楠木新(くすのき あらた)
楠木新の自己紹介

*講演・セミナー・研修および取材などの
お問い合わせは、kusunoki224アットマークnifty.comまでお願いいたします。
※アットマークを@に代えてください

こころの定年

2017年03月24日

YOMIURI ONLINE(読売新聞)に、掲載いただきました。

昨日、3月23日(金)の読売新聞(YOMIURI ONLINE)の「深読みチャンネル」
に原稿が掲載されました。

もう頑張れない…「こころの定年」に効く処方箋

内容の見出しは、
・多くの人に訪れる「こころの定年」
・会社生活には前半戦と後半戦がある
・後半戦を支えるのは「もう一人の自分」
・個人版の「働き方改革」を
となっています。

『個人版の「働き方改革」を』の内容は、

『最近は働き方改革が叫ばれているが、どちらかと言えば「働かせ方改革」とでも
言うべき性質のもので、労働時間規制や同一労働・同一賃金など、国の規制や
企業の生産性にかかわる点が中心だ。

しかし、自分自身がどうするべきかという文字通りの「働き方改革」についても、
きちんと検討されるべきではないか。

今回紹介した「もう一人の自分」を持つことは、そうしたきっかけの一つにもなる
だろうと私は考えている。その一例として、こんなエピソードがある」と書いています。

現在は、「働かせ方改革」はあっても、個人版の「働き方改革」の議論があまりに
少なすぎると思っています。』と書いています。

最後は、
『これからは人生100年の時代とも言われている。「こころの定年」をうまく乗り越え、
長い人生を充実させるために知恵を出し合う時代になっている』です。

ぜひご覧ください。

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2016年03月11日

「55歳までに会社を辞めないと間に合わない」?

久しぶりに、かつての会社の同期が大阪にやってきた。
「同期あり、遠方より来る、楽しからずや」という所だ。

彼はまだ会社勤めをしている。私にとっては、久しぶりに
サラリーマンに会う機会なので、割と新鮮な感じがする。

新たな部長を迎えて、少し経った頃の会議で、部長が何かを
発言すると、「部長、もうお分かりになりましたか」などと部下
が相槌を打つらしい。

彼も私もそういうことは言えないタイプだが、今聞くととっても
面白い感じがする。
もうサラリーマンから離れてしまったなぁ、という感慨も交じる。

彼は結構昔の話をする。
その中で、営業をしていたバブル期に、東京で3人で飲んでいた時に、
私とT氏が、「55歳までに会社を辞めないと間に合わないなぁ」
と意気投合していたというのだ。
まだ私たちが、30歳前半の頃、30年近く前の話だ。

私にはそんな発言をした記憶は全くなかったが、彼ははっきり覚えているという。
翌週に、T氏に会う機会があったので確認すると、彼もそんなことを
言った覚えはないそうだ。

しかし結果として、T氏は、55歳で会社を辞めて独立起業した。
私はといえば、60歳の定年まで勤めはしたが、50歳からは、モノを
書く仕事を勤めと並行してやってきた。
平均すれば、55歳で会社の立場を離れたといえなくもない。

そういう意味では、二人は同期が聞いたという発言通りのことをやっていた。

若い時に話していることは、無意識の願望なので実現してしまうのかも
しれない。もちろん実現することがいいのかどうかは分からない。

ただ、その発言を明確に覚えている彼だけが、今でもサラリーマンを
やっている。
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2016年01月14日

全国紙の記事は、実は東京版?

先日、東京に在住の知人から、
「毎日新聞で最新刊の本が紹介されていたよ」という
ありがたい連絡があった。

毎日新聞の販売所に立ち寄って購入したが、話しにあった
10日の新聞を見たが違う書籍が紹介されていた。

毎日新聞のネットを見ると、「Book」のいう箇所に、たしかに
掲載されている。

奇妙だと思って、中之島の図書館でもう一度確認するとやはり
違う書籍の紹介しかない。

知人は、決して曜日などを間違う人ではないので(私なら十分
ありうるが)、大阪の毎日新聞社に電話で確認してみた。
そうすると、丁寧に答えてくれて疑問は氷解した。

大阪本社の紙面は、やはり別の書籍が紹介されていて、
私の分は、東京版やそのほかの地方版に掲載されているという。

そういえば、以前、「働かないオジサン」の記事が、毎日新聞の
夕刊に大きく取り上げられた時にも、大阪の紙面は、四国の
事柄を扱っていて掲載されていないことがあった。

その時も、私の文章は、やはり東京で受けるのかもしれない
(そんなことあらへん)と思ったものだ。

こうして私の疑問は解決されたが、考えてみれば、全国版と
いうのは、本当は、東京版なのだということがよくわかる。

全国のことを書いているとしたら、今のような紙面にはならないだろう。
時々、図書館で新聞を読むことがあるが、神戸新聞、京都新聞でも
いわゆる全国紙とは相当違っている。

全国紙には、東京から地方に情報を流すという意味合いが内包
されている。そういう意味では、私の記事が採用されなかった大阪
本社版に拍手を送りたくなる。

出版社などは、もっともっと東京中心である。
関西にもっともっと頑張ってほしいと思っている。
そうすれば関西で用件が済むことが増える。

阪神梅田駅の周りの壁に、大阪の夕刊紙がべたべた張られていた
時代が懐かしい。私は大阪の夕刊紙のファンだったのだ。

そういうことで、掲載いただいた記事を下記に紹介します。

東京本社さん、ありがとうございました。がんばれ大阪本社。

*『「こころの定年」を乗り越えろ』=楠木新・著
毎日新聞2016年1月10日 東京朝刊
著者は大手企業に勤務時にうつ病や「左遷」を経験して定年まで勤めた
体験を持つ。40歳前後の会社員が、将来への不安や病気などで挫折し、
働く意味に悩むことを「こころの定年」というが、会社を辞めるのでも、
会社にしがみつくのでもなく、働きながらのもう一つの本業を見つける
第三の道で克服するようアドバイスする。
平均寿命が延び、まだまだ時間がある中年期に、人生の意味を見つめ
直すきっかけになる一冊だ。
(朝日新聞出版、842円)
こころの定年

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2016年01月06日

「なぜあんなに笑っているの?」「老けたねェ」+【本文紹介】

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昨日の朝日新聞の朝刊の記事
(「幸せのカルタ◆,發Π貎佑亮分 会社の外に」)
は、おかげさまで多くの方にご覧いただいたようで、
かつての会社仲間からも、いくつか連絡が来ました。

昔一緒に働いていた女性は、「かつての職場の仲間が
『老けたねェ』と言ってましたよ」とメールをくれました。

「あんたが自分でそう思っただけじゃないの?」と
返しておきました。
突っ込んでもらうためのメールだと思うのですが、
こういうアドバルーンを飛ばすのが得意な人でした。
でも嬉しい反応です。

20年以上前の話ですから、老けるのも当たり前田の
クラッカーです。

また「なぜあんなに笑っているの?」と聞いてきたメールも
ありました。

普段はレンタルオフィスのブースの中で、書いています。
記者とカメラマンが来たので、机の上などを片付けようと
したところ、そのままでと言われて、いきなり、しゃがんだ下からの
アングルでカメラを向けられました。
目隠しにしている暖簾の下からです。

思ってもみない状況からだったので、
「えぇ!こんな角度で撮るんですか。面白~い」と笑いが込み上げ
てきたというわけです。作り笑いではありません。

いつもながらですが、マスコミに取り上げられたときは、周囲の
人は記事や発言の内容よりも、あくまで外見やしゃべり方に
関心があるというのは今回も変わりませんでした。
昨年のBSの時も、
「ネクタイの柄がもうちょっと大きい方がいい」(そこまで考えられへん)、
「豚まんを一人であんなに食べるのですか」(カメラマンの分があった)
「話すときの手が、フリップに重なってました」(かすかでした)
「直前に理髪店にはいきましたか?」(何が気になったのでしょう)
「いつもより簡潔にしゃべっていた」(普段から簡潔だと思っているが)
等です。

なお、記事にアクセスできなかったという声もありましたので、
本文部分のみを下記に紹介いたします。

なお、どんな時に幸せを感じますか?と聞かれたので、
「ずっと幸せ。好きなことやらしてもろて、話する場をもらえたり、
書いたものを本にしてくれたり。それだけでOKですよね。」
は、まったくの本心です。

だからこそ、きちんと仕事をこなさなければならないと考えています。
当面は、2月に発売予定の書籍に注力いたします。

                      記

■見つけた、出会いや経験書けること
このまま会社で働き続けていいのか――。昨年3月に大手保険会社を
定年退職したビジネス書作家の楠木新(あらた)さん(61)は、40代の
ころからこんな思いにとらわれた。

課長や支社長を順調に務めてきたが、不本意な出向を経験。47歳で
本社に栄転した後、「このまま会社で働くのは何か違うんちゃうかな。
残り少ない人生、好きなことやらなあかん」と感じたら、出社できなくなっていた。
 「うつ状態」と診断され、3度の休職をへて50歳で復職。役職を失って
平社員になり、以前ほど重要な仕事を任されなくなった。

