楠木新(くすのき あらた)
楠木新の自己紹介

*講演・セミナー・研修および取材などの
お問い合わせは、kusunoki224アットマークnifty.comまでお願いいたします。
※アットマークを@に代えてください

2011年10月

2011年10月29日

“中国人ボス”がやってきた

先週の日曜日、NHK総合テレビで、「“中国人ボス”がやってきた”
密着 レナウンの400日」を見た。

私の時代では、テレビCMで一時代を画してくれたあのレナウン娘
の会社がルポされていた。

昨年、「東証一部上場のアパレル大手が中国企業の傘下に」という
ニュースに驚いた。
関西に基盤を置く、学生時代の友人も働いていた会社だったからだ。
その彼もかなり前に、早期退職の応じて辞めたと聞いていた。

これから中国でビジネスをする際に、日本人社員たちが経験しなけ
ればならない試練の一端が示されていた。
欧米の企業と競争するのとは異なる、中国市場の壁があり、今まで
の「日本のブランド」の神通力が通用しない世界が示されていた。

番組の中で、二つの場面が印象的だった。

一つは、会社の今後のスタンスを決める重要な会議で、中国企業の
オーナー兼会長が、意見を滔滔と述べさせたコンサルタントは、
オーナーの個人的な昔からの友人だということだった。
日本の大企業では、オーナー企業でもここまで露骨にはやらない
だろう。

またこのオーナー兼会長の娘が、日本人トップと同じ職場で重要な
役職に就いていた。
日本だったら、公私混同などの批判が飛び出すかもしれない。

東南アジアでは、身内で固められたと見られる政権や有力企業
の汚職などが報じられることもあるが、身内やツテを会社の仲間
などより圧倒的に信じて、優先する社会なのかもしれない。

中国の留学生が、日本にいる関東の中国人の親戚社会にいると、
仕事も親族が決めてしまうので自由に選べないが、関西で一人暮ら
しをすれば、雑誌や求人誌で自分で仕事を探せるので素晴らしい
と言っていたことを思い出した。

どちらがいいかの問題ではなくて、どのように妥協して行くのか、
どう自己の考えに固執して戦うのか硬軟両様の構えが求められそうだ。

mixiチェック

2011年10月25日

週刊SPA!11/1号に掲載されました

本日、発売の「週刊SPA!11/1号」に、私のインタビューが掲載
されました。

この雑誌は、かつて(若い頃)、よく読んでいたこともあって感慨深く
もあります。東京にいたバブルの頃は毎週買っていました。

全体の記事は、「社内評価を一瞬で上げるのは簡単だった!」と
いうなんともSPA!らしい特集です。

「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーを務められた川口淳一郎氏
をはじめ7人のインタビューの紹介の後、
「プロが語る『社内評価』の真実」というページに登場しています。

私のコメントというか、インタビューの見出しは、
「評価に過敏になるくらいなら、まずは自分と向き合う時間を」
となっています。「人事部は見ている。」の内容も踏まえてうまく
まとめてくれています。

実際の大阪でのインタビューではいっぱい話したのですが、
やはり活字になる量には限りがあります。
ただ、インタビューアーは若い人だったので、現在執筆している
原稿に大いに役立ちました。

半分は、私のほうが取材をしている感じでした。
これが人に会う大きな楽しみですし、醍醐味でもあります。
インタビューは、する方も、される方も大好きなのです。

「週刊SPA!11/1号」のP50ですので、一度ページをめくって
見てください。

mixiチェック

2011年10月19日

第36回「こころの定年/研究会」のご案内(再度のご連絡・レジメの添付)

この6月に出版しました拙著「人事部は見ている。」は、組織側からの
観点で書いたのですが、次回は、働く社員の側から見てどのような
働き方があるのかについて論じたいと思っています。
「人事部は見ている。」のアンサー本にするつもりです。

リーダーシップ論やキャリア論では、働き方を変えることにもポイント
をおいていますが、なかなか人は変化できません。

むしろ働く社員の最も大きな変化は、
「齢を重ねること」「ライフサイクルによる変化」では
ないかと感じています。

この観点からの次回作の目次案をタタキ台に、出席者で議論行な
う予定です。
とりあえずの題名は、「サラリーマンは二度死ぬ」というところです。
どこかで聞いたことのあるようなタイトルですが。

