【長稿です】
坂東33観音霊場の巡礼は、茨城、大子の八溝山を最後に満願したのですが、
その後に、信州長野の善光寺へお礼参りに行くルールと成っております。
また、善光寺に相対して上田市の別所温泉の北向き観音にも詣でなくては
なりません。
この度、輪友の断腸亭さんと、イワさんの支援を受け、ようやく無事お礼参りも
済み、これできちんと坂東33観音巡りが完成しました。
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第一日目(27.10.03)のルート図、長野まで新幹線輪行、善光寺に詣で、千曲川沿いに
南下、上田の別所温泉に至る実走ルート図です。(GPSログに失敗、断腸さんより
拝借です)
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本来は、7:24の浅間に搭乗予定。
断腸さんも、イワさんも早く東京に集まれたので、6:52の浅間に乗れました。
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前回の会津行きの時、近郊到着の自由席は案外と空いていると言う事を発見
したので、今回は実証。
案の定、ご覧のとおりガラガラでした。
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もう余裕のよっちゃんです。
ちなみに、ノンアルビールは不味いなぁ~、とぼやいております。
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長野に着くと、小腹が空いたので、一同異議なく駅蕎麦を。
『えぇ~、長野に来てまで駅蕎麦かいな』と思いましたが、
断腸さんが『長野ではどこで蕎麦を食べても旨い』と言う言葉にだまされ、付き合って
見ると、なんとこれがとても旨い。
蕎麦といい、つゆといい、馬鹿に成らない。
とうとう、つゆも完全に飲み干した。
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そう、おいらの頼んだのは、キノコ蕎麦。
このキノコが、また、量はあるし、種類も色々と入っていて、これもまた格別。
おいしかったですよ。
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どうです、この平打ちのような田舎蕎麦的蕎麦切り。
艶もあるし旨そうでしょ。
そう、旨かったのです。
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駅の外に出て見れば何やらテレビの中継中。
なんなんだい。
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おいら、芸人さんに疎いのですが、この赤シャツの方はどなたですかね。
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さぁ、いよいよ、善光寺に向けて走ります。
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第82銀行さんです。
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善光寺の門前で、自転車の方とお話し。
今朝、松本からお出でだとか。
これから、直江津の方まで走るそうです。
お互いに無事を祈って解散。
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仲見世から善光寺山門を眺めてます。
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山門を拝して記念写真。 妊娠6か月だとか・・・・・
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善光寺の大本堂。
何度目なんだろう………たぶん、3回目か4回目。
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余程、表からお参りをしようとしましたが、お布施を供養すれば本堂外陣から
お参りが出来るとか。
大枚500円を供養して、畳の外陣から参拝。
般若心経1篇と、十句観音経を3篇唱える。
これが、ラス前かと思うと感慨も深かった。
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山門に500円で上がれると言うので山門の上に。
善光寺山門を見渡す。
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山門より南方向。
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急な、山門の階段を下りる。
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本堂横の茶店で、美味しい甘酒を頂く。
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何を飲んでても酒を飲んでるように見えるのはなぜだろう。
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善光寺を出でて、一路、千曲川を目指す。
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千曲川を渡る。
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千曲川右岸の堤防上の道路を南下する。
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黄色いリンゴ
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少し色の付いたリンゴ
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少し早かったが、篠ノ井の『安心』(あんじん)と言う蕎麦屋に飛び込み昼食。
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手賀さんに怒られるかも知れないが、食べログも中々の評価値だったのは
店に入ってから知った。
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全員天ぷらそばを注文。
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どうですか、この旨そうな艶。
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どうですか、この旨そうな天ぷら。
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実際美味しかったなぁ。
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千曲川左岸に移動、堤防上から見るリンゴと愛車zullo
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まだ上げそめし前髪の林檎のもとに見し時、まえに挿したる花櫛の花ある君と
思いけり。 
やさしく白き手をのべて林檎をわれにあたへしは薄紅の秋の実に人こひ初めし
はじめなり
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遠くの山腹の家々が霞んで眩しい。
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暑くなったので、インナーシャツと、フットウォーマーを脱ぐ。
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千曲川の流れは複雑に蛇行を繰り返し・・・・
川面が美しい。
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しばし、酔いしれる。
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戸倉温泉街に入り込み水分の補給。
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戸倉温泉は規模が中々大きい。
まだ、真昼のせいか、泊り客の姿も無し。
ただ、黒い、猪豚が一匹・・・・・・・・・・
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どんどん、上田を目指して
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ぐんぐん、別所を目指して・・・・
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千曲川に掛かる、長くて小さな橋。
橋の幅は、車一台がやっと・・・・・・
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こういう景色が断腸さんの好みらしい・・ ニセアカシヤの林P1030502
迂回できず、不本意ながらトンネルを通過
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半過隧道上の奇岩。
圧倒された。  しばし見学。
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奇岩の下のロックシェードは既に通行止め。
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昭和30年代に構築されたものらしい。
もう廃道だ。
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中央の凹みは大きな鼠がほじくったのだそうだ。
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振り返ると千曲川対岸の岩山が
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いよいよ、上田が近い。
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上田駅
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上田電鉄別所線は組織変更後、今年が満10周年記念なのだそうです。
それから、この鉄道に断じて断腸さんは乗りたかったのだそうです。
仕方なく、自転車を畳み輪行します。
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車内では、またまたロケハンが。
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それはシカとして、前方を見つめる二人。
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別所駅では、またまた生中継。
押すな押すなの状態で、輪行袋を持っていたのは吾ら3名のみ。
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この芸人さん、イワさんは知っているのだそうですが、いったいだれなんでしょうね。
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いやー  まいったまいったと逃げ出して来たイワさん。
一瞬疲れ顔。
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今夜のおやど、民宿チロル。 なにがチロルなんだかは謎。
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夕餉の膳
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いやー、飯飯・・・・ 酒が飲めるぞうって
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この一手間掛かった料理。 お花も食べられました。
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古代米のおにぎり・・・・・
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このお花は噛んでいると粘りが出て、珍しいものだった。

