楠木新(くすのき あらた)
楠木新の自己紹介

*講演・セミナー・研修および取材などの
お問い合わせは、kusunoki224アットマークnifty.comまでお願いいたします。
※アットマークを@に代えてください
第二回 こころの定年/研究会(IN東京)<もう一人の自分を作る>のご案内四月天神寄席「想い想われ振り振られ」

2016年04月26日

「左遷論」が産経新聞の書評欄に取り上げられました

今週の日曜日に「左遷論」が、産経新聞朝刊の書評欄に取り上げられました。
今までは、新聞の書評欄に取り上げられたことはなかったのですが、
先月の日本経済新聞に続いて二度目になります。

一般の方にも幅広く読んでほしいという願いもありますので、
大変嬉しいところです。

産経新聞の内容は、下記の通りです。

「左遷論 組織の論理、個人の心理」(楠木 新著)
長年、大手生保で人事・労務担当を務め、人事異動の季節を迎える
たびに大勢のサラリーマンたちの喜怒哀楽を見つめてきた著者が、
会社の命じる非情な左遷のメカニズムを分かりやすく解説した。

学問の神様、菅原道真の太宰府左遷や、陸軍医として出世街道を
歩んでいた小説家、森鴎外の小倉左遷に豊富な資料を駆使して肉薄。

左遷組たちに取材を重ね、生々しい体験談を盛り込んだ。左遷を経て
第二の人生をどう生きたかについても相当な分量を割いており、丸腰
となった個人が組織との折り合いの付け方を考えるうえで、実に教え
られることが多い。(中公新書・820円+税)」(産経新聞 2016/4/24)』

これと、一か月前の日本経済新聞朝刊の書評を並べてみる。
*「左遷論」(楠木 新著)
「日本で働く組織人への応援歌」(2016/3/27付日本経済新聞朝刊)


タイトルは刺激的だが、読み進めていくと、日本の企業・組織社会の
実情を豊富な取材と著名人が遭遇した左遷話を交えながら解説して
いることがわかる。

企業人でもあった著者自身も決して順風満帆に出世街道を駆け上がって
きたわけではない。いろいろな部署を渡り歩き定年を迎えた。その中で
社内や取引先での会話から垣間見えた身につまされるような組織内の
論理に疑問を持ったようだ。

結論からいえば、左遷は人生のターニングポイントであるかもしれないが、
決して汚点ではないということだ。
人生を見つめ直すいい機会だと著者は指摘する。

欧米の企業社会では左遷という概念は生まれにくいという。職務を厳格に
定義して雇用契約しているからで、それが遂行できないと解雇される。
また、転勤の有無が賃金格差をもたらす職制も存在しない。
これは日本独特のもので、約30年前に制定された男女雇用機会均等法
に対する便法にすぎないと断じる。

日本では「お任せする」「空気を読む」ことで組織内均衡が保たれており、
それを踏み外すと左遷の憂き目に遭う。だが修復を図ろうとするときにも
同じ手法に頼らざるを得ず、現実には難しい。
こうした事情の中でどう生きていくべきか。
本書は「組織人への応援歌」として読める。(中公新書・820円)』

<両者を並べてみた感想です>
・いづれも、長く会社員を勤めてきたこと、多くの人にヒヤリングして
 きたことを指摘いただいている。私の強みだと理解しておかなけ
 ればならない。

・そのうえで、産経新聞では、菅原道真や森鴎外、左遷にあった人々の
 体験談に焦点が当たっている。どちらかといえば個人側の視点だ。
 一方で、日経新聞では、日本型組織の特徴にポイントが置かれている。
 私自身も、この本を書くに際して、組織と個人の間を揺れ動いた。
 副題を、「組織の論理、個人の心理」としたのもそういう意味だ。
 何かそれをわかっていただいたような気持になる。
 ありがたいことだ。

(産経新聞 2016/4/24)
IMG_20160426_140806
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*5/16(月)19:00から、 第二回 こころの定年/研究会(IN東京)を行います。
ご案内は、4/24のこのブログで、ご確認ください。参加者募集中です。


mixiチェック
kusunoki224 at 15:00│Comments(0)TrackBack(0)左遷 | マスコミ出演

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
第二回 こころの定年/研究会(IN東京)<もう一人の自分を作る>のご案内四月天神寄席「想い想われ振り振られ」