定時には退社できる。しかし、時間をもてあまし、何をしていいのかわからない。
そんな時、復職する前の年に読んだある新聞記事を思い出した。
経済専門紙の部長だった人が「“日本一”明るい経済新聞」の記者兼編集長
に転身して頑張る中小企業を紹介している、という内容だった。

「写真が、ごっつええ顔してるんです。うまく言葉にはできないけど、これやなあと思った」

この人のように、サラリーマンから転身した「いい顔」の人たちに話を聞きたい。
思いに駆られ、新聞やミニコミ誌、テレビで取りあげられた転身した人たちに
連絡をとり、週末に会った。
阪神大震災を機に鉄鋼会社を辞め、そば店を開いた人。百貨店の店長だったが、
リストラを命じられて自分も退職し、人事コンサルタントになった人……。
なぜ、転身しようと思ったのか。転身後の仕事をどのように見つけたのか。
ひたすら聞いた。

そこで気づいた。サラリーマンとしての自分は他の人と取り換えることができても、
自分が経験してきた仕事の話や出会った人たちの話を書くことは自分にしかできない。
神戸市内の繁華街で育ち、小さいころから演芸場に通うお笑い好き。
人から聞いた話をさらにおもしろく話し、周りを楽しませることが得意だった。
いま思うと、この「特技」が書く仕事に役立った。

会社を辞めて本を書こうと考えたが、公務員から大道芸人に転身した人に諭された。
「『仕入れ』と『営業』があるのに、仕入れを考えんでどうするんか。
会社にいれば情報が得られる」
会社勤めで収入を確保しながら、サラリーマンの話を書く。
会社の外の「もう一人の自分」を見つけた。

■手届くあこがれの人、参考に
サラリーマンが40歳を過ぎたころから直面する心の揺れを楠木さんは
「こころの定年」と呼ぶ。
自らの経験を踏まえ、克服するために会社の外で「もう一人の自分」を
見つけることを勧めている。

著作を読んだ人から時折、相談が寄せられる。
大手金融機関の50代の管理職からは「これまでのように、仕事に熱中
できると思えない。社会の役に立つことがしたい」と打ち明けられた。
希望した部署への異動がかなわず、今後への迷いが生じていたところに
楠木さんが講師を務めたセミナーを聞き、声をかけてきたという。

楠木さんはこう返した。
「自然な気持ちだと思いますよ。会社での立場はそれとして、個人として
どうしていくかということですよね」

相談を受けると、楠木さんはこんな助言をする。
あこがれる人やうらやましいと思う人にたくさん会うこと。
「(米アップルの創業者)スティーブ・ジョブズになりたい」といった大きな
あこがれではなく、手の届きそうな人に会うのが肝心。
その人たちを自分と重ねあわせると、今後、どんな道をたどればいいのか参考になる――。

会社の後輩に、好きなスノーボードのインストラクターの資格をとり、教室の
受講生に指名されるほどになった男性がいる。
以前は「会社で評価されない」とぼやいていた男性は、こう言ってきた。
「これまでは、会社という枠の中で評価されることしか考えてなかった。でも
会社の外で必要とされている自分に気づいたら、会社の枠組みが気にならなくなった」

楠木さんは、転職を勧めているわけではない。会社に残るか辞めるかという
二者択一の決断は重すぎて、結局、動けなくなってしまうからだ。

「会社は会社として、もう一つ別のものにチャレンジしたらどうか。10年やれば、
ある程度の土俵づくりはできる。私がそうだったように、
50歳からでも間に合います」

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2015年12月13日

2時間の説教

10月に出版した
『「こころの定年」を乗り越えろ ー40歳からの「複業」のススメ 』(朝日新書)
のあとがきに書いた2時間の説教のことについて、読者の方から
嬉しい感想をもらった。その拙著の原文を紹介しておきたい。

また、このインタビューさせてもらった大道芸人さんのお弟子さんとも先月
会っていろいろ話をさせてもらった。

そのお弟子さんも私と同趣旨の説教を受けたことが役立ったと語っていた
のが印象的だった。
先達に自分を重ね合わせる大切さをあらためて感じた。

                         記
*おわりに
私は今年3月に60歳で定年退職した。
私には退職にあたって、ぜひお礼を言わなければならない人がいた。
今年の年賀状には「おかげさまで、この3月に定年退職になります。
またご挨拶に伺います」と書いた。

2月になって、「ご丁寧なお年始状をいただき、ありがたく存じます。
昨平成26年7月20日に、八房梅香は急逝いたしました」と書かれた
返信のハガキが自宅に届いた。

すぐにネットで検索してみると、病気で亡くなられていた。
八房梅香さんは、明石市役所の職員から44歳で大道芸人に転じた方で、
ハガキはお弟子さんからのものだった。 
 
10年ほど前に初めてお話を聞かせていただいた。
その頃の私は休職から復帰してまもない時期で、自分がこれからどうす
ればいいのか見当がついていなかった。
その時に八房さんの話からいろいろなヒントをいただいた。

特に印象に残っているのは、八房さんの転身の話を1時間ほど聞いた後に
、「楠木さんは、これからどうするのですか?」と尋ねられた時のことである。

「2.3年研鑽して、できれば退職して、サラリーマンに関する著述業として
独立したい」と私が答えると、「あなたは、自分自身を客観的に見ることが
できていない」と、その後2時間にわたって説教を受けた。

八房さんが私に強調されたのは、商売には、「仕入れと販売がある」という
ことだった。私が会社員のことを書こうとするなら、アウトプットだけではなくて
、インプットを考えなければならない。それなのに仕入れの給源である会社を
辞めるなんて何も分かっていないという指摘だった。

「なぜ定年まで働かないのか。そうすれば60歳までナマの情報が入る」、
「平社員から目を背けたいだけではないのか」、
「あなたの悩みをどのように解決するかを、お客さんは見たいわけだ」
厳しい口調だったが、私にとっては貴重なアドバイスだった。

メールのアポイントだけで事務所に押しかけたのに、自分の話を一時間語っ
てくれただけでなく、私の将来について2時間にわたって相談に乗ってくれた。
半分以上は説教といえる内容だったが、36年間の会社生活で受けた
どんなアドバイスよりも身に染みた。

帰り道に神戸の元町を歩きながら、
「この世の中まんざら捨てたものではないな」
と感じたことを今も覚えている。

その後も何回かお会いして参考になる話を伺った。
「プロから学ぶときは、はじめは物まねからやりなさい」というアドバイス
を受けて、日本ペンクラブなどの主催する現役作家の講演を聞きに行く
とともに、プロの作家が指導するカルチャーセンターにも通った。

これだけお世話になったにもかかわらず、お礼を言うことすらできなく
なってしまった。残念至極である。

以前、ある落語家さんの話を聞いたことがある。師匠は、入門して右も
左も分からない内弟子に対して、三年の間、月謝も取らずに落語の稽古
をつける。おまけに食事の面倒までみて、小遣いを渡すこともある。

それでは一人前にしてもらった弟子は、どのようにして師匠に恩返しを
するのか?それは自分の芸を磨き、弟子を取って育てることで師匠の恩に
応えていくのだという。次の若い人に繋いでいくというわけだ。

その意味では、私は、組織で働く人にとって、少しでも仕事や生活が潤うもの、
ささやかでも「いい顔」になるためのヒントを発信するためにさらに研鑽しなけ
ればならない。それが、八房さんのご恩に報いることになると思っている。

本書は、八房梅香師への定年退職の報告とさせていただくつもりである。

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2015年11月19日

中央公論12月号の「ブッククリップ」に紹介いただきました

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中央公論12月号の「ブッククリップ」に紹介いただいました。
ありがとうございました。
内容は以下の通りです。

「こころの定年」が、もっと認知されて、第3の道=「複業」に取り組む
会社員が多くなり、「いい顔」の人が増えることを願っています。

               記

*「こころの定年」を乗り越えろ
  ー40歳からの「複業」のススメー

会社生活を送る中で、成長している実感が得られない。
このままでいいのだろうかーー。
40歳を過ぎた頃、多くのサラリーマンは行き詰まりを
感じ、やる気を失うという。
本書はこうした危機を乗り越えるための処方箋だが、
その眼差しは実に温かい。
あきらめの組織依存でも独立・起業でもない、
第三の道=「複業」のススメが新鮮かつ刺激的。
会社人生が面白くなってくる勇気の書だ。

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2015年11月05日

本日の日経夕刊の「目利きが選ぶ3冊」に紹介されました。

本日の日経夕刊の「目利きが選ぶ3冊」に
新刊『「こころの定年」を乗り越えろ 』が紹介されました。
下記に画像を貼り付けました。

福山大学教授の中沢孝夫先生の書評です。
内容は、
「40代、それも後半。そろそろ職場人生の先も見える。
「もし自分に、変えたくても、変えられない部分があったら
、そこが核心」だ、と著者。悩み始めた人への一冊。
(朝日新書・780円)


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2015年10月30日

夕刊フジに紹介いただきました(『40歳からの「複業」』)

