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今日、利用者さんと話をしていて気づかされました。


老人ホームという場所であるが故に、愚痴やら悲観的なことやら、聞いていても楽しくないような話を聞かされます。(私も頭の中はネガティブなことが一杯で、とても人のことは言えませんが(^_^;) )

いや、もっと素敵な環境のホームはきっと沢山あるんだろうから、老人ホームにいるから不幸だとかいうこともないだろうけど、利用者さんからふとこんな質問を受けました。


「ここに(こんな施設に)元気な人なんています?」


それでぱっと浮かんだ人がいます。


質問された方よりもっと高齢で、体だって思うように動かせないし、いくつも病気を抱えているし、身体中に痛みだってある。

それでも、施術に行くといつも笑顔で迎えてくれて、やってもらうととってもラクになるのよ〜、と喜んでくださる人。


テレビをよく見ていて(耳が遠いから字幕を見て)、健康情報をチェックしてメモを取って、みんなに教えるのを楽しみにしている。


施術が終わると毎回、ありがとう〜、と笑顔で手を振ってくれる。


もちろん、もう数ヶ月も通っているので、体の調子の悪いときもあるし、愚痴をこぼすことだってあるし、家族の不満をぶちまける時もある。

テレビのネガティブな情報を見すぎて、未来への悲観を口にすることもある。


それでも、他の利用者さんとは一線を画すような印象を私は受けるんです。

何というか、活気があるんですよね。

素直な無邪気さがあって、好奇心が旺盛。



何が違うんだろう、って思うと、感情が豊かなんだなあって思います。


一緒にいても刺激を受けるというか、活気を受けるというか。



あんなお年寄りになりたいなあって、思います。

もちろんいいところばっかりなわけじゃないけど、人手不足で対応の悪さにクレームも結構多いこんなホームなのに、

「私はここに来れて本当にラッキー、もう死ぬまでここにいるの」なんて言っちゃう。


いや、多少大げさに言ってるかもしれないけど、多分本心。


嘘臭さとか、偽善っぽさがない。

それ故に、この人すげーなー、っていつも思います。



私の方が元気もらってるんだな、って思いました。


ポジティブなことは言っても、ネガティブなことは言わない方がいいとか、私なんかは思っちゃって自分を抑えがちなんだけど、どうせいくら気を使って言動を気をつけても、ありのままの自分なんて理想の人格者とは程遠い。

頭に描いた理想の人格者になんて、多分一生なれないんじゃないかな。



それよりも、良いところも悪いところも素直に自分の感情を表現した方が、私がこの人から受けるようなものを、人に与えることが出来るのかもしれない。


私はその方から素直な活力を感じさせてもらえるし、行くのがちょっと楽しみだし、多分いなくなったら相当さみしい。


それくらい、周りに価値を振りまくことができるんだと思います。