よろず日記

趣味のラジコン飛行機や音楽その他日常の面白そうなこと等いろいろ取り上げます。

2013年09月

百田尚樹「錨を上げよ」を半分読んでみて・・・

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  百田尚樹の「永遠の0」があまりに感動的だったので、またその感動に浸りたいということから同じ作者の作品を選びました。「錨を上げよ」です。
  『大ベストセラー「永遠の0」をはるかに凌ぐ感動!だれも二度と出会えない大傑作』・・・というキャッチフレーズがあったので、これは絶対読まなきゃ・・・とワクワクしながら読み始めました。

??????・・・・・・?????ところが読めども読めども・・・・いらいらするほど生い立ちや状況説明、場面設定等々の記述ばかりで、感動???のかけららしきものすら感じられません。

  どんな本でも50ページ100ページぐらい読めば、「次はどうなるのかな・・・」と読者に若干でも次への期待を持たせるフレーズがあると思うのですが、「錨を上げよ」では200ページ読んでも「次はどうなるのかな・・」とワクワク感がありません。0です。
  ただただ主人公作田又三のハチャメチャな性格と生活で、「わかっちゃいるけどやめられねーーーっ」・・てな調子のお馬鹿でハチャメチャな行動が延々と続きます。それでいて心情的には善悪の区別や行動の次元は全て自分では分かっているような記述ばかりで、分かっているなら同じことを何回もやるなよな−−???・・・と何か読むのがばかばかしく面倒になってきます。

  おかしいと思ってネットで「錨を上げよ」の評判を見てみました。・・・あまり芳しくないですね。
折角なのでもう少し我慢して読んでみてそれでもワクワク感がわかなければ まあここまでですね。ちょっとがっかりです。
  しかしそれにしても「永遠の0」はすごい感動でした。

 

百田尚樹「永遠の0ゼロ」2 2回目斜め読みして 付け足し

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いろいろ気になる部分があったので2回目読みました。ただし斜め読みです。でもラストの部分はしっかり何度も読み返しました。ラストの部分は何回読んでも感極まります。
 斜め読みですが、この小説には無駄な部分がない、ということが分かりました。どの部分をとっても伏線があり、後で「ああそうだったのか・・・」と読み手を納得させるのです。でも決して作為的には感じないので、作者のドラマ構成力はすごいなと思いました。 例えば、戦友を尋ねるところにしても、導入部分で「臆病者」の部分を出し、クライマックスに向けてみんなから慕われる人間味あふれる久蔵に仕立て上げていく様はとてもみごとです。これがクライマックスあたりに「臆病者」を出すとやはりドラマにならないと思います。
 恐らく作者は、登場人物の生い立ち、性格等をはり紙にして、このドラマの構成図と一緒に壁等に貼り、全体を通してぶれのないように綿密に計算しながら書いたのではないかと思います。そのくらい話に無理・無駄がありません。プロローグ・エピローグさえも「その後こんなことがありました・・・等々」のように軽く流しているのではなく、プロローグは伏線、エピローグは久蔵の思いを完結させる部分と戦争という極限状態の中での武士道・騎士道精神を出すことで、自爆テロと特攻とは全く次元が違うということを作者は言いたかったのではないかと思います。
 
 この小説であえて苦言を呈するなら
〜澗里鯆未靴討匹良分も密度が濃いので読み手としては生き抜きができない読み物とも言えます。
⊃劼擁發い神鑞Г世譴發、予め言うことを下書きしたかのようにあまりに流暢に話しすぎることです。でもそれが読み手をぐいぐい引きつけるのですが・・・。みんな80才前後の歳で淀みなくすらすらと話すのはやはり現実感がないかな・・・・
わっちがとやかく言うのも何ですが、このタイトルですが、分かりにくい「永遠の0ゼロ」よりも
 簡単に「約束」としてもいいかな、と思います。ただそれだとインパクトはなくなりますが

・・・これぐらいです。
 半年ぐらい間を開けるとまた新鮮な気持ちで読めると思います。

 付け足し・・・

 全く知りませんでしたが映画化されて12月公開だそうですね。全く情報不足でした。映画化されるといろいろ脚色されたり、カットされたり、俳優の演技によって自分がイメージした宮部久蔵像、松乃像のイメージが変わるだろうし・・・等々で、見たい気持ちと見たくない気持ち半々ですね。でもやっぱり見るかな。ハンカチではなくタオルを持っていく必要がありますね。