昨日の10月30日(29日発行)の夕刊フジに、拙著
『「こころの定年」を乗り越えろ』の書評を掲載いただきました。
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タイトルは、『40歳からの「複業」』で、そのものズバリです。
きちんと読み込んで書いていただいており、感謝感激です。
サラリーマン時代には身近だったのですが、
久しぶりに夕刊フジを読みました。

下記に紹介いたします。

*『「こころの定年」を乗り越えろ』 楠木新著
<夕刊 フジ 10月30日>
40歳を過ぎたころから「先行き」が見え始めて、やる気を失う
サラリーマンたちが後を絶たない。

大手生命保険会社に勤めていた著者もその一人だった。だが、
さまざまな壁にぶつかりながらも、社会と接して「働く意味」を
テーマにした執筆・講演活動という「もう一つの本業」をもつ
ことで、生き生きした自分を取り戻すことができた。

会社員人生後半を、どう生きればいいのか。
組織べったりでも、独立・起業でもない「第3の道」があることを、
著者は自分の体験を披露しつつ説く。

第3の道の特徴は、会社以外の活動を「副業」ではなく、
あくまで「本業」としてとらえること。

会社を「主」にしないことでこそ、複数の自分や複数のアイデン
ティティーを持てるからだ。

「複線人生」の大切さを教える異色の人生論。

「窓際社員」が多くいて、満たされない思いを抱えている大企業の
中年サラリーマンにこそ読んでほしい。

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2015年10月13日

『「こころの定年」を乗り越えろ 』は、本日発売です。

「こころの定年」を乗り越えろ 40歳からの「複業」のススメ (朝日新書) が
本日から発売になります。
ただもう書店には、連休から並び始めているそうです。

こころの定年

























帯には、「一発解決」ということで、ビジネスマンが、イチローばりのフォームで
構えています。

私自身としては、36年間の会社生活の集大成のつもりで書きました。
「はじめに」は、定年退職の日の出来事から始めています。
「おわりに」は、執筆を始めたころ、公務員から大道芸人になった人から
2時間の説教を受けたことを書きました。

「こころの定年」も10年余りをかけて、やっと書名になりました。
当初は、取材に来てくれた新聞記者さんが、
「今年の流行語大賞になるんじゃないか」と言ってくれて舞い上がりましたが、
一向にそういう気配はありませんでした。

でも10年以上一つのことを考えてこれたのは、幸せだったと思っています。

書店で見られたら、ぜひ一度手に取って、「はじめに」「おわりに」だけでも
読んでみてください。

よろしくお願い申し上げます。

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2015年10月06日

「推敲」・「校正」は、自分と相手との通りを良くするもの

先月のシルバーウィーク明けに、今月発刊の本が校了した。

あらためて校了の意味を辞書で引くと、
「校正が完了し,印刷しても差し支えない状態になること」
である。

原稿を書くという作業と、校正するという作業は全く異なる。
原稿を書くのは上り坂で、校正は下り坂のイメージだ。
書くのはひいこら坂を上り、校正は来た道を踏みしめながら進む。
下り坂だから、楽だとか、簡単ということはない。

文章を推敲するというのは、両者の中間にある橋渡しの
役割だ。

当初の原稿を青と赤で次々と修正しながら、文章を確認する
推敲や校正作業は、良くなるプロセスが実感できるので
精神衛生上は良い。

最後に原稿全体をまとめ上げるときに、いつもヘロヘロになる。
今は退職して比較的時間の余裕があるが、勤務していた頃は、
社内の廊下をまっすぐ歩けなかった時もあった(少し大袈裟)。

私は、どちらかといえば口先人間なので、書く方は面倒くさいと
思うことが少なくない。でも推敲や校正の喜びがあるので頑張れる
という感じだ。

青ペンや赤ペンを走らせながらの推敲、校正作業は、ライブで
話したり、ネットを通して伝えることとは、相当異なる。

ネットでは、自分と相手にある中間物がなくダイレクトにつながっている。
そういう意味では、本を書く作業は、自分の思いを手紙で相手に伝える
ことに似ている。

かつては直接対面で話す以外は、手紙のように、その間に時間や
介在者(物)が存在した。
郵便の存在意義は今とは比べ物にならないくらい大きかっただろう。

メールで瞬時に相手に物事が伝わるということ自体、まさに現代に
しかないコミュニケーションのあり方である。
そこには、いろいろな意味でメリット、デメリットがありそうだ。

本における「推敲」、「校正」、「編集」とかいった作業は、自分と相手の
中間にあるものの通りを良くする作業だといえそうである。
伝えるべき(見えない)相手に対して、どうすればうまく伝えることかを
検討する取り組みである。

今月の13日に出版予定の本は、
『「こころの定年」を乗り越えろ 40歳からの「複業」のススメ』 (朝日新書)

この10年間主張してきた「こころの定年」が初めてタイトルに入った。

推敲や校正作業が功を奏するかどうかの結果はまもなくでる。

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2015年09月05日

9/7(月)「日経プラス10」(BSジャパン)に登場します。

9月7日(月)の午後10時からの「日経プラス10」のトークplus
のコーナーに登場することになりました。
日経プラス10 トークplus

放送予定の内容は、下記のようになっています。

『9/7(月)「花のバブル入社組 あなたはまだ会社人間ですか?」

【ゲスト】楠木新(ライフ&キャリア研究所代表)

不適切会計に揺れる東芝、人員を削減するシャープ、安泰と思われて
いた東京電力だって、おかれている経営環境は厳しくなっています。
こうした“名門”企業が曲がり角にあり、20年以上前に大量採用した
バブル入社組の処遇に困っているかのようです。
50歳前後のあなた、時間を惜しまず働いた会社人生、このままでいいのでしょうか? 」

「バブル入社組」が、タイトルにありますが、私が採用責任者として、本格的に
取り組んだのは、平成3年、4年入社なので、まさにバブル入社組真っ只中の
採用だったのです。

当時には、いろいろな思い出があります。
若い後輩のリクルーターと一緒に仕事をしたのが楽しくて仕方ありませんでした。
会社の仕事では、最も充実した、楽しい時期だったといえるかもしれません。
睡眠を削りながらフラフラになっていました。

どこの会社もこんなに大量の採用をすると、将来は大変になるな、と
人事担当者同士で語り合ったことも思い出します。

そのことが巡り巡って、コメントする立場になろうとは、不思議なものです。
もう25年前の話ですから私も若かったわけです。

「バブル入社組」は「こころの定年」の主要な対象になるだろうと以前から
話していましたが、少し遅れて取り上げられるようになったといえるかもしれません。

3月の「週刊BS−TBS報道部」で、「こころの定年」を話して以来、
今年二度目のナマ放送になります。
進歩がありますかどうか。

視聴しやすい時間だと思いますので、ぜひともご覧ください。

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2015年08月29日

「サザエさん症候群」は、30代に多い?

先週水曜日の「「こころの定年/研究会」は、「中高年がイキイキ働くするためには?」
というテーマで、議論してみた。12人が、各々の見解を持っていて興味深く話を
進めることができた。

一つの会社で働いてきたサラリーマン、何回も転職を経験した人、学校の先生、
人事コンサルタント・社会保険労務士として少し前に独立した人、再就職支援会社
のビジネスマンなど、背景の違う人が集まっていたので、面白いギャップが
いろいろ出た。
伝統的な日本の企業と外資系企業との仕事も進め方の違いも議論になった。

ある人が、サザエさん症候群(サザエさんしょうこうぐん)だった時のことを語りだすと
多くの人が経験あり、とのことだった。
日曜日の夕方に、テレビの『サザエさん』を見ると、「翌日から仕事をしなければ
ならない」と考えて憂鬱になる状態だ。

人によっては、『日曜劇場』や『笑点』、なかには『のどじまん』の頃から、調子が
悪くなったという人もいた。

私も随分前だが、30代前半の頃に、ゴルフのトーナメントを見ながら、「明日から
仕事か」とブルーになったことを思い出す。夕方からというわけだ。

私が、30代だったというと皆が同意してくれた。
40代では、仕事がもっと厳しくても、「サザエさん症候群」には、あまりならなかった
ような気がするのです。

参加者になぜだろうと、疑問を投げかけてみると、
「主体的になれないから」「やらされ感が強い立場だから」
などの回答が返ってきた。やはりこのあたりなのであろう。

私は、今はそういう感情は全くないので、ありがたいと思っている。

30代では、うっとうしくてたまらなかったという人も、50代の管理職になって
日曜の夜は、「月曜日に何を言うたろ」と逆に元気になるという人もいた。

これは、どうのように名づければ良いのだろう。
「情熱大陸症候群」がいいかもしれない。

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2015年04月01日

私の話を聞いていましたか?(テレビのいろいろな所を見ている)

前回のブログで紹介したように、3月28日(土)のお昼に
『BS-TBS「次の世代へ」』という1時間番組で、「こころの定年」の
VTRが再度流されて、女性の司会者が、前回の番組での議論を
前提に補足を述べていました。

