楠木新(くすのき あらた)
楠木新の自己紹介

*講演・セミナー・研修および取材などの
お問い合わせは、kusunoki224アットマークnifty.comまでお願いいたします。
※アットマークを@に代えてください

左遷

2016年07月08日

7月23日に神戸松蔭土曜講座で話します

先般もご案内しましたが、神戸松蔭女子学院大学の公開講座で
にて、『左遷はチャンス』をテーマに話す機会をいただきました。

・日時:2016年7月23日(土)10:45〜12:10、
・場所:神戸松蔭女子学院大学 2号館1階213教室
     (正門を入ってすぐです)
・受講料無料。男女不問。事前申し込み不要。
(自家用車での来学はご遠慮ください)。

今回の「左遷論」(中公新書)をベースに、そこで書ききれなかった
内容も盛り込むつもりです。

「転機」を主なテーマにしてお話しすることを考えています。
多くの方のご参加をお待ちしております。

なお、当初予定していました講演後のランチは中止になりました。
よろしくお含みおきください。


講座の詳細は、公開講座総合案内リーフレットをご参照ください。
公開講座総合案内リーフレット

それではよろしくお願い申し上げます。
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 以 上
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7月には、研究会もやります。

*7月15日(金)  『第64回「こころの定年/研究会(IN大阪)」のご案内

*7月19日(火) 『第3回「こころの定年/研究会(東京)」のご案内


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2016年06月19日

『WEDGE Infinity』に「左遷論」の書評が掲載されました

『菅原道真も森鴎外も池上彰も……
 人はなぜ「左遷」されたと感じるのか』というタイトルで
『WEDGE Infinity』に『左遷論』の書評を掲載いただきました。

読売新聞東京本社の中村宏之氏の書評です。

下記の記事をぜひご覧ください。
オトナの教養 週末の一冊

なお、文言だけについては、下記に紹介させていただきます。

菅原道真も森鴎外も池上彰も……
人はなぜ「左遷」されたと感じるのか


*『左遷論』
2016年06月16日(Thu)  中村宏之 (読売新聞東京本社調査研究本部 主任研究員)


会社員の一人として身につまされるタイトルの本である。「左遷」という文字は、言葉としても暗く、重苦しいイメージが漂う。長年この言葉のネガティブな印象が刷り込まれてきたせいかもしれないが、よくよく考えて見れば、「ご栄転おめでとうございます」とは言うものの、「左遷お悔やみ申し上げます」とは決して言わない。つまり左遷というのは、決して表には出ない、組織や人の心の中にある極めて抽象的な概念であるともいえる。


『左遷論 ー組織の論理、個人の心理』(楠木新 著、中央公論新社)

左遷とは辞書的には「それまでよりも低い官職・地位に落とすこと。中央から地方に移すこと」である。本書での定義も著者は、〈それまでよりも低い役職や地位に落とすこと。外面から見て明らかな降格でなくても、組織の中で中枢から外れたり、官職に就くことを含む。ただしこの場合は、当の本人が主観的に左遷と理解していることが要件になる〉としている。

本書は、日本企業の中でなぜ左遷という概念が生まれるのか、組織の論理のほか、働く人の感情や行動パターンにわたる部分にも焦点を当てて論としてまとめ上げた、類いまれな一冊である。

「人は自分のことを3割高く評価している」

 本書で面白いのは様々な例が紹介されていることだ。古くは菅原道真、森鴎外、最近では池上彰氏、そして著者自身の経験である。菅原道真は日本史の授業で習ったとおり京都から遠く離れた太宰府に転任させられた話であるし、森鴎外が東京から小倉に転属になった人事を悔しがって過ごした時期があったことは、高校の現代国語の授業の時に習った。また池上彰さんについては、NHKで望んだ部署への異動がかなわず、NHKを飛び出した後に活躍したことは広く知られている。菅原道真の例は、現代的には古すぎるとも思うが、森鴎外や池上彰さんの話はリアルな実感としてわかる気がする。

 そして第二章にある「定期異動日は大騒ぎ」という部分は、経済記者として多くの企業を見てきた経験から、確かにそうだな、と合点が行く描写である。企業人である限り人事に関心があるのは自分も含めて当然であるが、金融関係、特に銀行の人はその傾向が強いという印象がある。企業も役所も人事は組織の活力を生み出す原点であり、だからこそ多くの人が関心を持ち、内示日はそわそわして仕事が手につかないとか、社内のみならず社外の人にすら影響をあたえるということが起こるのだろう。
本書で指摘するように、左遷にもいろいろな形があることがわかる。例えば、セクハラやパワハラ、その他の不祥事などはっきりした理由があるものから、そうでないものまで様々だ。それぞれ明確な区別をするべきである、という主張があるのももっともである。

 社員に様々なキャリアを積ませようと、会社がこれまでのキャリアと異なる分野に配置したところ、左遷と思いこんだ経理マンのエピソードが本書に出てくるが、こうしたケースは個人にも会社にも不幸な構図であるといえる。人事の意図を十分に説明できていなかったのが原因なのだろうが、大企業で膨大な数に上る異動対象者にいちいち説明などしていられないということもまた現実ではあろう。

 「人は自分のことを3割高く評価している」という指摘も興味深い。「人間自分の評価は甘い」ということはよく言われる話ではあるが、人事部や組織が決して左遷でないと思っている正当な人事を、本人は左遷だと受け取ってしまうケースがあることなどは十分理解できる。

左遷を乗り越えて

 本書を読み進めてゆくと、人事をめぐって悲喜こもごも、といったドラマのような部分を超越して、企業が人材をどう使うのかという部分にも鋭い考察を加えていることがわかる。

 〈左遷を生み出す仕組みを企業組織の中で考えてゆくと、やはり終身雇用(長期安定雇用)、年功制賃金が頭にうかぶ。ある程度安定した組織の中の出来事であるからだ〉

 著者がこう指摘するように、左遷は日本の会社や役所の組織に根ざす独特の特徴である。日本の伝統的な組織では、採用、人事運用、評価方法、管理職や役員など上位職の選別などが一気通貫で関わってくるからだ。会社のピラミッド構造の中では、どこかで誰かが押し出されてゆくということを考えれば、社長にならない限り「ほぼ全員が何らかの左遷体験をする」ことになる。

 ただ左遷が全てネガティブでないことも本書は説いている。左遷を乗り越えてチャンスにした人は多くいるし、自分を見つめ直して新たな道を見つけ、人生の充実感を味わっている人もいる。心の持ちようも大切であるというメッセージを読者に送っているのだ。

 ゆえに本書は一瞬、どきりとするようなタイトルとは異なり、読み進めるうちに自分が応援されているような感じにとらわれる。実は自分が自分の生かし方を考えるための一級の「ヒューマン・リソース論」として読める本なのである。

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2016年06月17日

「飛ばされた…」 それでも強い人の共通項(日経ビジネスオンラインに登場)

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昨日に引き続き、日経ビジネスオンラインの対談がアップされました。
後半は、『「飛ばされた…」 それでも強い人の共通項』というタイトルです。

河合 薫さんは、長くフリーで活躍されt来た人なので、会社員とフリーランスとの
働き方の違いを対談の中でも意識していました。

そういう意味では、私はやはり中途半端というか、両生類的だなぁ、と感じた次第です。
会社員でのようでも会社員ではない、フリーランスのようでもフリーランスではない、
それは何かと尋ねたら、「〇〇〇〇」。という感じです。

