December 31, 2006

KYBLOG最後の綴り

チラシ鮨これ、先日こしらえたチラシ鮨です。内容と全然関係ないのですが、私らしい写真といえばやっぱり食べ物かなと思って最後の一枚に選んでみました。タイトル通り、これがKYBLOGの最後の綴りです。

私ですね、日本に帰ってきてからのこの数ヶ月、ほんとにな〜んにも目的持たずに過ごしてきたんです。最初の頃は完全に朝と夜が逆転し、食べて寝てまた食べて、みたいな生活ぶりでした。それに飽きたころからひたすらお料理を作りまくったり、お友達と遊びまくったりと生活スタイルは変わったものの目的持たずは変わらぬまま。その勢いで日本国内をプラプラと、ついでに韓国まで足をのばし旅三昧にあけくれたのが10月で、その後は映画を観にいったり、興味のあった分野の文献を図書館で読みあさったり、漫画喫茶で長時間漫画とDVDに溺れたり・・・やったここといえばこんな感じでしょうか。「おいおいおい」と突っ込まれそうなどうしようもない生活ぶりなのですが、私にとってはこの「目的持たず」の数ヶ月ががなくてはならない時間だったようです。

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December 29, 2006

アンジェラ・アキ MY KEYS 2006 ピアノ弾き語りライブ in 武道館

Angela Akiこの間の木曜日、あのバケツをひっくり返したような季節外れの土砂降りが降る中、武道館にアンジェラ・アキさんのライブに行ってきました。Tシャツにジーンズに黒ぶちメガネ。ハーフの美しい顔立ちだけど話す言葉はコテコテの徳島弁。左足を床にドンドンと叩きつけてリズムを刻み、時には体を上下に大きく揺らし、そしてダイナミックにピアノを奏でる。言うまでもないことですが歌唱力は傑作で、実にスケール感のあるアーティストなのです。紅白歌合戦に初出場するくらいですから、既にブレイクしていたシンガーなのでしょうね。私はつい最近知りましたが・・・。

歌番組を見ていると知らない歌い手さんたちが次から次へと出てきてそれはそれでまだまだ新鮮なんですが、たいして興味を引かれることもなくただぼんやりとスクリーンを見るだけの私です。そんな私が、唯一「おおおっ!」と弾き付けられたのがアンジェラ・アキさんだったわけなんですが、典型的なピアニストのイメージから脱却したダイナミックな弾き語りがとても新鮮に映りました。そして温かい歌詞と、切なさだけじゃなく力強さもある歌唱テクニックにもグット魅了されました。

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December 28, 2006

武士の一分 (2006) / B-

武士の一分キムタクの「目の演技」はやはりさすがです。太刀まわりも含めて賞賛に値すると思います。でも、やはりですね、時代物を演じるキムタクはダメだぁー、残念。10年くらい前にやった単発ドラマ『天下をとったバカ』での織田信長役でも、それから数年前にやった『忠臣蔵1/47』での堀部安兵衛役でも同じだったように、武士役のキムタクには違和感を覚えてしまう。演技力はあるのにどうしてでしょ?かっこよすぎるからでしょうか、あの今風の顔が?侍の衣装に身をまとっても、表情やしぐさは「やっぱりな」というか、キムタクはやっぱりキムタクでした。←よくわからない表現ですね。つまりこの作品でも現代物のドラマで見る「キムタク」が随所に出てしまっているということです。作品事態はまずまずだったかな。とても地味なんですが、過剰な演出がないからこそ平凡な一家庭の夫婦愛がより素朴にじっくりと描かれていたと思います。古き良き次代タイプの女だったらきっと涙も出たことでしょう(全く出なかった)。命をかけてでも守らなければならない名誉や名目、私にはそんな「一分」がない・・・。

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大奥 (2006) / C

大奥テレビシリーズの映画版。制作費と衣装代に膨大な資金を費やしているだけあって、見た目の華やかさは映画勝ち。だけどプロットはテレビ勝ち。私は「奥」の中で繰り広げられる殿を巻き込んでのドロドロ愛憎劇の方が圧倒的に好きです。実際に起こった大奥史上最大といわれているスキャンダルを題材として取り上げたようなので、あれ以上いじることはできなかったのかもしれませんが、私のようにテレビ版が好きな方にはかなり物足りなさを感じると思います。歴代の殿役が3人も別役で起用されているのもなんだか違和感がありましたし。でも、浅野ゆう子、松下由樹、高島礼子の3人は別役で登場していてもやはり『大奥』にはかかせない最強トップ3ですね。仲間由紀恵ちゃんも素晴らしい役者さんですが、この「トップ3」の中に入ってしまうとその若さ故になんだか霞んでみえてしまったのが残念でした。今週末に映画版の3年前を描いた『大奥』がテレビで放送されますが、「トップ3」も出ますし、なんてたって大奥取締役が浅野ゆう子さんですからね〜、絶対見逃せません。

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December 20, 2006

WEDGWOODのマグカップ

WEDGWOOD私はあまり衝動買いするタイプではないのですが、久々に欲望の赴くままこのウェッジウッドのマグカップを買ってしまいました。シリーズ名は「フロレンティーン・ターコイズ」。もともと和洋関係なく家具とか食器を見るのが好きで、デパートなんかに行くと自然に最上階の方へフラフラ〜と足が向いてしまいます。といっても、マイセンとかバカラとかドルトンとか、「あら、キレイ」という程度の感動だけで、ブランド名と若干の特徴を知ってる以外、それ以上の知識もなければ特別なこだわりもありません。ちなみにウェッジウッドだったら恐らく定番中の定番であろう水色の「ジャスパー」しか見分けられないことでしょう。だから、このカップも決して高級陶器として有名なウェッジウッドだから惹かれたのではなく、ふと目にとまって欲しいと思ったらそれがたまたまウェッジウッドだったというわけです。

一目惚れとでもいうか、完全に目が奪われました。ディスプレイされているガラスケースの周りを中腰になってグルグル回りながらしばし側面から観察し、その次は真上から。で、最後はしゃがんで下方から。とても怪しい姿だったことでしょう。見かねたお店の方が「お開けしましょう」と白い手袋をはめ、カギでケースを開け、「どうぞ」と一言。次の瞬間にはひんやりとしたカップを両手に持ち、勿論顔はニンマリです。ターコイズブルーのなんと鮮やかなこと。ギリシャ神話のモチーフが相性よろしく地色にデザインされています。飲み口が広くてずっしり感がある形も気に入りました。つまり、色、デザイン、形・・・どれをとっても100点満点。そのまま即断即決購入者となったわけです。コーヒーが大好きな母に1つと最初は思ったんですが、私もこれで飲みたいと欲望が高まり結局2つ買っちゃいました。お支払いをする時になって一瞬グラ〜ンと怯みましたが・・・。お店の方によると、この「フロレンティーン・ターコイズ」はウェッジウッドのシリーズの中でも一番歴史が古く、なんと120年間作り続けられているロングセラー商品なんですって。120年前といえば19世紀ですよ。凄いですよね〜?おまけに、技法や陶器の質は変わったもののデザインは19世紀から変わってないんですって。やっぱり凄いですよね〜? 明日、このカップでコーヒーを飲むのが楽しみです。

December 17, 2006

手紙 (2006) / A

手紙久々の映画日記です。日本に帰ってきてからもかなり観てるので全部は書ききれないんですが、映画館で鑑賞した作品に絞って評価に拘らず思い出した作品から(飽きるまで)書いてみます。

まずは日本映画から。出口が見えない圧迫感が強烈に伝わってくるような作品で、感動の涙というよりは悲哀の涙がこぼれました。切なくて残酷だけど美しくもある人間ドラマで、「日本映画はやはりこうでなくっちゃ」、というような作品でした。全体が誠実かつ写実的な作風に仕上がっており、共通点はなくても全ての登場人物に自分を投影することができてしまう。そしてミステリー性は全くないのに、「正しい答えはなんなんだ」、と謎解きを迫られるような作品でした。答えは観る人それぞれで、1つではないと思います。ハリウッドのマネみたいな迫力感やリアル感を演出しようとしている日本映画には決して魅せられることがないのですが、こういうジャンルの作品では日本映画も負けていませんね。主演の山田孝之君の演技が素晴らしいかったから尚更です。ドラマの『世界の中心で・・・』の役もそうでしたが、暗い影のある役が山田君ははまり役。『手紙』の原作者でもある東野圭吾さんの『白夜行』の中の山田君の「影っぷり」、あれはたまりませんでした。でも、やっぱり相手役は綾瀬はるかちゃんがお似合いかな・・・。

