2016年06月25日

参院選では山田太郎氏を推薦

今日は、当法人の福岡本部に参議院議員山田太郎先生の奥さまと秘書の方がご挨拶にお見えになり、約1時間ほど、障碍者の福祉の現状や課題などについてお話しをしました。

その後、当法人が運営するグループホームや老人デイサービスセンターなどいくつかの事業所を訪問しました。

今日ご持参いただいた選挙用ポスター、ビラには、様々な実績の紹介とともに、当法人が目指している取り組みについても触れられていました。



障がい者が学び、働く環境の整備を!

障がい者が生き生きと学び働くために、福祉型大学カレッジの推進や、障がい者雇用ハートフルポイント制度などを提案

知的障がい者が生き生きと学び、働くために

福祉型大学カレッジなどが国公立大学で取り入れられるよう働きかけると共に知的障がい者の作った物を優先購買する障がい者ハートフルポイント制度の提案などを実施。

山田太郎2


山田太郎1



山田太郎先生は、「ゆたかカレッジの支援教育を、一般の大学の中の空き教室を活用して、『インクルーシブ教育』として行いたい」という目標を掲げ、その実現に向けて、現在、関係機関と協議を進めてくださっています。

この取り組みが全国に広がっていけば、「知的障碍者の教育は18歳で打ち止め」という彼らの可能性をあまりにも過小評価したこの国の仕組みを打破し、もっともっと成長し、自分作りをして社会人として巣立っていくことができるようになります。

知的障碍を持った人たちが一般の大学の中で、同世代の青年たちとあたりまえに交わりながら4年間を過ごすことで、社会に出ても自分らしく生きていけるという自信・自尊感情・自己肯定感を培うことができます。

そうすれば、人生がより豊かに輝き、かなりハードルが高くても希望する就職先に就職することも可能になり、就職後の離職も格段に減るに違いありません。

そのために、山田太郎先生には、これからも「知的障碍者の高等教育保障」「高等教育機関の合理的配慮の実現」のために、先頭に立って奮闘していただかなくてはなりません。

当法人としては、知的障碍者の明るい未来のために、次期参議院選挙(全国比例)におきまして、山田太郎氏を推薦します。一人でも多くの皆さまの投票をお願いいたします。

なお、投票にあたっては、2枚目に投票する白地に赤字の投票用紙に「山田太郎」とご記入ください。(党名を書いても山田太郎の票にはなりません。)

kyf2 at 16:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)政治のこと | 知的障碍者の高等教育保障

2016年06月20日

福祉型大学「カレッジ」さぽーとに掲載される

さぽーと表紙2さぽーと本文2


知的障碍者支援施設・事業所の業界団体である「公益財団法人 日本知的障害者福祉協会」の月刊誌『知的障害福祉研究さぽーと』の今月号(2016年6月号)に、私が執筆したカレッジの紹介記事が掲載されました。

タイトルは、「青春を謳歌したい」「もっと学びたい」という想いに応える福祉型大学「カレッジ」


38ページから41ページまで、4ページにわたって掲載されており、内容は以下のとおりです。

 ・カレッジ福岡 第1期卒業生3名 希望の会社に就職
 ・カレッジ運営法人「鞍手ゆたか福祉会」の紹介
 ・カレッジの概要
 ・カレッジライフを通じての学生たちの成長
 ・カレッジの今後の展望

また、巻頭のグラビアページには、学生たちの様子の写真が掲載されています。

DSC_1460a















雑誌の広報のサイトはこちらです。
http://www.aigo.or.jp/menu01/archives/003000support/713.html


kyf2 at 14:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)知的障碍者の高等教育保障 

2016年06月12日

カナダ大学視察報告書が完成

カナダの大学視察報告書が完成しました。
canadareport
下記リンクからダウンロードいただけます。
2016年4月カナダ大学視察報告書「カナダの大学における 知的障碍者の高等教育保障」



kyf2 at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)海外の大学 | 『知的障害者の大学創造への道』

