<北極圏遠征報告(山崎哲秀さん)> についての記事です

2024年03月14日

北極圏の犬橇係留用に弊社のナスカンをお使い頂いている北極圏犬橇探検家の山崎哲秀さんが3/5に本を出版されました。

本のタイトルは<犬ぞりで観測する北極のせかい>です。
犬ぞりで観測する北極のせかいの表紙

















前著である<犬ぞり探検家が見た!ふしぎな北極のせかい>(2017年発刊)から約7年の時を経て発刊された続編的な書籍です。
(発行元 repicbook ISBN番号 978-4908154-461 発売日 2024年 3/5)

山崎さんが活動された南・北の両極地での体験を踏まえ、前著と同様に、質問に回答する形式で書かれた本です。

今回も各ページには写真や絵がふんだんに組み込まれ、小さな子供でも読めるように、漢字には全てルビがふられています。
ご自身にも小学生のお子さんがいらっしゃる、山崎さんらしい配慮かと思います。

前著である<犬ぞり探検家が見た!ふしぎな北極のせかい>についても、版を重ねられた際、漢字に全てルビをふる形に変更されておられました。
ふしぎな北極のせかいの表紙

















前作の<犬ぞり探検家が見た!ふしぎな北極のせかい>よりも、学術的な説明が多くなっていますが、なるべく平易になるように書かれていました。

2023年11月末頃に、グリーンランドで山崎哲秀さんが消息を絶たれたのちに、急遽、北極の観測活動と山崎さんの観測支援活動を紹介する本にしようという形で発刊が決まり、山崎さんとともに活動をしてこられた極地研究者の方々の協力もあって、今回の出版となったそうです。

この本の後半には、『北極あるある』を主なテーマに、可愛らしいタッチで描かれた4コマ漫画のページがあります。
犬ぞりで観測する北極のせかい後半の漫画ページ

















本来であれば、この漫画で描かれた北極に関する本が先に出版される形で話が進んでいたそうです。

<犬ぞり探検家が見た!ふしぎな北極のせかい>が出版された際には、山崎哲秀さんに『○○小学校のみなさんへ』という言葉と共にサインをして頂き、私共鎖屋兄弟と、私の子供達が卒業(当時は在学中)した小学校の図書室へ寄贈させて頂きました。

今回の<犬ぞりで観測する北極のせかい>についても、新たにルビが振られた版の<犬ぞり探検家が見た!ふしぎな北極のせかい>とともに、小学校の図書室に寄贈させて頂きました。
(今回は、残念ながら両書籍ともサインのないものを寄贈する形となりました)

鎖屋兄弟たちの地元の小学校













本を届けた際には、教頭先生にお時間を頂き、山崎さんと知り合ったきっかけや、山崎さんから伺った様々なお話などをさせて頂き、寄贈の理由や思いを理解して頂けました。
それらを踏まえて、子供たちにこの本を紹介して下さることになりそうでした。

前回お届けさせて頂いた、山崎さんのサイン入りの本については、今後の本の傷みや紛失を考慮し、図書室内での閲覧限定としてもらうことになりました。

これら2冊の本を通じて、子供たちが、北極圏やそこで暮らす人々、地球の環境変化に興味や関心を持って育って行ってくれれば嬉しい限りです。

2023年11月中旬に活動拠点であるグリーンランドのシオラパルク村に入られ、活動準備を開始されたばかりの月末に消息不明となられた山崎哲秀さん。
それ以降、現時点でも山崎哲秀さんに関する新たな情報は現地から届いていないようです。

今回発刊された<犬ぞりで観測する北極のせかい>、山崎さんと長くお付き合いさせて頂いてきたものとしては、現時点では、本当はまだ使いたくない言葉ではありますが、“遺作”となる書籍でもあります。
著書を持つ山崎さん













是非、多くの方の手に取ってもらい、長く読まれ続ける本となってくれることを心から望んでやみません。

皆さま、是非、宜しくお願い致します。


2023年12月28日

2023年のTOP CHAIN 柳瀬製作所の営業は、本日(12月28日)をもって無事に終了致しました。

今年もたくさんのお問い合わせやご依頼を頂き、本当に有難うございました。

お喜びのお言葉を頂けた製品も多くございましたが、一方では、私共の力不足でご要望に応じきれなかった商品もございました。

また、コロナの規制は緩和されたものの、世界情勢のさらなる悪化により材料価格の高騰は収まらずで、弊社とお付き合い頂いている企業やショップさんについても、影響や変化が続いています。

自社の工夫だけでは高騰分をカバー出来ないため、今年も価格改定を行うことになりました。

インバウンド需要などが増加したとのニュースは聞かれますが、残念ながら、大阪を含めた日本各地の多くの零細企業のモノづくりにとってはいまだ厳しい状況が続いています。

厳しい中ではございますが、人々の行動規制の緩和に伴い、ペット関連のお客さまについては、ペット博のような大きなイベントに参加した限りでは、改善の兆しがはっきり出てきているように感じられました。
人々の活動がコロナ前の状況へと回復していくにつれ、弊社が扱う工業や建築向けのチェーン類についても本来の活躍の舞台に戻って行ってくれることを引き続き期待しています。

