楠木新(くすのき あらた)
楠木新の自己紹介

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2017年02月19日

「会社を辞めようかと迷ったときは」(「企業実務」連載)

月刊「企業実務」12月号に、「会社を辞めようかと迷ったときは」が掲載されました。
「楠木新のビジネス生活をラクにする発想」というコラム欄の連載です。
今回が連載の最後です。2年弱の間お世話になりました。

下記に内容を紹介いたします。

                    記


会社生活に限界を感じたときには、「会社に残るか、辞めるか」の二者択一で考えてし
まいがちである。そして、多くの人はリスクを回避する立場から、現状のまま動けなくな
る。それとは逆に、スパッと白黒をつけて次のステップに向かう人たちもいる。

私は両者ともうまいやり方ではないと思っている。二者択一に帰着しているのは追い込
まれている状態だ。これまでのプロセスで積み重ねてきた選択の結果、行き詰まったのである。

こういうときは、すぐに結論を出さずに一旦立ち止まることだ。少し大げさに言えば、
「せっかく生まれてきたこの人生をどう生きるのか」という問いをもって自らを深める
タイミングだと理解したほうがよい。

私がこれまで取材、インタビューをしてきた会社員は、順調なときではなく、自らの病
気や左遷、リストラ、家族の問題を抱えるといった、外から見れば挫折と思われる状況
のなかで新たな途を見つけ出している人が少なくない。

自身のなかで、大きな位置を占めてきた会社を、それまでよりも小さなものとして捉え
ることができて、内面にベクトルが向かうからだろう。

そういうときに、自分の向き不向きや、個性にあったものが見えやすくなる。組織で働
く人々の悩みや惑いのなかには、その人の本来の可能性が宿っていることがあるのだ。

z201701b
【表紙は1月号です】


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