<セミナー/講演会/メッセージ> についての記事です
2022年04月15日
2009年07月23日
柳瀬製作所では、ワンちゃんにピッタリサイズのチョークチェーンやチェインカラーのご注文を多くお受け致しておりますが、最近は、「躾の本やDVDを見て」ということでお問合せ下さる方がちらほら見受けられるようになってきました。
私共はそれらのDVDや書籍類を拝見した事は無いのですが、どうやら昨年半ばから徐々に広まってきている感じです。
そんな中、小型犬のしつけ用でということで、お二人の方からそれぞれチョークチェイン製作のお問い合わせを頂いたのですが・・・。
ワンちゃんの年齢が気になりました。どちらのワンコも生後2ヶ月ちょっとだったのです。
様々な計算方法があるようですが、人間の年齢に換算すると、約2−3歳位になるようです。
この年齢だと、それなりに自分で歩いたり、大人と同じ様な普通の食事をする事が出来るようになりますし、周りの色々なものに興味を示し、ヤンチャをし始める時期です。
そこで以下のようなお返事をさせて頂きました。
『ワンちゃんに適したサイズのチョークチェーンをお作りすることは可能です。
ただ、何より2ヶ月のワンちゃんという点で、しつけにチョークチェーンはまだ早いのでは?という気持ちもございます。
人間で言えばまだ2-3歳程度、無茶をするのが当たり前の年齢です。
犬同士の社会生活もままならない年齢ですので犬のルール、人間のルール、共に殆ど分らない状態だと思います。
ワクチンなどの効果が出てくるまでの期間の事もありますのでお外へのきちんとしたお散歩はもう少し先になるでしょう。
この時期はチョークチェーンなどの道具を使ってのしつけよりも、首輪やハーネスに慣らせたり、して良いこと、してはいけない事、そして何より人間は信頼出来る仲間だということを、褒めたり、叱ったり、ご褒美を与えたりしながら、愛情を持ってじっくり教えていってあげて欲しいと思います。
我が家のワンコ(コッカースパニエル)は、推定生後2ヶ月頃、『飼えなくなりました。宜しくお願いします』と書かれた小さな紙切れと共に動物病院の前に置き去りにされていました。
縁あって我が家に引き取って今月で5歳になります。(8月20日頃に貰いましたので)
引き取った当初、元気で甘えん坊なのですが、何かの拍子に急に何かに怯えたりといった行動を取ったり、成犬になってくると、飼い主が他の人(特に子供)や犬に対して優しくするとその相手のことにやきもちを焼いて?敵視して吠えるようになりました。
子供の頃から今まで何頭もワンコを飼ってきましたが、これ程ひどいのは初めてです。
我が家の息子は犬が来て以降に生まれました。もうすぐ3歳になります。
家族として一緒に暮らしてきましたが、成長してくるにつれ、吠えるようになりました。
ワンコ自身も家族と言う事は認識しており、従兄姉達への対応よりはフレンドリーで、一緒に散歩に行ったりもするのですが、やはり腹が立つようで唸ったり吠えたり噛み付いたりと言う事をしてしまいます。
こればかりは道具によるしつけでは直せないようです。ワンコと息子との間に信頼関係が出来るしかないということです。
犬に関する本を読んだりしますと、2ヶ月で親兄弟と離してしまうのは少し早いと書かれたものが多くなってきています。
人間が犬社会のルールに近いものも含めて、しっかりと接して教えてあげなければ、大きくなって問題行動が出てくることにも繋がるようです。
まずは、生後半年位までの間、チョークチェーンを使わずに生活をしてみては如何でしょうか?