今回は、「学生から社会人への切り換えは、大人への通過儀礼」
を中心に説明をしてあとは、自由に議論できればと考えています。
下記に目次案の抜粋を添付しました。

現在、13名の出席連絡をいただいております。
多くの方の参加をお待ちしております。
         
                 記

1.日時:10月21日(金)18:30〜20:45

2.場所:「大阪産業創造館」 6階 C会議室 
 http://shisetsu.sansokan.jp/access.html

3.当日の研究会の内容

タイトル:「サラリーマンは二度死ぬ」

内 容:
次回作の「サラリーマンは二度死ぬ」の目次案をもとに、社員側
の働き方について自由に議論したいと思います。

4.時 間: 18:30〜20:45

5.会 費:一般1,000円、学生500円
参加される方は、メール kusunoki224@nifty.com にて
ご連絡ください。
参加者は20名までを予定しております。
どなたでも参加できます。お気軽にご参加ください。

<目次案(抜粋)>
*「サラリーマンは二度死ぬ」

―プロローグ
・映画「生きる」(黒澤明)
・笑福亭たま「マイセルブス」(インタビュー)
・人が変化するのは、リーダーシップを学ぶことでも、
 キャリア論を学ぶことでもない。それは年をとること
それによって周囲の景色が変化することではないか。

第一章 学生から社会人への切り換えは、大人への通過儀礼
ーキャリア講座は役に立つの?
―学生から社会人への切り換えは、大人になるための通過儀礼
―「大学生活―就活―社会人」の縦糸の流れで人を捉える
―「会社は、協調して働く場である」
―自己実現は目指せない
―まずは3年、なぜか3年、石の上にも3年
―「新型うつ」は、かつての不適応?
―「三丁目の夕日」には戻れない
―即戦力なんて求められてはいない
―人事担当者は何を見ているか?
ー組織(会社)で働くことはとても大切

第二章 会社人間になってみる
―ワークライフバランスは危険
―20代後半から、40歳前後までは右肩上がり
ー会社中心の働き方になる。
―人事部から見た出世の構造
―リクルートの元人事課長とは話が合わない
―人事部も揺らいでいる
―「明日は今日より良いとは思えない」
―会社以外の世界は簡単には作れない
―ビジネス書に解答は書いているか?
―定年までの一本道を走り通せない
―この期間がその後の糧に

第三章 「こころの定年」とどう向き合う

第四章 サラリーマンは二度死ぬ

第五章 タイムマシーンに乗ってみる
ー人生の定年(死)の前に、就業規則上の定年、役職定年
―自分の賞味期限(人生八十年)
―タイムマシーンは存在する
―「あの日にドライブ」
―生前葬を行う。:生前葬の研究をやった方がいい
―時間軸でとらえると個性化する
―会社側もライフサイクルに応じた対応を
―逆算型人生/会社生活の突破口

第六章 「出世」よりも「いい顔」
                            以 上
*********************
楠木新(くすのき あらた)
kusunoki224@nifty.com
*********************

mixiチェック

2011年10月17日

今週末に「ベストセラーズチャンネル」に登場します。

先月に東京のFM東京で、拙著「人事部は見ている。」についての
インタビューを受けました。

FM放送の「Biz&Life Academy」内 メインコーナーで流れるとともに
インターネットラジオサイトである「ベストセラーズチャンネル」で
聞くことができるようです。
こういうネットサイトがあることを今まで知りませんでした。

渡邉美樹氏、藤波辰爾氏、田母神 俊雄氏、乙武 洋匡氏、平野啓
一郎氏、福岡伸一氏、清水国明氏など、お馴染みの方やリスペクト
している人も登場しています。

私の話の相手になってくれたベストセラーズチャンネル番組のパーソ
ナリティーは、歯科医院を経営している院長の畑 哲郎氏でした。
やわらかく私の話を引き出していただきました。

準備なしで出たとこ勝負でしたが、楽しくしゃべることができました。
ラジオの場合は、一対一での場の中で対話ができるのでリラックス
もできます。
先日、テレビの収録にも行ってきたのですが、やはりラジオとテレビ
は全く異なるメディアだと実感しました。
どちらもいい経験になりました。

下記の連絡をもらっているのですが、朝の早い放送は聞き逃す
可能性も大きいと思います(私も自信がありません)ので、
ネットでゆっくり聞いていただければとお願いいたします。