「〇〇〇〇」の中に何を入れるかがポイントです。

河合さんの「レインボー理論」に対して、白と黒の二色刷りの話もしています。

最後ににこやかに映っている写真が掲載されて、ほっと、しています。

まずは下記の記事をご覧ください。
「飛ばされた…」 それでも強い人の共通項」

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2016年06月16日

いつか、あなたも必ず「飛ばされる」(日経ビジネスオンラインに登場しました)

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本日の日経ビジネスオンラインに対談で登場しました。

「河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学」というコーナーで、
対談のタイトルは、『いつか、あなたも必ず「飛ばされる」』です。

河合 薫(かわい・かおる)さんは、健康社会学者(Ph.D.,保健学)、
気象予報士で、この日経ビジネスオンラインで連載されています。
その中の一つとして、対談を入れていただきました。
今日と明日、2回にわたって掲載されます。

テーマは、拙著『左遷論』から始まり、河合さんからいろいろなお話し
をいただいて大変気持ち良く話すことができました。

あっというまに時間が経ってしまったのが印象的でした。
やはり書くよりもしゃべる方が私には合っているような気がしました。

まずは下記の記事をご覧ください。
いつか、あなたも必ず「飛ばされる」

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2016年06月02日

『左遷論』(中公新書)の3刷が決まりました。

文章に入る前に、皆さんは、『重版出来!』をどう読むかご存知でしたか?
そう今、黒木華さん主演のTBS系のテレビドラマのタイトルでもあります。

恥ずかしながら、私は『左遷論』の編集者に聞いて初めて知りました。
正解は、「じゅうはんしゅったい」です。それまでは「じゅうばんでき」と読んでいました。

この4字熟語の初めの二文字があまりにも重いので、全体の読み方までは関心が
及ばなかったのが正直なところです。

今回、中央公論新社さんから『左遷論』の3刷りが決定したとの連絡をいただいて
もう一度春が来たような心持です。4月の重版の時には、「サクラ咲く」というサブ
タイトルで書いたからです。

今回の『左遷論』の特徴は、書評をたくさんいただいたことでした。
中央公論新社さんが書評掲載案内で挙げていただいている内容は以下の通りです。

書評掲載案内
・TEIKOKU NEWS2016年5月19日号/嶋田宏実(ジャーナリスト)
・プレジデント2016年5月16日号/渋谷和宏(作家・経済ジャーナリスト)
・週刊エコノミスト2016年4月26日号
・サンデー毎日2016年4月24日号
・産経新聞2016年4月24日
・沖縄タイムス2016年4月23日ほか(共同通信配信)/田中俊之(武蔵大学助教)
・読売新聞(夕刊)2016年4月18日
・公明新聞2016年4月18日
・週刊ダイヤモンド2016年4月16日号/昼間匠(リブロ営業推進部マネージャー)
・週刊東洋経済2016年4月16日号
・聖教新聞2016年4月9日
・プレジデント2016年4月4日号/自著紹介
・企業実務2016年4月号
・週刊文春2016年3月31日
・日本経済新聞(朝刊)2016年3月27日
・朝日新聞(朝刊be〔週末別冊〕)2016年3月26日/著者コメント
・WEB労政時報2016年3月25日付/和田泰明(和田人事企画事務所所長)
・賃金事情2016年3月20日号
・AERA2016年3月14日号/著者コメント
・夕刊フジ2016年3月9日

著者コメントとあるのは、私が文章を書いたものです。
それを除いても今まででは考えられないくらいの多さです。
全くご縁がなかった媒体も数多くあります。

一つは、出版が2月下旬のタイミングでしたので、定期異動の時期に重なって
いるため取り上げやすかったこともあるでしょう。
いずれにしてもありがたいことです。

この連絡をいただいて、今週の『重版出来!』のドラマもはじめてチラチラとだけですが
見ました。面白そうなので続けて見るつもりです。

ただ最終的は、どのように講釈をつけても、サイフからお金を出して購入いただいた
一人一人のお客さんのおかげであることだけはまちがいありません。

本当にありがとうございました。

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2016年06月01日

「左遷をチャンスに変えるためには」(月刊「企業実務」5月号)

月刊「企業実務」5月号に、「左遷をチャンスに変えるためには」が掲載されました。
「楠木新のビジネス生活をラクにする発想」というコラム欄の連載です。

下記に内容を紹介いたします。

*左遷をチャンスに変えるためには

読者のなかには、4月に不本意な異動辞令を受けた人がいるかもしれない。

私はこの一年余りの間、「左遷論」(中公新書)を執筆するために、左遷を
契機に改めて自分を見つめ直した人を数多く取材してきた。そのなかで、
左遷を転機にしてチャンスに結び付けていく人と、やる気を失ってしまう人と
の違いが見えてきた。

左遷は詰まるところ、会社という同質的な共同体のなかで位置付けが下がる
ことを意味する。だから、降格でもなくとも、給与が下がらなくとも、左遷だと
いってがっかりしてしまう。会社の外にいる妻や子ども、個人事業主には、
理解しにくい感情だろう。

左遷を転機にする人は、自らの出世や利益を中心に考える姿勢から、一緒に
働く仲間とのつながりや家族など、一歩離れたところに視点を移行させている。
誰かの役に立つという姿勢に転換しているわけだ。それができない人は会社の
枠組みのなかで、自分のポジションにこだわったまま、次第にやる気を失って
しまうのである。

この姿勢の切り替えは、順風満帆な状況では難しい。そう考えると、左遷だと
感じることはまたとない転機である。会社という枠組みを外から眺め、客観化
することから変化は始まる。

左遷をチャンスにするためには、左遷自体のことや、その背景にある会社組織
のことをよく知ることだ。くわえて自分自身に正面から向き合うことが求められる。

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2016年05月23日

神戸松蔭女子学院大学の公開講座で話します(7/23(土))

神戸松蔭土曜講座【第24回】(後援/神戸市教育委員会)
にて、『左遷はチャンス』をテーマに話す機会をいただきました。
日時は、2016年7月23日(土)10:45〜12:10、
場所は、神戸松蔭女子学院大学 2号館1階213教室です。
公開講座総合案内リーフレット

受講料無料。事前のお申込みも不要で、男女不問ですので
ぜひご参加ください(ただし自家用車での来学はご遠慮ください)。

左遷は「低い役職・地位に落とすこと」の意味で幅広く用いられます。
欧米にはない左遷の概念は、なぜ生まれるのか?
「組織の論理、個人の心理」を見比べながら、個人がどのように
左遷に対処すべきかを具体事例を織り交ぜながら考えていきたい
と思っています。

今回の「左遷論」(中公新書)をベースに、そこで書ききれなかった
内容も盛り込むつもりです。

講座の詳細は、上記の公開講座総合案内リーフレットをご参照ください。
私以外にも興味ある内容(化粧、お酒、神戸・ドイツの食文化など)の講座があります。



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2016年05月20日

「左遷論」の書評をいただきました(PRESIDENT(5月16日号))