半年を過ぎ、外の散歩で引っ張って仕方がないなどの状況があるようでしたら改めてチョークチェーンと弊社のことを思い出して頂ければと思います。
https://yanase-ss.com/select_guide/
の上部分の文章を参考に、首輪やハーネスでお散歩の練習をして頂くと良いかもしれませんね。
私的な見解を交えた長文のお返事となり申し訳ございません。
チョークチェーンのこと、それ以外のことでも結構ですので、何かございましたらいつでもお気軽にお問合せ、ご依頼下さい。
有り難うございました。
TOP CHAIN 柳瀬製作所 サイト担当 柳川 英毅(やながわ ひでき) 』
人間の場合も、この時期は叱るよりも褒めてあげたほうが本人も自信を持って伸び伸び覚えていくように見受けられます。
(実際は怒ってしまう事の方が多く、日々、反省していますが)
仔犬にとっても、道具で躾を教えるよりも、たくさんスキンシップの時間を持ってあげる事が一番大事な時期のように感じます。
トレーニングの専門家ではありませんので、もし間違っていましたら、コメントを残して頂けますと幸いです。
2009年05月20日
鎖屋兄弟達が暮らしているのも大阪府と兵庫県、工場は大阪府東大阪市といった具合で、まさに渦中にある状態です。
長男・英毅の住む八尾市では小学6年生の女の子が新型インフルエンザに感染したと言う事で、月曜の朝から来週の月曜日一杯まで市内の保育園・幼稚園から高校まで一斉に休校となりました。
そうとは知らずに登校して来る子供や学生さんも多く、午前中はあちこちで下校していく子供達の姿を見かけました。
かく言う我が家でも、朝7時半過ぎに保育園に連れて行ったところ、保育士の先生から『今連絡が入ったのですが』とのことでFAX用紙を見せられました。
保育園側でも週明け一番の連絡だったようで、登園してきた子供達はお昼ご飯を食べ終わった時間以降、順次お迎えに来て下さいとの事になっていました。

工場のある東大阪市では5/20時点でも感染者の報告が無いようで、保育園から小学校までは現在の所、通常通り子供達を受け入れている状態です。


通勤途中にある八尾市立北山本小学校や大阪府立みどり清朋高校(旧 池島高)では、正門は開けられ先生達は出勤されてきている様子ですが、子供達の姿は全く無く、この2日程は休日以上の静けさです。
学校はお休みですが、どの会社や工場も普段通りの活動を続けています。
かく言う、鎖屋兄弟のTOPCHAIN 柳瀬製作所も通常通りの営業を致しております。
ニュースの影響でしょう、月曜日以降、弊社のお客様から安否を心配して下さるメールやお電話を幾つも頂く様になりました。
中には『マスクが品切れとのニュースを見たので、すぐにお送りしましょうか?』とのお電話を下さる方もいらっしゃいました。
本当に有り難い事です。ブログを通してではありますが改めて深くお礼申し上げます。
柳瀬製作所のスタッフは全員元気に仕事をしております。
確かに5/16の日曜日の午前の時点でドラッグストアからはマスクが消えておりました。現在でも入荷待ちの状況です。
今回の新型インフルエンザは弱毒性との事ですので、通常のインフルエンザ対策と同様に、うがいや手洗いをこまめにするようにしています。
また、お茶に含まれるカテキンの殺菌作用に期待し、緑茶を飲んでこまめにのどを潤すようにしています。
こちらはマスクと違い、容易に手に入りますので心配はありません。自販機やコンビニでも買えるので外回りの際にも重宝です。
いつもより長めに抽出したり、濃い目のお茶を買ったりして、なるべく“苦め”のお茶を飲むようにしています。
工場も自宅も南山本小学校からは6kmから10km程度離れているので、多少ではありますが地理的にも問題はないと思われます。