<番組制作からの連絡>
下記が放送日として予定しております。
●FM放送「Biz&Life Academy」内 メインコーナー
【放送局】TOKYOFM傘下のMusicBird、全国コミュニティFM50局
ネット
【放送日】2011年10月22日(土) 5:00〜6:00
【放送局一覧】http://bestsellers.fm/about/list.html を参考願います。

●インターネットラジオサイト「ベストセラーズチャンネル」
【URL】http://bestsellers.fm
【配信日】2011年11月末の予定

※放送日や配信日は、ラジオ局側やネットラジオのシステムの事情
により、 ごく稀に変更になることもあり得ますので、あらかじめご了
承ください。

●ニュースリリース
弊社では、FM放送とネットラジオ配信、それぞれについて、
インターネット上でニュースを配信しております。
FM放送のニュースリリースは放送日前、ネットラジオの分は
番組配信開始後に配信しております。

mixiチェック

2011年10月15日

第37回「こころの定年/研究会」のご案内

今回の「こころの定年/研究会」は、いつもとは趣向を変えて、
藤波 進さんに特別セミナーを行なっていただくことになりました。
藤波さんは、この研究会にいつも参加されているので、皆さん
ご存知だと思います。

今回は、自己紹介などはなく、すべて藤波さんのセミナーにな
ります。場所、時間は例会どおりです。また会費は、いつもと
同じ1000円です。
多くの方の参加をお待ちしております。
(今まで参加された方以外でも、どなたでも参加できます)

1.日時:11月11日(金)18:30〜20:45

2.場所:「大阪産業創造館」 6階 C会議室
  http://shisetsu.sansokan.jp/access.html

3.当日の研究会の内容

タイトル:性格と価値観

内 容:
 価値観は性格と密接な関係があります。無意識からわき
起こってくる内なる価値観を実感してみませんか。
 性格類型エニアグラムを利用し、講師が考案したカードで
性格タイプをチェックします。結果はコンピューター分析で
直ぐお手元へ。ワークを通じて性格と結びついた自分の
価値観を実感していただきます。

アイスブレイク
解説「エニアグラム」 
タイプチェック(18:50〜)
解説 「性格と価値観」
タイプチェック結果の配布と解説
ワーク「性格タイプ別ディスカッションと情報共有」
ふりかえり、本日のまとめ

<こんな方におすすめ>
・ 自分の価値観を確かめてみたい方
・ 自分の内なる価値観を知りたい方
・ 自分の性格をもっとよく知りたい方
・ もつと楽に生きていきたい方
・ 自分のもっているこだわりに気付きたい方

ご留意:※遅れてご参加の方は、セミナー進行の都合上、ワーク開始時間18:50までにお越しくださいますようお願いいたします 

講 師: 藤波 進
 産業カウンセラー、キャリアコンサルタント(CDA)、
エニアグラムアドバイザー性格のデザイン、自己表現方法
、就活、生きがい、老年期の生き方などに関するセミナー
を行っており、「輝き実現サポーター」として活動している。

*********************
楠木新(くすのき あらた)
kusunoki224@nifty.com
*********************
<追伸>
‖36回「こころの定年/.研究会」は、10月21日(金)に、
同じ場所、時間で行ないます。私、楠木新が発表者になり
ます。こちらの方もよろしくお願いいたします。
現在、10名少しの出席の連絡をいただいています。
レジメなど、詳細は改めてご連絡いたします。
∈7邱罎痢孱圍硲邸。横院廖複丕硲仄辧砲如∋笋悗離ぅ鵐織咼紂
記事が掲載されています。もしよろしければ、ご覧下さい。
写真付きでかなり大きく取り上げていただいています。
おかげさまで、「人事部は見ている。」(日本経済新聞出
版社)が、12万部になりました。
 この研究会で参考にさせていただいた見解も多く盛り込
みました。ありがとうございました。

mixiチェック

2011年10月14日

学生から社会人の切り替えは、大人になるための通過儀礼

9月に「内定が決まりました」というメールをもらった話を書いた。
メールの主は、3年前から大学で受け持っている「会社学」の授業
を受講していたK君からだった。
3月に就活のアドバイス(?)をしていたので、どうなったか気になっ
ていたのでこちらまで嬉しくなった。

内定のお祝いもかねて梅田で会っていろいろと話した。
彼は、130社にエントリーシートを送り、50社を上回る会社の面接
を受けたという。最終的には、中堅メーカーとから内定を得た。