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Basic Instinct 2 (2006) / C

Basic Instinct 2これはほんとの謎解きが課せられるミステリー性の高いサスペンス。が、今回のプロットはそこまで推理力を求められなかった気がします。前作では犯人は誰だったのか、見終わった後そりゃもうチンプンカンプンで、この作品の狙いにどっぷりはまったんですが、この続編ではそんな理解力の乏しかった私でも分かっちゃう仕上がりで、期待が高かった分不完全燃焼気味で観終わりました。分かった方がすっきりして好き、という人もいるでしょうが、私としてはやはりサスペンスはチンプンカンプンであればあるほどがより好奇心を掻き立てられちゃいます。そういえば今回のこの続編って一回没になったんですよね。出演料を求めて暫くシャローン・ストーンが訴訟を起こしていたはずで、いつのまにか和解してこの続編が日の目を見た。でも前作のマイケル・ダグラスと(名前は忘れましたが)監督は参加を断ったとか。何があったのか、それこそがこの続編よりもミステリーチックだわ〜。シャローン・ストーンの年齢を感じさせないあの美貌ぶりだってミステリーに匹敵する。邦題は『氷の微笑 2』。前作を見てないと、もしくは観てても覚えてなかったら、この続編は少々理解できないかもしれません。

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The Black Dahlia (2006) / B

The Black Dahlia5年ほど前に原作『ブラック・ダリア』(著James Ellroy)で読みました。その原作でもそうでしたが、本作もやはりコアの部分はダリアではなく、取り巻く人物たちの心の動きがみものです。ただ台詞だけに頼るとその真意に迫れないかもしれません。この作品をエンターテイメントという定義でみればミステリアスな香りがプンプン漂う面白い作品だと思うのですが、題材が実際にあった未解決の殺人事件ですからね、そうはいきません。あくまでも未解決なんですから肝心な部分は最後までもっと意味深げに謎一色でドロドロにまとめてほしかったような気がします。主演のジョシュ・ハートネット、キャー素敵。大人の色気が加わった彼に終始うっとりしてしまいました。『Match Point(邦題:マッチポイント)』同様、スカーレット・ヨハンソンの魔性の色気はこの作品でも健在。とても二十歳そこそこには見えません。ジョシュ君とスカーレットちゃん、この作品がご縁でお付き合いが始まったんですよね。邦題も『ブラック・ダリア』。

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The Devil Wears Prada (2006) / B-

The Devil Wears Pradaどんなに物語が平凡でも、女の子のサクセスストリーはそれだけで私の中では評価が高い作品になってしまうんですが、この作品はそれ以上に魅了させられるお洒落な衣装や小物たちがスクリーンに広がりっぱなしでときめいちゃいました(ときめきドマリで実際に手を出そうとは思いませんが)。主演のアン・ハサウェイちゃん、宝石がちりばめられたみたいなお顔がとってもキュート。『The Princess Diaries (2001):プリティー・プリンセス』の中でも端麗さが際立ってましたが、この作品もはまり役でした。黒髪もとってもよく似合っていましたし。変身振りに「お見事」といえないのは「やぼったい」彼女が決してダサクは見えないからなのですが、それでもやはり洗練されていく彼女にはワクワクできます。ニューヨークのシーナリーも私にはグッとくるものがありました。ということで、実際のストーリーよりも演出の一部とアン・ハサウェイちゃんがよかったというのが作品に対する感想です。邦題は『プラダを着た悪魔』。

どうやらたった4つで集中力がきれたみたいなのでこれで終わりにします。

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December 10, 2006

思い出たち:ニューヨーク編(後編) 最終章

Times Square

対極が融合する町、ニューヨーク―平和と無秩序、億万長者と路上生活者、高層ビルと廃墟ビル、煌びやかな町と悪臭を放つ通りのゴミ、便利な地下鉄網と身勝手な運行、溢れかえる程のサービス業と当然のように出くわす腹立たしいサービス、四季はあるけど致命的な蒸し暑さと刺すような寒さ。そして5年前の9月、エネルギッシュと信じられていたこの町は対極的なもろさを露呈した。

人種や宗教のみならず、それを超えた多様性が共存している町、それがニューヨーク。存在する難点もまたこの町の素顔なのである。美点だけを直視して暮らすのは不可能。同時に難点を受け入れなくてはこの町では生きていけない。といっても、その良悪の差が著しく大きいのがこの町の特徴でもあり、それ故に人の心もまた不安定になりうるのである。食うか、食われるか、といった熾烈な危機感や緊張感さえ感じるかもしれない。それでもやはりこの町にはどこにも劣らない魅力がある。美点と難点が作り出すこの町の多様性を知り、そしてそれを受け入れることができたとき、初めてニューヨークの魅力に辿りつくのかもしれない。その多様性こそがきっとニューヨークの魅力だから。

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December 09, 2006

思い出たち:ニューヨーク編(中編)

Queens Plaza

先日、お友達のI君が「思い出に」と送ってくれた1枚、クイーンズボロ・プラザ駅のプラットホーム---私が会社と家の往復で利用していた乗換駅。会社の同僚に「お疲れ様。また明日ね!」と言い残して電車を降り、バイバイとこのホームに立ってよく手を振りました。すぐ真横に広がるパノラマのマンハッタンをここに立ってボーッと眺めながら、いろんなことをよく考えもしました。ちょうど今の季節は吹き曝しになるプラットホーム。コートの襟を立て、ポケットに手をしのばせ、ただじっと下を向きながら人々は電車を待つ。私が見た一番素顔に近い「ニューヨーカー」の姿がこのプラットホームにはありました。

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December 02, 2006

思い出たち:ニューヨーク編(前編)

Statue of Liberty

「この町に住むのは無理だな」・・・アメリカに住んでまだ日が浅い頃、訪れたニューヨークで私が感じたことです。パワーがありすぎたというか、特有の厳しいプレッシャーが常に襲い掛かってくるみたいな、いわゆる威圧感が当時の私には感じられました。まぁ、簡単に言えば実は町のせいではなく、自分に「自信」がなかったのでしょうね。当然、数年後にこの町に住むなんてこと全く想像もせず、むしろなんの未練も持たないまま東から西へと渡ったわけですが、それから2年後、今度は東から西への逆横断。2003年の夏の終わり、「無理」だと思ったニューヨークでの生活がスタートしたのです。

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November 29, 2006

思い出たち:エンターテイメント編(後編)

skating

まだ続くのか思い出日記---こんなにタラタラ綴ってていいんでしょうか? 思い出に浸っているわけではないんですよ。単に、PC不調が原因の不定期更新。イヤ、そこに私のサボりモードも加わってるかも。昨日ですね、また夜な夜な写真整理をしていたらこんな「衝撃的」な1枚が(↑)出てきたんです。セントラルパークのスケートリンク。なにが「衝撃的」だったかというと、この写真を見るまで行ったことを忘れていたんです。「すっかり」というか、見事綺麗サッパリ記憶から失われていた・・・たった3年前のことなのに。ちょうど去年の今頃、お友達のRちゃんとO君とスケート計画を立てていた時(結局いけなかったのですが)、「行ったことな〜い」、だから連れていけ、くらいの勢いでO君と話した記憶「は」残っているので、このスケートに対する私の記憶力は明らかに2年以下だった、ということになります。私もこの愛機であるIBM君並みにメモリー不足なのでしょうか。Rちゃんに言わせると「脳みその退化」らしいですが(怖)。でもよかった。写真を見たらチャント思い出しましたから。写真を見ても思い出さなかったら、よっぽど消し去りたい思い出なのか、もしくは記憶に残らないほど面白くもつまらなくもなかったということなのか・・・。そうでなければRちゃんの思惑通り、脳みその退化、ということになってしまいます。ニューヨークに住み始めた最初の年、ワシントンから遊びにきたB君というノルウェー人のお友達と確かに一緒に滑りました。さすが北国出身の彼、お見事な滑りだったので、帰る間際に先にスケート靴を脱いでこの一枚を撮ったのでした。そんな彼は写真の左中央にちゃんといます。「わかんねーよ」とぼやかれた記憶まで先ほど蘇りました。思い出を振り返るのっていいもんだ、うん(自己満足)。

