楠木新(くすのき あらた)
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定年後に社会とつながる「3つのパターン」「女性セブン」に『定年後』が紹介されました。

2017年09月18日

『Voice』の「著者に聞く」に取り上げられました

現在発売中の『Voice』(2017年10月号)の「著者に聞く」欄に取り上げられました。
WEB版に一部が抜粋して紹介されています。
誰もが抱く漠然とした不安に光を当てた

ポイントをつかんだ質問が続いています。
なお、WEB版の同内容を下記に紹介します。全文は10月号をご覧ください。

楠木新 著者に聞く『定年後』
誰もが抱く漠然とした不安に光を当てた

――本書『定年後』は、退職者への取材や楠木さん自身の体験を基に、定年後の「現実」を浮き彫りにしています。第2の人生を充実させるためのヒントも多く、現在20万部を超える大ヒット。「定年後」というテーマが読者の反響を呼んだのは、なぜだと思いますか。

 楠木 誰もが抱いている漠然とした不安に光を当てたことがよかったんじゃないかと思います。社会人は普段、仕事に集中して毎月きちんと給料をもらう生活のなかで、先のことまではあまり深く考えていません。以前、50歳前後の社員向けに「セカンドキャリア」をテーマにした研修を行なったとき、多くの人が定年後について意識していないことに驚きました。定年が60歳の誕生日なのか、その年度末なのかさえ知らない人もいました。

 とはいえ、「いつかは会社を離れなければならない」という将来への不安は誰しも抱いている。そのぼんやりとした不安を直視してもらうために、本書を執筆しました。じつはこれまでにも、重松清さんの『定年ゴジラ』(講談社、1998年)や渡辺淳一さんの『孤舟』(集英社、2010年)のように定年後を扱ったヒット作があります。近年、そのニーズがあらためて高まっていると感じています。

 ――楠木さんは保険会社を定年退職する以前から、「働き方」をテーマにした作品の執筆をされています。定年後の生き方について意識するようになったのはなぜですか?

 楠木 47歳のときに会社生活に行き詰まって体調を崩し、休職したことがきっかけです。いざ会社に行かなくなると、家で何をすればいいのかわからない。出掛けるにしても、本屋や図書館、またはスーパー銭湯のような温泉施設しかなかった。それまで自分がいかに会社にぶら下がって生きてきたかを痛感しました。同時に、自分の置かれた状況は定年後のそれと同じではないかと思ったんです。休職した経験が思いがけず定年後の予行演習になりました。

 ――定年退職者の背中はどこか寂しそうに見えます。この先、彼らにどんな人生が待っているかを考えると、見送る側としては複雑な感懐を抱きます。

 楠木 私が取材したケースで多かったのが、時間の感覚や生活リズムが崩れる人です。今日が何曜日なのかさえもあやふやになってしまう。定年後は現役時代と違って、そもそも毎日決まった予定があるわけではなく、手帳を使う必要がない。そのため、時間の感覚が徐々に失われてしまうのかもしれません。毎日すべきことがないと朝起きる時間も不規則になっていき、長時間テレビを観るだけの生活を送り続けるケースもよく見られます。

 ――現役時代と同じように時間の感覚を保つために、具体的なアドバイスはありますか。

 楠木 私は、1日を3分割する方法を実践しています。たとえば午前中は執筆時間に充て、正午から17時ごろまでは外に出掛け、18時からは家族との会話を楽しむ、といった具合です。社会人のときは1日があっという間に過ぎてしまいますが、定年後は時間が有り余っている。自由に使える時間が1日中あるというのは、意外と長く感じるものです。

 ――夫の定年後、夫婦間の関係が悪くなってしまうのも、避けたい事例ですね。

 楠木 もちろん、夫の定年後も仲睦まじく過ごしている夫婦もいます。ですが、夫がずっと家にいる状態というのは、やはり嫌がられるようですね。妻からしてみると、自分が出掛けるときは夫に伝えないといけないし、お昼ご飯を用意する必要があるかどうかも、いちいち確認しないといけない。いままでは、夫は会社に行くのが当たり前だったわけで、いわば職と生活が分離されていた。そこからいきなり職がなくなって、夫が生活に入ってくるわけですから、妻のほうはストレスが溜まるでしょう。

 ただ、いまは共働きの家庭も多くなりました。その意味では、夫の定年前から職と生活の棲み分けができているため、夫婦間の衝突が起こりにくくなっているともいえます。私たちの子どもの世代では夫が育児をする「イクメン」も増えていますし、状況はだんだん変わってくるのではないでしょうか。
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*芦屋(関西)と大手町(東京)で、セミナー講師をやります。
…日カルチャーセンター(芦屋) 10月7日(土)
定年後―50歳からの生き方、終わり方

大手町アカデミア(大手町) 10月13日(金)
『定年後』のベストセラー作家と学ぶ! 人生後半戦のためのキャリア・デザイン入門

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この記事へのコメント

1. Posted by 若松若水   2017年09月18日 18:50
5 あちらこちらからお座敷がかかっているご様子、「定年後バブル」といったところでしょうか…


定年後の夫婦の問題は深刻かつ重要ですね。

私は大学生の時、刑法で日本の殺人事件の4割は肉親間で発生している、という事実を知り衝撃を受けました。
今は5割を超えているようです。
そんなわけで、妻との生活ではずっと緊張感をもって暮らしてきたように思います。

そして、
定年後の日々には「キョウイク」と「キョウヨウ」が大切。
「キョウイク」とは「今日、行く所がある」
「キョウヨウ」とは「今日、用事がある」

というのはけだし名言ですね。
2. Posted by 楠木新   2017年09月18日 21:01
定年後の日々には、教育?と教養?が大切。
「キョウイク」とは「今日、行く所がある」
「キョウヨウ」とは「今日、用事がある」
これを話す人は取材でも多かったことが印象的です。

「亭主元気で留守がいい」に次いでいると思います。

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