仕事上、外出せざるを得ない大人達が徹底して感染予防に努め、子供達も休校期間中は自宅から遠いエリアに出掛けず、人の多い所へ出掛けないようにすることを続けていれば、新型インフルエンザ流行の収束も早まると思います。
そして過剰反応は極力しない方が良いと思います。“不足”は“不安”を生み出します。
マスクが品切れと言う情報が流れて以降、ネットショップへの注文が集中してきているというニュース、聞かされるとより一層不安になりますよね。
これこそが良くない一例だと思います。
一人一人の小さな努力が大きな結果を生み出しますので、不便や退屈だとは思いますが、少しの間だけは我慢して、早く流行を終わらせましょう。
ビクビクしながら外に出掛ける体験は近畿に住む者だけでもう十分ですから。(毎日、何だか心が晴れない嫌な雰囲気の中で暮らすのは辛いですよ。)
2009年04月06日
柳瀬製作所にご依頼を下さる方ですのでやはりペットに関する事が多いのですが。
直近では、3/23のハーフチョークチェーンの鎖部分を取り替えたお話に登場したラブラドールレトリバーのオペラちゃん。
飼い主であるオペラ母さん様は北海道盲導犬協会から<キャリアチェンジドッグ>としてオペラちゃんを家族に迎え入れられました。
オペラ母さんのお友達であるラブラドールレトリバー仲間にもやはり多くのキャリアチェンジ犬がいるそうです。
盲導犬の資質を持った仔犬を一定期間家族の一員として育てるパピーワーカーさん、そのようにして愛され訓練施設にやってきたワンちゃん達ですが、実際に盲導犬としてデビュー出来るのは3割程度だそうです。
残り7割の犬達は訓練施設を離れ新しい家族を見つけなければなりません。このワンちゃん達が<キャリアチェンジドッグ>でありオペラ母さんやお友達はこの子達を引き取られたのです。
3月末にエンドレスチェーン2本を発送させて頂いたお客様のT様、この方は捨て犬達を保護する団体さんからMIX犬を家族の一員として迎え入れられたそうです。
商品到着後に頂いたメールです。
『各地の愛護センターで殺処分されてしまうのは、どうしても雑種のワンちゃんが多いので皆で手を差し伸べて欲しいと思うのですが、ドッグランに行っても血統証付きのワンちゃんばかりいます。
命の尊さに雑種も純血も無いと思いながらも、何故か雑種と言うだけで飼い主共々軽く見てくる人もいますので、ウチのワンたちには安物でない首輪を付けたり、アクセサリーを付けておしゃれなワンに見えるようにと気を配っています。
自分でもなんかいやになるときも有りますが、でも可愛くおしゃれをしたわが子を見て「可愛い!!」と満足したりもします。
作って頂いたチェーンはワンたちの首にぴったりで、これからペットショップへ行って可愛いペンダントヘッドを探して付けようと
思っています。この度は本当にありがとうございました。』
T様から頂いた文章の中から今の日本のワンコ事情が伝わってきます。
世の中がバブルだと言われた1990年前後以前までは、“雑種”は普通に見かけるワンコの総称的な存在だったと思います。
周りよくいる純血種は柴犬位ではなかったでしょうか?私自身も小さな頃から今に至るまでの間、純血種として身近に居たのは柴犬と、ドーベルマン、親類宅を含めてもマルチーズやスピッツ、ヨークシャテリア位だったと思います。
それ以外はずーっと“雑種(MIX)犬”を飼って来ました。
どの犬も利口だったり家族思いだったりで、嫌な思いでは殆どありません。
近頃では小型犬同士のMIX犬が市民権を得だし、ペットショップでも販売されるようになるなど、世間の風潮も徐々に良い方向へ進んできているとは思うのですが・・・。
ただ、一方では安易に飼った(“買った”と言う方が適切かもしれませんが)血統証付きのワンコ達が、世話や無駄吠えなどに困ったと言う理由から保険所や動物愛護センターに捨てられ命を落としていると言う減少も顕著になってきています。