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November 16, 2006

思い出たち:エンターテイメント編(前編)

Safeco Field

アメリカの思い出、今回はエンターテイメント偏で、まずは一番写真の多かったスポーツ観戦から。ここはワシントン州、シアトルマリナーズの本拠地、Safeco Field(セーフコ・フィールド)です。イチロー選手が見たいが為によく行きました(←野球ファンではない)。ちなみにこの球場名、「セーフコ」はシアトルの保険会社の名前で、ネーミング権を多額なお金で買い取ったらしいです。後にこの球場以上にヤンキー・スタジアムに足を運ぶわけですが、行く度にこのマリナーズ球場のクールさをよく思い出しました。出来てからまだ10年も経ってない新しい球場ですから綺麗なのは当然ですが、雨量の多いシアトルならでは、世界でもまだ珍しいであろう開閉式の屋根を持つ天然芝のドーム球場です。そして漂う匂いがガーリック、というのも珍しいかも。セーフコではメキシカン、チャイニーズなどなど、ついでに日本食までバラエティー豊かな食べ物が楽しめるんですが、中でも球場名物、「ガーリックフライ(フライドポテトにこれでもかというほどニンニクがかかってる)」は絶対外せない一品です。それからシアトルといえばやはりお魚さん。「Ivar's(アイバーズ)」という有名なシーフードレストランのフィッシュ&チップスとクラムチャウダーをこの球場で食べることができます。写真の景色もご馳走の1つ。よくこの景色が見える位置に席をとりました。膝の上にポテトをのせ、ムシャムシャとお魚を頬張り、そしてスープを一口飲む---目で楽しみ、舌で楽しむ---これが私流のセーフコーでの過ごし方。つまり、野球なんてどーでもいい、ってことみたいですね。あっ、でもイチロー選手はやっぱりかっこよかったです。

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November 08, 2006

思い出たち:旅行編(後編)

Olympic National Park

ワシントン州に住んだら必ず行け・・・といわれているのかどうか知りませんが、行くべきであろうオリンピック国立公園(Olympic National Park)からの一枚です。ワシントン州の北西部、オリンピック半島に位置しており、大都市シアトルから2時間くらいの小ドライブで行くことができます。「three parks in one park」と呼ばれているこの公園、つまり1つの公園に3つの顔をもっているのが特徴。麓はコケむした湿帯地帯で、熱帯雨林のような針葉樹の深い森がどこまでも続くジャングルの姿・・・かと思えば、標高の高い山岳部では氷河が見られ、山の西側はロサンゼルスと変わらないほどの乾燥地帯になっています。そんな摩訶不思議な国立公園にサーモンを釣るためにキャンプにいったのは、4年間の履修を全て終えたパラダイス気分一色の時。同じ気分のお友達、MちゃんとH君と行きました。

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November 03, 2006

思い出たち:旅行編(前編)

Key West

日本旅行の日記をアップしたいところなんですが、私のIBM君、どうやらお腹がいっぱいらしく旅行の写真を上手に食べてくれません。軽快な動きを取り戻すには贅肉を落とすしかない、と判断した私はせっせと写真整理を開始したわけですが、とっておきたい画像と捨てちゃう画像と、この作業が結構大変。写真を見ながらついつい思い出に浸っちゃったりしてるから作業も長引く。おまけに、この機会を逃すと二度と開かないかもしれない「思い出たち」をブログにアップまでし始めてる・・・。能率悪すぎですが、ちょっと休憩ということでの思い出ブログです。ちなみにブログを持っていなかった過去の写真には顔出しものが多く、更に写りが没に近いものまで多く、なんとか掲載ギリギリOKなものだけを選んでみたんですが、それでも微妙なものが多いと思いますのでご了承くださいね。あっ、長文になることも予想されます。

で、一枚目はOKなんでしょうか? 顔出し(体出し)のN君が登場してる・・・。まっ、いっか(N君、許せ!)。これはNYの会社で務めていたときの部のメンバー、Oさん、N君、Mちゃんとで行ったキーウェスト、3泊4日旅行からの一枚です。金曜日に早上がりしてタクシーで空港へ大ダッシュ。マイアミからはレンタカーを借りて7マイル・ブリッジを渡りキーウェストへ。ついたのが遅すぎて一部屋キャンセルされてたっけ。必死でお願いしたけど結局男組みは一泊だけ別のホテル行きが決定。「Kaoru〜(怒)」、とあの後何度言われたことか(幹事だったらしい)。そんなこと全く気にしない私だけど、あの時受付で戦った私の姿が「短パン姿」だったことだけは最大の汚点だ。がむしゃらに交渉しているわりには威厳ゼロであった。更に汚点があるとすれば、本当に7マイル・ブリッジを渡ったのだろうか、と疑いたくなるほど行きも帰りも外が真っ暗闇だったこと。車の中でゲームなんてするから通過したことさえ気付かなかったではないか。これも私のせい? いずれにせよ「短パン姿」に続く汚点であることには間違いない。後にも先にも会社の人たちと旅行にいったのはこれ1回きり。汚点はあったが大切な楽しかった思い出の1つであることも間違いはない。

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October 31, 2006

安藤美姫ちゃん、貴方は素敵です。

pianoフィギュアスケートが好きです。野球やサッカーには何度見てもそれほど興味が湧かないのですが、スケートは別格!こういう女の子世の中に多いのではないでしょうか!? 26日のアメリカ戦から始ったグランプリシリーズも勿論テレビの前で食い入るように観戦しました。昨年のチャンピオンである浅田真央ちゃん、大人っぽくなったけど笑えばまだあどけない少女。そんな彼女の可憐な演技には他の選手にはない「旬」を感じます。そして逆転優勝を果たしたこの大会の優勝者、安藤美姫ちゃん、トリノで惨敗に終わった選手とは思えないあの堂々たる演技に多くが感動をもらったことでしょう。SPのステップ演技に入る直前に見せた自信に漲ったあの表情、そして優勝という結果を残した彼女の顔に浮かんだ満面の笑み、完璧な演技にはもちろんですが彼女の見事な復活に心がうたれました。どん底からの復活、真の「強さ」がなければなせる業ではありません。三大大会の1つであるこの世界シリーズ、もしまだニューヨークにいたら会社を休んでハートフォードまで足を運んでいたことでしょう。今日は世界バレー、女子の開幕戦です。バレーもフィギアと同じくらい大好きでワクワクです。またテレビの前に釘付け状態で応援したいと思います。「頑張れ、ニッポン!」

そのフィギュアやバレーと写真の『ピアノ』になんのつながりがあるのか?すみません、全くないんですが、プラハの旅でピアノをもう一度弾いてみたいと思った思いを日本帰国後実戦しています。誇りが被っていたピアノをピカピカ磨き、山野楽器で弾きたい楽譜を買いました。20年ぶりのピアノ復活挑戦曲は『JUPITER』。大変美しい曲です。が、その旋律には「♭」が両手ともに4つもある。つまりたたく鍵盤が半分以上黒い鍵盤になるということです。指くぐりや指またぎの基礎をすっかり忘れている私の指たちは鍵盤の上をパニック状態で這っておりますが、「おいおい、指がたりないよ」となることしばしば。先日は無理やり広げた小指が攣りました(本当は指くぐりして親指で弾く音符)。20年以上も弾いてなかった人間が手を出す楽譜ではなかった・・・と最初のころはため息交じりにショボーンとしたのですが、「なんとかなるかも!」と今のところ独学で毎日がんばっています。安藤美樹ちゃんたちのように「継続」が成す達成を夢見て。上手い下手ではなく続けることが大事ですからね(←言い訳!?)。

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October 28, 2006

グランドキャニオン&ラスベガスの旅 最終日

Las Vegas


みなさんお久しぶりです。数日前旅から戻ってきました。その旅の様子を綴りたいところですが、気付けばラスベガスの旅が完結していない…。今更ですが最終日をアップしますので時間がある方はお付き合いください。

