よろず日記

趣味のラジコン飛行機や音楽その他日常の面白そうなこと等いろいろ取り上げます。

2014年06月

久々のサイクリング

   久々にいつもの峠道21kmを走りました。5月のツアーオブジャパン以来です。約1ヶ月のご無沙汰でした。腰を痛めるし、いろいろ野暮用などでずっと走れないでいました。

  やっぱり走るととっても気持ちいいもんです。久々なので時速27・8km/hで軽く流すように走りました。全く疲れませんでした。峠道ははじめからローギアでゆっくりと上りました。2・3日前にまたまた腰を痛めていたのでやめようかな、と思ったのですが、走ってみるとそれほど腰に負担はありませんでした。

   沿道には紫陽花が見頃で写真を取りながら走りました。4月は満開の桜並木を走るのは格別でしたが、紫陽花を見ながら走るのものいいものです。

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村上作品3作を読んで

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3作というのは「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」、「東京奇譚集」そして最新作の「女のいない男たち」です。全部読みっぱなしで終わりました。わっちにとっては今までの村上作品同様、毒にも薬にもなりませんでした。いつもの村上節でした。
  
  でも何故だか分かりませんが、「次何を読もうかな」という時、つい村上作品を手に取ってしまうのです。村上作品のいかにもファンタジックで非日常的な展開が面白いのかもしれません。毎日少しずつ読むのが楽しいです。ある時は腰痛のための接骨院通いの待合室や電気をあてながら・・・。ある時は仕事の前のコーヒータイムの時に、と。本が読めるのでとにかく待ち時間、空き時間が苦になりません。

  でも集中して読むと15分ぐらいで「もういいわ」となります。話の起伏、強弱、クライマックスなどどこ吹く風の平坦な調子が延々と続くので飽きてしまいます。しかも短編はすぐ話が終わるのでつまんないです。長編がいいです。

  「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の感想をネットで見ると「・・・第一の表層意識と第二の深層意識とは、いわばユングの心理学がいうような関係を持っている・・・。」等々すごい分析の感想がありました。何か買い被りすぎではと思ってしまいます。

  「難しいことを、出来るだけ分かりやすく平易な言葉で言う、言える人」が頭のいい人・・・と昔から思っています。話の中身がないのに小難しく言ったり、難しい単語やまだ知れ渡っていない英単語をいろいろ並べたて、話を難解に思わせるのは、実は・・・・の人だと思っています。

  この物語はとても面白かった、でも何が面白かったのか自分では分からない、という時に評論家が実はね「この物語ではこういう仕掛けがあったのですよ・・・」と解説してくれればいいのですが、面白く無かった話を「あーでもない、こーでもない」と混ぜ繰り返して小難しい話にするというのもちょっと・・・です。「こういう風に読めばもっと面白くなったのに」・・だったら分かりますが。でも普通は先入観なしで読んでしまうので、このことはあたりませんね。

  「世界の終わりと・・・」も一般の人は読まないで、これは専門書なので・・・とあれば、敢えて読むことはしませんでしたが、そういう断りもなかったので読みました。

  村上氏は極一般的な普通の理解度(わっちは極普通の理解度を持っていると思っている、・・・つもり?)を持った人がこの本を読めば、この程度の受け止めはできるだろうという最小公倍数的な予想というのをしているのでしょうか。2回目・3回目と読み返さないと分からないというのもちょっとです。

  まあ理解度の高い頭のいい人が読めば、ユングの心理学とも関連づけて読めるかもしれません。でも極普通の理解度を持った者にもそれなりの面白さを味わわせてほしいものです。はっきり言って「世界の終わりと・・・」は面白さは、わっちにとっては40点で及第点にもほど遠いです。

  「世界の終わりと・・・」は読み始めて、時代の設定、場所の設定等々全くわかりませんでした。中世のヨーロッパ?それとも「猿の惑星」ではないですが、地球が壊滅した後の世界?と分かりませんでした。計算士だ記号士だ訳の分からない言葉がいろいろ出てきて余計ちんぷんかんぷんでした。しばらくして「えっ日本?」と驚きました。最後は村上氏特有で、毎度訳分からずに終わってしまうのですがこれもそうでした。

   これで村上作品は「1Q84」から「多崎つくる・・」「ノルウェイの森」「海辺のカフカ」「ねじまき・・・」そしてこの3作ということでほとんど続けて読んでしまいました。どれも同じような話の展開ですが、よくも飽きずに続けて読んだものです。今は正直かなり食傷気味です。

  ビートルズですと、ちょっとアカデミックなポールの曲、ちょっとロマンティックなジョンの曲、ちょっとファンタスティックなジョージの曲、そしてちょっとお笑いのリンゴ・・・とそれぞれ個性的で曲の変化に富んでいるので、口直しができ、飽きずに聴いていられます。でも朝から聴く気にはなりません・・・朝からくどいステーキを食べるようで・・・。