(今週の雑誌<アエラ>ではそんな飼い主の都合で捨てられ、処分場で命を落としていく動物達の特集が掲載されているそうです。)
T様のワンコ達は次の団体からやって来たそうです。
メイ(茶色 女の子)は去年(2008年)の5月31日、3ヶ月の頃に「ペット里親会」から譲渡して頂きました。 元の名前は「マシュマロ」です。
http://blog.livedoor.jp/satooya300/ (ペット里親会)
マリン(黒色 男の子)は去年(2008年)の11月29日に「日本動物生命尊重の会」から譲渡して頂きました。 マリンの元の名前は「プルーン」です。
http://www.npo-alis.org/ (日本動物生命尊重の会)
T様はきちんと保険所に登録し、鑑札を発行してもらうと共に、もしもの時のことを考え、2頭にマイクロチップを埋め込んでも貰ったそうです。
T様のブログはhttp://wan2nyan3.blog113.fc2.com/ です。
我が家で飼っているA.コッカーのレディ、この子も生後3ヶ月位の頃、動物病院の前に『飼えなくなりました。宜しくお願いします。』と書かれた紙切れと共に繋がれていた“捨て犬”でした。
以前どこかのブログで書いたのですが、お金を出して買ったのは“一緒に暮らせる権利”だけであり、その時点で、きちんと最後まで面倒を見る“義務”が生じているのです。
決して動物達の“命”を買ったわけではないということをしっかりと認識してもらわなければならない。そう思うのです。
そういった点では、雑種を知り合いから貰う方がずっと良かったと思います。
知り合いから貰った動物、普通の感覚・神経の持ち主であれば、軽んじる事は出来ないでしょうから。(今は違うのかなあ、だったら寂しく恐ろしい事です))
我が家でも子供の頃、生まれた子犬を友人のおうちに貰ってもらった事がありました。
時が経ち忘れていたのですが、それから10年前後経ったある日、その友人から本当に久しぶりに電話があり、その犬が亡くなった旨と、長く家族の一員に迎えさせてもらえた事への感謝の言葉を貰いました。
そこまで大事にしてもらえ、こちらの方が感謝の気持ちで一杯になったことを思い出しました。
私の知り合いの方で、同じくMIX犬の仔犬を貰いうけ、家族の一員として育てている方がいます。
メロンちゃんと名付けられたそのワンコは今も元気で愛されて暮らしているようです。仔犬の頃の写真が、過去の記事に登場していますのでよければご覧下さい。(ほんとに可愛いですよ)
そんな彼はネット分野のことに長けており、自分の知識とパソコンソフトを駆使して、自らが学んだ、ホームページ(サイト)を作る上で知っておくと良い事を音声での発信を始めました。
YouTubeやAppleのiTunesで誰でも無料で聞けるようにしたとの連絡があったのでここで紹介しておきます。
YouTube
http://www.youtube.com/user/nakajimashigeo
iTunesストア
http://itunes.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewGenre?&id=1321&subMediaType=Video
数分単位でのお話を数個作ってあるので、割合集中して聞きやすいかと思います。
初めて接する方にとっては、ちょっと難しい言葉的もあるでしょうし、お話の中では仕事のHPを作る上での話が例として挙げられてはおりますが、多くの人に見てもらうコツなどが話されていますので、動物保護の団体さんや、動物を飼う、飼おうとしている方々へのメッセージを伝えたいとお考えの方々にはお役に立つのではないでしょうか?