2泊3日の旅の最終日はラスベガスの町で過ごしました。朝9時ごろ起きて身支度をし最初に向かった先はもちろん食事の場。1人で食べるアメリカ最後の食事だろうと泊まっていたNew York New York内のチョットお高いレストランで優雅に食事をしたんですが、かるく100人は入るであろう広い店内で食べるは私ただ1人。そういう優雅さを求めていたわけじゃないんですが・・・。ウェイターさんもなにもそんな店内のど真ん中に座らせなくてもいいのに。「ポツーン感」がより一層身にしみる空間でした。そんな状況でもモリモリ食べるところが私の逞しいところではあるんですが、さすがそこはエンターテイメントの町、ラスベガス、面白おかしく話しかけてくる陽気なお店の人たちのお陰で楽しいひと時となりました。食事の後はストリップ(メインストリート)をプラプラ歩きシーザーズ・パレスのフォーラム・ショップスとかベネチアンのグランド・キャナル・ショップスに行きました。どちらもホテル内にあるショッピングモールで(作り物ですが)イタリアの雰囲気がたっぷり味わえます。いわゆる一流といわれるブランド物が目当てならフォーラムがお勧めです。珍しい物が好きな人にもフォーラムがお勧めです(私はこっち)。エスカレーターが螺旋になってるんですよ。これは珍しい、とそのツイスト感を味わうために何度も上り下りしちゃいました。今では日本のお店でも見ることができる天上の「空」は(確か)このフォーラムがオリジナルです。芸術的な店内の柱やフレスコ画の装飾も見応えがあるし、色々行った中で私はこのフォーラムが一番気に入りました。

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October 10, 2006

ニッポンの旅

ただ今西へ南へとニッポンを旅しています。
まだしばらく続きますので
頂いてる「足跡」へのお返事
もうちょっと待ってくださいね。

わが国ニッポン、素晴らしい!

Kaoru

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September 30, 2006

涙そうそう (2006) / B

涙そうそう待ちわびていたというわけではないのですがこちらの作品を公開初日の今日観てきました。「カオル」役を演じた長澤まさみちゃんがとってもキュート。「妹コンテスト」なんてものがあるならば間違いなく彼女が優勝でしょう。物語は先が完全に読めてしまうシンプルすぎるものですが、タイトル通り「涙がポロポロ」流れ落ちるために作られたようなこういう作品ならいいのかな!?着色料や調味料などの食品添加物が一切入っていない体に優しいサプリメントみたいな作品です。ついつい忘れてしまっていた身近にある大切な何かを思い出させてくれるかもしれません。私は兄役の妻夫木君が「カオル」と大声で呼ぶたびにそう兄に呼ばれていた小さい頃を思い出しました。今ではお互い30を過ぎていますから大声で名前を呼ばれることはもちろん、一緒に遊んだり長々話し込んだりすることも無くなってしまいましたが、今も昔と変わらない愛情をもらってるんだなぁ〜、とそんなことが心に残りました。そしてもう1つ、「涙そうそう」の歌に綺麗な涙を流したとある大切な友人のことがたまらなく愛しく思い出されました。

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September 29, 2006

グランドキャニオン&ラスベガスの旅 その2

CIRQUE DU SOLEIL

「親子丼」が間に入ってしまいましたがまた旅の思い出話に戻ります。ラスベガスの醍醐味ともいえるショービジネス、中でも絶対はずせないのがシルク・ドゥ・ソレイユ(CIRQUE DU SOLEIL)。10年ほど前に武道館で「サルティンバンコ」を観たことがありますが、是非本場のシルク・ドゥ・ソレイユを観てみようとラスベガスに到着後そのままカウンターに行きその夜公演の「カー(KA)」のチケットをゲットしました。本当は「オー(O)」が観たかったのですが入手困難と言われるシルク・ドゥ・ソレイユのチケットが当日買えただけでもラッキー、それも「オー」と並んで人気の高い「カー」がとれたんだから超ラッキー。で、勢いづいて$150もするベストシート、前方ド真ん中の席でお見事なアクロバティック演技を観ちゃいました。フィジカルパワー炸裂の動きは奇抜で独創的で不可思議で、そして華やかで幻想的で美しい。アートに昇華した肉体演技といったところでしょうか。その演技をより一層引き立てる高度な舞台技術と迫力のある音楽がステージに集結し観るものをより異世界へと導いてくれるのです。勿論サントラは即買。

引き裂かれた双子ちゃんが悪者と戦いながら冒険の旅をするというのが「カー」の物語。アジアが舞台なのでステージ上の演技者が身にまとっているアジアンチックな衣装も見応えがあって楽しいです。シルク・ドゥ・ソレイユは現在世界で13のショーを公演いるようです。どちらかの地でシルク・ドゥ・ソレイユの名を目にしたら一度足を運んでみてはいかがでしょう。来年の2月は「ドラリオン(DOLALION)」が日本に初上陸しますね。それに数年後には東京ディズニーランドにシルク・ドゥ・ソレイユの専用会場ができるらしいですし。

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September 21, 2006

玉ひでの親子丼

親子丼

先日の3連休、大学時代のお友達Mちゃんがわざわざ静岡から会いにきてくれました。3年以上も会っていなければ話もつきないだろうとホテルに泊まったのですが、たまたまそのホテルの場所が日本橋人形町で、そのすぐ傍にあの有名な老舗店「玉ひで」があったんですね。テレビや雑誌でも頻繁に取り上げられているのでご存知の方も多いと思いますが、創業宝暦10年(1760年)、軍鶏(シャモ)を使った「親子丼発祥の店」として有名すぎるほど有名な老舗店です。以前東京で働いていたときに会社の先輩とタクシーを飛ばしてまでして食べにいったり、営業中に仕事そっちのけで上司と食べに行ったり、時には1人で並んだりとなにかと思い出深い場所なんですが、なによりもその味が忘れられない。そんな玉ひでがすぐ近くにあるならば行かねばならぬ、Mちゃんに食べさせねばならぬ、という食いしん坊ならではの変な使命感にかられ、東京駅で彼女に会うや否や劇的な再会シーンなんてないままバタバタとタクシーに乗せ行ってきました。

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September 14, 2006

グランドキャニオン&ラスベガスの旅 その1

Grand Canyon

グランドキャニオン、想像を遥かに超えた自然美でした。人間が作り上げてきた文明とは対極にある純粋かつ幻想的なこの自然造形。雄大さと偉大さもあるその姿はまるで人間の存在を拒否しているかのよう。自然にとってもはや人間は余計なものなのかもしれません。なのに何故かとても落ち着く。「人間もまた自然の産物である」、からなのでしょうかね。別名「地球史博物館」と呼ばれるように渓谷の底部は20億年前の地層だそうです。50億年前に誕生したという地球の歴史の半分にも満たないけれど、それでも100万年前と言われる人類誕生からの時間とは比べものにならないほどの時の長さをグランドキャニオンは持っているのです。まさに地球を代表するまぎれもない「地球の財産」なのだ、とうなずけますね。眼前に20億年の地球の歴史が広がっているんですよ。それも想像を絶するスケールで。流れているのは悠々たる時間のみ。どんなに説明しようが、写真を見ようが、ここに立ったひとのみぞこの造形美が理解できるのかもしれません。わざわざでも足を運んでみてください。きっと地球を肌で感じることができるはずです。グランドキャニオンには必ずもう一度行きたいです。次は1週間くらいかけて園内を回り、そして谷底におりて20億年前の地層をこの目で是非見てみたいものです。

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September 08, 2006

祝ネット開通!

