2016年07月14日

引退した警察犬(シェパード)用に係留用チェーンをお作り致しました

TOP CHAIN 柳瀬製作所のお客様としては、基本的にはペットショップなどで購入されるか、知り合いの方などから譲ってもらって家族に迎えられる方が多数かと思います。
鎖屋兄弟達が飼ってきたワンコも殆どが知り合いから譲ってもらうパターンでした。
逆に生まれた子犬を貰ってもらう事もしばしばでした。
もちろん係留用の鎖付きで。

知り合いから子犬を譲ってもらう以外にも、様々な理由から保健所やNPO団体に保護されたワンちゃんを譲ってもらう譲渡会。
最近では、保護されたワンコ達に犬カフェで働いてもらい、お客様との良い出会いがあった場合には、家族として迎えてもらうという試みも行われてきているようです。
ワンちゃん達の鳴き声などがあるので、犬カフェを開くのになかなか場所が見つからないといった問題もあるようですが、ワンちゃんと犬好きな方にとってWin-Winな結果になりそうな良い試みだと思います。

また、譲渡会とは異なるのですが、盲導犬や聴導犬といったワンちゃんを訓練していく上で、各ステップでの合格試験にあと一歩及ばずだったワンちゃんを家族へ迎えてもらう、<キャリアチェンジ犬>飼育ボランティアとして、ワンちゃんを引き取られる方もいらっしゃいます。
TOP CHAIN 柳瀬製作所へお問い合わせ下さったお客様の中にもキャリアチェンジ犬を家族に迎えられた方が何名もいらっしゃいます。

盲導犬、聴導犬としてのお仕事をしっかり勤め、引退時期を迎えたワンちゃんを家族に迎える引退犬ボランティアを引き受けられる方もいらっしゃいます。
概ね8歳から10歳頃のワンちゃんを迎えることになるようです。

今回は、初めて<引退する警察犬>用に係留用チェーンをお作りさせて頂きましたので、ご紹介させて頂きます。

まずはこんな形でお問い合わせを頂きました。
『引退する警察犬シェパードを飼います。庭で8から10メートルぐらいの間を行き来できるように、繋ぎたいと思っています。下が土と砂利なので杭を埋め込むより吊るす方が良いのか迷っています。いずれにせよ、犬に直接繋ぐ方のチェーンと動けるための物で良いものはありますか?』

ご依頼内容を拝見し、吊るす場合の具体的な方法や利点、問題点、係留チェーンとしてお作りする場合の、利点、問題点、係留チェーンの全長を短くする為の打ち込む杭の位置のご提案などを交えてお見積回答させて頂きました。

その結果、5mの係留用チェーンをご準備させて頂く事になりました。
この際、一緒にチョークチェーン製作のお問い合わせも頂きましたが、こちらにつきましてはワンちゃんの頭周りや首周りの実測値が必要になる為、最終的には次回への持ち越しとさせて頂くことになりました。

今回製作させて頂いた警察犬(ジャーマンシェパード用)の内容は次の通りです。

ステンレス製マンテルタイプ回転カン付き係留用チェーン
STGMK-4.0SW×5m T-L ¥16,200(消費税・送料別)
(2016年初夏時点での価格です)

係留用チェーン到着後、迎えられるワンちゃんの情報をお知らせ下さいました。
『6月下旬に、我が家へやって来る予定ですが、伊勢志摩サミットにも派遣され任務をこなし、その後も出動しているらしく、とても優秀で惜しまれての引退となるようです。
我々人間のために働いてくれたことに、私達家族は感謝と敬意を込めて関わりたいと思っていますし、残りの余生を我が家で快適に過ごしてもらいたいと思っています。』

現役の第一線で警察犬として活躍しているワンちゃんでした。
G7の警備を任されるのですから警察犬としての能力もトップクラスなのでしょう。
引退年齢が決まっているから仕方の無い事なのでしょうが、惜しまれての引退となる事がよく分かります。

そして6月の最終週にお写真付きのメールを頂きました。
『今迄私達みんなのためにありがとうございました。本当にお疲れ様でした。残りの余生を私達と共に過ごします。まだまだ賢く様子を伺っている感じですが、落ち着いています。どうか、穏やかに幸せに過ごしもらいたいです。私達は、心から感謝して迎えます。』

退役警察犬のGREY君

















名前は GREY くん。 平成19年7月10日生まれだそうです。 
警察犬もやはり9歳前後での引退となるようですね。

『5月下旬にサミットのため、現地入りでの任務でしたが、それが最後ではなく、6月20日ぐらいまでは働いていたようです。そして24日に我が家へ来ました。』

『我が家には犬用のオリがあるのですが、今は玄関のところにいさせています。すっかり気に入っているようです。誰も我が家へ来れません。最強警備です。』
優秀な警察犬として活躍していたGREY君
















数日後に撮られた写真では、GREY君の寛いでいる様子が伝わってきます。

確かにこの子が玄関先に居たら、よほどの犬好きか(幼い子供のように)純真な心の持ち主でもない限り、まっすぐに近づいてはいけないでしょう。<最強>です。

素敵な方々に家族として迎え入れてもらえ、これからのGREY君は飼い犬としてきっと幸せに過ごせる事でしょう。
長い間、私達の安全をしっかり守ってくれ、本当に感謝致します。有難うGREY君。

引退した警察犬の迎え入れについて興味を持ったので調べてみたところ、次のようなことが分かりました。
警察犬には、警察が直接管理する“直轄警察犬”と民間人が非常勤として管理する、“嘱託警察犬”の2種類があり、直轄警察犬は全体の1割ほどしかいないようです。
定年年齢は定められていないようですが、概ね10年程のようです。GREY君はちょっと早めの引退だったようですね。

直轄警察犬は、国の所有物なので引退後も譲渡などは認められておらず、管理施設を出ることも、原則的には禁止されているようです。
結果、施設の中で生涯を終えるまで過ごすことになります。

一方、嘱託警察犬は、元の飼い主に戻されることになります。
この場合、飼い主が新しい警察犬の育成を始めているケースが多いので、引退した犬は飼い主さんを通じて一般家庭に里親に出されることもあるようです。

特に警察犬訓練所の所有となっている警察犬の場合には、引退後に一般家庭へ里親に出される確率が高くなるようです。
ただし、里親になるための厳しい条件を設けているところが多く、一般犬と同様かそれ以上にしっかりとお世話を出来る方であることが求められるようです。
皆さんの為に一生懸命働いてきたワンコですから、訓練所側として、幸せな余生を過ごすことが出来る里親さんを望まれる気持ちは良く分かります。

ワンコを飼う機会を持たれた時には、ペットショップでの子犬の購入と同様に、譲渡会やキャリアチェンジ犬、引退犬の里親さんになる事も検討して貰えると幸いです。

そしてワンちゃんの迎え入れが決まりましたら、ワンちゃんの係留やピッタリサイズのしつけ用チェーンについては、お気軽にTOP CHAIN 柳瀬製作所までお声掛け・お問い合わせ下さい。


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