一年以上続いた就活では、「辛く悔しいことも多かった」。
好きでもないスナック菓子を毎日一袋部屋で食べないと気持ちが
治まらなかったという。
娘が面接で落とされ続けた時に、
「とてもまっすぐ家に帰る気持にならなかった」
と話していたのを思い出した。

内定が決まった安堵感の中で、自分の就活の経緯を力強く語るK君
を見ていると、半年前に比べて、「ずいぶん成長したなぁ」と感じた。

一方「大学の成績は、就活の結果とはまったく関係ありません」と
発言するのを聞いて何か割り切れないものも残った。

大学の教師は、講義やゼミの内容と就活とは全く別物だと考えている。採用する企業側も大学生活には関心をもっていない。

しかし学生にとって就活はゴールではなく単なる通過点に過ぎない。
そこから会社生活の第一歩が始まるのだ。
会社への定着もそれまでの学生生活の過ごし方とは無縁ではない。
「大学生活―就活―社会人」の縦糸の流れで人を捉えることが
忘れられている。

今まで雑誌の連載や本の執筆で数多くの就活生や社会人に巣立った若い人たちを取材してきた経験から、一人の人の成長を見る視点を失ってはいけないと思ってきた。

学生生活から社会人の切り替えは、大人になるための通過儀礼
(イニシエーション)であるといっていいだろう。何とか就職が決まり、
会社生活も3年目になった娘の姿を見ていてもそう思うのである。

通過儀礼というとずいぶん大袈裟だと思われるかもしれない。
しかし現在のような豊かな中で育つと、人間関係のわずらわしさを
解消できる反面、他人との関係を断ち切りすぎて結果として大人に
なるタイミングが遅くなっている。

20歳で行われる成人式が、各地で荒れたりしているのは、大人に
なる機会と成人式がリンクしていないからだ。
ここでの難しさは、親の世代や経営者層は、貧しい時代のやり方は
知っていても、豊かな時代の生き方は分からないので、若者にアド
バイスや指導がうまく行えないことだ。

こういう観点から、この通過儀礼(イニシエーション)の内容について
現在書こうとしている。
乞うご期待である(自分で言うたらアカン)。

mixiチェック

2011年10月09日

「THE21 2011年11月号」(PHP社)に登場しました。

昨日発売された「THE21 2011年11月号」(PHP社)に登場しました。

私も驚いたのですが、目次の前の見開きのページにも顔写真が
入っています。
「KEY PHRASE 今週のキーフレーズ」として、インタビューの
抜粋が掲載されているのです。

「いくら企業間の競争が激しくなっても、会社内の労働システムは
あくまでも協調して働くことがポイントだからです。
むしろ他社との競合が厳しいほど結束しなければなりません。」

どうでしょうか?
当たり前すぎて、キーフレーズにはなりませんか。

私以外は、りそなホールディングスの細谷英二氏、コマツ会長の
坂根正弘氏、星野リゾート社長、星野佳路氏、など改革者と呼ぶに
相応しい5名の経営トップと一緒に掲載されています。

私だけがバッタモン?の感もありますが、光栄なことです。

インタビュー記事は、p30からp31に、大きな顔写真付きで載って
います。小さいながら「人事部は見ている。」の紹介もあります。

題名は、「組織がほしがる人材はいまも昔も変わらない」

実は、夏休みにたまたま東京に行った時に、取材の話が飛び込
んできたので、背広もネクタイもなくポロシャツで応じたわけです。

カメラマンの方も急遽駆けつけてくれました。
笑顔を引き出してくれます。さすがプロです。

PHP社の編集の方々も、いつも通りの長時間にわたる私の雑駁
な話に耳を傾けていただきました。ありがとうございました。

しかし家族は、記事には関心がなく、私の写真だけを見てコメント
を連発。その内容は、ここでは書けません。

書店やコンビニでも置いているので、ページをめくってみてください。

mixiチェック

2011年10月05日

井川さんが、「ガイアの夜明け」に登場された

昨日偶然にテレビの「ガイアの夜明け」を見ていると、以前に
インタビューでお世話になった井川重信さんが登場された。

食品を加熱せずに無害で殺菌できる技術を、還暦を過ぎて起業
した大阪のベンチャー会社社長として紹介されていた。

「高電界」と呼ばれる仕組みで、牛乳なら風味を損なわずに賞味
期限を延ばせるので、いかるが牛乳と共同開発中らしい。
現在は、70歳を越えているが、ますます意気軒昂だ。