再放送をしてくれたという感じです。
これで、BS-TBSの番組出演の件は、一段落となりました。
私にとってはとても貴重な経験でした。

前にも述べたように、番組を見てくれた人の感想はいろいろで、
テレビ画面のいろいろなところを見ているということが分かりました。

代表的なものを挙げてみると、

・テレビであれば、もっと大きな柄のネクタイのほうが良かった。
(そんなところを気にしているのか)

・いつもは着ていない「良い背広」を着ていた。
(ほっといてください。それほどレベルは変わらないのだけど。
 でもちょっといいかな)

・研究会の時(VTR時)のネクタイとワイシャツが似合っていた。
(ちょっと安心。研究会の時に着ていた背広とネクタイが思い出せず
 ナマの当日の服装をどうするか迷っていた。かぶらなくて良かった)

→内容とは別に、服装やしぐさなどは意外と重要だと改めて思った。

・落ち着いて物静かで話しているのが良かった。
・もっと自分を押し出して前面に出ていくほうが良い。
(どうするかちょっと迷ったが、今回は自重気味に、と思ったことを覚えている)

・私の机の横で仕事していた男性社員の中学生、高校生の子供たちが、
正座をして画面を見ていた。パネルを持ち出して説明する姿をみて、
「あの人は慣れている」と言ったそうだ。
(なにか、おもしろい。慣れてまではいないが、あがらなかったのはたしかだ。
「こころの定年」を日本で私ほど考えている人はいないはずとの根拠のない自信か)

・「あんなにたくさんの豚まんを食べるのですか?」この疑問を持った人が多かった。
(あの春陽軒の豚まんは、カメラマンの分も買ったものだ。たしかに自分の分だけに
するのがカメラ的には良かったのだろう)

・いつもより「簡潔に」しゃべっているのが良かった。
(普段も簡潔だと本人は思っているのだが)

そのほかにも下記の感想もありました。
・研究会であんなにたくさんの人が集まっていることに驚きました
・あれは自分で借りている事務所ですか。
・話す時に、挙げた手がモニターの画面を遮ることがあった。

<会社の同期からこんなメールももらいました>
・『テレビ見ました。家内が楠木のフラットなしゃべり方がいいと言っていました。
  僕からすると、まじめすぎるかなと思いましたが。楠木の顔の遍歴をみて、
  僕もとしとったんだな。もう恋もできないのか。と思いました。」

→私の「こころの定年」に関する見解のコメントはほとんど皆無だったのでした。



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2015年03月27日

特集・未来ビジョン「こころの定年」のVTR部分が再放送されます

前々回のブログで、お知らせしたとおり、3月8日(日)に、
「週刊BS-TBS報道部」で放送された特集・未来ビジョン
「こころの定年」のVTR部分が、明日再放送されることになりました。

3月28日(土曜日)のお昼12:00〜からの、
『BS-TBS「次の世代へ」』という1時間番組だそうです。
http://www.bs-tbs.co.jp/program_weekly.html

25分ほどあるVTRをそのまま放送する予定で、
今回のスタジオ部分は別のキャスターが仕切るとのことです。
どういう風に料理していただけるのか楽しみです。

3月8日(日)は、ナマのスタジオ出演だったので、何かと
落ち着かなかったのですが、今回は、家でゆっくりくつろぎながら
テレビを見ようと思っています。

よろしければ、ぜひご覧ください。


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2015年03月26日

「こころの定年」「こころの定年」と言っていたら、「ホントの定年」になりました

3月24日付けで、定年退職になりました。

23日月曜日が最終出社日でした。

少し朝早く出勤して、最後の事務の仕事を終えて、午前中に
直前の法人営業部門にいた時に、お世話になった2社と
知人の弁護士先生のところにあいさつに行きました。

前日の日曜日には、タオルと雑巾を持って会社に出かけました。
机の上や椅子をタオルや除菌ティシュで拭いていきました。

休日に会社に出るのは何年振りかと思い返していると、休日がなかった
新卒採用の責任者だった当時の思い出が浮かんできました。

現在の仕事は、人事とは違うのですが、掃除をしているオフィスのその場所は
人事課の課長代理当時の席のすぐ近くでした。

最終日の午後からは、兼務している職場の課長のところにあいさつに行き、
勤務管理票や、定年後の事務処理の手配、机の周りの片付けをしていると、
あっという間に終業の時間が近づいてきました。

退職金支払い担当の女性に、
「退職金は今から上積みしてもらうことは、できないかなぁ」と冗談で言うと、
「上積みはできませんが、止めることはできます」と返され、
「ホンマは、それが一番怖い。それだけは勘弁して」
と言いながら、「止める」という切り返しは素晴らしい、と感心してしまいました。

終業の5時になり、挨拶の時間になりました。

しかし送別会で挨拶をすでに済ませていたので、繰り返すのもどうかと思い、
「クイズをやります」と言って、景品に「ダマンの紅茶」と「拙著、日経プレミアの4冊」
を示しました。
本の賞品は意外だったのか、結構笑ってくれました。

クイズの内容は、「2.9862」の数値を大きなボードに示して、
「これを見て、ある職業を当ててください」という問題でした。

若手社員が、「サラリーマン」と答えましたが、違っていました。
皆さんは、分かりますか?

手が上がらなかったので、「女性の職業です」とヒントを出しました。

すると、しばらく間をおいて、女性社員から「保母さん!」と解答があり
正解となりました。
「ほぼ3」とのかけ言葉です。
40人くらいの人がいましたが、なかなか分かりませんでした。

定年の最終あいさつで、クイズをやる人は、今までいなかったでしょうが、
これが一番喜んでくれるのではないかと思ってやってみました。

「最後に、この職場で定年を迎えることができたのは幸せでした」
と答えて、36年間の会社生活を終えました。

「こころの定年」「こころの定年」と言っていたら、「ホントの定年」に
なってしまいました。

そして翌々日に退職金が振り込まれた預金通帳を確認して、
「ほっ」としました。

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2015年03月21日

「こころの定年」のVTR部分が再放送されます

先日の3月8日(日)に、「週刊BS-TBS報道部」で
放送された特集・未来ビジョン「こころの定年」のVTR部分
が再放送されることになりました。

3月28日(土曜日)のお昼12:00〜からの、
『BS-TBS「次の世代へ」』という1時間番組だそうです。

25分ほどあるVTRをそのまま放送する予定で、
今回のスタジオ部分は別のキャスターが仕切るということです。

3月8日(日)は、初めてのナマのスタジオ出演だったので、
何かと落ち着かなかったのですが、今回は、家でゆっくり楽しみながら
見ようと思っています。

よろしければ、ぜひご覧ください。


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2015年03月12日

「やっぱり私はサラリーマン?」

ご連絡していたように、3月8日(日)のテレビ番組
「週刊BS−TBS報道部」の「未来ビジョン」という特集で
「こころの定年」を取り上げて いただきました。

スタジオでのナマ放送でしたので、いろいろ感じることができ、
貴重な経験になりました。

放送されるスタジオの中は、ゲストの私が入っても4人、しかし
その横の部屋では、時間を秒数単位で管理して指示を飛ばす人、
カメラの動きを操作する人、モニターを見る人、サインを送る人など、
その数倍の人が働いていました。

時間内に放送をうまくまとめることに皆がまとまって取り組んでいた
ことが印象的です。

たしかに、それを見るのは、初めての経験で刺激的でしたが、長くサラリーマン
だった私にとっては、働き方という意味ではそれほど新鮮では
ありませんでした。

むしろ私が強く感じたのは、スタジオに入ってからのことでした。

スタジオは、キャスター、アナウンサー、コメンテイターの3人のレギュラーと
ゲストの私というメンバーです。

番組が進み、出番のタイミングになって、CMの間に3人の中に私が
入りました。

おそらく芸人さんや手慣れたゲストであれば、自分をどのように
アピールしたり、主張しようかと考えるでしょう。

でも私が初めに取り組んだこと
(何か具体的に行動したわけではありませんが)は、
3人との距離感をどう図るか、3人が作り出している空気感を読み取ろう
としていました。

その時、「やはり自分はサラリーマンだなぁ」と感じたのです。
その後すぐに、私の紹介と対話が始まりました。

慣れると違ってくるかもしれませんが、空気感を読もうとする姿勢は、
それほど変えられないのではないかと思っています。
そういう自分を認識したうえで、いろいろな発信を考えていくことが
大切なのでしょう。

それを感じることができただけでも、私にとって今回は貴重な機会でした。

また番組を見ていただいた人からの反応も面白く感じています。
それはまた別の機会に紹介いたします。

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2015年03月07日

タイトルは、「こころの定年」です。

明日の夜に、BS-TBSで、放送される予定の「週刊BS−TBS報道部」の
「未来ビジョン」の予告がHPにアップされています。

タイトルは、そのものズバリで、「こころの定年」になっています。
「こころの定年」

この予告内容で、黒く写っている後姿の男性は間違いなく私です。
こういう場面を取られていることは全く意識していなかったというか、
覚えていません。

当たり前ですが、カメラは、自分で撮っているわけではないので、
直接面と向かってインタビューされているケース以外では、
意外なことも結構写っているかもしれません。

長くマスコミで、プロヂューサーをされている方からは、
「言いたいこと、思ったことを、どんどんしゃべってきてください。
視聴者にはそれが一番伝わると思います。」
というメッセージをいただきました。