作家・経済ジャーナリストの渋谷和宏氏から「左遷論」についての書評を
いただきました。

『共同体型の左遷ではない「新たな左遷」が生まれている』というタイトルで、
PRESIDENT(5月16日号)の「本の時間」に掲載されています。

特に、「(左遷について)著者は日本企業の共同体的な性格に起因すると書く」
とズバリと切り込んでいただいているのがうれしい点です。

「共同体」ということをキーワードにすると、漠然とした議論ととられかねないので、
拙著では意識して控えめに記載していたからです。

今後の日本企業をどうするかの議論は、「この共同体的な良さも保ちながら、
どのように変えていけばよいかがポイント」になります。
欧米の組織論では解決できない課題です。

以下に、書評の内容を紹介します。
◉新刊書評
作家・経済ジャーナリスト 渋谷和宏(PRESIDENT 2016年5月16日号)

『共同体型の左遷ではない「新たな左遷」が生まれている』

中堅と呼ばれる年齢のビジネスパーソンで、意に沿わない人事異動を発令された経験がない幸運な人は少数だろう。「日の当たらない部署に異動させられた」「今の仕事にやりがいを感じていたのに配置転換させられた」――多くはそんな人事を一度ならず経験しているはずだ。なかには「左遷させられた」との思いを味わった人もいるに違いない。

『左遷論』は、左遷というビジネスパーソンにとっては聞き捨てならない人事のあり方に焦点を当てて、日本企業が持つ人事制度・組織文化の特徴や、それらが今や制度疲労を起こしつつある実情を冷静に分析したビジネス書だ。

著者は左遷を「それまでよりも低い役職や地位に落とすこと。外面から見て明らかな降格ではなくても、組織の中で中枢から外れたり、閑職に就くことを含む」と定義し、こう指摘する。

「欧米では、個々の仕事が個人と結びついているので、そもそも定期異動自体が存在しない。欠員が出た時にその仕事に見合った人材を募集して補充すれば足りるからである。そのため左遷という概念は生まれにくい」

給与の削減を伴う降格や指名解雇はあっても左遷はないというわけだ。

確かに、明らかに格下の役職に飛ばされながらも、雇用が守られ、しかも給与はほぼ変わらない人事をも含む左遷は日本企業に特有の人事かもしれない。

ではなぜ左遷が生まれたのか。その分析こそが本書の読みどころなので詳しくは触れないが、結論だけ紹介すると著者は日本企業の共同体的な性格に起因すると書く。

すなわち――正社員としての入社は会社共同体の一員になったことにほかならず、どの部署に配属されるか、どんな仕事に就くかは辞令1本で決められる。そして同期入社同士で競争しながら役職の階段を上っていく。しかし年齢を重ねるにしたがって、枢要なポストの数は相対的に減り、さらに組織自体に暗黙の格付けもあるので、誰かが格下の役職に就かなければならなくなる。会社は共同体だから心ならずも格下の役職に異動させられた社員は仲間の視線が気になり、それが左遷された意識をいっそう募らせる――。

著者はそのうえでさらにこう警鐘を鳴らす。

グローバルな競争にさらされた日本企業では今、リストラや組織の縮小、吸収・合併などによって、共同体的な性格に起因する旧来型の左遷とは違う、新たな左遷が大量に生まれている。日本企業を共同体たらしめた人事制度や組織文化ではもはや社員のモチベーションを維持させられなくなっていると。

企業はどうすべきなのか。そして私たちビジネスパーソンはどう意識を変えたらいいのか。示唆に富んだ一冊だ。
                                                             以上
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2016年05月18日

「左遷」だと思ったら「転機」かもしれない

本日、President ONLINE(プレジデントオンライン)に、
『「左遷」だと思ったら「転機」かもしれない』が掲載されました。
http://president.jp/

前回の記事、
『理不尽な人事「左遷」のメカニズムを解明する』
に引き続いて、

『なぜ「左遷」は社員と組織の矛盾をあぶりだすのか【2】』
のシリーズ2回目となります。

以前から思っていた、「会社は所詮は幻想ではないか」と
いうことを取り入れて書いています。

もちろん幻想だからと言って、意味がないとか、重要ではない
ということではありません。

ぜひ、お読みください。
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2016年05月06日

「左遷になったと思ったら」(月刊「企業実務」4月号)

月刊「企業実務」4月号に、「左遷になったと思ったら」が掲載されました。
「楠木新のビジネス生活をラクにする発想」というコラム欄の連載です。

下記に内容を紹介いたします。

また同号では、「左遷論」(中公新書)の書評も掲載いただきました。
ありがとうございました。

                      記

*左遷になったと思ったら
3月から4月にかけては定期異動の多い季節。念願かなって新たな職場に
赴任する人、管理職に決まって喜ぶ管理職人がいれば、希望がかなわず
肩を落とす人もいる。他人のことも気になるので、異動について講釈を垂れる
「一日人事課長」も職場に登場する。

定期異動の日はまさに悲喜こもごもだ。私も30数年の勤務で、10回を超える
異動辞令を受けた。振り返ってみれば、嬉しい時は喜び、残念な時は悔しがる
といった素直な感情に従うほうがよさそうだ。

不合理で、理不尽極まりないと思える人事も、会社側から見れば筋が通っている
ことは少なくない。組織が求めるものと社員が希望することとの間にはギャップが
あるからだ。

また人は誰もが自分のことを高く評価して、自身を客観化しにくいという事情もある。

左遷になったと思ったら、「会社が自分に求めていることは何だろう?」「自分が本当
にやりたい仕事は何か?」などを元から考える姿勢があれば新たなチャンスが生まれる。

注意すべきは、左遷されたという感情のなかには、身勝手な強者の論理が潜んで
いるということだ。自分は左遷だと思っても、その転勤先の職場でずっと働いている
人がいる。彼らの心情を顧みないで、自らの不遇をかこつだけでは左遷をチャンスに
結び付けることはできない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*5/16(月)19:00から、 第二回 こころの定年/研究会(IN東京)を行います。
ご案内は、4/24のこのブログで、ご確認ください。現在、18名の参加申し込みです。


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2016年04月26日

「左遷論」が産経新聞の書評欄に取り上げられました

今週の日曜日に「左遷論」が、産経新聞朝刊の書評欄に取り上げられました。
今までは、新聞の書評欄に取り上げられたことはなかったのですが、
先月の日本経済新聞に続いて二度目になります。

一般の方にも幅広く読んでほしいという願いもありますので、
大変嬉しいところです。

産経新聞の内容は、下記の通りです。

「左遷論 組織の論理、個人の心理」(楠木 新著)
長年、大手生保で人事・労務担当を務め、人事異動の季節を迎える
たびに大勢のサラリーマンたちの喜怒哀楽を見つめてきた著者が、
会社の命じる非情な左遷のメカニズムを分かりやすく解説した。

学問の神様、菅原道真の太宰府左遷や、陸軍医として出世街道を
歩んでいた小説家、森鴎外の小倉左遷に豊富な資料を駆使して肉薄。

左遷組たちに取材を重ね、生々しい体験談を盛り込んだ。左遷を経て
第二の人生をどう生きたかについても相当な分量を割いており、丸腰
となった個人が組織との折り合いの付け方を考えるうえで、実に教え
られることが多い。(中公新書・820円+税)」(産経新聞 2016/4/24)』

