2005年12月04日

iPod (15)通勤用ヘッドホン(4)〜AKG K171Studio 自作ケーブル(1)材料編

通勤用ヘッドホンを AKG K171 Studio に変えたのですが...
3mの付属ケーブルが長すぎるので、短めのケーブルを自作しました。
K271 Studio にも使えます。

材料をお店屋さんで購入し、ハンダ付けしました。
純正ケーブルより高音域が目立つような気がします。線材で音質がかわるものなのでしょうか。あと、ケーブルの着脱が楽です。

材料とピンアサイン、作成手順を記載しておきますね。
<材料>
Switchcraft TA3F : ヘッドホン側のコネクタ
Belden 1503A : ケーブル
ミニステレオプラグ : iPod側コネクタ

<Switchcraft TA3F>
ミニキャノン、mini-XLR と呼ばれるコネクタです。
4つの部品で構成されます。製品ページの真ん中の "EXPLODED VIEW, FEMALE CORD PLUG" という図をみてください。
 部品1.HOUSING(ハウジング)
   コネクタ部分のカバーになります。
 部品2.HANDLE(ハンドル)
   ハウジングにねじ回しで取り付けます。
   後ろの部分の "FLEX RELIEF" はゴムでできていてケーブルを通します。
 部品3.INSERT ASSEMBLY
   前面がコネクタ部分、後部にハンダ付けするピンがでています。
 部品4.INSULATING SPACER + CABLE CLAMP
   ケーブル押さえの部品です。
   図では2つの部品になるようですが、
   私はくっつけたままで作業しました。

<Belden 1503A>
お店屋さんに選んでもらったのがこれです。
TA3F は同軸系の太い高級ケーブルは入らないそうです。
より太いケーブル用の TA3FL もあると製品ページに書いてありますが、
通勤用には不向きでしょう。

<ミニステレオプラグ>
お店屋さんのオリジナルのものを購入しました。

<手順1:TA3Fのハンダ付け>
1.「ハンドル」を外して「INSERT ASSEMBLY」と
  「INSULATING SPACER + CABLE CLAMP」を引っ張りだします。
2.コード(1503A)に「ハンドル」を通します。
  (そのままでは通せず、前面(ゴムでない方)からマイナスドライバ
   を突っ込んでドリルみたいに回して削り、穴をちょっと広げました。)
3.コード(1503A)に「INSULATING SPACER + CABLE CLAMP」を通します。
4.コード(1503A)の外皮を剥きます。
  (「INSULATING SPACER + CABLE CLAMP」の収まり具合をみて
    剥く長さを決めます〜TA3Fのページの図も参考に)
  赤、黒、むき出し線の3つのコードが現れます。
5.コード(1503A)の赤・黒の外皮を剥きます。
  (「INSERT ASSEMBLY」の端子に乗っかる程度、
    たくさん剥かないこと)
6.「INSERT ASSEMBLY」の端子にハンダ付けします。
  ピンアサインは...
  1番:グランド(−) 〜むき出し線をハンダ付け
  2番:コールド(R+)〜黒コードをハンダ付け
  3番:ホット (L+)〜赤コードをハンダ付け
  (赤がRというイメージならが黒赤は逆さでもOK)
7.「INSULATING SPACER + CABLE CLAMP」を
  「INSERT ASSEMBLY」と組み合わせます。
  (レゴのようにはまります。しっかり組み合わせること)
8.ラジオペンチで「CABLE CLAMP」を閉めて
  コードを固定します。
9.「ハンドル」を「ハウジング」にねじ回しして完了。

<手順2:ミニステレオプラグのハンダ付け>
0.コードを好みの長さに切断。
1.ミニステレオプラグのカバー等の部品を外し
  コードに通します。
2.コードの外皮を剥きます。
3.コードの赤・黒の外皮を剥きます。
  (なるべくチョビッと剥いたほうがいいようです)
4.ミニステレオプラグに仮止めします。
  (剥いた部分を直角に折り曲げ
   プラグ側の端子の穴に差込み、
   穴からちょこっとでた部分を折り曲げれば結構固定されます)
    ・真ん中 (プラグの先端)〜ホット (L+):赤
    ・中間部分(プラグの中間)〜コールド(R+):黒
    ・外側  (プラグの根元)〜グランド(−) :むき出し線  
  (TA3F側が黒赤逆さなら、こちらも逆さに)
5.iPodとヘッドホンを作成中のコードに接続し、
  試聴してみます。LRが逆さだったら黒赤を逆に。
6.OKならば、iPodとヘッドホンを外し、ハンダ付け。
7.カバー等を固定。完了。

<音質>
どうも純正ケーブルに比べ、若干高音域が強調されるようです。

<使用感>
コネクタ(TA3F)は純正より着脱が楽です(純正は強くひっぱらないと抜けない)が、ケーブル部分がちょっと扱いづらいかも。
1503Aは「やや固い」ケーブルですので、緩やかなカーブでしか巻くことができません。未使用時は直径20cm程度の円状に巻きバッグに収納する必要があります。
使用時は、胸のポケットにiPodを入れておくと、耳元からのケーブルは胸からお腹にかけてUターンして弧を描き、胸のポケットに向かいます。

[関連ページ]
iPod (16)通勤用ヘッドホン(5)〜AKG K171Studio 自作ケーブル(2)ハンダ付編
くたさら - カテゴリ:iPod - ヘッドホン
くたさら - カテゴリ:iPod
くたさら - TOP

[参考ページ〜ケーブル自作]
K 171 Studio - Service Documantation
 文末の結線図よりピンアサインが確認できます。
オヤイデ電気 - XLRケーブル製作例
 ミニXLRでないのですが、構造は似ているので参考にしました。
 ピン番号の2番と3番が逆さなのに注意。
オヤイデ電気 - フォンプラグケーブル製作例
 これもミニプラグでないのですが、構造が似ているので参考にしました。

[参考ページ〜線材と音質(2006.1.2追記)]
オーディオの科学 - ケーブル線材についての3つの迷信
 線材で音質が変わると感じるのは気のせい?
デジタルARENA - Track-2 1本6万円のiPod用ケーブルまで登場! iPodシリーズでも音に違いあり(2/2)
 高級オーディオ+iPod、ケーブルによる音質の変化を言い当てた?
上記2つのコメントの共通点は、線の材料そのものよりコネクタ部分やシールド構造が音質に影響を与えるというもの。

[人気blogランキング]

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/kutasala/50283244
この記事へのコメント
すばらしい!
参考にさせていただきます。
誰かがやってくれるとは思っていましたが、感謝!
Posted by k271sを検討中 at 2007年09月28日 21:25
お役にたてれば幸いです。
Posted by くたさら at 2007年09月30日 23:15