私も一度通して聞いただけではちょっとだけしか身に付かなかったので、音楽プレーヤーなどに保存して繰り返し聞いてもっと理解してみようと思います。
今回の記事がタイトルどおり、私自身にとって“相手のために自分が出来ること”になってくれていれば幸いです。
2008年04月24日
柳瀬製作所の正面上には1枚の看板が掲げられています。
今の工場の増床工事が終わった1980年代末頃に掲げられたと思われる看板です。

実はこの看板、看板屋さんに描いてもらったものではなく、柳瀬製作所の社員が描いたものだそうです。
看板描きについては素人の人間が描いたものにしてはとても上手に出来た看板だと思います。
ただ、柳瀬製作所の英語訳部分に「えっ?」と感じる、訳として適切とは思えない単語やスペル間違いがあります。
良く解釈すれば、80年代末頃の“柳瀬製作所らしさ”を表した看板ともとれるのですが・・・、ちょっと恥ずかしいのも事実です。
急逝した父親の跡を継ぐ形で兄弟が集まり始まった今のTOP CHAIN 柳瀬製作所。
仕事の規模や工場を経営していく力量では先代社長にはまだまだ及ばない鎖屋兄弟達ですが、経済状況が目まぐるしく変化して来たこの10年間、厳しいながらも仕事を続けてくる事が出来ました。
<看板を掛け替える>という言葉があります。
この言葉には、言葉通り“看板を取り替える”という意味と共に、“今までとは異なるものになる”という意味合いも含まれます。
ですので、TOP CHAIN 柳瀬製作所を自分達の力で足腰のしっかりした会社に出来た時、先代時代の柳瀬製作所の看板を新しい物に替えようと考えていました。
現在、ペット用チェーン類に関しては、ホームセンターやペットショップでは見つけにくくなったステンレス製のものに力を入れています。
また、個人のお客様まで販売対象を広げ、小ロットでのオーダーメイド製作にも取り組んできました。
その甲斐もあってでしょうか? ネット検索される方を主に、少しずつですが、『ペット用のステンレス製品の柳瀬』というイメージが浸透してきているのを感じるようになりました。
兄弟が鎖作りに明るく頑張る工場ということで、ブログタイトルにもなっている『鎖屋兄弟』として、マスコミに取材をして頂けるようにもなってきました。
そんな中、柳瀬の看板を見てみると、長年風雨に晒されていた為に錆が出てきていたのですが、ここ暫くの間にその錆が急激に進んで来ている様に感じました。
“錆びにくい”が売りのステンレスを赤い文字で強調して謳っている柳瀬製作所の看板が“サビサビ”になってきているのは、如何にも説得力に欠ける状態です。
“高級犬鎖・その他別注製造”という文言もちょっと表現がはっきりしないので、ペットと工業用にチェーンを扱っている事を明記した看板にした方が良いという思いとで、今回思い切って看板を取り替えることにしました。
そして先週の土曜日(4/19)に看板の交換作業が行なわれました。
当日は、社長が立会いと看板取替え作業の写真撮影を担当してくれました。
以下が作業の模様です。
大きな脚立での作業を想像していたのですが、電線などの電気工事と同じ様な、バケット付きのクレーン車での作業だったようです。
古い看板を取外し、新しい看板に架け替え、保護シートを剥がして完成です。

字体(フォント)が変わった為、少々細く感じる部分もありますが、業務内容もちょっと分かりやすくなり、間違い箇所も訂正され、総合的に良い出来栄えになったと思います。
次は“看板を掛け替えた”事に対する結果を出すのが私達『鎖屋兄弟』に課せられた使命です。
オーダードッグチェーン の TOP CHAIN 柳瀬製作所 を宜しくお願い致します。
2007年11月09日
※思うところがあり、久し振りに書き込んでみました。
明石で行政書士事務所を開業している柳川兄弟3番目の泰志(呼称:ヤス)です。
11月7日〜8日の二日間、江坂で日創研全国経営発表大会があり参加してきました。
今年は全国から1020名近い経営者および経営幹部が参加し、280名が自社の経営状況および今後の経営方針を発表されました。(写真は参加者全員の前で代表発表された香川県のM社長さんです。)
私も誠に小さいながらも自分の事務所の経営および今後の事業方針等を立派な経営者の皆さんの前で発表し、貴重なアドバイスをたくさんいただくことが出来ました。(感謝!)