残念だったのは、奥さまを3年前に亡くされたことだ。
私がインタビューでお世話になったのは4年位前だから、最後に
お会いしてそれほど経っていなかった計算になる。

控え目だが、明るくて、研究に打ち込む井川さんを支えられてい
ることが、話を聞いていて伝わってくる感じの良い方だった。
画面で奥さまの話をされる井川さんの表情から、辛さが伝わって
きた。

井川さんは、これからもずっと研究、開発に没頭されるに違いない。
以前に書いた「朝日新聞be」の記事を下記に紹介したい。

     *自分らしさ貫き生涯現役」2007年の記事

飲料水「郷泉水」の自動販売機を手がけるアキュサイト
(大阪市)井川重信社長(68)は、鉄鋼メーカー役員を退任
して61歳で起業した。

役員になるまで技術者として製造現場一筋で通した。若い
頃から日常の業務をこなしながら、新規事業の開発にも
取り組んだ。部下には、社外でも通用する技術を目指せ、
と発破をかけた。自らも論文を書き、学会発表もしていた。 

役員退任後、セラミックによる水処理分野で起業した。
従業員8人のベンチャー企業だ。当初は赤字続きで資金繰り
も苦しかった。退社する従業員も出て、銀行も冷たくなる。
元気な井川さんも暗い顔になり、眠れない夜が続いた。
これではいけないと、ビジネスプランの組み換えた。
会社設立3年でいったん従業員全員に辞めてもらい、一人で
再出発した。見かねた妻も手伝った。

その後、「郷泉水」の自販機がスーパーマーケットに売れ
始める。評価されるには一定の時間が必要だったのだ。
4年目に黒字転換。その後、福岡に営業所を新設。再び2人
の従業員を雇った。

現在は、井川さんが技術開発、営業などを担当し、経理は
妻がみている。事務所兼研究室にベッドを置き、井川さん
は月に3日しか自宅に戻らないこともある。井川さんの
目標は、今後5年くらいで事業を後継者に引き継ぎ、自分は
好きな商品開発に取り組むことである。

会社員時代は、他社との競争に明け暮れた。今は「自分
ならではのもの」に熱い気持ちを持ち、世の中に貢献でき
ていると井川さんは自負している。

そんな「自分ならではのもの」を持つことこそ、生涯現役
を通すための大切な条件だろう。


mixiチェック

2011年10月02日

「名物社長の採用面接」再放送

本日の2日(日) 夜10時から、NHKのEテレで「名物社長の採用
面接」という番組が再放送される。

以前テレビを見ていて興味を持ったので、途中からダビングをし
ていた番組だ。反響があって再放送になったのではないか。

毎年学生が殺到する大阪のプラント機器メーカー・ナガオカ、この
会社の採用試験の特徴は、説明会から最終面接まで、社長自ら
学生たちと面接して採用を決めることだ。

社員130人の中小企業ながら、人気企業になっていて多くの応募
の学生が集まる。
採用されるのは8名。
優秀な学生が、社長と直接面接している場面を密着ルポしている。

中国での水ビジネスを成功させたこともあって、中国の留学生から
も人気の企業である。

「会社の大小にこだわらず、ぜひ我が社で働きたいという学生を
採りたい」と、社長の三村さんは自ら面接を続ける。

初めは「第一志望です」と語る就活生の言葉を真正直に信じ過ぎ
ているように思えた。私の過去の経験からも、この第一志望かど
うかの読みが採用責任者の最も難しい点だったからだ。

入社3年目という人事の女性担当者は、そのあたりのリスクがある
ことを冷静に社長に進言していた(ここも中小企業の良さである)。

結果として、大手の会社に決まったからという理由で辞退する学生
が続いた。一方、中国の留学生は迷わず内定式にやってきていた。

社長やこの会社の魅力と、一方の大手の会社との間で揺れる学生
の表情を見事にカメラは捉えていた。
彼らも葛藤の中で、悩んだ末の結論だったのだろう。

三村社長は、辞退する学生には恨み言一つ言わないで「それでも
私はかまわないと思っている。本当にこの会社で働きたいと思う
人に来てもらいたい」と話していた。

本来、勝ち負けなどない話ではあるが、私個人の採点では、内定を
辞退された社長の勝ちだった。
また、会社の大小に関わらず、仕事を熱く語る中国の留学生の方が
日本の学生に比べてアドバンテッジがあるように思えたのだった。

mixiチェック