2016年06月07日

「障害者差別解消法」の講演会を早稲田で開催

参議院議員山田太郎先生による障害者差別解消法についての講演会を、福岡に続いて、次は東京都新宿区早稲田の「カレッジ早稲田」にて開催します。

山田太郎早稲田
































日時は、6月11日(土)午前11時より。

福岡での講演会参加者の反応は、すごく良かったです。福祉関係者はもちろん、一般の会社やお店などにも関係の深い法律ですので、知らないとやばい。ということで、多くの方々より「目から鱗」「わかりやすかった」「聞いて良かった」との感想をいただきました。

そして障がい当事者の皆さんや、保護者の方々にとっては、生きていく上での強力な「武器」として、生きづらさ解消の役目を果たす法律です。知らなきゃ損。

山田先生がいろいろな事例を挙げながら、「これは差別?差別じゃない?」、意見が分かれそうな微妙な案件についてもわかりやすく解説してくださいます。

是非、ひとりでも多くの皆様のご来場をお待ちしております。

kyf2 at 23:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)講演 | 障がい者所得倍増議員連盟

2016年06月04日

山田太郎議員を招いて『障害者差別解消法』学習会

ツーショット2日頃大変お世話になっている私の友人である参議院議員の山田太郎先生を東京からお招きし、福岡で『障害者差別解消法』についての勉強会をしました。









山田太郎先生とは、昨年9月10日、衆議院第二議員会館会議室で行われた「障がい者所得倍増議員連盟総会」で議連事務局の那部さんを通じて出会いました。

IMG_20150910_112110この総会で、私は大勢の国会議員の方々に『知的障がい者の大学創造への道』というテーマで約30分プレゼンをしました。(その様子はこちら

山田太郎先生2そして、9月29日、福祉の現状やこれからの福祉のあり方などについて山田太郎先生と約1時間にわたって意見交換しました。その中で、「知的障がい者にも権利としての高等教育を保障すべきである」という思いが一致し、「議員立法で『日本版高等教育機会均等法』を実現しましょう」という話になりました。(その様子はこちら

yamadatarouさらに去る3月10日、参議院内閣委員会にて、知的障碍者の高等教育保障について、内閣府、文科省、厚労省に質問を投げかけ、このことについて「国として今後検討します」との答弁を引き出しています。(その様子はこちら



リーフレット2今年4月より施行された『障害者差別解消法』。
今年度から鞍手ゆたか福祉会は【「障害者差別解消法」理解促進キャンペーン】に取り組んでいます。


なぜ、このようなキャンペーンを行っているかと申しますと・・・。
この法律が凄い法律だからです。
どこが凄いかと申しますと・・・。



この法律は、これまでの障碍者福祉の考え方、あり方を根底から覆す可能性を持つ法律です。
また、私たち障碍者福祉に携わる者や障碍をもつ当事者の方々にとって、大きな力になってくれる法律です。
そして、日本の社会が障碍者の見方を変える、障碍者に対する対応を変えることができる法律です。


しかし、それらはあくまで「可能性」であって、活用しなければ「宝の持ち腐れ」。
その理由は、この法律を遵守しなかったからといって罰則規定はないので、単なる「努力義務」でしかないからです。

まずは、この法律の内容をひとりでも多くの人に知っていただきたい。
そして、障碍をもった人たちの権利を守るための武器として、この法律を有効に活用してほしい。



【「障害者差別解消法」理解促進キャンペーン】
 第1弾は、法人広報誌さとだより5月号トップページでの法律概要の紹介。
 第2弾が、法人職員研修会での学習会。
 第3弾が、一般の地域住民の方々を対象とした福祉啓発講演会の開催。



6月3日(金)午後6時より、鞍手町中央公民館大ホールで、今年度第1回法人職員研修会が行われました。

まず最初に、勤続20年の職員表彰、そして勤続10年の職員表彰。

そして、法律成立に携わった立法府の参議院議員山田太郎さんによる講演。
テーマは、『障害者差別解消法とこれからの障がい者福祉』。
法人職員研修会講演法人職員研修会山田太郎