事務所に戻って今回の資料を整理していると日めくりカレンダーの言葉に目が止まりました。
「仕事を天職だと決意してから仕事が楽しくなった」
これはウシオ電機会長の牛尾治朗氏の言葉で、牛尾氏が父の事業を受け継いだ当初、経営は嫌な仕事だと思っていたが仕事を天職と考えて取り組むようにしたところ、状況は一変したというエピソードがカレンダーに書かれていました。
大会での発表者の皆さんが一生懸命自分の会社の現状や将来を語っている姿はとても凛々しくて活き活きしていて「皆さん仕事を天職と考えて取り組んでいたなぁ」と思い出しました。
「お〜い、柳瀬の鎖屋兄弟。今の仕事を天職と決めて取り組んでおるのかぁ?」
2007年03月10日
少し前の週末の事です。
ペットショップを覘いて来たと言う弟の直紀からこんな話を聞きました。
そのお店はトリミングをメインとしている小さな規模のお店でした。
お店の中には少量ずつですが、ペットグッズやドッグフード類も置いてありました。
そこで、オーナーさんに散歩の時にペットを繋ぐ引き紐(リード)のニーズについて尋ねたところ次のような返事が返って来ました。
『革製のものはあまり売れていません。ナイロン製(化繊、綿なども総称して表現されているようでした)の平紐も噛むワンちゃんだとすぐにダメにしてしまうから。ホームセンターでも買えるし。』と、ちょっとマイナスモードのお返事でした。
お店には鉄製の係留用チェーンも置いてあったそうです。
でもそうでしょうか?
市販のリードの中でも、表面に光沢があるビニール(化繊布のように編まれていないタイプ)の場合には切れ目や穴が生じると、その部分から見る見るうちにちぎれてしまう事はよくあります。
見た目が綺麗ですし、デザインも豊富なので結構見かけるタイプです。
化繊を編んだ平紐タイプの場合、デザインはパターン編みされているモノが多く、もしくは平紐上に綺麗なデザインの薄い布を縫い付けるか、または平紐上に直接印刷されたタイプが続きます。
皮革製の場合、引き紐(リード)になるとあまりカラフルな色のものは見かけられず、山吹色から茶色系か黒色が殆どです。
皮製の場合には確かに価格的にも高価になり、なかなか買ってもらえない商品かもしれません。
しかし、逆に値段が高い分、購入された方の取り扱い方も変わってくるんじゃないでしょうか。
安い商品は、やはり安いなりの扱い方になってしまうでしょう。
『また買い換えればいいや』と簡単に考えてしまう思考に。
高額な商品の場合にはやっぱりそうは行きません。
なるべくなら大事に長く使おうと考えるでしょう。
そこにチャンスが隠れていると思うのです。
例えば、トリミングに来られた際に、一緒に《無料》で首輪の“お手入れ”をしてあげるのです。
“お手入れ”と言ってもそれほど大層なものではありません。
薄いアルコール水を含ませた布地などで表面を拭き、革製品の場合には、同時に適度な水分を革に与えてから天然由来の保革オイルを塗ってあげるだけです。
その時、平紐や革、金具の状態をチェックしておいてあげるのです。
出来ればお各様にその作業をお見せし、お手入れ方法を教えてあげるのも良いかと思います。
これだけでもかなりの信頼が得られることでしょう。
実際、お手入れ方法を聞いても、それをきちんと実践し続けるお客様の数は・・・・?ですしね。
何よりお客様に喜んで頂ける事はとても嬉しい事ですから。
そして、紐や革に痛みが見られるようであれば、そこで初めて交換を薦めてあげるのです。
いままで、お店を訪れる度にお手入れをしてくれた人が言う事ですから、お客様の受け止め方も違っているかと思います。
そこで『そうね、じゃあ交換を』と言う事になれば、お客様の信頼が得られた証しです。
お店のファンになって頂ける可能性も生まれてきます。
地道な作業ですが、こうして少しずつお店のファンになってくれる方を増やしていけば、将来的には“口コミ”などの形でお客様ご自身が宣伝して下さり、さらに新しいお客様が生まれる可能性も出てきます。
(その分、紹介してくださったお客様のためにも、当然もっとしっかりしたお店になる責任はあります)
価格も重要ですが、どうする事がお客様にとって、よりプラスになるかを心がけた態度や行動もまた、価格と同じくらいに重要な事なのです。
厳しい時代だからこそ、そのことをもう一度考えてみませんか?