 
2日目のルート図(平成27年10月4日)
別所温泉を出て、一路、旧中山道を目指す。
望月宿辺りで中仙道に出会い、佐久平へ。
その後、少し南下し、富岡街道に入る。
なるべく旧道を拾い、トンネルは抜けず、旧、内山峠を越えて下仁田迄。
下仁田から輪行。

【別所温泉の寺社に関してはこの方のブログが詳しくレポートされて
 いますので是非参照なさってください
 http://muiantaroh.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/1-515a.html

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納経帳に、ご朱印が頂けるのが6:30頃からとか聞いたので、6:00頃に宿を出て
北向き観音に来た。
たいてい、旅の朝は馬鹿早く起きるものだが、気温が涼しかったせいか、イワさんの
ぶっ壊れラジオの放送が無かったせいか、断腸さんの、夜通しの業務連絡などの
寝言もあまり無かったせいか、そこそこ目一杯寝ていたようである。

前夜、寝たのが確か20:00過ぎ。
夜中に目が覚めたので、しばし起きては見たもののトータルでは十分寝たようだ。
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朝は、缶コーヒーを飲まなくてはならないそうなのだ。 断腸さん。
『ほら、観音堂のお堂に灯が燈っていて、感じいいですね』とイワさんが。
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そう、北向き観音のお堂には灯火が見える。
なんとなく、引き締まった早朝の空気と、少し薄暗い中、ぼんやりと灯火が見えるのは
そこに安心の場が有ると示すかの如くの幽玄を感じる。 中々いいじゃないか。
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はい、記念撮影。
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なんとも、温泉街の『川』って感じの風情もまたいい。
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その川の袂に自噴する井戸が。
が、しかし、なんと、これ、温泉。
暖かいし、硫黄泉の香りがする。
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北向き観音の擁壁はまるで城の城壁そのもの。
ふと、ここも状況により真田の出城に早代わりしたのかも知れないと、思いがよぎる。
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階段を上がりきり、本堂が間近に。
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この天水桶、この水もまた、温泉・・・・・・・参った・・・・・
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感じの良い鐘楼
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ふと、亡者が一人
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この、灯篭の苔も中々風情がありますね。
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愛染桂だそうです。
なーんだ、でかいイチョウの樹じゃねーかって思ってよく見ると、葉がイチョウのそれとは違う。
桂の樹なんですね。
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このお堂、どういう風に登るの・・・・
やはり、こんなお堂は、天台か、真言密教の証ですね。
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ゆうやけこやけでひがくれて・・・・・・・の句碑。
由来を調べないとですね。
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その向こうの不動堂。
この造りも珍しいですね。
二重の棟じゃなくて、二重の堂ですね。 どうかしら?