この講演を受けて、グループディスカッション。

話し合いの内容は、1.就職採用面接での事例、2.エレベーターが設置されていない駅構内の事例。
2つの事例は、障害者差別解消法の法律で「差別」なのか否か。
様々な意見が飛び出し、喧々諤々。
法人職員研修会ワークショップ法人職員研修会ワークショップ3

最後にそれぞれのグループが出した回答をみんなに発表。

このグループディスカッションを通じて、法律がとても身近に感じられるようになった気がします。

最後に恒例の記念撮影、パチリ。
法人職員研修会記念撮影2









翌6月4日(土)は、午前11時より、福岡市内のカレッジ福岡の5階大ホールで、一般市民向けの障害者差別解消法講演会を開催しました。約60名のご参加があり、講師の山田太郎先生に1時間20分お話をしていただきました。

講演後の質疑応答では、10名近くの方々より次々と質問があり、講演の内容がさらに深まり、充実した講演会となりました。
山田太郎講演会福岡2











午後は、鞍手に移動し、午後2時より、鞍手町総合福祉センター「くらじの郷」で、同じく一般市民向けの講演会。こちらも約60名の方々のご参加がありました。

ここでも、福祉関係者や保護者などから様々なご質問や国への要望などが出されました。
山田太郎講演会鞍手2





















今回の講演会を通じて、障害者差別解消法に関して、多くの方々の理解が深まったように思います。

ご多忙の中、講演会にご参集いただいたみなさま、ありがとうございました。

また、遠路よりご来福いただき、2日間に3ヶ所での講演というハードなスケジュールの中、充実した有意義なお話をしていただいた山田太郎先生、ありがとうございました。

ちなみに、山田太郎議員は、来月10日の参議院選挙全国比例区に立候補します。
引き続き議員として障碍者福祉のために尽力していただくことを願っています。

kyf2 at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)講演 | 障がい者所得倍増議員連盟

2016年05月31日

障害者差別解消法講演会のご案内

来る6月4日(土)、鞍手ゆたか福祉会主催で、福祉啓発講演会を開催いたします。
内容は、今年4月より施行された障害者差別解消法についてのお話です。
講師として、障がい者所得倍増議員連盟の事務局長として、国会内外で障碍者の方々の福祉増進のために果敢に奮闘されている参議院議員の山田太郎さんをお招きしています。

下記チラシをご覧いただき、ひとりでも多くの皆様のご来場をお待ちしております。

20160604

kyf2 at 15:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)講演 

2016年05月16日

『至誠通天』出版

私がこれまでに執筆した文章を『至誠通天〜福祉変革の過去、現在、そして未来〜』という一冊の本にまとめ出版しましたのでご紹介いたします。

至誠通天表紙
出版の目的について、「ごあいさつ」で以下のように記載させていただきました。

ごあいさつ

 本書のタイトル『至誠通天(至誠天に通ず)』という言葉は、幕末の偉人吉田松陰が松下村塾の塾生に贈ったものです。至誠とは、大義のために戦って生きるということです。至誠にして動かざるもの未だあらず。『至誠通天』とは、誠を尽くせば願いは天に通じるという意味です。
 社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会は、1991年11月に福岡県より社会福祉法人の認可をいただき、今年は、法人設立25周年を迎える記念すべき年となります。この間の法人経営は、その時々で様々な困難に直面しながらも、常に地域のニーズに応えるべく、法人職員が一丸となって事業を展開してきた輝かしき歴史でもあります。
 当法人は、1992年4月に法人最初の認可施設として、福岡県鞍手町に知的障碍者通所施設「鞍手ゆたかの里」(定員30名)を開設しました。その後も鞍手町を拠点に事業を進めてまいりましたが、ここ数年は、県内各地はもとより、長崎県、東京都など、県外においても事業を展開してきています。
 当法人の事業展開の根底には、法人の基本理念第4条の存在があります。そこには、「わたしたちは、日本の福祉の発展に貢献し、新しい時代に向かって福祉の変革を推進します。」と謳われています。
 すなわち、当法人は、現在の福祉制度の下で福祉事業を展開していくだけではなく、未だ制度化されていない法の谷間にある人たちに対し、福祉サービスを提供し、それを制度化していくということを使命として取り組んできました。そのひとつが、強度行動障碍者支援の拠点として設立した知的障碍者入所更生施設「サンガーデン鞍手」の開設です。また、特別支援学校高等部卒業後の青年たちの学びの場「カレッジ」の設立です。
 本書では、筆者が福祉の世界に興味を持ったきっかけや、法人を立ち上げた経緯、そして25年間におけるその時々の福祉課題を見据えての、社会や行政に対する現場からの提言など、思いや主張をストレートに書いています。
 是非、本書をご一読いただきながら、知的障碍者の方々の今後のさらなる幸せのために、私たち支援者が現在、そして来たるべき未来に何をなすべきかを考える一助にしていただけましたら幸いです。

