか、紹介していきましょう。

さて、まず第一の理由は、「昔は死者の着物(衣類)を夜中にずっと干していたこと」が、縁起が悪いと言われる一番の理由です。

同じような理由で縁起が悪い、行儀が悪いと言われているものには、例えば、ご飯を盛った茶碗に箸を突き立ててはいけないとか、箸から箸に物を受け取ってはいけない、などが挙げられます。

どちらも死者に関係のある行動であり、生きている人間がそうすると「縁起が悪い」と言われる行動ですね。

また、夜は暗く、風水学の観点からすれば「負のパワーが溢れている時間帯」とも言われます。

その他、古来の日本の考え方からしても、夜中という時間帯は「もののけ」や「魔物」など、いわゆる良くないものが歩き回る時間帯と考えられていました。

そのような時分に、自分の肌に身につけるものを干しておくと、衣類がそれらのパワーを吸い込んだり、衣類に魔物が取り憑いたりして、その衣類を身につける人を弱らせてしまう、とも言われているのです。

「そんなオカルトチックな理由で干してはいけない、というなら、自分は気にならないから干すぞ!」という方には、次のような現実的な理由も挙げられます。

第一に「夜に洗濯物を干さない方が良い理由」として挙げられるものには、洗濯物に虫が付きやすいという理由があります。

適度に湿っていて柔らかい洗濯物は、虫が卵を産むのにも良い場所のようで、卵の他に、フンなどで汚されてしまう場合も多いようです。

また、乾いたとしても夜露で湿ってしまうこともあり、衛生的にも夜に洗濯物を干すことは、あまりオススメできません。

さらに、夜中は人目も少ないため、女性の方は下着泥棒などの被害を受けやすいといった理由も挙げられます。

女性でなくとも、夜に洗濯物が干してあると「あの家は洗濯物を取り込んでいない…ということは、あの家は留守誰もいないのでは?」と思われて、空き巣に入られてしまうということも考えられます。

以上のようなことから、夜中に洗濯物を外に干すことは、止めておいた方が良いでしょう。

この迷信の問題は、「夜に湿った洗濯物を外に干したままにするのが良くない」ということです。

なので、洗濯機に乾燥機能が付いていて「外に干さなくても、乾燥機や室内で乾かせるよ」という場合は洗濯しても大丈夫そうです。

もしこれから洗濯機を買い替える予定のある方は、花粉やPM2.5などが飛散する時もありますので、乾燥機能が付いているものにすると良いかもしれませんね。