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まだ、いま少し時間的に早いかな・・・・・・・・
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南東の空の雲が金色に輝きだした。
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本堂の回廊
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本堂前から不動堂を臨む
さて、入堂し、般若心経1編と十句観音行を3編唱えて、すべて完了。
なんか、少しほっとした。
もともとの発願は、亡き女房の菩提への手向けなのだが、完全にサイクリングの
口実に変わり果てては見たものの、こうして、35ヶ寺を回らしていただいたのも
仏さんの導きか。
ああ、良かった良かった。
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蕎麦屋の名前がエーデルワイスですって?
なんか、昭和30年代後半か・・・・・・・
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村おこしの水車かな
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北向き観音の南面からの佇まい。
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イワさんは頭が良くなる様に地蔵さんに温泉水をかけている。
いやいや、この後のことを思えば、お腹に掛けるべきだったか。
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共同浴場その1
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共同浴場その2
ただし、ここはその昔、幸村が上田から馬を飛ばして湯治に来たと言う温泉。
池波正太郎の真田太平記には真田の草の者のお江と結ばれる場面もあるのが
この温泉だ。
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来年の大河ドラマは真田幸村らしい。
そのせいもあり、温泉場中、真田真田のサナダムシ。
ここでは、鎧や衣装を貸してくれて写真の撮影も出来る。
早朝のせいか誰もいない。
いないのに開いていて、勝手に遊ばせて頂きました。
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真田の赤備えは武田の赤備えの引継ぎ。
どう見ても、古参の足軽にしか見えないなぁ・・・・・・・・・・・
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イワさん、いいポーズだね。 ちょんまげが欲しかったかな。
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大河の脚本は三谷幸喜さんらしい。
期待がもてそう。
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さて、民宿チロルに帰って朝食。
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これは鮎の甘露煮
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これは、これ
しかし、イワさんの異常はこの頃から如実に。
殆ど食べられない。
なんでも、昨夜から、下痢のしっぱなしだとか・・・・・・・
大好きな、魚料理にも手をつけない・・・・・・
重症か・・・・・・・・・・・・・・

だけど、とてもおいしかった。
見た目は少女チックだが、一つ一つ、丁寧にこさえられていて、とてもおいしい。
なんか、元気になりそうな予感。
いやいや、ヘルシーな感じなのですよ。

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先ずは旧中仙道に合流するため、進路を東に取る。
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上田市の南側の田園地帯を抜けてゆく。
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イワさんがだんだんと不調になる。
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この虎御前はもう少しで旧中仙道の芦田宿へ合流する辺り。
しかし、中々ここまででもアンジュレーションがきつい。
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遠く、小諸方面を臨む秋の信州路
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イワさん、さらに不調。 食中毒でもなんでもないんだけどね。
多臓器不全の脱水症状みたい。
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断腸さんが買ってくれたりんごも食せず


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りんごの自販機 さすが、りんごの里だ
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遠く浅間連山?を臨む
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一番右が浅間山か・・・・・?
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多分、津金寺と言う、立派な山門を有したお寺。
時間が有れば参拝をしたかった。
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ふと、気が付くと、旧中仙道の芦田祝の端にいた。
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芦田宿、江戸方向を望む
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花のきれいな旧家
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ご本陣だ
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本陣の中庭
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本陣の門の威容
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なんと、この辺りの町名は『町』と言うらしい。
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芦田宿の東側入り口付近?
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浅間連山
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この休憩場。 きっと、やまびこさんのだんなろくさんは、ここに座ってタバコを吸ったに
違いないと一同で想像する。
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芦田と望月宿の間の宿場
ふるい家並みがきれいだ
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本陣をしていた、酒蔵
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すばらしい3階建てだ
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中庭への門もすばらしい
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酒蔵側の状況
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事務所の看板
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この宿の出口(江戸方向)付近