たしかに有効なアドバイスです。
まぁ、自分のペースで話せれば御の字というところでしょう。

さぁ、どうなることやら。

楽しみ楽しみ。




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2015年03月03日

3/8(日) BS-TBSで、「こころの定年」が取り上げられます

3月8日(日)のテレビ番組「週刊BS−TBS報道部」の
「未来ビジョン」という特集で「こころの定年」を取り上げて
いただきます。
毎週日曜日 午後9時から10時54分
「週刊BS−TBS報道部」

悩む中高年会社員の姿や、中高年から転身してイキイキ
やっている人、副業などに取り組む人も絡めた、
「こころの定年」をキーワードにした特集です。

取材ビデオとスタジオも合わせると、45分くらいの本格的な
ものになりそうです。

スタジオでは、私も「こころの定年」について語る予定です。

私がかつてインタビューでお世話になった転身者の方も
取材を受けられています。

大阪で私が主宰する「こころの定年」研究会の議論の様子も
取材に来られました。
また小さい頃過ごした神戸の新開地でもカメラが回り、思い出の
豚まんを食すところまで映されました(おぉ、恥ずかし)。

数年前に、朝日新聞be(土曜版)のキャリア欄で、
「こころの定年」を一年余り連載していました。

昨年のアエラや毎日新聞に取り上げられた反応を見ていると、
「こころの定年」という言葉のインパクトが増しているような気がします。
それだけ組織で働くことに悩む人が多くなっているのかもしれません。

インタビューから得た「こころの定年」の3要素は、
・「成長実感が得られない」
・「誰の役に立っているのかわからない」
・「このまま時間が経過するだけでいいのだろうか?」
だからです。

またこの言葉に対する世代間の違いも昨年のアエラの取材で感じました。

いずれにしても、取り上げていただくのは「こころの定年」の発案者としては、
嬉しいものです。

よろしければ、ご覧ください。
                               楠木新


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2015年02月22日

第54回「こころの定年/研究会」(3/4)のご案内(再連絡)

皆さま

2月の初めにも連絡しましたように、今回は、「こころの定年」にどっぷりと
浸かって議論をしてみようと思っています。

現在のところ、20人近くの参加申し込みをいただいております。
今回は、大きな部屋を取りましたので、まだ余裕は十分あります。

いろいろ話してみましょう。

ある雑誌の私に対するインタビュー記事では下記のように紹介されています。

「会社組織にも仕組みがあるように会社員人生にも構造があると楠木氏はいう。  
入社してから仕事を通じて自立していく前半戦と、組織での仕事に一定のメドがついてから、自分の今後の在り方を考える後半戦の2つの段階。
前半は、仕事仲間や顧客に役立つ自分をどう作り上げるかが課題であり、後半は、老いや死ぬことも視野に入れて、どのように働くかがポイントである。
この前半戦と後半戦の境目の40歳前後で揺らぎ始める会社員は少なくない。
楠木氏が行ったインタビューの発言から集約すると、「誰の役に立っているのか」「成長実感が得られない」「このまま時間が過ぎ去っていいのか」という3点になるという。
彼は、この状態を「こころの定年」と呼んでいる」

今回は、「この『こころの定年』状態は、本当にあるのか?」、
「その背景にあるのは何か?」
「フリーランスと会社員の「こころの定年」は、どのように異なるのか?」
「今の若い人と年配者との40歳に違いはあるのか?」
などを少人数のグループをつくり、参加者同士の議論を中心に進めます。

下記の要領で行いますので、皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
よろしくお願い申し上げます。

出席の連絡は、下記メールにお願いいたします。

なお、2月10日に、日本経済新聞社から、
『知らないと危ない、会社の裏ルール 』(日経プレミアシリーズ) 新書
を発刊いたしました。
「知らないと危ない、会社の裏ルール 」

今回は、自分なりの組織論にチャレンジしてみました。

書店で見かけましたら、ぜひ一度手にとってみてください。
*******************************************
楠木新(くすのき あらた)
kusunoki224@nifty.com
******************************************
>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<研究会内容>
1.日時:3月4日(水) 18:30〜21:00

2.場所:大阪産業創造館 5F 研修室B
  http://www.sansokan.jp/map/


3.当日の研究会の内容(予定) 
―「こころの定年を深堀する」―
 ‘鑢攷靴瞭各「私の思う『こころの定年』」(30分)
◆.哀襦璽嵎けと自己紹介(10分)
        <休憩>
 グループごとに、「こころの定年」議論(70分)
全員参加での相互討議(30分)

4.参加人数:20人-30人程度

5.参加費
 1000円


※参加希望者【自由参加】による喫茶店でのダベリ(21:00〜)
-----------------------------------
楠木 新(クスノキ アラタ)
kusunoki224@nifty.com
090-2599-4071
----------------------------------


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2015年02月08日

第54回「こころの定年/研究会」(3/4)のご案内

皆さま

前回(12/10)は、「もう一人の自分を作る」をテーマににぎやかに話し合ってみました。
今回は、「こころの定年」にどっぷりと浸かって議論をしてみようと思っています。

あるインタビューでは下記のように話しました。

「会社組織にも仕組みがあるように会社員人生にも構造があると楠木氏はいう。  
入社してから仕事を通じて自立していく前半戦と、組織での仕事に一定のメドがついてから、自分の今後の在り方を考える後半戦の2つの段階。
前半は、仕事仲間や顧客に役立つ自分をどう作り上げるかが課題であり、後半は、老いや死ぬことも視野に入れて、どのように働くかがポイントである。
この前半戦と後半戦の境目の40歳前後で揺らぎ始める会社員は少なくない。
楠木氏が行ったインタビューの発言から集約すると、「誰の役に立っているのか」「成長実感が得られない」「このまま時間が過ぎ去っていいのか」という3点になるという。
彼は、この状態を「こころの定年」と呼んでいる」

今回は、「この『こころの定年』状態は、本当にあるのか?」、
「その背景にあるのは何か?」
「フリーランスと会社員の「こころの定年」は、どのように異なるのか?」
「今の若い人と年配者との40歳に違いはあるのか?」
などを少人数のグループをつくり、参加者同士の議論を中心に進めます。

下記の要領で行いますので、皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
よろしくお願い申し上げます。

出席の連絡は、下記メールにお願いいたします。

なお、2月10日に、日本経済新聞社から、
『知らないと危ない、会社の裏ルール 』(日経プレミアシリーズ) 新書
を発刊する運びになっています。
今回は、自分なりの組織論にチャレンジしてみました。
まもなく書店に並び始めますので、ぜひ一度手にとってみてください。
*******************************************
楠木新(くすのき あらた)
kusunoki224@nifty.com
******************************************
>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<研究会内容>
1.日時:3月4日(水) 18:30〜21:00

2.場所:大阪産業創造館 5F 研修室B
  http://www.sansokan.jp/map/


3.当日の研究会の内容(予定) 
―「こころの定年を深堀する」―
 ‘鑢攷靴瞭各「私の思う『こころの定年』」(30分)
◆.哀襦璽嵎けと自己紹介(10分)
        <休憩>
 グループごとに、「こころの定年」議論(70分)
全員参加での相互討議(30分)

4.参加人数:20人-30人程度

5.参加費
 1000円


※参加希望者【自由参加】による喫茶店でのダベリ(21:00〜)
-----------------------------------
楠木 新(クスノキ アラタ)
kusunoki224@nifty.com
090-2599-4071
----------------------------------


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2014年11月30日

個人事業主に聞け!