      2016年4月1日

                 社会福祉法人鞍手ゆたか福祉会
                     理事長 長谷川 正人




内容(目次)は、以下のとおりです。

第1部 鞍手ゆたか福祉会の沿革と福祉に対する基本的な考え方
 第1章 福祉との出会いからサンガーデン鞍手設立まで
 第2章 鞍手ゆたか福祉会の知的障碍者福祉施設運営の基本的考え方
 第3章 知的障碍者虐待事件〜施設は加害者か?それとも被害者か?〜
 第4章 これからの知的障碍者福祉施策への提言
 第5章 福祉エリアの協働による多様なニーズへの対応と財源保障

第2部 行動障碍者に対する支援のあり方
 第1章 アメリカでは行動障碍に対してどのように対応しているか?
 第2章 コミュニケーショントレーニングと自己コントロールトレーニングの方法
 第3章 強度行動障碍者対応ケアホーム支援モデルに関する調査研究

第3部 ドキュメンタリー映画「あした天気になる?」の完成
 第1章 映画「あした天気になる?」に込めた想い
 第2章 ドキュメンタリー映画『あした天気になる?』ができるまで

第4部 知的障碍者の高等教育保障への取り組み
 第1章 今どきの韓国の障碍児教育事情
 第2章 特別支援学校卒業後の「カレッジ」
 第3章 アメリカにおける知的障碍者の大学進学の状況
 第4章 シドニー大学における知的障碍者の高等教育保障



メールでご注文いただきますと、1冊1000円(税・送料込)で販売いたします。
お支払いは、書籍到着後、同梱の郵便振替用紙にて、郵便局からお振り込み下さい。

お申込は、下記のメールアドレス宛に以下の内容記載の上、送信してください。
メール受信後、翌日に発送いたします。

メールアドレス:info@kurate-yutaka-fukushikai.com
タイトル:『至誠通天』購入希望
メール本文に記載事項
  〇疚
  ∩付先(郵便番号、住所、電話番号)



kyf2 at 11:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)本の紹介 

2016年05月10日

カナダ大学視察の様子

カナダの大学視察報告は、約1ヶ月後を目途に視察団で報告書をまとめる予定ですが、とりあえず、現在の帰国後の新鮮な状態で、視察の様子について取り急ぎご報告したいと思います。


4月29日(金)

レジャイナ大学を訪問
●レジャイナ大学での知的障碍者受け入れプログラムの説明
レジャイナ大学

●ゆたかカレッジについてのプレゼンテーション
レジャイナ大学4

●末光理事長による社会福祉法人旭川荘の概要説明
レジャイナ大学3

●レジャイナ大学ロビーにて記念撮影
レジャイナ大学5

●レジャイナ大学内のレストランで、知的障碍のある学生、保護者、支援教員らとランチ
レジャイナランチ
レジャイナランチ2

●レジャイナ大学の皆さん主催による歓迎レセプション
レジャイナ歓迎レセプション4

●私たちは、法被にカツラで、炭坑節を披露。大いに盛り上がりました!
レジャイナ歓迎レセプション2レジャイナ歓迎レセプション3

●レジャイナ大学の皆さんから心温まる素敵なプレゼントを贈呈されました。
レジャイナ歓迎レセプション5

5月2日(月)