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いよいよ、望月宿へ入る
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望月の脇本陣
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こちらが本陣で、今は病院
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望月宿の案内図
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裏をながれる鹿曲川
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河岸のコスモスがきれいだ
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望月宿の江戸側の入り口
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ここを曲がって鹿曲川を渡ると、登れそうもない急坂が・・・・
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急坂を上りきり振り返れば、望月宿が眼下に。
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すると、旧道は『瓜生坂』を行くらしい。
しばしたたずみ、断腸さんは登りたいらしい。
それにはおいらも異存はないが、ここは弱者と変わり果てたイワさんの意向に
従う事とする。
にべも無く、却下・・・・・
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舗装道路のヘアピンカーブを登ると瓜生坂の上部へ出た。
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ここで、佐久側から歩いた来た人と出会い話をすると、やはり、通い中仙道をやっている
のだとか。 今日は佐久付近から歩き、さて、どこまで行くのやら。

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中仙道から別れ、富岡街道に佐久平付近から入る予定だったが、イワさんが
絶不調なので、新幹線の佐久平駅までお送りし、離脱とあいなった。
なんか、かわいそね。
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さて、イワさんを見送ったので、どうするかが問題である。
もう時間も昼を回った。
これから、富岡街道難所の内山峠を越すか、それよりも日和見的に、小海線で
帰るか・・・・・・ 話は、昼食時に持ち越すとして、岩村田の駅を通過する。
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結局、断腸さんの、未練が先に出て、富岡街道にトライする羽目に・・・・
これから、500mも峠道を登るのかと思うとぞっとした。
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資料:半鐘の叩き方(富岡街道の旧道の村にて)
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その、火の見櫓
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富岡街道の旧道を拾いながら峠に差し掛かると、新道は内山トンネルに突入する。
われわれは、その手前を右に上がってゆく旧道へと入る。
入ったとたんに、急坂直登が、やく200m続く。 そのご、道はくねくねと蛇行を繰り返し
やがて群馬-長野の県境に。

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一応ここが内山峠なのだろうが、はっきりした看板も無く、見通しも悪いが
駐車スペースがあり、車が何台も止まっている。
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どうやら、荒船山へ行くハイカーの基地となっているようだ。
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実際のピークはもう少し走らなければ成らなかった。
右手に、険しい荒船山の山様が見え隠れする。
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峠と思しき辺りから、あがったり下ったりでなんとなく少しあがった。
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今日一番の景色だねと断腸さん。
あとは、下るだけだから、もう安心。
左に世界遺産の荒船風穴へ行く道を分けて、杉の樹林帯の急坂に入ってゆく。
ものすごい下り坂で、直線が殆どない、くねくね道だ。
杉の樹林帯で視界は効かないが、山の最大傾斜線を落ちてゆく感じがすごい。
ブレーキングしっぱなしで握力が無くなる。
下に、峠の茶屋とかが見るが旧道は接近すらするが、新道と交わらずにさらに
落ちてゆく。
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やがて新道にぶちあたり、しばらく新道を走るが、坂が急なので、ストレス無く
走れる。
と、左手に通行止めの道路が。
そう、これこそ旧道なので、あえて進入する。
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通行止めの道路は車も来ないから安心なのだが、落ち葉や小枝、さらには石や
イワが落ちているのでかなり注意をはらいつつ、下って行く。
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谷底からの青空が高い。
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こんなところを走って行く
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国道254号線なのだ。 新道は『西上州やまびこ街道』と称するそうだが、旧道はなんと
言う愛称なのだろう。
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やがて里に近づくと、石仏がたくさん出てくる。
この道も相当に古い道なのだろう。
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やがて、こんにゃく畑と、こんにゃく工場と、そして、下仁田ネギの畑がたくさん出てくると
まもなく下仁田だ。
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しかし、内山峠からずーーーっとくだりっぱなし。 20キロもエンジン付きの乗り物の
ように楽珍のくだりだった。
しかし、さすがに鼻水が・・・・・・・・・・・・
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夕日に映える西上州の山
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レトロな下仁田駅に到着。
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こんな楽しそうな塗装の電車で高崎まで出る。 その後、高崎から熱海行きの鈍行に乗った。
今回も、いろんな事がありました。
やはり、自転車旅ならではだと思います。
また、安全に注意して、いろんなところへ行きたいな。