私達も日々、お客様そして自分達自身に対して“誠実”であるかを問うことを忘れず頑張ります。
2007年02月15日
仕事をしていて思い悩む事はありませんか?
私は時々あります。順調に行っている人や豊かな人と比較し、『なのになぜ自分は・・・』なんてふと思ったり。
そんな時思い出すのが、
『世の中で一番みにくい事は他人の生活をうらやむ事です』
という一言です。
有名な言葉なのでご存知の方も多いかと思いますが、これは福沢諭吉さんが残された<心訓>の中の一節なのです。
私がこの<心訓>を初めて知ったのはたぶん中学校の頃だったかと思います。
先代社長である父親が、取引会社の親睦団体主催の旅行へ行った際(だと推測されます)のお土産に買ってきた金属製の飾りに刻まれていたのが<心訓>でした。
写真のように表側にプレートとして取り付けられ、金色の文字で<心訓>が刻まれています。
裏面はレリーフ状になった“宝船”の図柄。赤く塗られています。
正直、これをもらった時、お土産としては嬉しくなかったことを記憶しています。
何せ堅苦しいことが書かれた、少年が飾るにはダサいデザインの金属の塊ですから。
ですが、何か気になって、自分の部屋の目に付くところに置き、大学生になり家を出た後は、飾りケースの中にきちんとしまって居りました。
帰省の折などに何度か取り出して見ておりました。年齢を経るうちに感じる部分が多く出てきたからでしょうか?
25歳の頃、この<心訓>が書かれた大きなパネルを飾っている会社に出会いました。
ちょうど引っ越す家を探す際に訪ねた、東急目蒲線武蔵小山駅北側すぐにある不動産屋のバレックスさんでした。
社訓代わりにされていたのでしょうね。不動産屋さんの仕事で重要な言葉も5番目と7番目に入っていますから。
こちらの不動産屋さんとは大阪に戻るまでの2年間、懇意にさせて頂きました。
<心訓>は次の通りです。
通常縦書きなので、印象が違うかと思いますが、ご了承下さい。
一、世の中で一番楽しく立派な事は一生涯を貫く仕事を持つと云う事です
一、世の中で一番みじめな事は人間として教養のない事です
一、世の中で一番さびしい事は仕事のない事です
一、世の中で一番みにくい事は他人の生活をうらやむ事です
一、世の中で一番尊い事は人の為に奉仕して決して恩にきせない事です
一、世の中で一番美しい事はすべてのものに愛情をもつ事です
一、世の中で一番悲しい事はうそをつく事です
仕事にも、普段の生活にも通じる大切なことばかりが述べられているのですが、毎回、実践出来ていない自分に気付かされます。
このほか私の周りで目に付くところには
渋沢栄一さんの <夢 七訓>
藤原銀次郎さんの <愉快に働く法十カ条> が貼ってあります。
事務所入り口には一ヶ月の日めくり格言集があり、めくるのは実質的に私の仕事となっています。
今日、15日の一言は“忍耐”でした。
<夢 七訓>と<愉快に働く法十カ条> はまた次の機会に書きたいと思います。
2007年01月29日
ザッピングしながら見ていたためそのシーンは見られなかったのですが、あちこちのサイトやブログでチラホラ書かれている、テレビドラマ<華麗なる一族>に登場した大きな金色の鯉、『将軍』。
殆どが冷笑なコメントばかりだったのでちょっと書いてみようと思いました。
皆さんがおっしゃっているように、あの黄金の鯉、実はロボットなのです。
広島県にある菱明(りょうめい)技研株式会社という、三菱重工業の100%子会社(いわゆる技術開発部隊)が製作した魚ロボットの1つで、開発から3−4匹目にあたったかと思います。
2006年、会社名をMHIソリューションテクノロジーズに変更されました。
最初に開発されたのが、“鯛”ロボット、次が“シーラカンス”その次に開発されたのが今回の“黄金の鯉”なのです。