.ぅ鵐ルージョンアルバータを訪問
●カナダアルバータ州での知的障碍者の大学受け入れについて概要説明を受けました。
この州では、1980年から大学におけるインクルーシブ教育が行われており、多くの大学で知的障碍者を受け入れているとのことです。
インクルージョンアルバータ1

●インクルージョンアルバータのスタッフたちと記念撮影
インクルージョンアルバータ2

▲泪Ε鵐肇蹈ぅ筌訛膤悗鯔問
●マウントロイヤル大学における知的障碍者の受け入れの状況やサポート体制などについて説明を受けました。
マウントロイヤル大学2

●マウントロイヤル大学の知的障碍学生、保護者、支援教員の皆さんと記念撮影
マウントロイヤル大学

●マウントロイヤル大学のサイン看板の前で記念撮影
マウントロイヤル大学3

ボウバレーカレッジを訪問
●知的障碍のある学生、保護者、支援教員によるパネルディスカッション
バウバレーカレッジ1

●アルバータ州の4つの大学の支援教員ら50名の皆さんを対象に、日本の知的障碍者の青年期教育の現状と鞍手ゆたか福祉会が取り組んでいるカレッジの実践について約1時間のプレゼンテーションを行いました。プレゼンは4人がリレー形式で行いました。

 タイトル『ゆたかカレッジ物語』(Yutaka College Story)
バウバレーカレッジ2
‘本における知的障碍者の大学進学の状況と鞍手ゆたか福祉会の概要(理事長・長谷川)
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△罎燭カレッジの概要説明(カレッジ事業部長・志免木)
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実践事例機屮泪薀愁鸞膕颪妨けた活動を通してのN君の成長過程」(カレなが・山本)
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ぜ汰事例供屐慇犬叛の学習講座』を通じての学生たちの成長」(カレ早稲・櫻井)
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ぅぅ鵐ルージョンアルバータの皆さんとレストラン「Red Water Grill」にてディナー

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アルバータにおける知的障碍者に対する大学における教育実践と私たちゆたかカレッジが日本で目指している方向との共通点と相違点について、率直に意見交換を行いました。

この場での日本とカナダ双方の議論が今回の視察の最大の収穫であったような気がします。
その内容については、この投稿の最後にまとめとして触れたいと思います。

5月3日(火)

.ルガリー大学を訪問
●カルガリー大学での知的障碍者受け入れについての概要説明と知的障碍学生との意見交換
カルガリー大学
●カルガリー大学の玄関にて記念撮影
カルガリー大学2
▲▲鵐屮蹇璽座膤悗鯔問
●アンブローズ大学での知的障碍者受け入れについての概要説明と知的障碍学生、保護者、支援教員との意見交換
アンブローズ大学
●アンブローズ大学校門にて記念撮影
アンブローズ大学2


まとめ

カナダでは、「インクルーシブな大学づくり」として既存大学に知的障碍者を受け入れていますが、私たちは、「知的障碍者の青年期教育権保障」としてゆたかカレッジを位置づけ、それを今後は大学内で展開しようとしています。

この「似て非なる」考え方は、現場実践のスタンスや方向性に大きな違いをもたらします。
その違いは、レジャイナ大学におけるプレゼンテーションに示された1枚のスライドで考えるととてもわかりやすいと思います。そのスライドがこちらです。
CIMG2629a
上記の4つの図は、集団の中での健常者と障碍者の関係性のパターンを説明しています。

上が「包摂」( Inclusion)。
下の左が「排除」(Exclusion)。
下の真ん中が「分離」(Segregation)。
下の右が「統合」(Integration)

カナダの大学は、完全に上の図、Inclusionを目指しており、下の右の図Integrationを否定しています。

その結果起こりうることは、大学の授業をある程度理解できる、かなり軽度の知的障碍者しか受け入れの対象にすることができないということです。

実際、カナダでは多くの大学が知的障碍者を受け入れており、各大学で、知的障碍学生と懇談をしましたが、本当に軽度の人たちばかりでした。

一方、ゆたかカレッジは、障碍の重い人を対象外とするという発想がありません。
障碍の重い人を対象としたクラスとして普通科の他に「生活技能科」を設けています。
実際、ゆたかカレッジには障害支援区分の最も重い「区分6」の人や「区分5」の人もいます。