皆様からのご依頼やお困りごとに真摯に向き合い、お応え出来るよう、2024年もモノづくりに努めて参りますので、何かございましたらお気軽にお声掛け下さい。

最後になりますが、弊社とは2007年6月からのお付き合いである、北極圏犬橇探検家の山崎哲秀さんが、活動拠点であるグリーンランドのシオラパルク村近くで、現地の日付で11/29に遭難されました。
頂いたメールでは、本日12/28時点でもいまだ消息は掴めないままとのことです。

極地での犬橇活動を通して、現地の自然や人々の姿、日本人研究者を直接サポート、代行しながらの極地での観測活動など、コツコツと着実に成果を積み上げてきていた矢先での今回の訃報、山崎さんを知る者としては、辛く悲しい限りです。
本日頂いたメールでは、朝日新聞デジタルの記事として、12月25日に、中山由美記者が、『北極に消えた犬ぞり探検家・山崎哲秀さん 極地観測に尽力、志半ばで』というタイトルでアップして下さったそうです。
記事の中では現地の映像も紹介されているそうですので、是非ご覧頂ければと思います。
https://digital.asahi.com/articles/ASRDQ6X8YRDGOXIE002.html

記事自体は有料配信のため、途中までしか読むことが出来ませんが、映像部分は記事途中に配置されているので、ご覧頂けます。(ラストに山崎さんの極地への思いが語られています。)

山崎さんと一緒に撮った写真をいくつかアップさせて頂きます。
柳瀬製作所に初めて訪れられた日の山崎哲秀さんの写真













製鎖機を撮影する山崎哲秀さん













ワンちゃん達と訪問された山崎哲秀さん

















高槻市での活動展示会にて










高槻市での出版記念写真展での一コマ

















今年も残すところあと3日となりました。
皆さまにとって良い2023年の大晦日そして2024年の幕開けとなられますように。
兎から辰へのバトンタッチ












有り難うございました。


2023年09月01日

9月になりました。

相変わらずの猛暑日続きですが、工場の隣の田んぼでは稲の花が咲き、その上をトンボが飛び交うようになってきました。
咲き始めた稲の花

















シオカラトンボさん

















帰宅する夜には、吹く風がどことなく涼しく感じられ、虫の音もはっきり聞こえてくるようになりました。

ゆっくりとですが、季節が移り替わっているのが感じられます。

さて、先週の日曜日の8/27、北極圏犬橇探検家として活躍しておられる山崎哲秀さんとお会いする機会を持つことが出来ました。

山崎さんと前回直接お会いしたのは、コロナ禍以前のことですので、もう4-5年前近く経過しているかと思います。

帰国後も、講演会や次のシーズンの活動準備などのため、忙しく日本を飛び回っておられるため、なかなか直接お会いする時間を持つことが出来ませんでした。

今回は、8月末の日曜日のスケジュールが空いておられたので、お時間を取って頂くことが出来ました。

今回は、私だけではなく、私の中学校時代の同級生(第二次ベビーブーマー世代なので、クラスは同じにはなれず、その頃の面識はお互いに薄かったのですが、大人になってから、ひょんなことで再会し、交友を深める?ようになりました)で、童画作家として活躍している徳治昭夫妻も同席する形となりました。

徳君は山崎さんの暮らす大阪府高槻市やお隣の茨木市で年に何度か展覧会を開催しており、私がそのことを伝えたところ、山崎さんのご家族の方が展覧会に出掛けてくださいました。
また、山崎さんの活動を応援する地元サポートメンバーの方も、展覧会に出掛けて下さり、山崎さんと犬橇の絵を描いてほしいと徳君に依頼して下さいました。

徳君はこの依頼を快諾し、それが縁となって山崎さんとのつながりが出来ました。

徳君が描いた絵はご自宅に飾って頂け、NHKの突撃!カネオくんというテレビ番組で山崎さんが登場された際には、山崎さんの後方に、徳君が描いた絵が映っていたそうでした。

この日は、徳君が、若手の芸術家さんたちの集いやサポートの場ともなっている菩提樹カフェ(Bodaiju Cafe)さんを予約してくれ、このお店で会うことになりました。
菩提樹カフェの入り口













菩提樹カフェのオーナーシェフさんは若い頃、芸能活動をしておられ、その後、今のお仕事に転身されたそうでした。

店内には、アールヌーボー時代のポスターとともに、若手アーティストさんの作品も複数、さりげなく飾られていました。
菩提樹カフェ店内













私や娘が懇意にして頂いた作家さんが描いているキャラクターも多数、店内で見受けられました。

因みに、徳君の描いたキャラクターは、店内で、ぬいぐるみとして飾られていた<らいおんサン>です。
らいおんサンのぬいぐるみ

















お昼の時間帯でしたので、みんなでお昼ご飯を食べながら、お話しする形となりました。

ランチタイムメニューを見ながら、徳君におすすめを聞いたところ、お店の人気メニューがオムライスとのことだったので、男性3人はオムライスを注文。
菩提樹カフェのオムライス













美味しかったです。

山崎さんにお渡ししようと準備したものの、会えずで持ったままだった、犬橇の絵が描かれたデンマーク製の古い絵皿(B&G社製)を持ってきていたので、それをテーブルの端に飾らせてもらい、少しだけ北極圏の雰囲気を出してのランチタイムとなりました。
山崎さんのお話では、皿に描かれた絵柄は、現在の北極圏にある集落と似た雰囲気とのことでした。確か50年程度前の絵皿ですので、その頃と集落の雰囲気が変わっていないということは印象的でした。

