楠木新(くすのき あらた)
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声に出して読まれた文章はすごい『左遷論』(中公新書)の3刷が決まりました。

2016年06月01日

「左遷をチャンスに変えるためには」(月刊「企業実務」5月号)

月刊「企業実務」5月号に、「左遷をチャンスに変えるためには」が掲載されました。
「楠木新のビジネス生活をラクにする発想」というコラム欄の連載です。

下記に内容を紹介いたします。

*左遷をチャンスに変えるためには

読者のなかには、4月に不本意な異動辞令を受けた人がいるかもしれない。

私はこの一年余りの間、「左遷論」(中公新書)を執筆するために、左遷を
契機に改めて自分を見つめ直した人を数多く取材してきた。そのなかで、
左遷を転機にしてチャンスに結び付けていく人と、やる気を失ってしまう人と
の違いが見えてきた。

左遷は詰まるところ、会社という同質的な共同体のなかで位置付けが下がる
ことを意味する。だから、降格でもなくとも、給与が下がらなくとも、左遷だと
いってがっかりしてしまう。会社の外にいる妻や子ども、個人事業主には、
理解しにくい感情だろう。

左遷を転機にする人は、自らの出世や利益を中心に考える姿勢から、一緒に
働く仲間とのつながりや家族など、一歩離れたところに視点を移行させている。
誰かの役に立つという姿勢に転換しているわけだ。それができない人は会社の
枠組みのなかで、自分のポジションにこだわったまま、次第にやる気を失って
しまうのである。

この姿勢の切り替えは、順風満帆な状況では難しい。そう考えると、左遷だと
感じることはまたとない転機である。会社という枠組みを外から眺め、客観化
することから変化は始まる。

左遷をチャンスにするためには、左遷自体のことや、その背景にある会社組織
のことをよく知ることだ。くわえて自分自身に正面から向き合うことが求められる。

z201605b

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kusunoki224 at 09:00│Comments(0)TrackBack(0)企業実務連載 | 左遷

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