最近は、マスコミの取材でも、
「異業種交流会は、役に立つと思われますか?」
「どのような社外ネットワークつくりを心がければいいのでしょうか?」
といった質問をよく受けるようになった。

一時的にせよ、会社の枠組みから離れることが大切だと多くの
人が感じているようだ。

たしかに、いきなり起業や独立という訳にはいかないだろうから、
少しずつ離塁を試みることは重要なことだ。

最近は、回答するときに、特に個人事業主に接触することを勧めている。
ここでいう個人事業主は、農業・水産業従事者、デザイナー、大工、
小売店主、コンサルタント、理容師、税理士、写真家、プロスポーツ選手、
占い師、芸人など数多くの働き方を含んでいる。

共通点は、組織に所属しないで稼いでいるということだ。
会社というメンバーシップの中に納まっていない人と言い換えてもいいだろう。

私の例で言うと、芸人さんの話を聞いているときにいちばん、サラリーマン
である自分のことがよくわかる。
たとえば芸人さんが、いかに発信に注力しているかに気づくとともに、
サラリーマンがいかに発信の姿勢にないかということがわかる。
また、お客さんに向き合う態度も彼らから学ぶべきことが多い。

同様に、ギャンブラーの話を聞いているときに、会社員の自分があぶりだされた
気がしたこともある。

私は、家の近くに、阪神競馬場があるので、時々人の観察もかねて出かける。
そうすると、日本人全体の中で、サラリーマンがやれる人は、65%くらいでは
ないかという気がしている。

「なんで65%やねん?」と聞かれても厳密には証明できないが。
(当たり前やがなぁ)。

ここで大切なことは、全国民がサラリーマンをできる訳ではないこと、会社員とは
違う生き方が社会には一杯あるというごく当たり前のことがポイントなのだ。

会社員がやれるやれないは、もちろんニュートラルな意味合いで使っている。
私もサラリーマンを長く続けてきたが、それほど向いていない。

こんなことを考えながら、『「サラリーマンとしての自分」の見つめ直し方』という
テーマで東洋経済オンラインに書いてみた。

「働かないオジサンを生む「不安」とは?」

冒頭は、私が小さい頃に出会った「商店街の働かないオジサン」だ。


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2014年11月05日

第53回「こころの定年/研究会」のご案内

前回10月の「こころの定年/研究会」では、5年後、10年後の働き方も
考慮に入れて、 イキイキ働くために、どうすればいいのかと
いうことを軸に、参加者で議論してみました。

今回も少人数のグループをつくり、参加者同士の議論を中心に進めます。
テーマは、「もう一人の自分を作る」です。

二つの自分を持てば、これまでと違った視点で会社を把握することができ、
負の側面ばかりでなく、組織の良い面が見えてきます。
また、もう一人の自分を作る過程で、いきいきと活動することで、
会社での仕事にも打ち込めるようになると思います。

当日の内容は、下記のとおりです。

みなさんの積極的なご参加をお待ちしております。
なお、会場の関係もあり、先着20名で実施いたします。
よろしくお願い申し上げます。

なお出席の連絡は、下記のメールにお願いいたします。
*******************************************
楠木新(くすのき あらた)
kusunoki224@nifty.com
******************************************
>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<研究内容>
1.日時:12月10日(水) 18:30〜21:00

2.場所:大阪産業創造館 6F 会議室C
  http://www.sansokan.jp/map/

3.当日の研究会の内容(予定)
  ―「もう一人の自分を作る」―
   ‘鑢攷靴瞭各(30分)
  ◆ 屬發Π貎佑亮分を作る」シートの作成(15分)
        <休憩>
   グループごとに、議論シートの作成(60分)
  全員参加での相互発表(30分)

4.参加人数:20人(先着順といたします)

5.参加費
 1000円

※参加希望者【自由参加】による喫茶店でのダベリ(21:00〜)



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2014年11月03日

毎日新聞に紹介いただきました(「こころの定年」どう克服?)

今朝の毎日新聞朝刊に、”「こころの定年」どう克服?”
という記事で紹介いただきました。

新聞の紙面を確認できない人がおられるかもしれませんので
下記に全文を紹介します。
新聞記事は、写真などもありますので、よろしければそちらも参照ください。

ヤフーのトップにも掲載されたようです。
嬉しいことです。
このブログのアクセスもかつてないほど多くなっています。

また記事の中で紹介されていました「こころの定年研究会」は、次回は
12月10日(水)に大阪の産業創造館で行う予定です。

よろしければ、積極的なご参加をお願いいたします。
一両日中に、あらためてご案内いたします。

またすでにご連絡しているとおり、東京で下記のセミナーを実施いたします。
今回の記事にありました「こころの定年」についても取り上げるつもりです。
よろしくお願い申し上げます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
11/28(金)に東京でセミナーを行います。
詳しくは、下記の案内をご覧ください。
「イキイキキャリアのための4つの働き方」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


*毎日新聞 2014年11月03日 東京朝刊
 若いころにがむしゃらに働いたサラリーマンが40歳前後で先が見え始め、組織で働くことの意味に悩み始める。現役サラリーマンで評論家の楠木新さん(60)は、そんな状態を「こころの定年」と名づけ、会社人間だけではない、もう一つの自分を持つことを勧めている。


 10月中旬。大阪市中央区のビジネス街にあるビルの一室で、楠木さん主催の「こころの定年研究会」が開かれた。仕事帰りの男女ら約10人が参加した。

 「こころの定年」とは、サラリーマン人生の前半戦と後半戦の境目にあたる40歳前後で、働く意味を見失っているような状態を指す。研究会はこれを理解し、克服する方法を考えようとスタートし、今回で52回目。座学もあればグループワークもあり、何度も参加する人も多い。

 この日の参加者は、3グループに分かれ「5年後、10年後のイキイキした自分の姿」を書き出した。

 「副業を成功させる」「子供たちを教える場を作る」「趣味のブログを多くの読者に読んでもらう」。参加者はそれぞれ、仕事の時とは違う、もう一つの自分の姿を語った。さらに「自分が何をすべきか、分かっておく」「年齢を否定せず動き出すべきだ」など、もう一つの自分になるための方策も次々と挙がった。

 大阪市東住吉区の会社員(60)は、出向先でこれまでのやり方が通用しなくなり、こころの定年の状態になったという。「研究会でいろんな価値観に接して刺激され、仕事とは別の自分の立場で、組織の姿を見直した。すると、これまでと違った景色がみえるようになった」と振り返る。

 ●自らの体験もとに

 楠木さんは生命保険会社で人事労務関係の課長を務めるなど、順調なサラリーマン生活を送っていた。しかし、出身地の神戸で阪神大震災に遭遇したことをきっかけに、会社だけで働く意味に疑問を持ち始めた。

 仕事は続けていたが、47歳の時の転勤を契機に「もっと出世したい」という気持ちと「誰のために働いているのか分からない」との感情に引き裂かれ、出社できなくなり、うつ状態と診断された。

 職場に復帰したものの平社員に降格。何をしていいのか分からない状態の中で、仕事を辞めて別の道を歩んでいる人たちに興味を持ち、片っ端から話を聞きに行った。

 通信会社の社員からちょうちん職人、市役所職員から耳かき職人−−など、中年になってからこれまでと全く違った職に転身する人たち。収入は下がったものの、皆いきいきとしていた。

 しかし、だれもが転身して成功するわけではない。楠木さん自身も「会社を辞める、辞めないの二者択一では精神的に追い込まれる。平社員をしながら、もう一つの自分の仕事をする第三の道もある」と、会社は辞めずに空き時間を使って、働き方についての執筆活動を始めた。

 ●二つの自分を持つ

 楠木さんは、外でいきいきと活動することで、会社での仕事にも打ち込めるようになったという。「二つの自分を持てば、これまでと違った視点で会社が見え、負の側面ばかりでなく、良いところが分かってくる。サラリーマンをやっていると無形の情報を取り入れられる。複数の道を持てば、働き続けられることを伝えたい」と話す。

 9月には東京都内で楠木さんのセミナーが開かれ、40人ほどの会場は満員に。参加者からは「励まされた」「もう一度話を聞きたい」という感想が多く挙がったという。中高年の先行きが見えない時代だけに、もう一人の自分をもつ必要性を訴える主張に共感が広がっている。

 厚生労働省の2011年の患者調査によると、40〜50代のうつ病患者は男性が約16万1000人、女性が約18万人に上る。自殺者は中高年の男性に多い。

 中高年のうつに詳しい新潟青陵大学の碓井真史教授(社会心理学)は「かつて中高年の男性は職場や家庭内で尊敬される存在だった。しかし近年、終身雇用や年功序列は崩れ、コンピューター操作の能力は若手のほうが上。これまでの経験がいかせないなど、職場でストレスがたまることも多い。家庭でもないがしろにされ、父親としての権威も失っているケースもある」と指摘する。その上で「職場や家庭以外の場所にやりがいをみつけることは、相対的に苦しみが減るので、ストレス解消に効果的な方法の一つといえるだろう」と話している。【柴沼均】


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2014年11月01日

「40歳は惑う」。「40歳にして惑わず」。「40歳にして「或」わず?」

今回の「AERA」【11/3号】の大特集のテーマは、「40歳は惑う」。

私自身もこの40歳の問題、わたしで言う「こころの定年」問題をずっと
考えてきた。私の分岐点になった阪神・淡路大震災もちょうど40歳の時だ。

以前に、東洋経済オンラインで、この「こころの定年」のことを書いている。
あらためて下記に再掲しておきたい。

                       記

なぜ人は、40歳から揺らぐのか?

前回は、20代から50代の間に、働かないオジサンの予備軍が多く生まれる
ことについて書いた。それでは実際には、いつ頃からそうなるのだろうか?