実際、山崎さんがシオラパルクの集落を初めて訪れた頃は、ランプでの生活だったそうですが、今では電気が引かれ、インターネットも使えるようになったそうです。

一方、電化製品や機械類は、回収手段や、リサイクル施設が存在しないため、現在でも、村はずれのエリアへの投棄が続いているそうです。
自然に帰ることが難しい、<現代の貝塚>が、極北の地でも少しずつ成長し続けているようです。

南極越冬隊員の経験もある山崎さんのお話によると、現在、昭和基地では、越冬隊が交代する際、荷物を降ろして空になった砕氷船に、不要となったものやごみなどを積み込んで持って帰っているそうでした。

北極圏の氷については、氷の厚みや氷の張る時期は、確かに地球温暖化の影響が見られるようだが、氷がきちんと張る年もあったりといった具合で、まだまだ分からないことが多いようです。

寒冷地なうえ、季節によっては全く太陽が昇らない黒夜の時期もある北極圏では、度数の高いアルコールを摂取する人が多く、アルコール依存の問題も相変わらず存在しているそうでした。

新型コロナウィルスの流行については、ロックダウンされた時点では殆ど流行は無かったが、緩和されて以降、急激に患者数が増加し、その後は、再度のロックダウンではなく、自然免疫獲得の流れになったそうでした。

徳夫妻は、山崎さんと長くお話したことがなかったので、山崎さんの若い頃からの活動や、犬橇犬やシロクマなどの動物、北極圏の話など、どれも新鮮だったようです。

北極圏の海に棲む大きなサメを釣り上げて、犬橇犬たちの餌として与えていたそうなのですが、それらのサメの中に、300-400年も生きる珍しいタイプのサメがいたことを、後々知って、写真だけでも撮っておけば良かったという話は、私も今回初めて聞いたものでした。

そんな話を皆でいろいろしているうちに、あっという間に2時間半が過ぎ、お開きの時間となりました。

最後に記念写真をパシャリ。
菩提樹カフェでの記念写真













今シーズンは、11月中旬に北極圏に出発する予定とのことでした。

ちょうどこのタイミングで、徳君も高槻阪急で展覧会らしいので、出発前にまたみんなでお会い出来ればとお話して別れました。

11月初めまでの2か月強の期間、山崎さんには各地での講演会や番組出演などが控えています。

それらの情報については山崎さんのHPブログで順次発信されますので、興味のある方は是非チェックしてみてください。


2021年04月08日

4月も2週目となりました。

今日からは、工場のある東大阪市やお隣の八尾市では、小・中・府立高校の新学期が始まりました。

通勤途中に見かけるソメイヨシノ桜は、木の上部付近にピンクの花が綺麗に咲いていますが、それ以外は殆ど葉桜になってきています。

既にツツジの花が咲き出しているところもあり、4月と5月が混ざり合ったような不思議な雰囲気です。

そんなニュートラルな季節の昨夕、郵便受けに北極圏犬橇探検家の山崎哲秀さんから送られた絵葉書が届いていました。

毎年、いつ届くかな?と楽しみにしている絵葉書なのです。

昨年は何かのトラブルででしょう、梅雨入り間近の6/10に郵便受けに到着しました。
2020年グリーンランドからの絵葉書の表面

















文面を見る限り、なんだかかなり以前の事が書いてあります。

一番最後を見ると『2020.1.29 グリーンランド シオラパルクにて』でしめられていました。

ハガキが書かれたのは2020年に1月29日、現地シオラパルクで押された消印も1月29日になっていました。

裏側の写真部分に目をやると、2頭の犬ゾリ犬が写っている絵葉書の左下付近の表面が剥がれていて、AVANGNAQのロゴの下付近には青いものが付着していました。
2020年絵葉書の裏側











どうやら青色のテープのようです。
薄い水色部分はテープの粘着部分が残った状態で、指を載せるとくっつきました。
2020年のエアメールに付着していた青いテープ

















通常であれば投函後1カ月程度で弊社の郵便受けに到着するはずなのですが、この時は4カ月超掛かっています。

コロナ禍の状況で、郵便物の輸送にも遅れが出ていることは想像出来ますが、さすがにちょっと長すぎる印象です。

想像するに、投函された絵葉書が、青いテープの貼られた別の荷物にくっつき、そのままどこか別の場所へ荷物と一緒に運ばれて行ってしまったか、青いテープごと、郵便を仕分けする何処かの箇所にくっついて長くそのままになってしまっていたのかではないか、と思われました。
どうせなら、前者の、別の荷物にくっつき、そのまま長く旅をして4カ月後に日本に到着した方が、夢があって嬉しいですね。