愛知万博の会場では“泳ぐ鯱”ロボットを展示されたとか。
この後、口に分析センサーを取り付けた錦鯉風のロボットも開発されニュースになっていました。(見た目は?でした)
じつは、この鯉について知ったのは、最初に書きましたとおり、テレビドラマ<華麗なる一族>ではありません。
1/22に八尾商工会議所青年部で行なった部員向けの講演会の講師としてお招きした、八尾市中小企業サポートセンターの所長、川上和祐さんがお話の中でチラッと話されたからなのです。
私の住む八尾市では、平成16年の8月7日に市の関連組織主催で『新しいものづくりへの挑戦セミナー』の第1回セミナーが開催され、その時にこの菱明技研のプロジェクト担当者の方と共に魚ロボット達にもお越し頂いたと言う経緯があります。
その時には母校である八尾中学校のプールを使って泳ぎの実演が行われたそうです。
この日のお話で触れられたのはここまででした。
そこでもっと詳しく知りたくなり、色々過去の情報を探してみました。すると以下の事柄が分かってきました。
この日、プールでの実演を見せたのは“鯛”、“シーラカンス”そして“黄金の鯉”の3匹の魚ロボット達でした。
まずはじめに泳いだのが“鯛”、次が“シーラカンス”そして最後に泳いだのが“黄金の鯉”だったそうです。
この時の参加者さんの話によると、鯉の口の動きがリアルだったそうです。
これら“魚ロボット”達はその前後から全国各地(特に水族館)で泳ぎの実演をしていたようですので、中には実際に見られた方もいらっしゃるかと思います。
そして現在、これらの魚ロボット達は会社にお願いすれば<レンタル品>として貸し出してもらえるそうです。(お値段は不明です)
今回テレビに登場したのはこの<レンタル制度>を利用したものと思われます。
http://www.jara.jp/x3_jirei/h/mitsubishi/04.html
にこの鯉についての詳しい情報が写真と共に載っています。
また、MHIソリューションテクノロジーズ社の魚ロボットレンタル事業のページはこちらになります。(魚ロボットの泳ぐ映像が見られます)
華麗なる一族をご覧になられた方、ぜひこのサイトに掲載されている写真をご覧頂き、同じ鯉だったかどうかコメント下さい。
お願い致します。
追記;マイミクの皆さまへ
この記事は私のミクシー日記で書いたものですが、ある方から外部にも紹介して欲しいとの依頼がありましたので少し加筆し掲載いたしました。
次のミクシー日記はブログとは異なる記事を書きますのでこれからも見てやって下さいね。
2007年01月21日
けさ、たまたまテレビをつけた所、日本テレビ系列のテレビ番組“いつでも波乱万丈”が放映されていました。
途中から見たため最初はちょっと分からなかったのですが、本日のゲストは居酒屋チェーン『和民』グループの社長、渡邊美樹さんでした。
短い内容ではあったのですが、見てよかったと思える内容でした。
その中で印象に残った言葉が幾つかあったのですが、今日はそのうちの2つだけをご紹介させて頂きます。
1つ目は、現在理事長をしておられる私立学校での模様を撮影したVTRの中での言葉、
『時間を守ると言うことはどんな勉強よりも大事』
2つ目は、母校である明治大学で行われた後輩学生達への講演会での言葉
『自分の為だけに生きるようなケチ臭い人生にはするな』
90歳を超えて亡くなられたおばあちゃん、そして多くの人からうけた愛情に報いようと努められている真摯な態度、学部は違えど後輩の一人として尊敬し、自分もそのような気持ちで生きて行きたいと感じさせてくれた番組でした。
検索してみたところ渡邊美樹さんの書かれた本が幾つか出版されておりました。
興味のある方はどうぞ。