これと、一か月前の日本経済新聞朝刊の書評を並べてみる。
*「左遷論」(楠木 新著)
「日本で働く組織人への応援歌」(2016/3/27付日本経済新聞朝刊)


タイトルは刺激的だが、読み進めていくと、日本の企業・組織社会の
実情を豊富な取材と著名人が遭遇した左遷話を交えながら解説して
いることがわかる。

企業人でもあった著者自身も決して順風満帆に出世街道を駆け上がって
きたわけではない。いろいろな部署を渡り歩き定年を迎えた。その中で
社内や取引先での会話から垣間見えた身につまされるような組織内の
論理に疑問を持ったようだ。

結論からいえば、左遷は人生のターニングポイントであるかもしれないが、
決して汚点ではないということだ。
人生を見つめ直すいい機会だと著者は指摘する。

欧米の企業社会では左遷という概念は生まれにくいという。職務を厳格に
定義して雇用契約しているからで、それが遂行できないと解雇される。
また、転勤の有無が賃金格差をもたらす職制も存在しない。
これは日本独特のもので、約30年前に制定された男女雇用機会均等法
に対する便法にすぎないと断じる。

日本では「お任せする」「空気を読む」ことで組織内均衡が保たれており、
それを踏み外すと左遷の憂き目に遭う。だが修復を図ろうとするときにも
同じ手法に頼らざるを得ず、現実には難しい。
こうした事情の中でどう生きていくべきか。
本書は「組織人への応援歌」として読める。(中公新書・820円)』

<両者を並べてみた感想です>
・いづれも、長く会社員を勤めてきたこと、多くの人にヒヤリングして
 きたことを指摘いただいている。私の強みだと理解しておかなけ
 ればならない。

・そのうえで、産経新聞では、菅原道真や森鴎外、左遷にあった人々の
 体験談に焦点が当たっている。どちらかといえば個人側の視点だ。
 一方で、日経新聞では、日本型組織の特徴にポイントが置かれている。
 私自身も、この本を書くに際して、組織と個人の間を揺れ動いた。
 副題を、「組織の論理、個人の心理」としたのもそういう意味だ。
 何かそれをわかっていただいたような気持になる。
 ありがたいことだ。

(産経新聞 2016/4/24)
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*5/16(月)19:00から、 第二回 こころの定年/研究会(IN東京)を行います。
ご案内は、4/24のこのブログで、ご確認ください。参加者募集中です。


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2016年04月21日

「左遷論」が、「週刊エコノミスト」「読売新聞(夕刊)」の書評欄に取り上げられました

「左遷論」(中公新書)が、4/18(月)発売の「週刊エコノミスト」、
「読売新聞(夕刊)」の書評欄に取り上げられました。

おもしろいのは、読売新聞の夕刊は、「帯ヒット」という紹介の
仕方で、帯に焦点が当たっています。

これは本の中身というよりも、編集者さんのセンスや努力を
見ているものと言えるでしょう。
書評欄の中で、こういうコーナーがあることは知りませんでした。

コピーは、「理不尽な人事には理由がある」で、「理不尽」「人事」
の二つの字が大きくなって強調されています。

その下には、人事異動の辞令が絵で描かれていて、対象者は
「菅原道彦」です。誰かはお分かりですよね。

そして右上に、赤丸で「左遷をバネにできる人、できない人」と
入っています。私は、この赤丸が辞令書に対する印章に見えて
とても気に入っています。
本が出る前から、「いいな」と思っていたのです。

タイトルが本にとっては大きいのは当たり前ですが、装丁や帯は
大事だといつも思っています。
ありがたいことです。

「週刊エコノミスト」は、今までご縁がなかったのですが、やはり
書評として取り上げられるのは、原稿を掲載いただくのとは、
また違った感じがします。

「大手生命保険会社に36年勤め」を冒頭においていただいている
この書評には、個人的に何か惹かれます。

理論や理屈のフォーマットで書いていないことを認めてもらったような
気になるのです。でもこれは私の考えすぎ。

どうもありがとうございました。

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2016年04月14日

「週刊ダイヤモンド」と「週刊東洋経済」に、「左遷論」が紹介されました

今週号の「週刊ダイヤモンド」と「週刊東洋経済」(ともに、
2016.04.16)に、「左遷論」が紹介されました。

週刊ダイヤモンドは、「目利きのお気に入り」のコーナーで、
『埋もれている成功のヒント 「視線転換」「反転」の大切さ』
という見出しで、昼間 匠(リブロ営業推進部マネージャー)さんが、
選評の文章を書かれています(P82)。

3冊紹介されている中の一冊として、「反転戦略」という文脈の
中で「左遷論」を取り上げていただきました。

「左遷は、そのときは個人として不満でも、会社生活に警鐘を鳴らす
貴重な機会」の文章を引用して、「今の自分に問題はないと思うが・・・」
という方こそ、今のうちに読んでおいた方がよい著作です」と紹介
いただいています。

東洋経済は、「新刊新書サミング・アップ」というぺージ(P106)で、
「4分で4冊!」というコーナーで紹介いただいています。

菅原道真の例を引いて、左遷のメカニズムを分析、具体的な提言を
している書籍として紹介いただきました。

ご興味があれば、該当のページをご覧ください。

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2016年04月06日

植木職人になるため修行中?!(本日、6:15からABCテレビ朝日放送)

今朝、今回の「左遷論」(中公新書)にも登場いただいた、
四国八十八ヶ所霊場会公認先達の山下正樹さんから
下記メールをいただきました。

「本日のABCテレビ朝日放送 夕方6:15からのNキャスト」で、
郡山城跡「桜守の会」の活動が放送されるそうです。

お遍路だけではなく、「植木職人になるために修行中」と書かれていました。
(なんと!知らなかった。70歳を越えても修行中!)。

私も負けてはいられません。
「もう一人の自分」に向けてさらに修行を重ねます。

「左遷論」のあとがきに登場いただいた文章を参考に下記に紹介します。
本日のテレビを見て、ほっこりできそうです。

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<山下さんからのメール>
遍路@山下です。

郡山城跡の桜を後世に引き継ぐために活動する山下! 郡山城跡「桜守の会」

本日のABCテレビ朝日放送 夕方6:15からのNキャスト

「進行する桜の危機を救う・・・・桜守の思い」として

私たちが取り組んでいる郡山城跡「桜守の会」の活動の様子が放送されます。

(実は、山下は今、植木職人になるために修行中です)

どんな放送になるのか、楽しみです。

これからも、よろしくお願いします。

四国八十八ヶ所霊場会 公認先達
      山 下 正 樹
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(あとがき紹介)
P176で紹介した山下正樹さんが、一昨年、Eテレ(NHK教育テレビ)の「こころの時代 〜宗教・人生〜 わたしのお遍路みち」に登場した。勤めていた都市銀行から関連会社に出向になった挫折感をきっかけに歩き遍路を始めた。今では「公認先達・歩く遍路の会」会長として、お遍路文化を後世に引き継ぐために様々な活動をしている。自らも約1,200キロメートルに及ぶ四国八十八か所霊場の遍路道を自分の足だけを頼りに歩いて巡っている。既にその数は12回に及ぶという。
私がテレビ画面にくぎ付けになった理由は、女性アナウンサーの質問に答える山下さんの日焼けした「いい顔」だった。10年ほど前にお話を聞いた時にも、笑顔が印象的だったが、さらに磨きがかかっていた。
そして番組内で会社時代のことを振り返って、出世レースから外れた時は、「なぜあの上司は認めてくれないのだ」と人のせいにして恨みつらみが募ったという。しかし「結果的には、自分には支店長になれるだけの力量はなかったということが分かった」と語っていた。会社生活を見事に総括した発言だった。その柔和な表情からは、左遷を通して新たな自分を発見した喜びを垣間見ることができた。                   
                                                            以 上
                        