ともかく、<長旅お疲れさまでした!>が昨年度の北極圏からの絵葉書でした。

その点、今年の絵葉書は書かれてから1カ月以内での到着と、なかなかのスピード到着。

青空の下、橇と、雪の上で休憩する犬ゾリ犬達の姿が写った絵葉書です。
2021年の北極圏からの絵葉書裏面











でも住所とメッセージが書かれた表側をよく見るとなんだか変です。
2021年北極圏からの絵葉書の表面

















現地の切手が貼られていますが、 いつもは赤字で書かれている <Air Mail> の文字はなく、切手には消印がありませんでした。

代わりに、日本の郵便局のスタンプが押されていました。
2021年の絵葉書に貼られた現地の切手と国内郵便局の押印











今回は現地からではなく、いったん日本まで持って来て、それから投函されたようです。

今年度は、もしかすると自宅宛の荷物と一緒に送付し、到着後にご家族の方が発送されたのかもしれませんね。

山崎さんが現地から定期的に発信されておられるブログには、現地の輸送状況については触れられていませんでしたが、もしかすると、グリーンランドからの郵便物の輸送状況が悪く、それを考慮して上述のような方法での発送に切り替えられたのかと考えられました。
(勝手な想像でしかありませんが、昨年の新型コロナウィルス流行以降、郵便物の輸送の大規模な遅れが継続しているのであれば、昨年度の絵葉書の大幅遅延を含めて合点がいきます。)

切手の文字は 右上がグリーンランド、左下が2020年7月 の意味です。
グリーンランドで使われた切手











絵に描かれている家族のように、一日も早く世界中の人々が、コロナ収束の灯りにたどり着けることを願うばかりです。

北極圏で活動を続けておられる山崎さんと研究者の皆さんの観測の成功と無事の帰国をお祈り致します。



2019年01月17日

1月も中旬となりました。
今年の1月は比較的気温が高めなようなのですが、1日の中でも晴れから曇りそして時々雨といった具合で、天気がコロコロ変わる日が多く、鎖屋兄弟的には例年通りに寒いという印象です。

ただ、1/13には工場近くの梅の古木に白梅の花がチラホラ咲き始めているのを確認しました。
開花を始めた工場近くの白梅の古木

















工場近くの古木のピンク色の梅の花


















やはり自然は季節の移り変わりをしっかりと感じているのですね。

それより数日前、鎖屋兄弟長男が今宮戎の宵宮に出掛けた1/9の夕方、郵便受けに絵葉書が届いていました。

北極圏犬橇探検家の山崎哲秀さんから届いたエアメールでした。
山崎哲秀さんから届いた絵葉書2019年

















毎年、新年を迎えて以降になると、いつ届くか?と楽しみにしている絵葉書なのです。

早速、文面を確認。書かれたのは2018年の12月14日、今年もグリーンランドの最北にあるシオラパルクという場所から送られていました。
世界遺産が描かれたデンマークの切手














消印が押された日が12月17日でしたので、今年は約23日の旅をして東大阪市に到着したことになります。
クリスマスをまたいでの郵便なだけに、サンタさん優先で、昨年よりちょっと時間が掛かったのかもしれませんね。
日本国内(主に本土)に限っては概ね何でもすぐに届くだけに、絵葉書が届くまでに掛かった日数から、距離の遠さを実感しました。

今回の絵葉書に貼られていた切手の絵柄は石積みの古代遺跡のようなものでした。
切手の図案アップ













また、絵の枠外には世界遺産登録マークが記されてされていました。
調べてみると、グリーンランドでは、イルリサット・ アイスフィヨルドが世界遺産として登録されているとの事でした。

切手に表記されている文字は、上がグリーンランド語で <Kalaallit Nunaat>「人の島」という意味、下がデンマーク語で <Gronland>「緑の島」の意味でした。
絵の枠外には Aka Hoegh pinx. の表記。 グリーンランドの女性アーティストである Aka Hoegh さんの作(画や筆という意味もあり)という意味でした。
この石積み遺跡のようなものは Aka Hoegh さんの作品なのかもしれませんね。(絵に描かれた場所の画像は見つけられませんでした)

羊の放牧地にある石積み、グリーンランドの風景に馴染んでいます。

今回も切手から幾つものことを学べました。

今年頂いた絵葉書の絵は、2頭の犬ゾリ犬の写真でした。
山崎哲秀さんから届いた絵葉書の裏面2019年











いずれも凛々しい姿で写っています。頼もしいですね。

現在、山崎さんはシオラパルク村を拠点にして、犬橇訓練を繰り返しながら、遠征活動開始に向けて準備をしておられる状況のようです。
また、絵葉書の情報では、3月には、日本の観測隊による海氷観測のサポートが控えているとの事でした。

昨年11月10日には、山崎さんが暮らす大阪府高槻市の商業施設内で、北極圏での活動報告と北極圏に関する本の出版記念を兼ねたパネル展示会を開催、私も拝見に伺い、山崎さんともお話、そして出版された本へのサインもして頂きました。
展示会当日の記事はこちらからご覧下さい。

今年度も犬と橇の引き紐とを繋ぐ為のステンレス製ナスカンを北極圏へ持って行って下さいました。
今回は、ナスカンの一部を改良した試作品もお渡しし、北極圏という極寒の環境下でトラブルなく使用可能かを試して下さるようお願いしました。
(以前からご使用頂いているナスカンは、今シーズンも現役で使用可能だそうでした。山崎さんは恐縮されておられましたが、私共にとっては嬉しいことです。)

山崎さんのブログ(北極圏をテツがいく)では、今シーズンの犬橇チームとして働いてくれるワンコ達の姿が紹介されています。
今回頂いた絵葉書に写っているワンコも登場しているかもしれませんので、是非捜してみて下さいね。

