2015年05月06日

クレメンティ ピアノソナタop24-2 よもやま話

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ソナチネアルバムでのクレメンティとの出会いが、ま〜今思えば、自分の古典好きを決定づけてしまったのだという思いは、どうしても否定できない。

自分は、結構面白い音楽だと思ってた。
その後、モーツァルトやベートーベンに出会って、大人になってからのピアノの比重は、どうしてもそちらに傾いてしまうわけなのですが。

でも、やっぱりクレメンティは気になる人だったので、クレメンティのソナチネアルバムを買って、弾いてはいたのですね。
ソナタアルバムを見つけたのは、そんな時期だったから、実はもう5年近く前になるんだな、と、今気がついた〜。

ペラペラページをめくって、一番目に留まっていた、このop24-2のソナタは、絶対にいつか、練習すると心に決めてました。


その時期が訪れたわけなのですが、見た目以上にひきづらく、練習もある一定のところから、全く進まなくなってしまいました。

その理由は、次から次へと目まぐるしく出てくる、フレーズの数々。
初めてレッスンにもっていったとき、前半の2ページだけを弾いたのですが、先生が「いや〜、この曲、聞いてる分には面白いけど、弾いてるほうは大変だね〜」と笑いながら言っていたのが、すべてを語っていると思います。

次々出てくるフレーズが、とにかく弾きづらい。
だから、それを一個一個、部分練習しながらつぶしていくわけなのですが、部分練習って通常は「曲の中で技術的に難しいパッセージ」を取り出して練習することのはず。

だけど、最初のフレーズから「部分練習」をしなきゃいけなくて、結果的に最初の2ページ、ほとんどすべての小節で、私は「部分練習」をする毎日だったと思います。

譜読み始めて2,3か月の頃は、この最初の2ページ弾くだけで、通常のピアノソナタ一曲分を弾いたんじゃないかというほどのしんどさを感じていました。

中間部からも、細かい単調(に見えるけど結構音が微妙に変わっていたりして、それをきちんとフレーズにしていくのはしんどかった)な音が続き、最後に再現部。

再現部も、最初にでてきたのと、びみょ〜に細かく音変えちゃったりしているから、そしてこの「前半との違い」が、部分練習で地道につぶしてきたことが、若干裏目に出てしまい、見事に混乱、そして崩壊、みたいな状態を経て、それも乗り越えて、やっと今現在の状態に至る…。

思い起こせば譜読み始めた11月の終わりごろ、これは、うまくいけば2月中に仕上がるんじゃないか、と思った私は、甘かった甘かった。

でも、ここまで頑張って仕上げてきたら、不思議と弾けば弾くほど楽しくて、この楽しさが病みつきになり。
昨日はいい形で、本当に楽し〜と思いながら、弾くことができたと思っています。


ところで。

このクレメンティのソナタ、第一楽章終盤のあたりに、当時の演奏慣習として「即興演奏」を入れるべきところがあります。
自分は最初、このことに気づいていなかったのですが、練習に行き詰って、youtubeで検索かけて、人の演奏を参考に聞いてしまったときに、気づいてしまったのです。

ただでさえ、いったいいつ終わるんだろうと思っていたところに、即興演奏…。
誰かに書いてもらおうかと思ってしまったほど、青ざめてしまった私です。
(ちなみに、それに気づいた翌日、ピアノ関連のマイミクさん数人に会う機会があって、その話を含め相談してみたら…、そりゃ、それが当時の演奏スタイルなら、やらにゃいかんでしょとバッサリ…、ひえ〜ん)

先生に相談したら、藪蛇かも、と思いつつ、それでも先生に気付いてしまったそのことを白状すると「ああ〜、ほんとだ、即興入れるべき場所ですね〜」と即答。

「あ、あの〜、どうしましょう…?」
「う〜んとそうですね〜、まあ、そういうのは、作曲できる人に任せることにして、それが無理という人は、素直に、全音符トリルで行ってしまいましょう!」

…、よかった…。

大体、自分が作曲能力がないから、楽譜に記されている曲ばっかり練習してんじゃないか、と、思わず開き直る心理もこの時生まれてきてしまい、自分はできないから、楽譜通りにひいて済ませる、と割り切ることで、逆にここの全音符(フェルマータつき)のトリル、イタリア民謡によくある、謡崩しやテンポを揺らしたりするイメージがわいてきて、ピアノもそういう弾き方をしようと決めることもできました。


演奏前にごあいさつで話した通り、この曲は、陽気なイタリア人が、歌心に任せて朗々と、楽しそうに歌っている声が聞こえてきます。

第二楽章は、鼻歌で即興的に歌っているようにも思えます。
そういう「飾らない自然体の歌」として、このソナタを自分なりに表現してみたつもりですが、聞かれた方には、どういう風にとらえられたのでしょうか。


クレメンティはあと終楽章が残っていて、ベトソナも1番の終楽章が、あともう少しで仕上がりそうです。
とりあえず古典はここでおいておいて、次にシューベルトと、はまりつつあるショパンのマズルカをもう一つ、そして、あと一つ…。

フランスからラヴェルか、ドイツロマン派ブラームスか、それとも、塩漬け状態のラフマニノフ???
リストは?
ドビュッシーは?

やりたい曲は次から次へと見つかるのだけど、音楽に対する欲は増す一方で、でも、昨日のような気持のよさ、心地の良さを味わうことができるから、やめられないんですよね…。



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