皆様、お久しぶりです。今日ようやくネット環境が整いこうしてブログやメールが出来るようになりました。コメントを残してくれていた方々、長い間お返事が出来ずにごめんなさい。ネットライフが戻り、ブログも続けていこうと思ってますので、これからも宜しくお願いいたします。

帰国してまだ一ヶ月も経っていないのですが、やはり見るもの聞くもの「へー!」という感じで(よくいえば)大変新鮮です。例えば、先日お友達のNちゃんと一緒にとある居酒屋さんに行ったのですが、和風タイプの鍵付きの靴箱に靴を入れてから通されたテーブルまでの道のりはまさに「いらっしゃいませ」の花道。私達の姿が目に入ったスタッフの方がみな大声で「いらっしゃいませぇー!」と、そして忙しそうにお料理を運んでいる方たちまで立ち止まり会釈つきで迎えてくれました。とっても広い店内の奥のほうのテーブルだったので歩いてるうちにだんだんとその掛け声におされてしまい、そしてついでに恥ずかしくもなり、ついペコペコと頭を下げながら歩いてしまいました。「なに、頭さげてんの?」とNちゃん言われましたが、テーブルに着いたときには「フゥー」と軽くため息を漏らすほどの緊張度。お料理が出てきたらすっかりその緊張もなくなりましたが、お店を出るときの「ありがとうございました」の花道ではまた緊張感が走った始末です。

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August 16, 2006

「ありがとう」

帰国準備も整い、あと数時間後にこの部屋を出て日本に帰ります。これまで何人、いや何十人もの帰国していく友達を見送るたびに、「いったい彼らはどんな思いを胸に旅立っていくのだろう」、とその背中に答えを探したものですが、今ようやくその答えが分かったような気がします。とても寂しい。楽しかった分だけ寂しいのです。

不安に大分おされ気味な希望を胸にアメリカにやってきたのが7年前。すぐに言葉の壁に真正面からぶち当たり、それなりに裕福だった社会人がボロボロの貧乏学生に転じ、ちっぽけなプライドは痛いくらいにズタズタにされました。「アメリカにいるなんてかっこいい!」・・・とんでもない。いつ倒れてもおかしくないくらい覚束ない足取りで歩く、まるで大きな赤ちゃん状態でした。伝わらない、聞き取れないを繰り返しているうちに、だんだん無口な自分が生まれたし、どんどん減っていく自分の貯金に不安を覚え心がギスギスにもなりました。ここに何しにきたのだろう、と孤独の中で道を見失い、いっそうこのまま逃げ出してしまおうと思った日々もありました。

それでも一度も倒れることなく、逃げ出すこともなく今日までこられたのはいつもそこに支えてくれた「誰か」がいたからなのでしょう。くやしくてくやしくて涙してもまたもう一度笑顔になれたのは、いつもそこで「誰か」が笑っていてくれたからなのでしょう。ギスギスになった心を癒してくれたのも「誰か」だし、人に優しくなろうとする心が芽生えたのも、たくさんの優しさをくれる「誰か」がいたからなのでしょう。1人では決して歩いてこられなかったであろう7年の道のり、たくさんの人に支えられながら赤ちゃんだった私は7歳まで成長することが出来ました。たった一人でやったことがあるとすれば、それはこの帰国を決断したということだけかもしれません。自分の判断で決めた帰国。誰かに強制されたから帰国するのではなく、現実が拒否したからアメリカを去るわけでもない。理想的な喜ばしいアメリカ生活の幕下ろしです。そして今、楽しい7年間だったということをこの寂しさが証明しています。楽しかったから名残惜しい。楽しかった分だけ別れの寂しさがあるのです。これも喜ぶべき幸せな旅立ちの形なのかもしれません。

温かく支えてくれた全ての人に、笑顔をくれた全ての人に、「ありがとう」。
どんな足取りでもしっかり支えてくれたアメリカの大地に、「ありがとう」。

前を向いて歩き続けてきてよかった。私のアメリカ生活「合格」です。胸を張って日本に帰りたいと思います。

July 24, 2006

停電に見舞われた5日間

construction work

ここが世界の首都とも豪語する先進国の大都市なのか、と大いに疑いをもちたくなるような実にあい相応しくない事態が時々起こるニューヨークですが、またまたやってくれました。停電です。マンハッタン島の東対岸、クイーンズ地区で先週から電力が麻痺しています。我が家はまんまとその被害地に位置し、まずは1週間ほど前からお湯がでなくなり、インターネットも使えなくなり、そして節電による薄明かりの生活を経てついに完全な停電に陥りました。真っ暗闇の生活を続けること丸5日、ようやく今日、電気会社Con Edison(Consolidated Edison, Inc.)の車が朝から集まり復旧工事に取り組んでくれ、夕方遅くに少しずつ各部屋の電気が戻りついに全室の電気がつきました。最後まででなかったお湯もたった今でるようになりました。

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July 17, 2006

アメリカン・バレエ・シアター 『Romeo & Juliet』

Romeo&Juliet

みなさんお久しぶりです。『北欧紀行』のままになっているブログを気にしつつも、ついついほったらかし状態で一ヶ月以上も経ってしまいました。その間に7月4日の独立記念日や『KYBLOG一周年』というめでたい(?)記念日も過ぎ去り7月も後半に突入。日本帰国まで1ヶ月を切りました。個人的な話に少し触れておけば、ヘルニアの再発により4月から3ヶ月間程休職していましたが、病院通いは続いているもののお陰さまで激痛が戻ってくることなく毎日元気に過ごしています。ただ、いろいろ自分なりに考えることもあり会社を6月末付けで退職し、それと同時にアメリカ生活にもピリオドをうつことに決めました。散々考えた末の結論ですが、悶々と考えていた割には最後はあっさりと結論がでたというか、うまくは言えませんが今思えばこれが一番自然な形の結論だったようにも思います。そんなわけで、帰国までの日々を有意義に過ごそうと、時には1人で、時には友人や仕事を通じてお知り合いになった方たちにお付き合いいただきながら連日思い出作りに励んでおります。2週間ほど前、ABTの名で親しまれているアメリカン・バレエ・シアター(American Ballet Theatre)による『白鳥の湖(Swan Lake)』を観劇しにHご夫妻にメトロポリタン・オペラ・ハウスに連れて行っていただいたんですが、人生初のバレエ観劇は予想以上に素晴らしく、先週の金曜日に、今度は『ロミオとジュリエット(Romeo & Juliet)』の舞台を観に連れて行っていただきました。写真は舞台終了直後のカーテンコールに答えたロミオ役のマルセロ・ゴメス(Marcelo Gomes)とジュリエット役のジュリー・ケント(Julie Kent)。

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June 12, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(最終日)

balloons


ワールドカップを見ながらせっせと帰り支度をしていたら、「ブブーッ」とチャイムの音。誰だろうと思いながらドアを開けたら、目の前に風船がいっぱい。いっぱいすぎてデリバリの叔父さんの顔が見えませんでした。カードには「Thank you very much for your wonderful company during your stay!」、とありました。私が「Thank You」を、言い尽くせないほどの感謝の言葉をどうにかしてみんなに伝えなきゃならないのに・・・。泣かせますね。しくしくでは泣く、嗚咽がでるほど泣いちゃいました。

書きたいことは山ほどあるはずなのに、胸がいっぱいでこれ以上この最終ページに言葉を書き残すことが、私にはどうしてもできません。

June 09, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第32日目)

Opera Don Giovanni


『OPERA DON GIOVANNI (6/6〜17/6)』・・・町で見かけたこのポスター・・・運命を感じました(←プラハで人形劇の『DON GIOVANNI』を観た人)。オペラの「オ」の字も知らないくせにいったいどんな「運命」を感じたのか非常に疑わしいところですが、『ノルウェー国立オペラ劇場』で人生初のオペラを鑑賞してきました。

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June 08, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第31日目)

RA II


「おっ日の丸」、かと思いますが、こちらは『コンティキ号探検記』の作者、冒険家のトール・ヘイエルダール(Thor Heyerdahl)の『ラー2世号』です。帆に描かれているのは太陽(RA)を意味しています。

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June 07, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第30日目)

park


雲ひとつない青空広がる気持ちの良いお天気だったので、公園でゴロゴロ過ごしました。玄関を出て、大きな道路をヒョイヒョイと渡り、トコトコトコと階段を上って、一気に土手を登ると(ここは気合)、そこは緑がいっぱい広がる聖ハンズ公園(St. Hanshaugen)。ここに着て以来時間を過ごすことの多いお気に入りの場所の一つになっています。旅行者らしく美術館や博物館で過ごした後や一日ゆっくりしたいとき、はたまた1人になりたいときなど、お天気さえよければこの公園にやってきます。iPodもって本持って、時にはランチ持参で1人ピクニックまで楽しんでいる公園です。今朝この公園に来る前に日本食のグロッサリーストアに行き新たに2冊古本を購入してきたのですが、大分昔に手塚修監督で映画化にもなった『北極のムーシカミーシカ』を発見し大興奮!一気に読み上げてしまいました。やはり名作です。心がとろけました。2冊目を読み始め、だんだん眠気がやってきて、気付いたら小1時間ほど熟睡。木陰だったはずの場所が直射日光ガンガンの日向に転じ、暑くて目が覚めました。「おっとこりゃ大変だ。日焼けしちゃう」、と移動を開始する前にこの写真をとりました。枕は必ず持参です。ちなみにこの枕、「my枕」です。こっちに着てすぐ、子供用の小さな枕を公園用に購入しました。この枕をですね、最初の頃は袋に入れて運んでいたのですが、今では裸のまま小脇に抱えて公園通いをしています。「おっしゃー、寝るぞ!」って勢いですが、その通り、気付いたら「ZZZ…zzz…ムニャムニャムニャ…」と寝ています。最近では、ベッドよりも芝生の上の方がよくねれるんじゃないかと、野生的感覚まで芽生えてきている今日このごろです。