最近、ネットのニュースで見た情報では、北極圏の磁極が大きく移動を開始しているとの事でした。
文面によると、『磁北極は現在、カナダの北極諸島からさまよい出て、シベリアに向かって移動している。その移動の速度は予想をはるかに上回っていて、年間約15キロメートルから約55キロメートルに加速したことがネイチャー誌によって報じられた。磁北極は地球の内部にある液体の鉄の動きに影響される。地球の磁場を5年先まで予測する世界磁気モデルは前回2015年に策定されており、次回は2020年に更新される予定だった。だが、磁北極の急速な移動によって今年更新を迫られている。』
『スマートフォンに内蔵された磁力計は、世界磁気モデルに基づいて、地図アプリのナビゲーション機能を実現している。NATO(北大西洋条約機構)や米国防総省のような組織も、ナビゲーション・システムに世界磁気モデルを使っている。』との記載がありました。
人間が暮らすには過酷な環境である北極圏です。地図上での小さな位置情報の誤差でも、北極圏では命に係わることもあろうかと思います。
予想外の磁北極の移動が、今シーズンの北極圏犬橇遠征活動に影響しないことを心から祈るばかりです。

今シーズンも山崎哲秀さんと共に北極圏で頑張ってくれる犬橇犬のサポーターさんを募集しています。
北極圏での活動に関しては自己資金の占める割合が高いため、ワンちゃん達の日々のえさ代(寒い地域に暮らすので、高タンパク・高カロリーな餌が必要になります)にご協力願えればというものです。
北極圏の風景や犬橇犬たちの活動写真が素晴らしいカレンダーや、犬橇犬をモチーフにした書籍や電子書籍、Tシャツなどのグッズの売り上げも活動費の一部として役立てられます。
我が家でも毎年、自宅の電話の前に北極圏のカレンダーを掛けていますし、スマホには電子書籍版(私はソニーリーダーから購入しました)の本が入っています。
ご興味をもたれましたら、是非一度、山崎哲秀さんのサイトやブログをご覧になってみて下さい。

3月からの本格的な犬橇での遠征活動と海氷観測データ測定の成功、そして何よりも元気な帰国をお祈り致しております。今シーズンも頑張って下さい。

追記

1/18深夜(日付が変わって19日)、関西テレビローカル(だと思います)の<NMBとまなぶくん>という番組で、北極圏犬ぞり探検家の山崎哲秀さんが北極についてのお話をされておられました。

大人子供を問わず楽しく見られる内容でした。

TVerというアプリをダウンロードすると、放送日から一週間程(1/24か1/25まで)、再放送が見られます。

良ければお試し下さいね。



2018年11月14日

前回(11/9)のブログで紹介した、北極圏犬ぞり探検家 山崎哲秀さんが、お住まいの高槻市で、北極圏に関する展示を行われるとの連絡を頂いたので、11/10の午後、展示会場を訪ねてきました。

高槻市のアルプラザ外観













会場は、JR高槻市駅北側にある商業施設<アクトアモーレ>の1Fアトリウム(駅から直結の通路から入場した場合、目の前のエスカレータースペースに広がる吹き抜けのエリア)でした。
高槻市のアルプラザ2Fエントランス付近1













高槻市のアルプラザ2Fエントランス付近2













2F入り口前のイベントスペースではクリスマス飾りや舞台が設けられ、この日は良いお天気の下、歌手の方々による音楽イベントが行われていました。

書籍販売イベント告知看板













エスカレーターで1Fに降りると目の前が展示会場。

北極探検写真展














パネルの前で足を止める人、すぐ傍の休憩スペースに腰かけてパネルを眺める人がたくさんいらっしゃいました。

イベントのタイトルは、犬ぞり探検家が見た!「ふしぎな北極のせかい」発売記念写真展でした。

北極圏で待つ犬橇犬(エスキモー犬)たちの写真

















北極圏の自然を撮った写真たち

















今回は出版書籍紹介も兼ねていたため、昨年度の展示会よりも北極圏の写真や地元の小学生が描いた絵などは少なくなっていました。

この日は午後から山崎さんが会場に立たれ、サポートで山崎さんの私設応援団<チームやまさき>のメンバーの方々が対応しておられました。

皆さんにご挨拶をし、暫くお話。

書籍にサイン中の山崎哲秀さん2

















その後、出版された<犬ぞり探検家が見た!「ふしぎな北極のせかい」>2冊にサインをしてもらいました。
1冊は我が家の家族用、もう1冊は、私の出身小学校の図書室への寄贈用で、『○○小学校の皆さんへ』とメッセージを入れてもらいました。

サイン中の山崎哲秀さん1

















息子の話だと、『図書室に入ったら是非読んでみたい』という友達が何人もいたとの事だったので、喜んでもらえそうです。

北極圏犬橇探検家の山崎哲秀さんとの写真













2019年版のカレンダーを購入し、本と共に山崎さんと写真を撮らせてもらいました。

最後に、改良した金具の北極圏での試用と従来品との比較をお願いして帰路につきました。

山崎さんは、週明けの11月19日には北極圏へ向け出発される予定との事。

この冬、日本ではエルニーニョ現象の影響で暖冬傾向とのニュースがありました。

北極圏も場所によって寒気の位置に何らかの影響が出る事が予想されます。

本年度の山崎さんの活動予定地域に大きな影響が出ないことをお祈りします。

また、写真に写っている2019年版のカレンダーはメールでの注文が可能です。

売上金は北極圏での活動資金の一部として充当されますので、山崎さんの活動を応援してみたい方は是非山崎さんのブログ記事をご覧なってみて下さい。
12か月分を含めたカレンダーの全ページの写真が確認頂けます。

また来春(初夏の頃かな?)、高槻で<お帰りなさい会>に参加出来ることを楽しみにしています。

行ってらっしゃい!


