楠木新(くすのき あらた)
楠木新の自己紹介

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2014年02月

2014年02月26日

本日の連載内容は、「40にして惑いっぱなし」

今回の東洋経済オンラインの連載内容は、
「働かないオジサンは、40にして惑いっぱなし 』です。

本日の記事では、論語の一節を引用しながら書いています。
「子曰く、吾(わ)れ十有五にして学に志ざす。三十にして立つ。
四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳従う。
七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず」

高校時代の友人からは、「孔孟の教えを聞くと、高校時代のS先生を思い出します。」
というメールもいただきました。なぜか今でも空んじている一節もあります。

「四十にして惑わず」とありますが、私の場合は、40からが、迷いの始まりでした。
阪神・淡路大震災が、ちょうど40歳の時です。

神戸出身の私は、それ以後、グラグラと揺れ続けて今に到っています。

「こころの定年」とも言い換えていますが、私にとっては大きなターニングポイントでした。

本文では、島耕作氏、吉野家、王将、ドラッカー、科学者のアインシュタインも引用しながら
論語の新説?まで披露しています。

ぜひ一度お目通しください。

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2014年02月23日

「自己への執着から、他者への関心へ」

前回の2/12の東洋経済オンラインの連載について、
「何割の人が「働かないオジサン」になるのか?

下記のような意見を頂戴しました。

「的確な4類型かと思います。ただ、各カラムに入ったおじさんは必ずしも
固定的ではなく、複数のカラムの境界を彷徨っていたり、何かのきっかけで
大きく座標位置を移動することもあり得ると思います。
少しずつ自分自身が見えてきました。」

ご指摘の通り、入社から定年までには、このエリヤは、変化していきます。
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移行が、もっともエキサイティングなのですが、紙面の都合もあって記載していません。

気ら兇飽楾圓垢襪箸に、ストレートには行けなくて、一旦靴筬犬魴侏海垢襪里任后
サラリーマン生活から見ると、挫折的なことを経て移行するのが面白いのです。
自分の病気や、リストラ、左遷、阪神大震災、子どもの不登校、友人や家族の死
などなどです。

そして本人さんの中では、このプロセスの中で、
「自己中心から、他者へのまなざし」
「自己への執着から、他者への関心へ」
という価値観の転換が生じ始めるのです。

このあたりのことは、いずれきちんと書かなくてはならないと思っています。





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2014年02月12日

何割の人が「働かないオジサン」になるのか?

今回の東洋経済オンラインの連載内容は、
「何割の人が「働かないオジサン」になるのか? 』です。

連載もこれで七回目になります。

最近、ビジネス街でもよく就活生を見かけるようになりました。
不安を抱えているものの、彼らの真剣な目の輝きが、30年すると
色あせて見えるのはなぜだろうかという疑問から、いろいろ考えてみました。

もちろん加齢によるライフスタイルの変化が大きいのは当然です。
しかし50代は、まだまだ元気なはずです。
私も50代後半ですが、気分だけでいえば若い時と全く変わりません。
また、同年代のフリーランスに比べても会社員には精彩のない人が多い
ように思えるのです。

そこで、20代と50代の社員を分類分けして考えてみました。
この30年の変化を俯瞰的にみることは、意味があると感じています。

図表もいくつか入れて説明を試みています。

ぜひ、ご覧ください。


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2014年02月01日

「元に戻ることが回復なのか?」

人間ドックや定期健康診断などを通じて健康管理の向上に取り組まれている
一般財団法人 近畿健康管理センター(KKC)さんのヘルス・アップセミナーの
講師を務めさせていただきました。
一昨年から昨年にかけて、全国5か所で行いました。

私にとって刺激的だったのは、現場でメンタルヘルスの課題に日々取り組まれて
いる方々の生の声に触れることができたことでした。メンタルヘルスの分野で
何かできないかとセミナー後に、何人かの専門家の方にもお話を伺っています。

今回、KKCさんの「健康モーニング NO85」(1月号)にセミナーに関する拙文を
掲載いただきましたので、下記に紹介させていただきます
(3回シリーズの3回目になった文章です)。

                        記

のべ5回行われたKKCヘルスアップ・セミナーの前半では、うつ状態で、休職、
復帰を繰り返した私の3年間の体験を率直に語り、後半では『「うつ」からの回復
とは、元に戻ることなのだろうか?』という私が従来から感じていた疑問も述べました。

私自身は初めの休職を経て会社に復帰した後、10か月程度は調子の良い状態
が続いたのです。ところが翌年に役職に戻って仕事を始めると、再び調子を崩し、
2回目、3回目の休職につながっていきました。

その時に、自分の気持ちの持ち方やライフスタイルが変わっていなければ、
同じ状況を呼び込んでしまうのだと痛感したのです。

休職を経て体調が戻ってきても、何かもどかしい気分を抱えている社員も少なく
ないでしょう。実際には、「うつ」をきっかけに役職から外れたり、職場での立場に
大きな変化が生じていることも多いからです。

私も平社員になり、時間的には余裕ができましたが、何をすればいいのか
分からない状態に陥りました。
会社にぶら下がっていた自分を思い知らされたわけです。

もちろんこの話は、相当体調を取り戻してからのことです。通勤すること自体が
辛いレベルでは、医師のバックアップが不可欠ですし、看護師、保健師、カウン
セラーなどの専門職の手助けが必要なことは言うまでもありません。

ある著名な心療内科医が、私が書いた本の一文を週刊誌で取り上げてくれた
ことがあります。『「うつ』が治るというのは、元に戻ることではなくて
「自分の心構えを切り替えること」「新しい生き方を探すこと」だというのが実感である」
という部分です。理解してくれる医師の方もいるのだと嬉しくなったものでした。

会場からいただいた質問表にも、「新たな道を見つけることを勧めたい人がいる」
という意見もありました。
私の場合は、会社員から転身して、各種の職業に就いた人の話を聞くことに
よって自分の進むべき道が見えてきました。
会社員から蕎麦屋を開業したり、職人さんになった人達です。メンタル面の不調
から立ち直ってカウンセラーの道を歩まれた方もいます。
もちろん会社を辞める必要はありません。
心構えを切り替えたり、新たな働き方を見出すためには、先達が重要な役割を
担うということです。

頭の中で考えているだけでは、堂々巡りになります。
具体的なお手本になる人が身近にいると具体的な行動に結び付きやすいのです。

そう考えると、NPOやベンチャー企業が、復帰して元気に働かれている人達を、
回復途上の人に引き合わせることはできないでしょうか?
もちろんメンタル面だけではなく、内臓疾患や事故による休職から立ち直った人も
十分先達になりえるでしょう。

これは私の体験からの一つの対応策です。突飛な意見に思われるでしょうか?
もしこのような動きがあれば、喜んで参加させていただくつもりです。
休職した経験を糧に新たな働き方を見出した人の多くは、ご協力いただけるのでは
ないかと私は勝手に考えています。

3回の連載を読んでいただきましてありがとうございました。

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