June 2006

June 03, 2006

初めての同棲

僕はお酒が大好きである。飲むと結構陽気になる。バス停を移動してみたりする(でもちゃんと戻す)。そして時々ハメをはずす。
これまた学生時代の話。
前日に浴びる程お酒を飲んでオランウータンみたいになっていたところまではなんとか記憶があった。それから僕がどうなったのか、翌朝自分のベッドで目を覚ますと隣に誰かが寝ている気配がした。その人は僕に背を向けてまだ寝ている様子で、明らかに知らない人だった。
「ピ、ピンチ・・・!!!」
動揺した。逃げ出そうかと思った。でも自分の部屋なのでどうしようもない。
「確認しなければ・・・、すべては自分の責任なのだから。」
だから僕は触れてみた。その人の体にものすごいソフトタッチで触れてみた。
ごつごつしていた。
「お、男??」
僕は新たな扉を開いてしまったのかと不安になった。堪らず涙がでた。
僕は覚悟を決め、その人の顔を覗いてみた。
「きゃーーー!!!」

オッサンだった。カーネル・サン☆ースという名の。

どうやら僕は酔いに任せてとんでもない物をテイク・アウトしてしまったようだ。
それにしてもこんな重いものをどうやって持ってきたのであろう。考えれば考える程、疑問は膨らむが、そんなことを考えている場合ではなかった。大事なのは僕とカーネルのこれからだった。
だから僕は前向きにふたりの同棲生活を考えてみた。
部屋が狭かった。それにカーネルはフライドチキンの象徴である。ただちに返さなけれニワトリの怨霊にトリ憑かれてしまう。
僕は無い知恵をしぼって平和的な解決策を模索した。その結果1つの結論にいたった。

二人は街に出た。
オッサンはデカ過ぎてタクシーには乗れなかったので、僕は知人からリヤカーのようなものを借りて、その上に彼を乗せフライドチキン屋に向かった。その絵はまるで子連れ狼のワンシーンのようだった。
僕達は色んな人に不思議そうに見られながらもなんとか目的地周辺にたどり着いた。そしてお店に電話した。

「もしもし、☆☆☆でございます。」普通にお店の人がでた。
「わ、わし・・、じゃが。」
「へ・・?どちらさんですか?」
「カ、カーネルじゃ・・・。」
「はあ?・・・あああああ!!何しとんねんんん?!!!」
「散歩。」
「ど、どこにおんねんんん?!!!!」
「TSUTAYAの前。」
「待ってろよ、おまえええええーー!!!」
「ありがとう。」

こうして彼は無事帰っていった。
次に彼に出会った時、彼は額にうっすらと「ゴメンナサイ」という字を残し、チェーンでぐるぐる巻きにされていた。
カーネルは反省しているようだった。

Profile



藤田俊亮

65f63e25.jpg
3月7日生まれ

大阪市出身

魚座

AB型



藤田俊亮の歌が聴ける

my spaceはこちら



1992年ワシントン州タコマにある

Charles Wright Academyに留学。

ロックバンドを結成してシアトルの

ライブハウスに出演、ミュー

ジカルにも挑戦する。



翌年、立命館大学、国際関係学部

に入学。

大学卒業後、本格的にプロとして

音楽活動を始める。



現在は関西を中心に全国のライブ

ハウス、ホテル、クラブやバーなど

で演奏する傍ら,数多くのセッション

やレコーディングにも参加。



2003年、FUJI ROCK FESTIVAL

2003に出演

04年、05年にはキューバにて

開催された

国内最大級のフェスティバル

Cuba Discoに2年連続で出演



ROCK,JAZZ,BLUES,GOSPEL,

SOUL,LATIN...等

様々な音楽分野で活動。



Participation band



【主な現在参加バンド】

sorano (world pops)

SABROSURA DEL SONIDO (salsa)

アフロブーメランズ (soul)

testudo (pops)

fauntime (oldies & disco)

馬淵まさひろ&藤田俊亮DUO (jazz)



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