2018年11月08日

北極圏でTOP CHAIN 柳瀬製作所のステンレス製ナスカンを犬橇と犬達とを繋ぐためにご利用下さっている北極圏犬橇探検家の山崎哲秀さんが本を出版されました。

本のタイトルは「犬ぞり探検家が見た! ふしぎな北極のせかい」です。

山崎哲秀さんの著書 ふしぎな北極のセかい

















山崎さんが実際に北極圏で体験してきたことを基に書かれた本で、全ページにカラーイラストや写真が配されています。

山崎さんから書籍を紹介するコメントを頂きました。

『小学生くらいの子供たちも楽しめるような、北極に関する本を書きました。
不毛の地、南極に対して、北極では何千年という大昔から、過酷な自然の中を
エスキモー(イヌイット)と呼ばれる先住民の人々が生き抜いてきました。
彼らが繰り広げる生活のエピソードが加わり、さらに北極の魅力が引き立つのだと思います。
小学生中高学年を対象とした本ですが、全ページにイラスト&写真がカラーで入り、
小さなお子さんから大人の皆さんまで楽しんで頂ける内容になっています。
手に取って頂けたら嬉しいです。
また、お近くの図書館や小学校等に所蔵のリクエストをして頂けると大変有難いです。』

鎖屋兄弟長男は<楽天ブックス>から取り寄せてみました。

発売日から少し経っていた為か?楽天ブックスでは取り寄せ扱いとなっており、到着するまでには1週間以上掛かってしまいました。

基本的に1つのお話が2ページ程度のボリュームに纏められています。

対象年齢としては、小学生中学年から高学年となっていますが、各お話の内容は大人の方にとっても勉強や知識となるものばかりでした。
北極圏で暮らす動物や食べ物の呼び名を、地元の言葉をカタカナ文字にして書いてくださっていたのですが・・・、発音しづらかったです。(一回では口が上手く動いてくれませんでした)
柔らかいタッチのイラストや北極圏の写真のお陰で、リラックスして読み終える事が出来ました。

ページ下にはクイズも載せてあり、次ページへ読み進む為の後押しになっていました。

ページ数も小学生が無理なく読了出来そうなちょうど良い感じ。

北極圏やそこで暮らす人間・動植物について知るきっかけとしては最良の本だと思います。

リピックブック刊 1,000円+税
http://repicbook.com/gallery/hokkyoku/

11/10には山崎さんの地元である大阪府高槻市で北極圏での活動展示が行われます。

アクトアモーレ













会場は、JR高槻駅の北側からデッキで直結されたアルプラザの1F、アクトアモーレという商業エリアで、吹き抜け通路部分の一部をお借りする形で開催されます。

西武高槻店














また、本日11/8までは同じくJR高槻駅北側にある高槻オーロラモール5F(西武百貨店5F)の紀伊國屋書店・高槻店前にて「犬ぞり探検家が見た! ふしぎな北極のせかい」に関するパネル展示が開催されていますので、お立ち寄りになられた際にはぜひ足を運んでみて下さい。

鎖屋兄弟長男も11/10にはアクトアモーレにお邪魔する予定です。


2018年01月29日

1月も残すところわずかとなりました。
今年の1月は寒い日が多く、後半には連日小雪が舞うお天気でした。
そんな中、先週には工場近くの梅の古木に白梅の花がチラホラ咲き始めていました。
柳瀬製作所近くで咲き出した古木の白梅













『梅の花、一輪ごとの暖かさ』という言葉がありますが、凍てつく中でも季節は少しずつ進んでいるようです。

そんな先週末、郵便受けに絵葉書が1枚届いていました。

山崎哲秀さんからのエアメール

















北極圏犬橇探検家の山崎哲秀さんから届いたエアメールです。

書かれたのは1月7日、今年もグリーンランドのシオラパルクという場所から送られていました。
投函日が1月8日でしたので、約20日の旅をして東大阪市に到着したことになります。
電話やインターネットで瞬時に連絡が取れる事が当たり前になっていますが、頂いた絵葉書からは実際の距離感が伝わってきました。

今回の切手の絵柄は犬ゾリでした。
シオラパルクの消印と犬橇の絵の切手













犬橇探検家の山崎さんにピッタリの絵柄ですね。
有名な犬ゾリレースをモチーフにしたもののようなのですが、デンマーク語が分からない(グリーンランドはデンマークの自治領なのです)ので詳しいことまでは分かりませんでした。

山崎さんは今シーズンも昨年11月から北極圏入りし、現在は、犬橇による北極圏調査活動の準備をしておられます。

昨年10月30日には、山崎さんが暮らす大阪府高槻市の商業施設内で、北極圏での活動報告を兼ねたパネル展示会を開催、小雨の降る生憎のお天気ではありましたが、私も拝見に伺い山崎さんともお話をさせて頂きました。
展示会当日の記事はこちらからご覧下さい。