 ネットで「永遠の0」を検索すると読んだ感想等出るわ出るわ・・・ですね。賛成票はほぼ同意見ですが、反対票はいろいろな参考資料そのままバクリ云々とあります。確かに戦友が昔の戦闘を話す場面は流暢すぎるし、あまりにリアルで専門的なので不自然な感じはしましたが、でもそもそもこの物語の根幹である、2人の孫が宮部久蔵の真実を追い求め、少しずつみんなから慕われる久蔵像を作り上げていく手法は作者だけの創作なので、決してバクリではないと思います。
 本当に感動の連続でした。

百田尚樹の「永遠の0(ゼロ)」を読んで

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  久々に長編を読みました。百田尚樹の「永遠の0ゼロ」です。図書館でこの奇妙なタイトルが目に止まって手にとってみると、どうやら戦争中の零戦や特攻に関わる話のようです。今映画の「風立ちぬ」が話題になっていますし読んでみることにしました。
 あらすじは、「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら特攻機零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。操縦は天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、一つの謎が浮かんでくる・・・。記憶の断片が揃うとき、明らかになる真実とは・・・。・・・・と書かれていました。
  物語は、祖父宮部久蔵と共に戦い生き残った人たちを、孫の健太郎とその姉が戦友会名簿で探し、ひとりひとり尋ね歩き当時の様子を聞き取っていく形式で進行します。作者はとても丁寧な取材をしており、わっちもミッドウエー海戦やガタルカナルやレイテ島沖海戦等、太平洋各地での日米の戦闘は断片的には知っていましたが、これを読むとそれらが全て線でつながり、当時の日米の戦略の駆け引き等もよく理解できました。
  ただ、それよりも、聞き取りを通して、パイロット宮部久蔵の人となりが少しずつ浮き彫りになっていく様子がとても緻密に描かれていて、幾度と無く感極まります。特に「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」と言っておきながら最後は特攻で死んでいくラストはとても感動的でした。物語の進行の縦糸と久蔵に関わる人たちの横糸がうまく絡み合うしっかりとした構成感を感じさせます。戦争という極限状態の中で語られる愛とか生命、生きるという言葉の重みが、読み手にズシッと伝わってくる作品でした。
  小型本と言えどかなり分厚いです。少しずつ読む予定でしたが、話の面白さについつい時間を忘れて一気に読んでしまいました。
 ただタイトルの「永遠の0ゼロ」、これはどういう意味なんでしょうか。ゼロで過酷な戦いを生き抜いたパイロット宮部久蔵の「最後まで諦めるな、生きろ」といういつの時代にも通じる普遍という意味で永遠なのか、自分は絶対死ねないと言っていたのに何故最後は死んだのか、その理由は誰にも永遠に分からない・・・という意味なのか・・・・。もう2・3回読まないと分からないかもしれません。

付け足しです
  「永遠の0」のタイトルの意味がどうしても気にかかり折に触れて考えていたのですが、ごちゃごちゃ難しいことは考えずに単に「日本人の生み出した、あらゆる意味で当時の世界水準を超える戦闘機ゼロ戦(・・・と言うと好戦的とも取られがちですが、そうではなく、ただ純粋な意味での機能面、性能面で突出していたこと、形状面での美しさ・・・日本人のものづくりの原点の意味で)は永遠である」・・・と言う意味なのかな、と思えてきました。

付け足し2
  タイトル「永遠の0」の意味ですが・・・・
 「日本を守るために、当時の貧しい工業力、資材等々の中で設計者が命を削って生み出した世界最高水準の戦闘機ゼロ戦、日本や家族を守るために戦ったパイロット、ひとりひとり自分が大切にしているものを命をかけて守る強い思い、それはいつの時代も変わらず永遠だ」・・・という意味かなとも思えてきました。・・・・You Tubeの映画の予告を見ると良さそうなので、映画を観ようかどうしようか迷っていましたが、近々観ようかなと思います。
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