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2016年04月03日

おかげさまで「左遷論」が増刷になりました

おかげさまで「左遷論」が増刷になりました。

本を書いていると、ご機嫌になれることがいくつかあります。
私にとっては、最初の増刷連絡が最も嬉しいことの一つです。

最初の目標をクリアできたと、「ほっと」した気持ちにもなります。
これは何物にも替えることはできません。

当たり前のことですが、これも財布から千円札やカードを取り出して
レジまで持っていってくれる、またネットの画面で購入のボタンを
押してくれるお客さんあってのこと。感謝申し上げます。

一緒に伴走いただいた編集者さん、一緒に書店を回っていただいた
出版社の営業の方々、朝早くから書店の棚で本を並べていただいている
書店員の方々のおかげと思っています。

また、ブログでも紹介させていただいている通り、取材や書評でマスコミ
の方々にもお世話になりました。今回の本は特にそうでした。

また、個人で紹介いただいた方もいました。常見陽平さんもそのお一人です。
この春、左遷されたアナタへ 人事異動シーズンの面白がり方
多くの著作を持ち健筆を奮われているのでご承知の方も多いでしょう。
影響力も大きかったと思います。

また学生時代の友人が、Facebookで紹介してくれたり、以前から
お世話になっている人事労務雑誌の「賃金事情 2016年3月20日号」、
「WEB労政時報 2016年3月25日付」でも書評をいただきました。

本当にありがとうございました。
これからも多くの人の手にとってもらえるものを書き続けていきたいと
思っています。
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2016年03月30日

本を線路に落とした!

一昨日、家路につくために電車に乗っていた時のことである。
結構、車内は混んでいた。

自宅のある駅の2つ手前で、電車から降りる乗客が多くて
スペースができた。新聞を読もうとカバンの横から取り
出そうとした。

その時に、読みさしの新聞の間に挟まっていた新書が、カバン
から飛び出した。一旦カバンの側面にあたり、床に落ちて、
その後、車両とホームの隙間にあるスペースに落ちた。

「アッ、アッ、アッ」という3拍子で、私と横にいた二人の乗客が
同時に声を出した。
車内から間をのぞき込むと、「BooK1st.」のカバーが見えたが
すぐにドアが閉じられた。

「どうしようか。諦めてもいいか」
「線路から離れた箇所に落ちたので問題ないだろう」
「でも軌道に落ちたことは、電鉄会社に言っていた方が良いか」

などが頭をめぐって、自分の乗降駅で駅員さんに事情を話した。
すぐに落とした駅に連絡を取ってもらった。
「本くらいなら、線路に落ちても大丈夫です」という言葉とともに、
「取りに戻りますか?」と聞かれた。

ちょうど戻る電車がホームに入ってきたので、
「BooK1st.のカバーのついた新書」と名前だけを話して
電車に飛び乗った。

本を落とした駅に到着すると、すでに本は駅員さんの手元にあった。
確認のために、まず「書名は何ですか?」と聞かれた。
予期していない質問だったので「左遷論です」と躊躇していうと、
ちょっと怪訝な顔をしてタイトルを確認するために本をめくり始めた。

「あぁ〜、名前で自分の本だとわかっちゃう」と思ったが、
芸名(ペンネーム)なので心配いらないことに気が付いた。

会社を退職してから本名で呼ばれる機会は全くと言っていいほどないので
楠木新が自分に身についてしまっている。
芸名(ペンネーム)のメリットは、こんなところにもあると感心した次第である。

今までは、梅田駅で女性と子供が靴をホームに落とした姿を二度ほど
見た記憶がある。まさか自分が当事者になるとは思わなかった。

カバンに何でも詰め込むのも考えものである。

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2016年03月27日

日本経済新聞の書評欄に「左遷論」が取り上げられました

本日(3/27)の日本経済新聞の朝刊、23面の書評欄に、「左遷論」
(中公新書)が取り上げられました。

「日本で働く組織人への応援歌」という見出しになっています。

私自身がこの本を書いた趣旨を十分ととらえていただいた内容だと
大変喜んでいます。

アマゾンの「左遷論」の順位も急上昇して、夕方には、全体の書籍の
中で100位以内に入りました。
「人事部は見ている。」以来ではないかと思っています。
これもありがたいことです。

ぜひ本紙をお読みください。
なお、新聞から引用した内容を参考に紹介いたします。

                      記

*「左遷論」(楠木 新著)
「日本で働く組織人への応援歌」(2016/3/27付日本経済新聞朝刊)


タイトルは刺激的だが、読み進めていくと、日本の企業・組織社会の
実情を豊富な取材と著名人が遭遇した左遷話を交えながら解説している
ことがわかる。

企業人でもあった著者自身も決して順風満帆に出世街道を駆け上がって
きたわけではない。いろいろな部署を渡り歩き定年を迎えた。その中で
社内や取引先での会話から垣間見えた身につまされるような組織内の
論理に疑問を持ったようだ。

結論からいえば、左遷は人生のターニングポイントであるかもしれないが、
決して汚点ではないということだ。
人生を見つめ直すいい機会だと著者は指摘する。

欧米の企業社会では左遷という概念は生まれにくいという。職務を厳格に
定義して雇用契約しているからで、それが遂行できないと解雇される。
また、転勤の有無が賃金格差をもたらす職制も存在しない。
これは日本独特のもので、約30年前に制定された男女雇用機会均等法
に対する便法にすぎないと断じる。

日本では「お任せする」「空気を読む」ことで組織内均衡が保たれており、
それを踏み外すと左遷の憂き目に遭う。だが修復を図ろうとするときにも
同じ手法に頼らざるを得ず、現実には難しい。
こうした事情の中でどう生きていくべきか。
本書は「組織人への応援歌」として読める。(中公新書・820円)

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2016年03月26日

朝日新聞beに見解を掲載いただきました

本日(3/26)の朝日新聞beの10面
「(be between 読者とつくる)出世は大切ですか?」
の記事に、見解を掲載いただきました。

「出世は大切か?」のアンケートでは、YESが6割、NOが4割だったそうです。
面白いのは、「記者が考え込んでしまうほど、多種多様な価値観が寄せられた」、
と書かれていたこと。具体的な意見が紹介されていて、たしかに一筋縄では
いかないなぁ、と私も思った次第です。

その中で、
「そう問われれば、私は若いときは『はい』、中年以降は『いいえ』と答えたい」
として見解を述べています。
小見出しは、「左遷はチャンス」になっています。

ぜひご覧ください。

なお、登録されている方は、朝日新聞デジタルからも読めます。
(「楠木新」でサイト検索ください)

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2016年03月25日

「同僚に比べて評価が低いと感じたら」(企業実務3月号)