今年度も犬と橇の引き紐とを繋ぐ為の新しいナスカンを北極圏へ持って行って下さいました。
(以前からご使用頂いているナスカンは、まだまだ現役で使えているそうでした。山崎さんは恐縮されておられましたが、私共にとっては嬉しいことでした。絵葉書の写真にも幾つか写っていましたよ)

北極圏で暮らす犬橇の犬の写真











今年頂いた絵葉書の絵は雪原で伸びをしている犬橇犬の姿でした。

山崎さんのブログ(北極圏をテツがいく)では、今回の犬橇チームのワンコ達や昨年生まれた子犬達の可愛い姿が紹介されています。
今回頂いた絵葉書に写っているワンコも登場しているようですので、どのワンコか探してみて下さいね。

今年は4月に日本から研究者の方がやってくる予定で、山崎さんは犬ゾリで観測のサポートをされるそうでした。
現在はベースキャンプ地域を中心に犬橇訓練を繰り返しながら、遠征活動開始に向けて準備を注視しておられる状況のようです。
(現地でもスノーモービルなどの利用が増え、犬橇や犬橇犬の数が激減してきているようです。以前のカナダエスキモーと同じような変化が進んでいるようですね。)

日本で暮らす上では今年の寒さは辛いですが、北極圏ではある程度の寒さが続かないと氷の状況が安定してくれませんので、今年の寒さは良い事なのかもしれませんね。
山崎さんのブログ記事内には連日氷点下2桁の数字が並んでいて・・・、経験したことのない寒さなのでどれ程なのかが想像出来ません。

今シーズンも山崎哲秀さんと共に北極圏で頑張ってくれる犬橇犬のサポーターさんを募集しています。
2017-2018犬橇犬サポーター募集

















北極圏での活動に関しては自己資金の占める割合が高いため、ワンちゃん達の日々のえさ代(寒い地域に暮らすので、高タンパク・高カロリーな餌が必要になります)にご協力願えればというものです。
北極圏の風景や犬橇犬たちの活動写真が素晴らしいカレンダーや、犬橇犬をモチーフにした書籍や電子書籍、Tシャツなどのグッズの売り上げも活動費の一部として役立てられます。
我が家でも毎年、自宅の電話の前に北極圏のカレンダーを掛けていますし、スマホには電子書籍版(私はソニーリーダーから購入しました)の本が入っています。
ご興味をもたれましたら是非一度サイトなどをご覧になってみて下さい。

3月からの本格的な犬橇での遠征活動と研究データ測定の成功、そして元気な帰国をお祈り致しております。今シーズンも頑張って下さいね。



2017年10月30日

今年の10月は、毎週末になると雨が降る生憎のお天気が続きました。
最終週も台風と秋雨前線の影響で、やはり雨降りとなりました。
屋外のイベントや秋祭りも縮小や中止を余儀なくされ、残念な気持ちです。

そんな空模様の土曜日、大阪府高槻市まで出掛けてきました。

北極圏犬橇探検家の山崎哲秀さんが、地元のショッピングモールにて活動展示会を開催するとのお知らせを頂いていたからです。
今回は、現地での活動拠点とされている村の子供達が描いた絵画の展示もされるとの事で、それも楽しみにして出掛けました。

山崎哲秀さんの活動報告展展示会場となったアルプラザ













会場は、JR高槻駅の北側からデッキで直結されたアルプラザの1F、アクトアモーレという商業エリアの吹き抜け通路部分の一部をお借りしたものでした。
山崎哲秀さんの活動報告展パネル2













横に長くパネル展示がされており、ちょうど地元のケーブルテレビ局の方が取材を開始されたところでした。
ケーブルテレビ局の取材を受ける山崎哲秀さん









取材についてはジェイコムさんのニュースで流れるそうです。
スマホアプリの<ど・ろーかる>をインストールして頂ければ、10/30からの1週間、山崎さんの取材ニュースが見られるそうです。

山崎哲秀さんと直接お会いするのは2年振り、前回はAVANGNAQ(北極圏犬ぞり遠征プロジェクト)活動10周年の記念報告会の時でした。

久しぶりの再会に握手。

2016-2017年の活動報告と共に、展示パネルの説明も伺いました。

私同様、お知り合いの方も複数、展示会に訪ねて来られていました。

活動展示会のパネルを見る人たち









アクトアモーレを訪れたお客様もパネルに足を止められていました。
グリーンランドエスキモー犬たちの写真




















子供達には、エスキモー犬達の写真が人気だったようです。

山崎哲秀展パネル1

















ですが、写真の防寒装備ではなく、普段の軽装でいらっしゃる山崎さんに気づかれる方は、ほぼおられず。
オーラを隠され過ぎです(笑)。

パネルをじっくり見るなど、興味を持って下さった方には、横に立って説明をされておられました。
パネル写真で写っているのと同じ(現時点の方が顔のラインは若干ほっそりです)人が、自分の横に立っていらっしゃることに気づいてビックリ。
でも、そのあとはニッコリ笑顔で説明を聞かれたり質問されたりしていました。

シオラパルク村の小学生の描いた絵画












パネルの右側には、デンマーク領グリーンランドの北部に位置するシオラパルク村(山崎哲秀さんの現地での活動拠点)の小学校の子供達が描いた絵画が展示されていました。
前回、高槻市立清水小学校の3年生(現在は4年生)が描いた運動会の絵を持って行ったところ、そのお礼としてシオラパルク村の小学校の子供達が絵を描いてくれたのだそうです。

