2009年01月25日

ル・プレヴェール 東京 (表参道) 洒落ゾーンのフレンチ食堂

0125-1プレヴェール
Parisのカルチェラタンに位置し、地元でも人気だという
ビストロ「Le pre verre(ル・プレヴェール)」。

Parisのことは、東京じゃあんまわかんないんで、リアルに
どの程度人気なのかは知らないけど、こちらを見る限り
かなり繁盛しているみたいですね。



シェフのフィリップ・ドゥラクルセル氏は、日本やマレーシアなど
アジアで五年間過ごした経験もあるんで、スパイス使いの斬新さが
有名らしいです。フレンチ・スパイスキィジーヌとでも言うのかな?
今っぽい、パリぃ〜な 感じだァーね。
0125-3オマール






Paris本店はこじんまりした、いわゆるビストロですが、東京店は、
CHANELやBVLGARI が入ってる「GYRE(ジャイル)」の4Fにあって、
ビストロなのにキャパ100席っす。
0125-2店内





書き間違いじゃないです、100席です。
クール・ポコ的に言うと「やっちまったなぁ!」って広さです。
ところが、休日のランチともなれば、テーブルは満席。
待ち人もいるくらいで驚きました。メニューはこんな感じ。
0125-4メニュー





これまで表参道の並木沿いで腹が減っても、つい"美食不毛な地"という
イメージから、骨董通りあたりの青学ゾーンに逃げがちなボクでした。
でもね、一回行けばわかりますが、実はここ、相当ワガママに使えます。
0125-5リエット





小さいビストロで、"ワイン一杯ひっかけで、小皿だけ食べてさっと帰る。"
コレって常連さんでもない限り、なかなか出来ない上級テクっすよね。
少なくとも小心なヲイラは、最低限テーブルの上に料理並べちゃいます。
たまにスイーツとカフェ使いしたいなと思っても、ビストロという看板を
見たら、ちょっと遠慮するボクが居ます。
0125-6ワイン







でもね、コチラは100席です。
カウンター越しにシェフが居る訳じゃありません。
こんだけスペースあれば、デザート+ワイン使い
だけだって、あまり気が咎められません。
なんならスープだけ食べて、スープストック使い
しちゃうことだって出来ちゃいます。
0125-7サフラン







しかもオーナーシェフ店じゃ困難な
通し営業&無休(不定休)なんで、
日曜のランチ難民時とか、焼鳥食べた後に
デセール食いてぇ!!って時にも使えます。
アポ無しでビストロ行くことって、なにげに
無いなって思いません?
0125-9ドルチェ引






これって、ストイックでいいビストロであればあるほど、
今まで出来なかったことだと思うんですよね。
そういう自由がありながら、本場の料理がでてくるので、
敬意をこめて"フレンチ食堂"と呼ばせて貰ってます。
0125-7サフラン







ロケーション&使い勝手の良さばっか書いて、
味について触れませんでしたが、大箱だからって、
ナメられませんョ。

煮込み料理のスパイス使いはオリジナリティが高く
印象深いですし、魚の印象はあまり残ってないですが、
豚や鴨をはじめ、肉関係は安定感があって、どれも楽しめました。
0125-8ミルフィーユ




いわゆるパリのビストロ使いをトレースするなら、
ストイックな店をセレクトすればいいですし、
こういうユーティリティの高さで便利に使うのも、
東京っぽいビストロスタイルで、ボクは好きですね。


ル・プレヴェール(Le Pré Verre)
渋谷区神宮前5−10−1 GYRE 4F
11:00〜24:00(L.O.22:30)
定休日 不定休
03-3486-1603
http://www.lepreverre.com/ja/resto.html



この日のレンズは単焦点、一本勝負。
やっぱキレ味が違いますな。→ blogランキング







食べログのレビューを覗いて見ると、Parisのル・プレヴェールは、
ビストロで安くシンプルな美味しい料理を提供する「ビストロノミー」
(bistro + gastronomyの造語))の旗手の一つとなっているらしいですね。
0125-11オマールクスクス
(オマール海老のサラダ仕立て マンゴーとスマックのアクセント)



正月年明けにいったんですが、この日はフィリップ・ドゥラクルセル シェフ
ご本人がお店にいらしゃいました。いかにも〜なフランス人のおじさん顔ですが、
ムッチャ日本語うめーじゃん!!?
0125-10店前





他のスタッフも欧州方面が多く(不思議な日本のおぢさんが超刺さりますが)、
キャパの割には、ホールが少ないように見えましたが、満席時は大丈夫
なんでしょうか?ボクラは、敢えての早めスタートだったんで、後半戦混んだ
あたりからのサービス具合はわかりません。
0125-26カウンター