私はこの10年間、会社員から起業・独立した転身者150人に話を聞いてきた。
大半は、中高年以降に転身した人たちだ。
そこで気づくのは、早い人で30代後半、普通は40歳を超えたあたりから
「このままでいいのだろうか?」と揺れ始める人が多いことだ。

私は、同期入社した仲間と定期的に会って話をしてきたが、職場や仕事の
話題から、家族や終の住処、定年後の自分の行く末の話に移行し始めたのが、
40歳過ぎあたりからだっだ。

なぜ40歳なのか。
組織の中で一定の役割を獲得するために、若いうちはどうしても会社中心の
働き方になる。入社してから10年なり、15年なりの期間は、組織の中で自分を
作り上げる取り組みに終始せざるをえないからだ。

いろいろ見解はあろうが、若い頃に組織の仕事に懸命に取り組むことには、
私は肯定的な印象を持っている。しかし40歳あたりを過ぎると、会社中心の
働き方の一面性に疑問を感じ始める人が多い。

組織での役割に満足していなかったり、自分に向いた仕事を組織内で見つけ
られないと、特にそうなりがちである。

また40歳あたりまでに、昇進や専門性の向上に力を入れて一定のポジションを
確保したとしても、それと同じやり方では人生80年を乗り切れないと感じ始める
ことも大きい。

「四十にして惑わず」?

40歳という年齢で、私の頭に浮かぶのは、「四十にして惑わず」だ。「論語」の
中にある有名な孔子の言葉である。前後の文脈も見てみよう。

「子曰く、吾(わ)れ十有五にして学に志ざす。三十にして立つ。四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。六十にして耳従う。七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず」

このように自分の人生をライフサイクルというか、時間軸で見ることはとても大切だ
と思っている。サラリーマンはどうしても、目先のことに追われがちになるからだ。

先日、一緒に仕事をした女性ライターは、「四十にして惑いっぱなし」とつぶやいていた。
その点は私も同感だ。

40歳というと、「課長 島耕作」といった人物を思い描くかもしれない。
しかし美女とフランス料理を食べるのではなく、仕事の合間に、ひとりで吉野家の
牛丼や王将の餃子を食べていたのが私の実際の姿だ(もちろん島耕作との対比の
ことだけであって、吉野家さんも王将さんも私にとっては、学生時代からずっと
お世話になっているありがたい存在だ)。

40歳というのは、会社員生活の折り返し地点であると同時に、人生80年の中間
地点でもあるというのが興味深い。また管理職、非管理職の登用時期もこのあたり
なので、会社の中での自分の立場が明確になる時期にも符合している。

まだまだ若いと思っていても、40歳ころから体力面の衰えも感じ始める。
これも無視できない要素である。加えて子どもの養育や住宅ローンなども絡み、
経済的にも精神的にもプレッシャーを受けがちである。

そういう意味では、「四十にして惑わず」というのは、やはり違和感がある。
また「吾れ十有五にして」から始まる言葉も、この「四十にして惑わず」でオヤッと
思ってしまう。惑わなくなる時期が早すぎるからだ。

孔子自身も、30歳のときには官吏として順調だったが、40歳のときには、仕官先を
求めて苦労している。魯の国で重要なポジションを得たのは、52歳のときだというのだ。

企業のシステムも関係している

この会社員が抱える揺らぎは、企業のシステムが、合理性、効率性中心で運営される
ことにも関係している。仕事は、数字やおカネに換算できるもので回るので、どうしても
社員の個性の発揮は制約を受ける。


そこでは誰もが同じ現実を共有しており、時間や空間も均一のものとしてとらえら
れている(実際には、全然そうではないのに)。
その結果、他人との比較、違いでしか自分の位置づけを確認できない。
また業務の一部分のみを担当するので、仕事の全体感も得にくい。

バブル後の1990年代半ばからは、金融不況を伴った会社破綻やリストラの実施
などにより、雇用不安や収入の減少にさらされるようになった。

このため「明日が今日よりも豊かである」という気分が、多くの組織から消え去った
ことも、社員の気持ちの揺らぎに拍車をかけている。明日のために頑張ったが、
足元の今日がむなしくなったことに気がついた人もいるかもしれない。

会社のシステムとは別に、長く同じ組織や仕事に従事すると、「飽きる」ことも
避けられない。あのドラッカーも著作の中で、社員の年齢の経過とモチベーション
の関係について言及している。

「45歳ともなれば、全盛期に達したことを知る」「30歳のときには心躍る仕事だった
ものも、50歳ともなれば退屈する」(『明日を支配するもの』)。

しかし個人が仕事をしながら次の人生の準備をしたり、自主的にボランティア
活動などに取り組むには限界があるのも事実だ。

「二者択一」は追い込まれた状態

組織での働き方に限界を感じたときには、私たちは、会社に残るか、独立するか
の二者択一に還元してしまいがちである。私にもそういう時期があった。

そうなると、多くの人はリスクを回避する立場から、現状追認の姿勢になって
しまう。それとは逆に、迷った局面でスパッと白黒をつけて次のステップに向う
人たちもいる。
私は両者ともうまいやり方ではないと思っている。

二者択一に帰着しているのは追い込まれている状態なのだ。
今までの選択を重ねてきた結果、行き詰ったと考えたほうがいい。
そこでの判断を自分の内なる声の産物だと誤解してはいけない。

まずは、会社との関係を見つめ直せ

こういう追い込まれた状態の時には、あらためて自分を深めるタイミングなのだ。

40歳での揺らぎは、自分と自分が働く会社との関係から生じているのであるから、
そこを起点にしなければならない。

働くことによって得たもの、失ったもの、出会った人、そこでの仕事の向き不向き
、自分に対する会社の評価などを確認しながら、まずは自分と会社との関係を
徹底的に見つめ直すことだ。

この作業には、一定の時間が必要であるし、自分ひとりで取り組まないといけない。
そういう意味では孤独な作業になる。

科学者のアインシュタインは、「われわれが直面する重大な問題というものは、
その問題を引き起こしたときと同じレベルの思考では解決できない」という言葉
を残している。

まずは、自分と組織との関係を客観視できなければならない。
会社という枠組みを理解することからしか、問題を解決するヒントは生まれないからだ。
この揺らぎを次のステップに転化させた人の具体例は、後の機会に紹介することとしたい。

「40歳にして「或」わず?」

先ほどの「四十にして惑わず」には、異説があって、孔子がこの発言をした当時は、
「心」という概念がまだなく、本当は、「惑」ではなく、「或」の文字だったという説が
あるらしい。

「域」「國」は、「ある特定の範囲」という意味なので、この「四十にして惑わず」は、
「40歳にして「或」わず」の意味で、「従来からの自分の枠組みの中にとどまって
いてはいけない」と解釈するという説を聞いたことがある。

辞書や書籍をいくつかあたったが、この説を裏付けられるものは得られなかった。
しかしこのように解釈すれば、「吾れ十有五にして」から「七十にして矩を踰えず」
の人生の流れがスムースに読めるとともに、孔子自身の経歴とも一致するのである。

ブレイクスルー、つまり壁を突き破り(現状を打破し)、一歩前進することが求めら
れていると読めるのである。

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kusunoki224 at 10:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年10月29日

糸井重里さんの40歳は、「暗いトンネルに入ったみたいでつらかった」

10/27発売の「AERA」に掲載いただいた「後半戦は挫折をステップに」
の文章も含めた、すべてを統括するテーマは、「40歳は惑う」という内容だ。

人生「折り返し」を考えるということで、コピーライターの糸井重里さんが、
アエラのインタビューで、40歳は「暗いトンネルに入ったみたいでつらかった」
と語ったことをきっかけに特集が組まれたという。

(朝日新聞出版のニュース・情報サイトのdot.asahi.com/から、抜粋分を
下記に引用している)

あの糸井重里さんでもそうなんだ。
私の言葉でいう「こころの定年」に陥った時期があったのだと思った。
人はライフサイクル上で、どこかで折り返しを経験することは、私の実感としても
あるのでなんら驚くことではない。ただ組織に所属して働いていない人でも
そうなんだということが新鮮であった。

糸井重里さんで、決定的に印象に残っているのは、沢田研二さんが歌った
「TOKIO」である。

新入社員の頃に、沢田研二さんが、電飾の施された衣装とともに、
パラシュートを背負って歌う姿派手な姿と、スケールの大きなその歌詞に
度肝を抜かれた。

この曲は、当時ピンクレディなどでヒットを飛ばしていた阿久悠さんの作詞
だろうと思っていたが、画面のテロップには、作詞:糸井重里 作曲:加瀬邦彦
とあった。
その時が、糸井重里さんの名前を見た最初だったと記憶している。

下記の引用の文章は、その糸井さんが、人生の半ばの心の動きを見事に描いている。

サラリーマンも同様に、ライフサイクル面の「折り返し」を迎えるが、
フリーランスとは、やはり少し違っている感じがある。

私が取材をしてきた150人ほどの「こころの定年」の経験者は、組織の枠組み
の中での窮屈さが,それに加わってくる。
おそらくライフサイクルの峠を超えることと、と組織の枠組み内での自律性といった、
2重の意味でのブレイクスルーが、「こころの定年」には求められている。

私の場合の40歳は、阪神・淡路大震災への遭遇であったので、結果として
一直線のサラリーマンを経験しなくてすんだのかもしれない。

いずれにしても、「こころの定年」については、引き続き考えていきたい。

                              記

* * *
 僕にとって40歳は25年前。暗いトンネルに入ったみたいでつらかったのを覚えている。絶対に戻りたくない、というくらいにね。

 そのつらさは、自分がまだ何者でもないことに悩む、30歳を迎えるときのつらさとは別物だと思う。40歳を迎えるとき、多くの人は仕事でも自分の力量を発揮できて、周囲にもなくてはならないと思われる存在になっていて、いままでと同じコンパスで描く円の中にいる限りは、万能感にあふれている。

