よろず日記

趣味のラジコン飛行機や音楽その他日常の面白そうなこと等いろいろ取り上げます。

百田尚樹

またまた百田尚樹です。「ボックス」を読んで

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百田尚樹の「ボックス」を読みました。百田作品は前回の「錨をあげよ」で少し懲りていたのですが、何気なしに手に取ってはじめの2・3ページを読むと、スピード感のある展開に「面白そう」と読んでみることにしました。

でも読むに従って、主人公は高校生で、この本の読者対象年齢として自分はちょっと違うかな・・・とも思いましたが、まぁ面白ければいいか、と最後まで読んでしまいました。

読み進めるに従って、前に読んだ「永遠の0」との共通点をいくつも感じました。・・・というか百田氏の作品づくりに傾向があるように思いました。たった2作品しか読んでいませんが・・・。
 
 「永遠の0」では、ゼロ戦のことや太平洋戦争のことや当時の日本の国民の意識等々、「ボックス」ではボクシングのことや戦い方等々について百田氏が取材をもとにした解説でドラマが進むのです。その解説は登場人物にしゃべらせるのですが、後半、それが微に入り細にわたり徐々に高度な内容になっていき、ドラマの内容の高まりと上手く重なって、全体がクライマックスを迎えるのです。なるほどと思いました。
 このことは百田氏が興味のあることの取材を通して、次はこんなドラマ設定にしてみようかと構想を思いつくのではないでしょうか。百田作品の創作活動の基本的な姿勢、手法という気がします。

その他にも東大卒のエリートサラリーマンが登場します。「永遠の0」では特攻は自爆テロと同じという論法を主張し、「ボックス」ではボクサーは不良がやるもの、と決めつけています。どうも逆説的に登場させることで主人公の思い、ひいては作者の思いをより際ただせるやり方かなとも思います。それも何故か東大卒です。意図的ともとれます。その他、ハチャメチャな登場人物が必ずいたり、スーパーヒーローがいたりします。

「ボックス」は「永遠の0」ほどの感動はありませんでしたが、それなりに楽しめながら読めました。それよりも作品を通して、その作品を作り出す前段階での取材活動で、百田氏がこの部分に感動、新鮮さや面白さを感じているというのが作品を読んでいてとてもよく分かり、その点が面白かったです。
全部が全部ではありませんが耀子先生の疑問は百田氏の疑問、あるいは読者が感じる疑問。部活顧問やジムの会長の解説は百田氏が取材中に感心した部分のような気がしました。

ボクシングは大昔の具志堅用高や輪島 功一時代は大好きでテレビで試合をよく見ていました。当時の少年マガジン連載の「あしたのジョー」には心底感動しました。でも今はほとんど見ません。今のボクシングは今一好きくなかったのですが「ボックス」を読んで少し思いが変わったように思います。

付け足しです
  「永遠の0」のタイトルの意味がどうしても気にかかり折に触れて考えていたのですが、ごちゃごちゃ難しいことは考えずに単に「日本人の生み出した、あらゆる意味で当時の世界水準を超える戦闘機ゼロ戦(・・・と言うと好戦的とも取られがちですが、そうではなく、ただ純粋な意味での機能面、性能面で突出していたこと、形状面での美しさ・・・日本人のものづくりの原点の意味で)は永遠である」・・・と言う意味なのかな、と思えてきました。

百田尚樹「錨を上げよ」を半分読んでみて・・・

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  百田尚樹の「永遠の0」があまりに感動的だったので、またその感動に浸りたいということから同じ作者の作品を選びました。「錨を上げよ」です。
  『大ベストセラー「永遠の0」をはるかに凌ぐ感動!だれも二度と出会えない大傑作』・・・というキャッチフレーズがあったので、これは絶対読まなきゃ・・・とワクワクしながら読み始めました。

??????・・・・・・?????ところが読めども読めども・・・・いらいらするほど生い立ちや状況説明、場面設定等々の記述ばかりで、感動???のかけららしきものすら感じられません。

  どんな本でも50ページ100ページぐらい読めば、「次はどうなるのかな・・・」と読者に若干でも次への期待を持たせるフレーズがあると思うのですが、「錨を上げよ」では200ページ読んでも「次はどうなるのかな・・」とワクワク感がありません。0です。
  ただただ主人公作田又三のハチャメチャな性格と生活で、「わかっちゃいるけどやめられねーーーっ」・・てな調子のお馬鹿でハチャメチャな行動が延々と続きます。それでいて心情的には善悪の区別や行動の次元は全て自分では分かっているような記述ばかりで、分かっているなら同じことを何回もやるなよな−−???・・・と何か読むのがばかばかしく面倒になってきます。

  おかしいと思ってネットで「錨を上げよ」の評判を見てみました。・・・あまり芳しくないですね。
折角なのでもう少し我慢して読んでみてそれでもワクワク感がわかなければ まあここまでですね。ちょっとがっかりです。
  しかしそれにしても「永遠の0」はすごい感動でした。

 
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