ちょっと気になっていた本があったので、2〜3ヶ月前だったか、図書館で予約をしておいた。
その本が借りれたので、少し読んでみた。
これは、今の自分に読ませるべく与えられた本だと感じる。
宇宙に行くことは、強烈なインパクトを内面の世界に与えるものであったし、すばらいし体験だったけれども、それは『体験』に過ぎない。
体験はすべて、時間とともに成熟してゆくものである。
全身全霊をかけて立ち向かっていたものが消えると、自分には価値がなくなった、自分は必要とされていない、と思ってしまうことや、何をすればいいかわからなくなってしまうことは、誰にも起こりうること。
苦しみの原因は、自分はどういう人間か、本当にやりたいことは何か、自分はどう生きるか、ということを、他人の価値観や評価を軸に考えてしまっていたことにあった。
自分の心の中、自分の人生に向き合うことは、宇宙にいくよりも困難なことかもしれない。
でもそれを通じて、自分で自分のアイデンティティを築き、どう生きるのかの方向性と目標、果たすべきミッションを決めることができる。
こんな本文が私の心にひびき、とても共感をすると共に、教えられることが大きかった。
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- 鬱・虚無主義について