乾杯はシャンパーニュで。
正月は日本酒が続いてたので、ひさびさ。
0125-29シャンパーニュ





10人(うちヤロー7人)で訪問したので、メニューは黒板に
書いてあるものを上からズラーっと選びました。
とりあえず出しとこうぜ、みたいなそんなノリ。
"食堂"っぽいノリでいいっすね。
0125-23店内





●仔猪のリエット オレンジのアクセント 根セロリのレムラード
  スタートに合わせて、リエットを。ゆっくりランチタイムが立ち上がっていきます
0125-12リエット





料理は同時に何種類かドカドカ出てきて、
ワイワイいいながら、色々つまめちゃうスタイル。
美学を追求してるビストロでは、なかなか
やりにくい皿回しも、全く遠慮なくやっちゃいます。
なんせ"食堂"ですからw


●レンズ豆のクリームスープ ズワイ蟹のムース添えサフラン風味
  んー、レンズ豆好きっす。ズワイのアクセントももちろん合いますが
  単にスープ好きなので。コチラ食堂なのでガブガブ呑ませていただきます。
  小さな皿でサーブされる上品なヤツもいいですが、食堂はこうじゃないと! 
0125-17蟹スープ




●フォアグラの燻製 きのこのマリネ ゆず風味
  ヌメっと濃厚な口どけは、トロンとした白を合わせたくなりますね。
0125-14フォアグラ






前菜で、一番印象的だったのが、こちら。
レモングラスがたまらなく刺さります。
●半熟卵と小エビのアメリケーヌソースにレモングラスを合わせた前菜。
0125-16たまご








こふき状態にしたジャガイモに、サフランで色づけたサラダ。
0125-15フラン





続いてメイン。
13:00が近づくと、お店の中は
いつしか満席に。まだ三が日明けっすよ!?
0125-24店内縦





コンフィっす。鴨だったでしょうか?
肉のしっとり感も残しつつ、歯ごたえが
気持ちよく仕上げられてました。
0125-19サフラン






これはスペシャリテっしょ!?
●柔らかく煮込んだ仔豚とキャベツのプレゼ
  アニスの効かせ方といい、絵的にもフレンチには
  見えませんな、ウマいのに。
0125-18豚アニス






●真鯛のポワレ メイクイーンポテトとポワロー葱のアニスの風味
  他の料理のインパクトに比べると、比較的平凡な印象
0125-21鯛のポワレ





●ジビエと白菜のファルシ ショコラソース
  こりゃ、問答無用でおいし過ぎ♬
0125-22ジビエ白菜のファルシ






●鴨もも肉の薫製紅茶煮 ビーツのソース
                                                                                                                 
0125-20鴨
皮目とか、ウメーッす。



かなり幅広い年齢層、客層で埋まっています。
平日の夜とかは、ここ埋めるの大変だと思うけど、
客的には、予約なしでフラッと入れて、このクオリティ
なら、不意の時とか、どこ行こうか困ったときに、
覚えておいて間違いないっすね。
0125-27カウンターから







昨晩は、酔っぱらったまま書きかけでアップしてたらしく
支離滅裂になってましたな、スンマせん。

オレが、そんなヘロヘロ状態でも、昨晩一緒だったコヤツは
まだ焼き鳥屋とか攻めてたらしく...呑めるヤツがうらやましい、マジで。
0125-28テーブルにて






0125-25ドルチェ









しばらく肉を見たくなくなるくらい肉に溺れました。
久々に半分くらい墜ちてました...ダサ過ぎ、オレ(泣)
気の置けない仲間ってのも、ワリと気圏ですw

 ・・・というか風邪みたい。 → blogランキング


kyah2004 at 23:09│Comments(3)TrackBack(0)フレンチ | ¥7000〜

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by ろん   2009年01月26日 23:05
あなたのブログは、長い記事を読んで「続きを読む」をクリックしたらまた最初から表示されるので、延々とスクロールしなければいけないのが非常に面倒くさいです。読む手側のことを全く考えていないと思いますが、いかがでしょう。
2. Posted by アウト   2009年01月28日 22:03
5 ろんさん
自分は興味のある記事の場合は最初から全体を見ますし、そうでないものもハイライトでいいところだけ見られると思ってこのスタイルで不自由はしていませんが。
他人のblogですし、別に面倒なら読むのやめたらと思いますが、いかがでしょう。
そもそも対価もらっているわけでもない書き手に読み手側のことを考える義理があるのですか?
最近顧客でもないのにサービスを要求する輩、自分の支払った対価以上にサービスを求める輩にうんざりしているので書いてしまいました。
他の方余計なコメントごめんなさい。
3. Posted by kyah2004   2009年02月23日 01:42
アウトさん、こんばんは

ボクが書きにくいこと、代弁していただきありがとうございます!

ただ、確かに「続きを読む」押したら、飛んでくれるようになると
ありがたいんですけどねw

どーやってやればいいのか、ゆっくり方法探ってみま〜す

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