菊さんのライト層についての話や、池田の運営に関連した話など
各所で面白いエントリーが書かれているので便乗しようと思います。
菊さんがブログ始めた目的の一つに、こうやって議論を各所で起こす事が
あったと思うのでその呼び水として(・ε・)

さて、Gvギルドを運営をするに当たって、Gv面やギルド運営での改善を
常に要求され続けます。人が居る限り必ず問題が生じるので。
(問題を生じさせない為の措置としての普段の活動も必要であるという意味で)
よく言うPDCAサイクルやMECEの考え方が重要になるんですが、
こういう用語を使うと難しく感じてしまうのが厄介な所。
企画とかする時耳にする言葉なので、単純だし覚えておくと便利。

・PDCAサイクル

典型的なマネジメントサイクルの1つで、
計画(plan)→実行(do)→評価(check)→改善(act)のプロセスを順に実施する。
難しい言い方だけど、単純に『考えてやってみて、上手く行かなかった所を直してく』
っていうだけの話。

・MECE

それぞれが重複することなく、全体集合としてモレがないという意味。
MECEは単純な集合に関する概念で、問題分析を行う上で重要な考え方。
例えば、ギルド運営の分野をGv、狩り、財務、イベントの4分野で分けたら
この四つの分野がそれぞれ重複することなく、全てこなせているかどうかという事。
注意すべきなのは「重複することなく」の部分。
例えば、狩り分野が担当官二人居れば十分であるにも関わらず、三人を割り当てていて
一部過多になっている場合は問題があるという事。
他の分野とのバランス配分や、一人当たりの処理限界を踏まえての分担が必要。


単純化すると、ギルド運営は以下のプロセスを辿って行きます。

プランを立てる → 実行する → 成功する

しかし、この『 → 』の矢印には、それぞれ大きな隔たりがあります。
良いプランを立てたとしても、実行できるかどうかは別であるし、
さらにそれが良い結果として返ってくるかどうかは全く別の話なのです。

さて、何で良いプランを立て、実行して、成功する事がそんなに難しいかというと
凄く単純な事なんだけど、『その行動をするのが人間だから』です。
人が集まるとその集団に組織が作られます。これは意図せずとも出来ます。
暗黙の了解や、色々なルールがそれぞれの人同士の間で交流していく過程で
いつの間にか出来ていきます。身内同士で争わないようにする知恵ですね。

プランを立てて、実行しようとする段階で、その集団でのルールに干渉したり、
必要な行動を取ってくれる人間の絶対数が少なかったり、
色々な「現実的な問題」が出てきます。
この現実的な問題っていうのは、まず人間関係や、その人の能力や
その人の性格、さらにはタイミングの問題など、人がそもそも干渉できない問題
なんていうのすら出てきます。ともかく、人や人間関係を基点にした問題です。

大抵のギルドが目指したい先というのは、まず同じだと思います。
日常を楽しくしたい、Gvで勝ててかつ楽しくしたい、皆で仲良く過ごしたい。
それでも、そのギルドに集まっている人にあった方法を選ばなければ
成功なんて出来ません。Aギルドで通用したから、Bギルドでも同じようにやろう
と思っても、同じように通用するかは別問題なわけです。

ギルドを運営していく上で、この人間心理っていうのがかなり重要な位置を占めます。
人間って基本的に飽きっぽいし、面倒臭い事したくないし、不真面目なんですよ。
こういう事言うと、馬鹿にしてるって思われるかもしれませんが、
この言葉を肯定できない限り、ギルド運営に関わる議論の土台が出来てません。
自分はそんな事はないって言う人も居るだろうし、仲間をそういう目で見るなって
怒る人も居ると思います。それはそれで良いです。
でも、組織を動かしていく上でこの視点を肯定できない限り、
人に対して無理を強いる為、確実にギルドは衰退していきます。

