名誉を傷つけられたり、侮辱などを受けたとするようなご相談をいただくこともよくあります。

どちらも被害者を傷つけるような内容なので、この2つはよく混同されることがあります。

名誉毀損は「事実となるものを無関係の人たちに教えること」のように言えば分かりやすいかもしれません。

ここでいう事実とは、真実か嘘かは関係ありません。

例えば、配偶者に不倫が疑われる場合、「妻は○○と不倫をしているから絶対に許さない。」などと触れ回ることです。

そして、これが名誉毀損として成立するもう一つの条件は「不特定の人や多数の人たちが知りえる状態になること」です。

不倫は当事者間だけの違法行為と言えますから、上司や知人など近くにいる人間であっても、全く事情を知らない者に安易に教えるようなことをしてはいけません。

相手のしたことが頭に来たからと言って、ついつい関係のない人たちにまで口を滑らしてしまったことはありませんか。

ただ、口外しても、名誉毀損として罪に問われない場合もあります。


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