月刊「企業実務」3月号に、 「同僚に比べて評価が低いと感じたら」
が掲載されました。
「楠木新のビジネス生活をラクにする発想」というコラム欄の連載です。

下記に内容を紹介いたします。

                      記

かつて私は生命保険会社の支店で、事務職の人事異動を担当したことがある。
大幅な異動であったにもかかわらず、業務に支障は生じなかった。しかし、異動
になったほとんどの社員が不満を持っていた。

「半数なら理解できるが」と不思議に思って、確認のために一人ひとりに話を
聞いてみた。すると、社員各人は、周囲が見るよりも自分のことを高く評価して
いたことがわかった。

「私なんてとても力不足ですから」などと謙遜する社員であっても、やはり、周囲
の評価よりは自分自身を高く見積もっていたのだ。一方で、社員各人は他の同僚
に対する異動は問題なしと判断していた。
 
人は自分のことを3割程度高く評価している。もちろん私も含めてだ。もし周囲
の同僚に比べて評価が低いと感じたら、この3割増しの原則のことを考えても
いいかもしれない。

ただし、人は自己肯定感が強い方がイキイキと働くことができるのも事実だ。
会社員も3割くらいは自分を高く評価していた方が、組織の活力も生まれるだろう。

もし、これらを考慮に入れても、自分の評価に納得できないのであれば、
「所詮は会社からの評価に過ぎない」、「会社は、自分の人格とは離れたごく一部
の能力しか見ていない」のだと割り切ることも必要だ。

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2016年03月24日

読売新聞(YOMIURI ONLINE)に掲載いただきました

本日(24日)の読売新聞(YOMIURI ONLINE)の「深読みチャンネル」に、
『「左遷」をチャンスに変えるには?』が掲載されています。
「左遷」をチャンスに変えるには?

文章の小見出しは、

『「半沢直樹」はなぜ飛ばされたか?』

『仕事ができるから出世できるとは限らない』

『「会社は共同体」という幻想』

『左遷をチャンスに変えた人たち』

最後は、
「左遷をチャンスにするためには、左遷自体やその背景にある会社組織の
ことをよく知ることだ。くわえて自分自身に正面から向き合うことが求められる」
と結んでいます。

ぜひご覧ください。

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2016年03月18日

東洋経済オンラインに久しぶりに掲載いただきました

本日の東洋経済オンラインに久しぶりに登場しました。

以前は、「働かないオジサン」シリーズで、連載もしていたのですが、
今回は、「左遷論」に関する原稿を掲載いただきました。

タイトルは、『「左遷された!」その8割は、単なる勘違いだ』です。
「左遷された!」その8割は、単なる勘違いだ


人事部内では適材適所が原則で、左遷は建前上存在していません。
一方で社員が左遷だと受け取ることは日常茶飯事です。

ブログやツイッターでは、「左遷」を含む用例は非常に多いが、
公式の場面では、「左遷」という言葉が登場する回数は極めて少ない。
「左遷論」にも書いたように、5年間のある新聞の用例を調べても40件も
なかった訳です。

このギャップが「左遷」という文言の一つの特徴であり、ポイントだと思っています。
この隔たりが生まれるメカニズムを考えて簡単に紹介したのが今回の文章です。

ぜひお読みいただいて、一緒に考えてみてください。
とにかく不思議な言葉なのです。
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2016年03月17日

『なぜ池上彰さんは「左遷」から立ち直れたか』がアップされました

3月13日に、このブログで紹介していました
『なぜ池上彰さんは「左遷」から立ち直れたか』
(「PRESIDENT 2016年4.4号」)の内容が、
本日、プレジデントオンラインに掲載されました。

トップページの中の、左側の「ビジネス」の項目に入っています。
『なぜ池上彰さんは「左遷」から立ち直れたか』

ネットで気軽に読めるようになりましたので、
ぜひご覧ください。

クエスチョンタイム [70]●楠木 新

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2016年03月16日

琴勇輝関の「ほぅ!」

15日、ナンバに出向いて、大相撲三月場所に出没。

府立体育館では、花道を引き揚げてくる力士や部屋入りの
関取もすぐそばを通るので存在感をそのまま感じることができる。

会場に入って、早速、花道ヨコの白線の外から力士を見る。
十両でも迫力はすごい。
ぶちかましをそのまま受けるとたぶん生きておれないだろう。

また遠藤関の人気はさすがだ。
何か引き付けるモノがある。

この日は、ご当所の勢関の身体の大きさにも圧倒されたが、
なんといっても日馬富士に土つけて、初金星を獲得した
琴勇輝関だ。見事な押し出しだ。

前日、初めての結びの一番で白鵬に、「ほぅ!」を好まないと
一蹴されて「出直してこい」とコメントされた。

この日は、「ほぅ!」をやるかどうか気になったが、時間いっぱい
になって「ほぅ!」が出た。

気合いだろうが、せき込んでいるようにも聞こえるのがまたいい。
横綱に言われたくらいで辞めてはいけない。

初金星を獲得して、勝ち残りで土俵の下で感涙にむせんでいる
のが遠目からも分かった。

琴勇輝関は、相撲人生でどん底を経験している。香川県の小豆島高を
中退して、2008年初土俵。順調に幕内まで番付を上げたが、13年
九州場所で左膝に大ケガ。医師には「もう相撲を取るのは無理かな」と
言われた。

やる気を失いかけたが、自分以上に諦めないで待ってくれる人たちが
いるので、もう一度頑張ろうと再起した。
三役も目前の地位まで来た。
春のセンバツには、小豆島高校も初出場する。

この日の最も印象に残った一番だった。

これからパソコンの前に座る前に、、「ほぅ!」と言ってから書き出すか。
きっと妻から、「出直してこい」と言われるかもしれない。
それくらいでひるんではいけないのだ。

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2016年03月15日

「AERA」に「左遷論」著者で登場しています

昨日発売のAERA 2016年3月21日号の [大特集]「会社は人事が9割」 に、
コラムで登場しています。

「左遷論著者・楠木新さんに聞く」
「雇用慣行が生む不本意人事
 異動意図の明確な説明なし」という見出しです。

「抜擢、一転異動見送り」、「転勤の代償は家族崩壊」、
「子会社出向で評価凍結」などのAERAの取材を受けて、理不尽と思える人事
を説明する立場で、見解を述べています。

内容的には、
・左遷のストーリーは誰で一つや二つ持っていること
・欧米には「左遷」という概念がなく、日本独特の労働文化や雇用慣行と密接に
結び付いている
・日本では、「人と仕事」よりも、「人と人」との結びつきの方が強くなりがち
だということを説明しています。

「左遷」や理不尽と思える人事の対してどのように対処するかが、本来の最も
重要な点ですが、紙面の関係もあり、「個人の姿勢によるところが大きいと
思います」と締めています。

同じ特集の中で、作家の江上剛氏は、「自分の軸を持つと組織の中では
生きにくくなりますよ。(中略)出世するかどうかは別として、人間として
恥ずかしくない生き方ができると思います。」と述べられています。