ギルド運営の議論に参加していく上で、この部分をまず把握する必要があります。

なんで、これを肯定する必要があるかというと、言葉通りの意味でもあるんですが、
長期のスパンで考えた時に、常にたゆまぬ努力をできる人って極わずかしか
居ないと思うんですよ。貴方は常日頃、たゆまぬ努力を積み重ねて居ますか?
休憩を取らずに、気分転換もせずに、体調が悪かろうが、常に努力できますか?
オ レ は 絶 対 に 無 理 で す !
議論で発言内容は、短期、中期、長期の三つのそれぞれの切り口を
まず頭の中で考える必要があります。
大抵の人は、悲しい事に目先の短期的な部分にしか着目しません。
短期的には問題なくても、中期的には?長期的には?
中期と長期で破綻するなら、短期はどの程度までなら成功の範囲内か?
こういった色々な切り口で、しかも所属するギルドメンバーの性向や
協力可能人員、成功する為に必要な人員数などを踏まえて、答えを出して行きます。


問題を話し合う上で、前提となる知識量というのは意外と多い。
この土台の上で話し合わなければ、より良い議論にはなりえないわけです。
PDCAサイクルやMECEなどは言われれば概念は分かるけど、それらを踏まえて
意見を出しているかというと、結構思いつきで言ってしまって居ないでしょうか?
もちろん、思いつきでも意見を出すのは非常に重要です。
その意見を現実的な範囲内で取りまとめてくれる人が居れば、全く問題ない。
ただ、思いつきの意見をして、意見が通らなかったら不満を覚えるのは
筋違いである事はよくよく理解していた方が良いと思うのです。

ここら辺は池田の書いていた、Gv1dayプレイヤーはギルド運営上では最下層民
というのにリンクする部分かと思います。
だって、そもそも現実的な範囲に取りまとめるには、そのギルドの人間関係などを
よくよく理解して居ないと出来ない事なわけだから、思いつき程度の意見しか
言えないわけですよ。そしてそれを却下されても、文句なんか言えるはずないよね。

ただ、割りと見られる難しい問題というのがあります。
オレがマスターをやっていたり、ギルド運営に関わっていたりした時に、
自分と他人とで、問題に対する情報量の差が離れていると感じた事がよくありました。
これの最大の理由は、問題を問題と認識しなかったり、
問題に関連しているかどうかの関連付けが出来て居ない
場合が多かったんです。

問題を問題と認識させるのって、結構難しい事なんですよ。
その案を通したら、長期的に見ると他の案件を通せなくなる。
そして、その案件を通さないとギルドは衰退する可能性が高い。
こういう事を説明したとして、心配のしすぎだーと言われて
取り合って貰えなかったりする場合や、さらに悪い場合は、
問題を説明する事自体が憚れる場合があったりして、その場合は本当に不味い。

先ほど書いた、
人間って基本的に飽きっぽいし、面倒臭い事したくないし、不真面目というのを
仲間に適用するのを脊髄反射で拒絶反応する人が居ます。
さらに説明しようとすると、信用を失って話を聞こうとすらしなくなる人も居ます。

こういった、公の場で言えない言葉があって、仲間は信用すべきという正論を
振りかざされた場合、泥沼に嵌っていきます。


いつでも人を動かすには建前が必要です。
それは正論であればあるほど、人は気持ちよく動いてくれます。

しかし、実際は正論だけでは組織というのは成り立たないんですよ。
正しいとされる事だけを正しく実行していると、ダメになってしまうんですよ。
それは何故かというと、人間が清く正しくないからです。

正論を言えば、正しさに酔えます。これは非常に素晴らしい美酒です。
そもそもの目的を忘れてしまえるくらいに酔っ払ってしまえる美酒です。
当初の目的は何でしたでしょうか?
ギルドをより良い方向へ運営して行く事ですよね?
正しい事だけではやってけない汚い世の中、汚い人間、それが自分らである事を
肯定する視点を持たなければ、ギルド運営を上手く回すことは出来ないんですよ。

もちろん、汚いだけの世の中、人間じゃあないですよ。
楽しくしたい、その純粋な心は素晴らしく正しい綺麗なものなんです。
でもそれを実現するには、正しいだけではダメな面がある事を
受け入れる必要があると思うのです。



ギルマスや運営に携わっている人は分かる話かと思います。
でも表立っては肯定できないですよね。
こんな話を面と向かっては出来ないですよね。
皆正しいことが好きですからね。
正しくないことを肯定したら、批判する人が出てきて輪が乱れますからね。
もうROも年齢層が大分高くなったので、同意してくれる人は多いかと思いますが
この考えを否定したい人はそろそろ大人の考えを持っても良いと思います。
全面肯定をする必要はありません、そういう考え方の「存在を」許容する必要がある
という話です。