June 06, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第29日目)

Noble Peace Center


ノーベル平和センター(Nobel Peace Center)」へ行ってきました。アルフレッド・ノーベルさん(Alfred Nobel)、彼の遺言により毎年行われている国際的なノーベル賞ですが、全6部門からなる賞のうち、5賞はスェーデンの選考委員会により選ばれ、ストックホルム市庁舎でその授与式が行われすが(そうですよね、ノーベルさんはスウェーデン人ですから)、残りの一つ、「多国間の友好、軍備の廃絶・削減、平和交渉の進行のいずれかに大きな貢献のあったとされる人物・団体に与えられる」『平和賞』が、ここノルウェーの選考委員会で選ばれ、授与式が昨日の写真に写っているオスロ市庁舎で行われます。過去にこの平和賞を受賞した日本人は、核兵器保有に終始反対し、太平洋地域の平和の安定に貢献した元首相、佐藤栄作さん(この日知りました)。ちなみに昨年度、国際原子力機関(IAEA)に平和賞が与えらた時、大使である天野之弥さんが代表として授賞式に出られたのは記憶に新しいですね。平和賞受賞者が受け取るメダルはこの写真と同じようなデザインのものらしいです。ちなみにこのメダルをデザインしたのは、オスロに来てすぐに見に行った彫刻の制作者、グスタヴ・ヴィーゲラン(Gustav Vigeland)です。

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June 05, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第28日目)

shrimp


なにを思ったか・・・って、今日はただお腹がすいただけなのですけどね、前から一度お洒落にここで朝食とってみたいなと思っていた場所があり、早朝起床!腹の虫絶好調!天気・・・う〜ん、ぎりぎり!と3拍子ではないですが、あとは気合でうめて張り切って行ってきました(張り切りすぎちゃって、お店まだ開いてなかったんですけどね)。はい、1人でもよく食べます。はい、朝からでもよく食べます。先日お友達たちと一緒に食べたエビちゃんと同じですが、お店の子が勧めるままにこのエビちゃんを注文しました。期待通り、下にあるブレッドがみえないほど、どっさりとエビちゃんが、キャッ!その女の子がですね、ニコニコしながらこのお皿をテーブルにおいて「You are lucky in everything today!」というので、「なんでかなぁ?」と思って聞いたら、たった一匹だけ、真ん中あたりにいるエビちゃんに小さな卵がついている(分かりますでしょうか?)。なぜそれがラッキーなのかあまりピンとこなかったのですが、確かに他のエビには卵はついていないし、だいたい卵付きのこんなエビを見るのも(食べるのも)初めてだし、新鮮そうだし、素直に彼女のお言葉を受け止めました。早起きは三文の徳といいますしね。

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June 04, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第27日目)

station


なにを思ったか、朝早くから家をでて、1人で旅に出発しました。

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June 03, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第26日目)

Music Festival


今日は、毎年この時期に開催されるという「ミュージック・フェスティバル(Musikkfest)」の日で、オスロは朝から晩まで「音・音・音」に包まれた一日でした。小さなステージが街中に設けられ、アマチュアバンドからプロまで、あっちではHip-Hop、こっちではRock、R&Bも聞ければJazzまで楽しる、というぐあいに幅広いジャンルの音楽が存分に堪能できるという野外コンサートでした。去年は雨に見舞われたらしくほとんど盛り上がらずに終わったらしいのですが、今年はお天気に恵まれ(ラッキー)、朝からどこもかしこも人・人・人。ステージの前では芝生に腰をおろしてのんびり過ごす人たちの姿や、音楽に合わせて踊り狂う(!?)子供たちの姿、そして自宅から持参したワインをチーズと一緒に飲みながら優雅に過ごす人たちの姿まで、過ごし方はそれぞれですが、太陽の光を浴びながら音のある休日を満喫している様子はみな同じ。長く暗い冬があるノルウェーだからこそ陽が暮れない短い夏をこうして満喫するのでしょうね。

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June 02, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第25日目)

sky


夜中1時の東の空。1日中太陽が沈まない白夜とまではいわないが、闇になることもない夏のオスロ。ようやく迫ってきたこの夕闇は、これ以上色を深めることなく光とともに消えていく。夜が明けて、太陽が昇るのではない。太陽がいつもそこにある空なのだ。

あの空の下には「今日」を照らす太陽が待っている。このままみていよう、光が空を開く瞬間を。

June 01, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第24日目)

gem clip


『ゼムクリップ』がノルウェーの発明品(?) だってしっていましたか? 私は知らなかったです。ただ、「実はそうではない」とされる背景があるので、「?」マークを追加してみました。ノルウェーでは、ゼムクリップを発明したのはノルウェー人のヨハン・ヴォーレ(Johan Vaaler)とされていますが、一方では、彼は既に存在していたオリジナルのクリップに改造を加え特許を取得したとされており、最初の発明者ではないと言われています。ちなみにそのオリジナルのクリップは特許が取られていないようです。つまり誰が発明者なのかは「永遠の謎」、ということですね。でも、こちらは本当の話。お友達が教えてくれたんですが、ノルウェーがドイツの支配下にあった第二次世界大戦の頃、このゼムクリップが愛国心を象徴するシンボルとしてこっそりノルウェー人の胸につけられたそうです。そしてドイツ軍にそのクリップを見つけられたノルウェー人は、みな監獄送りになったとのことです。

針金をクルックルッと曲げて回してできただけの極めて単純な構造をもつクリップなのに、その背景には複雑な歴史が隠されていたのですね。勉強になりました。この写真の巨大クリップはヨハン・ヴォーレを称えて作られたものなのでしょうか?

ちなみに、アメリカでもよく目にするしゃもじの様な形のチーズをカットする『チーズスライサー』は、紛れもないノルウェー人の発明アイテムです。

May 31, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第23日目)

troll


こちらは北欧、特にノルウェーの神話や文学史に登場する「トロール(Troll)」という妖精です。写真と大分違うイメージで採用されていますが、J.R.R.トールキンの『The Load of the Rings(指輪物語)』や『ハリー・ポッター』を観た方、もしくは読んだ方には記憶があるのではないでしょうか(ちなみにエルフも北欧神話からきています)?『The Load・・・』では(確か)ガンダルフに石にされてしまうトロールですが、神話の世界でも太陽の光を浴びると石になってしまうと伝承されているようです。森の奥に住む怪力の持ち主で、頭が一つのものもいれば3つの頭をもつトロールもいるらしいですが、基本的に容姿は醜いようです。妖精というより妖怪でしょうか!?性格は、子供には優しいとか、自然を愛するものには親切で富をもたらすとか・・・、一部にヒーロー感を持ち合わせているような言い伝えもあるようですが、一般的には乱暴で、人間を騙したり危害を加える魔物として扱われているようです。私のお友達の話をプラスすると、頭はちょっとおバカさんで、すぐに罠にひっかかる間抜けなところもあるらしく、そう聞くと魔物というより、どことなく憎めない奴にも思えてきます。バイキングの装いをしたこちらのトロール、背丈ほどもある剣を構えた姿がなんだか愛らしく、お部屋にあってもいいかなと思うんですが、その兜をとるとですね・・・

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May 30, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第22日目)

Munich (2005) / A-

Munichお友達と一緒に観ました。内容に入りこむ前に、わーいと感動してしまったんですが、この作品「マルタ共和国」で撮影されたんですね(全部ではないですが)。この町並み、このカフェ・・・と記憶がだんだんよみがえり、最後はあの黄色と白のおもちゃみたいなバスが出てきたときに、マルタだと確信しました(予備知識がなかった分大興奮)。ちなみに、マルタ共和国はイタリア・シシリア島の南に位置する地中海に浮かぶ小さな小さな国で、首都ヴァレッタは世界遺産に登録されています。遡ること約8年前、私はこの国に行きました。紺碧の海と青い空、手が届きそうな満天の星、そしてゆったりとした時間の流れ、どれもかしこも大変気に入ってしまって、そのまま何をするわけでもなく過ごしているうちに、気付いたら3ヶ月経っていました。確か当初の予定は2週間だったような・・・)。今回の旅行もその時のマルタ滞在と同じようなことになっていますね(笑)。作品の感想はこの下です。