全く同感です。

今回の「左遷論」(中公新書)でも、後半は、「左遷」をチャンスに変える
生き方、働き方をいろいろと考えてみました。

人数的に多いサラリーマンがイキイキとできれば、「一億総活躍社会」の
実現にとっても大きな力になると思うのです。

このほか、AERA誌の今回の特集の中には、「人事の裏に嫉妬あり/
人気4社の仕事履歴/人事部の覆面座談会/アベノミクス最終論争」等もあります。

ぜひ、ご覧ください。

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2016年03月13日

『なぜ池上彰さんは「左遷」から立ち直れたか』が掲載されます

明日発売の「PRESIDENT 2016年4.4号」に、
『なぜ池上彰さんは「左遷」から立ち直れたか』
が掲載されます。

プレジデントのHPには、目次がすでに掲載されています。
、『PRESIDENT 2016年4.4号目次

『好評連載』の中の
「クエスチョンタイム [70]●楠木 新 
なぜ池上彰さんは「左遷」から立ち直れたか」です。

見開き2ページの記事です。ぜひご覧ください。

クエスチョンタイム [70]●楠木 新

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2016年03月08日

「朝からアパートのガサ入れですわ」

<本日、3/8(火)の「夕刊フジ」に、「左遷論」を紹介いただきました。
ありがたいことです。内容は、下記を参照ください。>

せっかく購入したので、「夕刊フジ」の全紙面を読んでみた。
若い頃は、毎日会社帰りには、梅田駅や有楽町駅で必ずと
言っていいほど買っていた夕刊紙だ。

内容は、多岐にわたっている。
山口組の抗争、中国の全人代の話、シャラポアの禁止薬物が
一面の見出しを飾り、政治、芸能、経済、マネーライフ、健康、
スポーツ、飲食、インタビュー、コミック、お色気、ゴシップなど
改めて読むとやはり幅広い。

「左遷論」を紹介いただいたのは、文芸的なページで、「左遷論」
を含めた3冊の本の紹介と、「ビジネス川柳」、「ああ懐かしの
雑誌時代」という記事が並び、連載小説が書かれている。

黒川博行氏の「果鋭」という小説で、イラストとともに、
「朝からアパートのガサ入れですわ」という見出しがある。

黒川博行氏の大阪弁を取り込んだ文章はやはりすごい。

読んでみると、リズムがあって情景や人の息遣いが表れてくる。
連載小説だから一つのパートなのに、出だしから最後まで
完璧に流れて終了している。

若い時には、それほど連載小説には興味はなかったが、これを
読むだけでも値打ちがあると感じた次第だ。

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2016年03月03日

「一冊の本にまでしてくるとは思わなかった」

昨日(3/2)のプレジデントオンラインに、『理不尽な人事「左遷」のメカニズムを解明する』
というタイトルで、今回の拙著「左遷論」の紹介をさせていただきました。

下記のプレジデントオンラインの「人材・キャリア」欄の「人事」の項目に入っています。
プレジデントオンライン

内容は、『「左遷」意識を生む「自己評価3割増し」社員』と、
『左遷は社員にとって本当にチャンスなのか?』に分けて、
左遷の生じる理由と、左遷への対応策をダイジェストにして書きました。

副題は、『なぜ「左遷」は社員と組織の矛盾をあぶりだすのか』です。

最初の頃に取材した先輩に最近お会いすると、
「一冊の本にまでしてくるとは思わなかった」と言われました。

プレジデントオンラインの文章にも書いたように、「左遷と言えば、なぜ
皆が菅原道真を思い浮かべるのか?」といった程度のことしか頭に
浮かばなかったのです。

自分でも初めの頃の手探り状態のことを考えると、「よく最後まで書けたなぁ」
という感慨もあります。
ほめ言葉だと受けとっておこうと思っています。

ぜひご一読ください。

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2016年02月21日

【申込み受付終了】3/1「こころの定年/研究会(IN東京)」

2月16日の当ブログでも案内しておりました、3月1日(火)に実施する
「こころの定年/研究会(IN東京)」は、人員に達しましたので申し込み
の受付を終了いたします。

急に開催を思いついたため、どうなることかと思っていましたが、過去
にセミナーでお世話になった方から案内を流していただいたり、参加
希望者が知人の参加を募っていただいたおかげです。
感謝申し上げます。

現役のサラリーマンだけではなく、マスコミ編集者、専門誌編集者、
多くの本を執筆されている著者、フリーランス、研究者なども
おられて開催が大変楽しみです。

サラリーマン同士で語り合うよりも、個人事業主やフリーランス、著者など
異質な人と語り合う方が、サラリーマンの自分がよくわかるというのが実感です。
その意味で、参加者同士の情報交換タイムも設けたいと思っています。

2/25に「左遷論」(中公新書)の発刊もありますので、「左遷論」の話材提供を
私から行い、後は、参加者と一緒にいろいろ話し合ってみたいと思っています。

大阪での研究会と同様、気楽に情報交換できる場を目指します。
不定期になりますが、今後も研究会を実施する予定です。
よろしくお願い申し上げます。

              記
<ご参考>

<第一回こころの定年研究会(IN東京)概要>
1.日時:3月1日(火) 19:00〜21:00

2.会場:〒106-0032
        東京都港区六本木2-2-6福吉町ビル2F
        katanaオフィス六本木セミナールーム
         (TEL:03-3583-4213)

3.会場へのアクセス(下記のサイトを参照)
  『六本木レンタルオフィス/アクセス情報 』//

4.当日の研究会の内容(予定)
  ―発足会+「左遷論」―
〇臆端圓隆蔽韻兵己紹介(参加した理由など)
<参加者交流タイム>
楠木新からの話材提供(「左遷論」)
参加者との質疑・意見交換         

5.参加費:1,500円>         
                             以 上 

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2016年02月19日

「40代を後悔しない」ために今すぐすべきこと(『THE21』)

ビジネス誌『THE21』(PHP社、3月号)で、見解を掲載いただいているので、
私のコメント部分のみを下記に紹介いたします。

実際には、ビジネスマンに聞いたアンケート調査をもとに、述べています。
調査結果も一緒にご覧いただきたい方は、『THE21』(PHP社、3月号)の
本誌をご参照ください。

なお、私と一緒に、螢札譽屮譽ぅ鸞緝充萃役 高城幸司さんの見解も
並べて掲載されていますので、読み比べられるといろいろ考えが深まる
かもしれません。

                  記

*『THE21』総力特集第1部
(サブタイトル)
「50代以上の先輩」アンケートから見えてきた!
(メインタイトル)
[アンケート調査]
「40代を後悔しない」ために今すぐすべきこと
サンプル数:103
実施期間:2016年1月14日〜1月15日
対象:50代以上のビジネスマン(50代89人、60代14人)
※自社調べ(マクロミルモニタ使用)
調査方法:インターネット利用

(初めの紹介)
今、50代以上になっているビジネスマンたちが、40代の頃を振り返って、
「これをしておけばよかった」と後悔していることはなんだろうか? それを知っておけば、
より充実した40代以降の人生を送れるだろう。
そこで、編集部では50代以上のビジネスマンを対象にアンケート調査を実施。
さらに、その結果について、識者2名の見解をお聞きした。

(プロフィール)
楠木 新(Arata Kusunoki)
『人事部は見ている。』著者
1954年、兵庫県生まれ。79年、京都大学卒業後、生命保険会社に入社。
人事・労務関係を中心に、経営企画などを経験。勤務のかたわら、
「働く意味」をテーマに執筆、講演などに取り組む。
2015年、定年退職。11年まで関西大学商学部非常勤講師(「会社学」)を務めた。
12万部超のベストセラー『人事部は見ている。』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。
近著に『左遷論』(中公新書/2月25日発売)がある。