絵画展の説明文


















山崎さんのお話では、ここ10年でライフラインの整備は進んできたそうなのですが、極北の地なだけに過疎化も進んで来ており、これ以上過疎化が進むと、村の移転もありうるそうでした。
雪原で自転車に乗るシオラパルク村の小学生













また、白熊については、内陸へ活動範囲を広げてきているようで、ヒトとの遭遇が増えているそうでした。

販売商品













展示スペースの一部を使って、書籍やTシャツ、ポストカードなども販売していました。
現地での活動費の大半が自費なので、これらの売り上げが活動資金の一部となるのです。

カレンダーを持って記念写真













ちっちゃな応援ですが、来年度のカレンダーを購入させてもらいました。(毎年、我が家の電話の前に掛けています)
犬橇犬を繋ぐために使って貰っているナスカンについては『長持ちしすぎです!』と笑っておられました。

北極圏の環境データを複数年に渡り測定しながらの遠征活動ですので、日本や世界にとっても学術面でも重要な活動となっています。

極寒の北極圏で暮らすワンコ用に、高カロリーのドッグフードや、山崎さん用に高カロリーで健康面にも配慮した活動食や、アルファ化米やレトルト食など調理負担と重量負担が軽減される食べ物、カメラなどの撮影機材(4K動画などが撮れるものだとその後の学術的なデータ解析にも役立つはずです)、寒冷地に強いソーラーパネルやバッテリーも電子機器が主流の現代では必需品かと思います。
近畿圏にもこれらの分野を得意とする企業がたくさんあると思います。
そんな企業が集まって、<オール近畿><オール関西>で山崎さんの活動をサポート出来るようになれば素晴らしいなあと思いながら、帰りの電車に揺られていました。(混んでいて座れませんでしたので)

山崎さんは、11/11に関東で講演(取材受けだったかな?)をした後、11/13に成田からデンマークに出発する予定だそうです。

間もなく始まる2017-2018の北極圏での犬橇遠征活動、天候に恵まれ、そして元気に帰国されることをお祈り致します。

今期も現地で頑張る犬ぞり犬のサポーターさんを募集予定です。
ご興味のある方は是非、山崎哲秀さんのサイトやブログをご覧下さい。
(柳瀬製作所のトップページ下にも、山崎さんのサイトやブログ、そして昨シーズン分の犬ぞり犬サポーター募集にはなりますが、リンクが貼ってありますのでご覧頂ければ幸いです)


2017年08月31日

柳瀬製作所のある東大阪市東部では、昨日から風が吹き始め、空気が少し入れ替わった感じです。
暑くて毎日床に寝そべって眠っていた我が家のワンコも、今朝は久し振りに自分の寝箱に収まっていました。

秋のような雲が広がる20170831










工場へ向かう途中の空には秋空のような雲が広がっていました。

朝からエアコン無くしては作業が出来ない2Fですが、今日は窓からの風でなんとか過ごせています。
数カ月ぶりの涼しさですね。

さて、昨夕、郵便受けを覗くと、北極圏犬橇探検家の山崎哲秀さんからハガキが届いていました。

北極圏で暮らすエスキモーの民具と写真を展示するイベントのお知らせでした。

展示イベントのお知らせ











数年前から行われているイベントで、北極圏から帰国しているこの時期に開催しておられます。

山崎哲秀さんが活動の拠点とされておられる北極圏のグリーンランド北西部に暮らす人々の民具や現地で撮影された写真を展示する催しです。

私は、この巡回イベントが企画されるよりもかなり以前に、現地で使われている道具や毛皮の衣服などを拝見させてもらった記憶があります。
生活環境としては厳しい極地ですので、身の回りの道具類は簡素なものが多いですが、それらに施されている装飾は一見の価値ありでした。

また、約30年に渡る北極圏での活動写真からは、この地域の変遷も良く分かりました。

山崎さんについては弊社ブログの過去記事も参考にして下さい。

今年は石川県金沢市、JR金沢駅近くにある、登山用品店モンベルさんの金沢店展示サロンをお借りして開催されます。
展示期間は 2017年9月15日(金)から9月24日(日)10時から20時までで、最終日のみ14時で終了です。
開催期間中の9/23(土)の14時から15時には、山崎さんによる展示品についてのトークショーも予定されているようです。
展示サロンでのイベントは入場無料なのですが、トークショーについては定員30名との条件がございますのでご注意ください。

イベントタイトルと会場の住所は次の通りです。
<極北のエスキモー民族と自然 〜グリーンランド〜>
〒920-0853 石川県金沢市本町1-5-3 リファーレ1階
モンベル金沢店展示サロン
電話 076-260-2561 
JR金沢駅東口より徒歩5分の場所です。
モンベル金沢店の地図










今後も全国で巡回開催を予定されておられますが、山崎哲秀さんご自身の帰国されていらっしゃる夏から秋の期間でのみとなりますので、毎年の開催地と期間はどうしても限られてしまいます。
比較的、開催地のお近くにお住まいの方や、この期間に開催地周辺を訪問予定の方で、極北の暮らしや自然、犬橇での極地探検にご興味がおありの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度足をお運びになってみて下さい。

私共、鎖屋兄弟達も微力ではありますが、これからも山崎哲秀さんの北極圏での調査活動を応援していきます。