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May 29, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第21日目)

prawn


「夕飯なに食べる?」(ワクワク)、「そうだねー、どっか食べに行く?」(いいよいいよ)、「家でたべようよ」(いいよいいよ)、「ピザでもとる?」(う〜ん、いまいち)、「BBQは?」(いいねいいね)、「お肉はやだな」(そう?)、「じゃぁ、パスタは?」(いいねいいね)、「なにパスタ?」(なんでもいいよ)、「う〜ん、やっぱり、シーフードは?」(いいねいいね)、「そうしよう」(うんうん)・・・。昨日、映画を観終わった後の友人たちの会話です。私は()、つまり心の声で参加しています。ピザにはいまいち反応が薄かったようですが、結局はなにを食べても幸せってことですね。作る気も(手伝う気も)なさそうだし・・・。結局、シーフードで全員一致し、そのまま近くのスーパーマーケットに入って食材を購入。こちらの少し大きめのお店に行くと、ボイルされたエビが大きな水槽にどっさり入れられて売られています。これは車海老ですね。ボイル前のあの色の状態でいっぱい水槽に入っていたらちょっと近寄りがたいだろなと思いますが、鮮やかに赤く変身したエビは、結構可愛い。黒いお目目がちょこんとあるあたりなんか、「エビちゃん」って呼んでしまいたくなるくらい(←意味不明)。そして水槽の上からじっと眺めているとですね、アートを見ているような感覚とでもいうか、エビちゃんたちの集合体に「美」まで感じてしまいました。写真を見て、怖い、もしくは気持ち悪いと思った方、すみません。

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May 28, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第20日目)

Mission: Impossible III (2006) / A-

Misson:Impossible IIIお友達と観にいってきました。シリーズ物の作品ってたいていのものが2作目でパワーダウンしちゃうような気がするんですが、こちらの作品がまさにその良い例で、2作目には大分「コケ気味」を感じました。だからこそこの3作目に「A」ランクをつけちゃったような気もしますが見事にパワーを復活して戻ってきたんではないでしょうか?プロットはやはり1作目にはかないませんが、ドキドキとしたスリル感は完全に前作を越えた仕上がりになっているように思います。ストーリー展開はマッハ並です。どんでん返しにも目がパチクリしました。ただ、ラスト30分になにもかも詰め込みすぎちゃっているというか、もう少し登場人物の背景や事の成り行きに時間をとってほしかった場面があったように思います。時間的に「Impossible」だったんでしょうか?

舞台がローマと上海というのもよかったです。ヴァチカン&テベレ川のシーナリーはやはり素敵です。そのテベレ川にジェットボードで颯爽と登場したトム・クルーズとその仲間たち、そして流れるはやはりあのテーマ曲、チャッチャッチャラ・・・タララ〜ン、タララ〜ン・・・♪実にスカッといたしました。これ以上は、ネタバレになりますのでやめておきます。

日本での公開は7月8日。2作目にがっかりしちゃった方、または私と同じく「映画=エンターテイメント」と定義付けられる方にはお勧めの作品です。

May 27, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第19日目)

Fiord


昨日の鍋パーティーで、明日は天気よさそうだしみんなで山にでも行ってフィヨルドを眺めようかという話になり、「ワーイ、ワーイ、ウッキッキー」と猿も顔負けのごとく、やっとみんなが遊んでくれる週末の到来と合わせて大喜びした私だったのですが、朝になり、さーっと顔に縦線がはいりました。車で山にドライブかと思いきや、集まったみなさん山登り風のかっこをしているじゃないですか。恐る恐る聞いてみると、「WALK」という返事が一言。「確か、私の足なら4、5時間かかるっていってなかったっけ?いってたいってた」、「ずっと坂が続くって言ってなかったっけ?いってたいってた」、「その坂、かなり急だって言ってたよね?うんうん」・・・、と思い出せば思い出すほど不安の世界へ追いやられた私ですが、「はい」とリュックを渡され、のっぽさんのような帽子を被らされたときには、もう笑うしかありませんでした。

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May 26, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第18日目)

お鍋


昨日の「無念」をはらすためとはいえ、なにも朝からでむくことはないんですが、もう一度日本食のグロッサリーストアへいってきました。今度は「出向くのが早すぎて」お店が開いてないという状況におかれましたが、待つこと15分、ようやく開店!そして紛れもなく本日の一番客としてついに店内に入れたわけです(何事も一番とは気持ちがいいものだ)。久しぶりに聞く「いらっしゃいませ」、「おはようございます」という声が、妙に心地よくついついお店の方としばしご歓談タ〜イム。ニューヨークにいるときもよく思うことですが、異国に長く住めば住むほど、日本食が手に入る環境とは本当にありがたいものですね。たとえその品が高くてもついつい手を出してしまうのは、異国で味わう日本の味に懐かしさという特質の感情を求めているからかもしれません(食いしん坊の私だけかもしれませんが)。

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May 25, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第17日目)

おせんべい


当初の予定を随分延長してまだまだノルウェーにいるのですが、「旅に来た」というよりは、ホームステイ化しつつある生活が続いています。今日も降ったりやんだりの雨模様で観光する気分にはなれず、早朝から会社を休んでいるお友達の家に出向き、壁のペンキを塗っている彼を横目に、結局一人でDVDを3本も観ながら人様の家でゴロゴロすごしました。で、その帰り道、突然ですね、無性に「醤油せんべい」が食べたくなってしまいまして・・・。ニューヨークを出てからそろそろ丸3週が経ちますが、やはりやってきたか、和食への欲が。特に食に関しては、私の場合、一度「食べたい」と思ってしまうとその欲と格闘しているだけ時間の無駄というか、つまりその欲に勝ったためしがないのです。頭の中は益々「醤油せんべい」でいっぱいになり、プラスそれをバリバリ食べている幸せそうな自分の姿まで想像できちゃったりなんかして・・・。次の瞬間には大雨の中、傘さして無我夢中で暴風と格闘しながら、オスロに唯一一件だけあるという日本食のグロッサリーストアを目指している自分がいました。どのバスに乗ったらよいか分からず、結局最後まで歩いちゃったんですけど、道中、「お世話になっているお友達たちになにか作ろう」、「あれがいいかな、これがいいかな」、なんて考えたら、結構これが楽しい(結局はどれも自分が食べたいものばかり頭に浮かんだんですけどね)。ずぶぬれにはなりましたが、1時間の道のりもあっとう間(←えっ!?)。ようやく目指すお店の看板が見えたときには底知れぬ達成感のようなものが湧き上がり、心の中でキャッキャッと飛び跳ね、そして隠しきれない笑顔を浮かべ、一歩一歩とお店に近づいたわけです。そしてついにお店のドアの前にたったその瞬間、ガーン。ドアが開かない・・・。ガーン、ガーン。閉まってる・・・。ガーン、ガーン、ガーン。天国から一気に地獄へ落下。ドアに表示してある営業時間がぼやけて見えない、というか見たくない。誰だよ、7時まで開いてるっていったのは(「maybe」って言ってたけど)。お店の前で「ポツーン」ですよ。聞こえるはただザーーーッツという雨の音のみ。そしてそんな私を嘲笑うかのように、窓越しには品良く並ぶおせんべい君らが見えたのでした。無念。

May 24, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第16日目)

waffle


雨なのですよ。土砂降りだし震えるほど寒いわけですよ。つまり外出できないほどの天候なわけですよ(←不満タラタラ)。まぁ、考えてみれば、ノルウェーに来て以来外出だらけの日が続き、プラハでは寝る間も惜しんで観光に明け暮れたわけですしぃ、更に言えばやっかいな腰痛もかかえているわけですしぃ、これはお神が休息しろと言っているのかもしれませんしぃ、しぃしぃしぃ・・・(←それでも不満げ)、おとなしく今日もお家で過ごす1日となったわけです。といっても、結構好きだったりするゴロゴロ生活(特に雨の日は)。ゴロゴロ、ゴロゴロ、ゴロリンと回ってみたりなんかして、ついには部屋の端からゴロゴロゴロゴロと回りながら、でっかいクッションにドカン、キャッキャッキャッ。はっきりいって、アホです。ここでDVDをつけてしまったら、恐らく一生起き上がらなくなるでしょうし、悩んだ挙句また人様の家なのに探検開始!やっぱり食い辛抱の私としては、キッチンが魅力的な場所なんですね。鼻が利くとでもいいましょうか、戸棚を空けてゴソゴソとさぐっていたら「キラリン」と輝かしく光るワッフルミックスを発見!バターもあるミルクもある卵もあるジャムもあるチーズもある・・・あるあるある(私のじゃないけど)。「ワーイ、作っちゃおぅっ!」ってなったわけです。