[楠木氏] 多くの人が出世コースから外れる 
満足している人は、必ずしも多くありません。満足していない具体的な項目は、今回の
調査にはありませんが、おそらく40代で会社の中軸の仕事から外れることが影響して
いるのではないでしょうか。
大手企業で言うと、40歳が平均の課長登用時期で、40代後半から部長以上に昇進
していく。しかし部長以上まで順調に昇進できる人はごく一部。ほとんどの人はその
選抜から漏れるわけです。
また、自分の病気や体調不良、子供の養育をはじめとする家庭問題、また親の介護
も始まる時期に重なります。仕事以外の事情からも、それまでの右肩上がりの働き方
を見直さざるを得なくなるのが、この40代と言えるでしょう。

[楠木氏] 頭打ち感が出てきて、会社人生の先が見えてしまう
「もっと仕事に打ち込む」が少ないですね。「転職」「起業」を除けば、他の項目の半分
以下です。これは、ある意味、50代以上のビジネスマンのホンネだと思います。
40代はバリバリ働く時期である半面、会社人生の峠が見えてきて、頭打ち感が出てくる。
また20〜30代なら左遷があってもリカバリーできますが、40代ではなかなか難しい。
ある程度自分の評価も固まっているので、仕事に打ち込んでも得られるものが少ない
からです。「人脈作り」「資格取得」「語学の勉強」「仕事で必要な知識などの勉強」と
いう回答の割合が多いのは、社内の仕事だけでは十分でないという意識の表われで
しょう。とくに資格や語学は、客観的な指標なので頭に浮かびやすい。
ただ、どんな資格を取得して、どんな語学をどの程度学べばいいかと聞かれると、
答えに窮する人は少なくないでしょう。会社の中で頭打ち感が出てきたら、組織から
離れた働き方をシュミレーションしてもいい。その時には、役職や資格といった、外部
からのモノサシではなくて、自分の個性を活かして取り組むべきものを探さなければ
ならないのです。

[楠木氏] 本当に大事なのは、定年後を見据えること
 50代になると、ライフプラン研修を受けさせる企業が多くみられます。そこでは、項目に
ある「貯金や投資」、「健康管理や運動」、「娯楽や趣味」、または家族とのかかわりなど
をバランス良く保ちましょうという話が多い。
しかし実際に定年退職になると、そんなバランスの取れた生活なんてできない。むしろ、
何らかの意味で、現役でいることが大事です。趣味に打ち込む、小さな事業を立ち上げる、
NPOで働くなど、とにかく社会とつながっていることです。
現役で社会とつながっていれば、生活にハリが出るし、健康もついてきます。わずかでも
経済的な足しになり、ずっと家にいて妻に嫌がられることもありません。
40代以降は社外で自分が貢献できることを探し始めることです。そのためには、会社の
仕事で手を抜かないこと。ここは勘違いする人がいるのですが、仕事も社外での取り組み
も同じ人間がやっているので区分はできません。両者はつながっているのです。
逆に言えば、社外で夢中になれるものがあれば、社内の仕事の質も上がります。
 「ボランティアなどの社外活動」という回答が少ないのは、組織で働きながら社外に目を
向けるむつかしさが出ているのかもしれません。しかし、40代であれば、まだまだ時間が
あります。試行錯誤を重ねながら、息長く取り組めば道は開けます。

[楠木氏] 人生での比重は大きくないのでは?
いずれも重要な仕事の能力についての指摘です。ただ、「もっと仕事に打ち込めばよかった」
と思っている人は13.6%と低いので、(Q3)、今の仕事の質を落とさないための条件だと
解釈していいでしょう。

《40代を後悔しないためのアドバイス》
[楠木氏] 挫折は働き方を見直すためのチャンス!
私は、数多くのビジネスマンに取材をしてきましたが、40代以降に、「成長実感が得られない」
「誰の役に立っているのか分からない」「このまま時間が過ぎ去っていいのか」と、働く意味に
悩む状態に陥る人は少なくありません。私はそれを「こころの定年」と名づけました。
また、40代後半になると、左遷やリストラ、または病気や家族の問題など、理不尽や不条理と
思えることに直面することも。なかなか難しい時期です。
しかし、見方を変えれば、会社中心の働き方から、人生の後半戦を見据えた働き方へと移行
するチャンス。挫折や不都合な出来事をバネにできるかどうかがポイントです。
40代以降に、転機を乗り越えたビジネスマンの共通項をあえて言えば、10代の頃に好きだった
ことをもう一度呼び戻す、若手社員の間は会社の仕事中心で懸命に頑張る、手が届く範囲の
複数の人を目標にしている、個人事業主やフリーランスとの付き合いがきっかけになっている、
などです。
働き方を見直すというのは、簡単なことではありませんが、新たな自分を発見できることに
つながります。定年以降も現役としてイキイキ働くためにも必要。40代後半からでも、十分間に
合います。


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kusunoki224 at 15:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年02月16日

3/1(火)に、東京で「こころの定年/研究会」を行います。

3月1日(火)に、下記の通り、東京で「こころの定年/研究会」を行います。
大阪ではすでに61回を数えていますが、東京では初めての実施になります。

今まで、東京での研究会はないのかという声もありましたので、一度行いたい
と以前から考えていました。

ちょうど2/25に「左遷論」(中公新書)の発刊もありますので、「左遷はチャンス」
という話材提供を私から行い、後は、参加者と一緒にいろいろ話し合ってみたい
と思っています。

左遷だけでなく、「こころの定年」や「働かないオジサン」,「もう一つの本業の持ち方」
「サラリーマンの文筆について」など、後半は自由な意見交換の場です。

大阪での研究会と同様、気楽に情報交換できる場を目指します。
一定の人員の参加があれば、不定期になりますが、今後も研究会を行います。

ご興味があれば、どなたでも参加は可能です。
多くの方のご参加をお待ちしております。
参加者0人でない限り、実施いたします。
(*2/19 現在、現役サラリーマン、マスコミ編集者、専門誌編集者、
フリーランス、研究者なども おられて楽しみです)  


お名前とメールアドレスを必ず記載の上、下記メールにて申し込みください。
   ※参加希望の申し込みは、すべて下記のメールにてお願いいたします。 
*******************************************
楠木新(くすのき あらた)
kusunoki224@nifty.com
******************************************

*申し込み締め切り
  2月27日(土曜日)


              記

<第一回こころの定年研究会(IN東京)内容>
1.日時:3月1日(火) 19:00〜21:00

2.会場:〒106-0032
        東京都港区六本木2-2-6福吉町ビル2F
        katanaオフィス六本木セミナールーム
         (TEL:03-3583-4213)

3.会場へのアクセス(下記のサイトを参照)
  『六本木レンタルオフィス/アクセス情報 』//

4.当日の研究会の内容(予定)
  ―発足会+「左遷はチャンス」―
〇臆端圓隆蔽韻兵己紹介(参加した理由など)<20分>
楠木新からの話材提供(「左遷はチャンス」)<30分>
参加者との質疑・意見交換 <60分>        

5.参加費:1,500円
         
                             以 上 


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