 でも、40歳を超えた途端、「今までの円の中だけにいる」ことができなくなる。自分でもうすうす、今までのままじゃ通用しないと感づいている。別のコンパスで描いた円に入っていって、今までとは全然違うタイプの力を発揮しなきゃいけない。その時、自分が万能じゃないし、役に立たない存在だと突きつけられる。

 僕も、40歳を迎えるころには、コピーライターとして、ちょっとした万能感があった。でもあるとき、外部の人との交渉の席で、「もっと偉い人出しなさい」と言われた。こういう、僕とは全く別の理屈をもった人たちをも巻き込んで仕事をしていかなきゃいけない、という理不尽に直面した。プレーヤーとしてコピーを書いているだけなら感じなかったことだと思う。

 夫婦関係や子育て、親の介護や自分の病気など、さまざまな面で、今までどおりにはいかない理不尽を感じ始める時期でもあるしね。

 その時、いままでは通用したのに、と過去の延長線上でもがくことが多い。でも、それではなかなかブレークスルーはない。

 僕はゼロになることを意識するよう心掛けた。

 仕事は何でも引き受けるんじゃなく厳選した。その頃には、仕事で迎えの車が来るなんてことも当たり前になっていたけれど、断って電車で移動するようにした。釣りを始めたのもこのころ。130人が参加する大会で80番くらいにやっとなれるかどうか。はじめて8番になった時には涙が出るほどうれしかった。趣味でも何でもいいから、簡単には1位を取れないけれどワクワクするものを40歳で持ってみることって、その後の人生を大きく左右すると思う。

※AERA 2014年6月9日号より抜粋

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kusunoki224 at 19:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年10月27日

「後半戦は挫折をステップに」(本日発売の「AERA」に掲載されました)

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本日(10/27)発売の「AERA」に掲載されました。

今回の大特集は、「40歳は惑う」。

その中で、会社で働くビジネスパーソンを取り上げた

『「心の定年」を乗り越えて働く』
ー就職氷河期世代のモチベーションー


というコーナーの中で取り上げられました。

40歳前後のビジネスパーソンの諸相が、書かれていて
その中に私のコラムが入っています。

コラムの見出しは、
「こころの定年」を指摘した楠木新さんが語る
「後半戦は挫折をステップに」
です。

内容は、
・サラリーマンの人生は、前半戦と後半戦に分かれ、
 その境目の40歳あたりで「こころの定年」に陥る
・人生は一直線と思い込む男性が陥りがち
・現在の40歳前後の世代は、厳しい状況にある
・人生の苦難に直面して働く意味を考え直す人もいる
・会社には、人と人とが結びつく「共同体」の機能も持つ
                          などです。

ぜひとも、一度内容(P17-20)に、お目通しください





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kusunoki224 at 21:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年09月19日

気持ち良く話すことができました。

一昨日は、一般社団法人バトン主催の横浜サカエ塾で話しました。
とても気持ちの良い時間でした。

当初は、過去の講演者の顔ぶれを見て、「お金」に、関心の少ない
私ですから、多少のギャップは、避けられないと思っていました。

豈図らんや(あにはからんや)、講演の途中で全くの杞憂であることが
分かりました。

^譴弔蓮運営の仕方が私にフィットしていたこと

代表の後田さんの大まかな問いかけを受けて私が話し、それに関して
参加者から質問を受けて、随時私が応える、という進め方に助けられました。

一人で長い時間話すことは、話し手にとっても、聞き手にとっても結構辛いものです。
どうしても単調になりがちで、両者の交流が薄いものになります。

途中で質問が入れば、その時の自分の立ち位置が分かり、切り替えができます。
また質問によって聴取者に説明すべき点が明確になるメリットもあります。
これから、自分が仕切れるセミナーでは、このようなやり方を取り入れるつもりです。


△發Π譴弔蓮課題意識が近しい人が集まっていたということです

参加者からのすべての質問が、私が考えてきたこと、疑問に思っていることなどの
範囲内に収まるものでした。
こういうことは、あまり多くはありません。
普通は、話し手、聞き手の食い違いがでるものです。
会議室の場では、初めからある程度、共通の意識が存在していたと思います。

そういう意味では、セミナーの進行(場)も、参加者の課題意識(人)にも恵まれた
中でできたということです。

おまけに、私の中に眠っていた重要なフレーズもいくつか浮かび上がってきました。
本の中に取り込ませていただくつもりです。

来年3月には、会社の仕事に区切りをつける可能性が強いので、これからは
「しゃべり」でも勝負していくつもりです。
これは、小さい頃に憧れていた「芸人」さんを目指すことにも近いのです。

今回のセミナーでの経験は、私に少し自信を与えてくれました。
後田さん、参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

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kusunoki224 at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年08月19日

「こころの定年」に耳傾けて(朝日新聞に登場しました) 

本日の朝日新聞の朝刊のオピニオン欄の「(耕論)70歳まで働きますか」 
に私に対するインタビュー内容が掲載されました。

「こころの定年」に耳傾けて 』です。

数年前に、朝日新聞beで、「こころの定年」の連載をしていましたので、
見出しを見てとても懐かしく感じました。

『「こころの定年」に耳傾けて』と、良い見出しをつけてくれています。
妻は、一番に見出しのことを言いました。

「政府は高齢者の働き手を増やす新成長戦略を打ち出した。働き手の中核となる
上限を「70歳まで」に見直す提言も出ている。平均寿命が延びる中、私たちは
いつまで働けるだろうか」という課題意識のもと、私を含む3人が各自の意見を述べています。

私はサラリーマンと、物書きの立場から、
上智大学教授の鬼頭宏さんは、歴史人口学、経済史の専門家の立場から
明治大学教授の西川伸一さんは、最高裁裁判官の人事研究の立場から
各々見解を述べています。

その中で、鬼頭さんは、
「日本社会は、何歳のときには何をするという年齢意識が非常に強くて、
18歳で一斉に大学に入り、22歳で就職する。
でも、子どもでも成長段階には一人一人違いがある。まして高齢者の場合は、
同じ70歳でも知識や能力、技術、体力の個人差が非常に大きい。
一律に70歳まで働けということ自体に無理がある。
70歳まで働ける社会をつくる必要はあります。でも、みんなが70歳まで働く
必要はないし、70歳になったら働くのをやめる必要もない。
もっと多様性をもった社会にしていくべきです。」と述べています。

ここは全く同感です。
私と根元は同じことをおっしゃっているのではないかと感じました。

3人の見解を比べることも含めて、「70歳まで働きますか」をこの機会に
考えてみてください。

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kusunoki224 at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年03月22日

ちょうど、あと一年になりました

今週の末は、一緒に仕事をしていた先輩の退職だった。
60歳の定年退職である。

会社の玄関まで一緒に行って、入館証も兼ねた身分証明書を
そこで預かって、最後のお別れをした。

考えてみると、私もあとちょうど一年になった。
65歳まで働くことは、今のところ考えていないので、あと365日だ。

60歳の年度末を迎えた会社員のスタンスはいろいろだ。

私の周りでも、「疲れたので、少し早く退職する」という女性社員も
いれば、60歳以降も引き続き勤める人もいる。
彼は、「仕事には、魅力を感じていないが、こんなおっさんが家に
毎日いては家族も嫌だろう」と冗談めかして言うが、
本当にそうなんだとつぶやく。

また、退職して東北の震災の地域をまずは回ることを決めている人、
とりあえずは、何もしないと決めているが、そのことに不安をもって
いる人、好きなゴルフ不三昧に入ると宣言する人、生まれ育った
地元に帰る人など、さまざまである。

一緒に仕事をしていた人が、「あと〇〇日」とカウントダウンして
いたが、すぐに退職日はやってきた。
私の場合も同じであろう。

会社に入社した当時は、一人一人の個性というよりも、全員が
同じ前提で進んでいたような気がするが、今は、個人個人それぞれ
ちがう。

20歳過ぎから60歳までの会社人生を、一気に走り切ることは難しい。
会社人生は、入社してから仕事を通じて自立していく時期と、
組織での仕事に一定のメドがついてから、自分の今後の在り方を
考える時期の2つの段階がある。

各々に通過儀礼があると考えた方がいいだろう。

前者の通過儀礼は、組織の中で一緒に働く仲間や顧客に役立つ
自分をどう作り上げていくかということだ。

一方、後者の通過儀礼は、老いることや死ぬことを意識して、
どのような距離感で組織と付き合っていくのかという難題である。

そして退職したのちは、社会とどのようなつながりを持ち続ける
ことができるのかがポイントになる。

自分としては、いろいろ考えて活動してきたつもりであるが、
あと1年の期にもう一度振り返って考えてみたい。

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kusunoki224 at 17:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)