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May 23, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第15日目)

題名:『雨宿り』

僕も雨宿り・・・
bird

↓この続き、くだらなすぎて腹がたつかもしれません。
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May 22, 2006

北欧紀行:ノルウェーの旅(第14日目)

The Da Vinci Code (2006) / B

The Da Vinci Code全世界で一斉に封切りとなった話題作、『The Da Vinci Code (2006)』、お友達が会社で特別チケットをもらったということで、ホイホイ喜んでついていき、全席招待制(おやつ付き)の中で観て来ました。う〜ん、う〜ん、う〜ん、どうなんでしょ、これ。見せ場の一つでもある、ドキドキとした余韻に浸るはずのミステリー解析場面が、あまりにも展開が早すぎです。ドタバタ感しか伝わらないし、原作を読んでなければ内容についていけないのではないでしょうか?そして、大変申し訳ないのですが、(コメディー的要素を彼に見ている私だけかもしれませんが)トム・ハンクスさん、とてもシリアスな教授役が貴方にはあっていなかったかもしれません。そしてジャン・レノ・・・。あのジャン・レノさんがですよ、重要性にかける役どころというか、原作以上に随分コンパクトにおさめられていたのが非常に残念(←ジャン・レノがかなり好きな人の嘆き)。と、ここまで悪評的な意見を並べて言うのもなんなんですが、実は私こういう宗教がらみの作品嫌いではありません。どちらかというと、好きです。とはいっても宗教事態を肯定したり、否定したり出来るほどの意見を持ち合わせているわけではないのですが(そんなつもりもないですし)、別の世界を覗く楽しさとでも言いましょうか、興味をそそられます。「イエスは神なのか、人間なのか?」人間として扱ったこと自体がそもそも非難を受けることなのでしょうが、総本山、ヴァチカンを怒らせてしまった今、「天使と悪魔」の映画化はやっぱり無理なのでしょうか!?

つぶやき: 宗教とは(知識をもたない人間がとやかく述べる世界ではないと思うのですが)、生きるうえでの心のよりどころ、もしくは人を救うもの、と語ればとても美しくまとまるものですが、何かを一つ強く信じるということは、別の何かを否定するということにもつながるわけで、ここに聖と俗の関係が生まれてしまうのです。全ての根源は聖にあると信じる者たちは、昔も今もたびたび人道ではない事を世に起こし、歴史の一部を血で染めているのではないでしょうか。もしも「聖なる世界」というものが存在するならば、そこは人間が作り上げてきた血生臭い歴史からは程遠い時間が流れているのでは、と私は思います。波乱に満ちた歴史をプラハに見た女の独り言・・・。

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May 21, 2006

中欧紀行:チェコ共和国 プラハの旅(最終日)

Moldau


「繁栄、抑圧、抵抗、そして独立へ。」ざっと勉強したチェコ(ボヘミア)の歴史を一言で表現するならこんな感じでしょうか。かつて最も豊かな地域と賞賛をえた「黄金の国」は、宗教をめぐる戦いに翻弄されながら、やがてむかえる壊滅的な「30年戦争」で完全にその息の根を止められる。町は荒廃し、国は勢力を失い、民は自由を奪われ、もはやかつての栄光などどこにもない。そして1620年、ボヘミア(チェコ)はオーストリア帝国に惨敗を喫し、永い永い暗黒時代を歩み続けることになる。そんな時代に光がようやく射し始めたのは、18世紀後半から19世紀にかけてのころ。政治、宗教、文化、すてべてにおいて厳しい弾圧を受けていた民衆が、精神的復興を目指し、そしてボヘミア再生に向けて立ち上がった革命時代。作曲家スメタナが『我が祖国』を世に送り出したのもそんな頃である。

小さな水源がやがて合流し、一つとなった川は川幅を増しながら大河となり、そしてプラハの町を悠々と流れていく---愛する「我が祖国」への賛美をモルダウの流れに重ね、苦悩の中にいる民衆に勇気と希望を与えた曲、それが「モルダウ」である。スメタナはこの曲を迫りくるう幻聴と戦いながら作り上げたという。そして「モルダウ」の完成後、ついには失聴という音楽家にとっては致命的な状況の中、5年の歳月をかけて連作交響詩「我が祖国」が完成した。祖国の美しい情景と栄光の姿を思い浮かべ、耳ではなく「心」で作り上げたのであろう。作品は愛する祖国に捧げられ、1882年に初めてその旋律がプラハの町に奏でられた。それから2年後、自分の作った音を生涯耳にすることなく、彼はこの世を去った。

音は耳で聴くものではない。心で聴くものである。細かい知識なんていらない。何かが心に響けばそれだけで十分なのだ、と私は思う。ただ、こうして曲の背景、作り手の思いを覗いてみると、より一層心に染み入る何かがあるのは確かである。この指は今でもあの旋律を覚えているだろうか?指は振るえ、足元はふらつき、14の私が奏でた「モルダウ」には雄大さもなければ風情もなかったであろう。もしこの指がまだ鍵盤の上で動くのなら、もう一度弾いてみたい、あなたの曲を。

プラハの旅 完

May 20, 2006

中欧紀行:チェコ共和国 プラハの旅(第3日目)

Marionette Theater


ノルウェーに行く前、つまりニューヨークを出発する前から「モスクワがいいかな? プラハかな?それともウィーン、いやいやブタペスト、え〜いこの際だ、プラハにウィーンにブタペストで魅惑の中欧三都物語!」、なんて1人ルンルン夢見ながらノルウェーからのヨーロッパ旅行をひそかに計画していたのですが、いまだ時々痛んだり、だるさを感じるこの腰でそんな三都物語ができるわけがなーい。それでもやはり中欧に魅せられる思いは強く、『地球の歩き方 中欧偏』をバックにしのばせニューヨークを出発し、吟味に吟味を重ねた結果、結局はこの目で見たいお宝を一番多くもつプラハ1都市を旅の地に選んだわけです。で、その吟味中にですね、この『ドン・ジョヴァンニ(Don Giovanni)』が出てきたわけです。モーツァルトが作曲したオペラという以外、、詳細に関しては全く無知に等しく、つまりミーハー状態バリバリでチケットを購入し、観にいったわけです。といっても、私が観たのは本格的なオペラ版の『ドン・ジョヴァンニ』ではなく、ビジュアルで楽しめそうな人形劇の『ドン・ジョヴァンニ』です。

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May 19, 2006

中欧紀行:チェコ共和国 プラハの旅(第2日目)

Charles Bridge


昨日の写真に写っていたプラハ城からとった一枚です。イタリア、フィレンツェを思わせるようなオレンジ色の屋根が連なり、『百塔の町』と呼ばれるだけあってたくさんの大きな塔が町中に点在しています。真ん中あたりに写っている橋は『カレル橋(Charles Bridge)』。昨日過ごした旧市街地のある東岸と西岸をつなぐ、プラハ最古の石橋です。14世紀に60年の歳月をかけて造られたようです。橋の両側に大きな塔が立ち、幅10m、長さ約520メートルの橋の両脇には30体の聖人像がずらりと並んでいます。写真では大変分かりづらいと思いますが、橋のゲートであるアーチの先が尖っているのがわかりますでしょうか?「尖塔アーチ」と呼ばれるゴシック建築の大きな特徴の一つです。建築物を高く、大きく、広くみせるために使われた技法がゴシック様式の特徴で、小さな窓、分厚い壁、半円アーチが特徴のロマネスク様式に比べると、建物は上に上に高く、窓もたくさんあり、そして大きく、更にこの橋のように先が尖ったアーチが組み合わされています。で、このカレル橋を渡り、細い路地をくぐり抜け、長い階段を上りきったところにあるのです。プラハのシンボル、『プラハ城』が。

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