今まで読んだ8作の村上作品ですが、一番良かったのは、一番期待せずに読んだ「海辺のカフカ」です。村上氏特有の2重構造のドラマ展開ですが、人物設定が多岐にわたり、時に笑い、時にウルウルの場面があったりで、それなりの起承転結があり楽しんで読めました。

  ハルキストでもアンチでもないです。まぁ本は面白ければいいです・・・。さて次は何を読もうか・・・。

石田 泰尚ヴァイオリン・リサイタル

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    いつもの岐阜現代美術館/NBKコンサートホールで標記リサイタルがありました。石田氏のここでのリサイタルは6回目だそうです。いくら記憶をたどっても全く思い出せません。でもワイフは後半は必ず衣装を換える人とか、派手なパフォーマンスでの演奏等々をよく知っていました。パンフの石田氏の姿には覚えがあります。現在、神奈川フィルのソロコンサートマスターで、最近弦楽合奏団「石田組」も結成され、意欲的に活動されています。さて今宵はどんな演奏を聴かせてくれるのでしょうか。必ず脳裏に焼き付けて帰りたいと思いました。

  今宵のプログラムはベートーベンのヴァイオリンソナタ2番、グリークのヴァイオリンソナタ2番、休憩を挟んで後半は、クライスラーの小品4曲、最後はピアソラのアルゼンチンタンゴの小品4曲という、前半は純粋なクラシック、後半は民俗音楽っぽいクラシックという感じです。

  パンフの中でオーボエの宮本文昭氏との対談が載っていました。石田氏は長渕剛のファンであるということ、彼の音楽を聴いた後自分の演奏に何らかの影響を受けるということ等々を公言してはばからない氏・・・ウン?この人どういう人?クラシック畑の人?ポピュラー畑の人?と分からなくなります。今時そんなジャンル分けをする自分の了見が狭いのはわかりますがでもどうもしっくりきません。

第一曲目のベートーベンの演奏が始まりました。「あぁ〜ベートーヴェンはやっぱりいいなぁ、」石田氏のヴァイオリンテクニックは素晴らしいです。安心して聴けます。・・・・うーーんでも変です。もうひとつこちらに伝わってきません。グリーグに移っても同じ感じでした。

  長渕剛のことが頭にチラチラ浮かびます。自分も長渕剛は大好きなミュージシャンのひとりなので気持ちはよく分かります。でもプロのヴァイオリニストがミュージシャンに影響されるのかなぁ?。ビートルズをクラシック畑の演奏家が自分のアレンジでというのはよく聞きますが、それはそれぞれをきちんと区別してのことだと思っています。

  そう言えば演奏の立ち振る舞いも変?です。坊主頭、白ぶちのめがね、黒シャツ、がに股のスタイル、時折怒った格好で演奏します。およそヴァイオリン弾きのスマートな立ち振る舞いではありません。ベートーヴェン、グリーグにはちょっとそぐわないな、という感じで聴いていました。ひょっとして自称クラシック界の長渕剛なのか、と。

  そんな訳でプスプスとわき起こる不可解な感じのまま前半聴いてしまいました。まるで水と油を混ぜ乳化させたような自分の中では解け合わないもどかしさを感じながら。

ところがプログラムの最後のタンゴの演奏になってようやく合点がいきました。これぞ石田氏の本領発揮の場です。切れよし、パフォーマンスよし、ステージ栄えよし、観客はブラボー拍手の嵐です。「ああーっ石田氏はタンゴ演奏家だった・・・」と思いました。演奏はノリノリでした。言い過ぎですが、石田氏の前半はいわば建前、後半は本音という感じさえするほど、演奏の伝わり方には違い・差があったように思います。

  でも伴奏の中島氏はその逆でした。ベートーヴェン・グリークの時は石田氏より説得力のあるとても心地よい伴奏でしたが、後半は他人のふんどしで相撲を取るかのようにどことなく居心地の悪い伴奏のように思いました。タンゴにしてはペダルが多く、メリハリ・切れを感じません。ペダルを極力少なくして歯切れ良くすれば切れのあるバンドネオンのイメージになったのかなぁと思います。タンゴ独特のリズムにも乗り切れていません。でもメランコリックな部分での情緒的なペダルはとても良かったです。

一流のアーティストのお二人ですが、今宵ちょっぴりチグハグ感を感じたリサイタルだったと思いました。石田氏は演奏だけで、スピーチは全くありませんでした。アンコールの曲紹介もありません。石田氏の意図的な無言のメッセージ(音で勝負・兎に角聴いてもらえれば分かります・・・長渕剛風男気?)を感じました。
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