ゆたかカレッジでは、現在、「区分5」と「区分6」の人が各2名、「区分4」の人が7名です。
「区分3」以上の人についていえば実に37名、3割強の人たちが障碍の重い人たちです。

したがって、近い将来、ゆたかカレッジが、既存の大学内で事業を展開したとしても、カナダモデルのような、上の図(Inclusion)だけを目指すことは想定していません。

個々の学生にとっての最大値の学びを提供するためには、上の図(Inclusion)と右下の図(Integration)とを場面や個々人の状況によって有機的に結びつけながら、柔軟な運営をしていくことがベストな選択ではないかと思います。


3年前から世界中で最も「インクルーシブな大学創造」を目指している3ヶ国、アメリカ、カナダ、オーストラリアを見てきました。今回の視察で、私たち視察団は、この分野での世界の到達点を概ね理解することができました。

その結果、学ぶことを希望するすべての知的障碍者たちを受け入れ「Post-Secondary Education」(中等後教育=高等教育)に取り組んでいるのは、もしかしたら、私たちゆたかカレッジが世界中で唯一ではないか。

ゆたかカレッジの実践こそが、知的障碍者の教育権保障において世界で最も先駆的な実践ではないか。

僭越ながらそんなことを思った今回のカナダ視察でした。

kyf2 at 23:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)海外の大学 | 『知的障害者の大学創造への道』

カナディアンロッキー(バンフ国立公園)

カナダでの3日目、5月1日(日)は、「Inclusion Alberta Calgary Office」のブルース理事長とカルガリー大学のアン教授のご案内により、終日、カナダ西部のカナディアンロッキー、バンフ国立公園を観光しました。

その美しさは、言葉にできないほど。
まるで絵はがきのような絶景は、すべて私たちが撮影したものです。
カナダの大自然をお楽しみください。

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kyf2 at 20:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 

2016年05月06日

カナダ大学視察旅行の概要

これまでのアメリカ大学視察、シドニー大学視察は、どちらも外務省を通じてご紹介いただいたコーディネータに訪問国の受入についてアレンジしていただきましたが、今回のカナダ大学視察は、私自身が昨年12月から直前まで、Eメールで、先方と詳細にやりとりしながらアレンジをしました。

今回の視察に参加したメンバーは、常連の4名(私、副理事長、井手福岡事業部長、志免木カレッジ事業部長)の他、法人内でカナダ視察参加希望者を公募し応募者の中から選抜された2名(山本カレッジながさき学院長、櫻井カレッジ早稲田支援教員)、それからカレッジ立ち上げからお世話になっている福岡女学院大学の猪狩恵美子教授、そして社会福祉法人としては日本一の規模を誇る社会福祉法人旭川荘の末光茂理事長の8名です。

訪問先は、レジャイナ(サスカチュワン州)とカルガリー(アルバータ州)

マップ








写真は後日掲載するとして、とりあえず視察の行程をご報告いたします。

4月27日(水)
午後4時 成田空港にて集合。
午後6時20分 バンクーバー行きに搭乗。
   バンクーバーでレジャイナ行きに乗り換え、同日の深夜にレジャイナのホテルに到着。

4月28日(木)
午前中 長時間の飛行機での移動の疲れを取るべく、ホテルにて休養。
午後1時 ホテルのミーティングルームを借りて、そこで、『ゆたかカレッジの概要と実践』のプレゼンテーションのリハーサル。
   (プレゼンは、理事長、志免木、山本、櫻井の4名がリレーで発表)
午後4時 歓迎レセプションで披露する出し物の練習。
   (祭りのはっぴを着て男性はさむらい、女性は芸者のカツラをかぶって炭坑節を踊る。)

4月29日(金)
午前10時 レジャイナ大学にて研修。
   「Center for Student Accessibility」によるプレゼンテーションと意見交換
午後0時30分 知的障碍学生、保護者、教員ら20名とランチ
午後2時 私たち日本視察団によるプレゼンテーション
午後4時30分 歓迎レセプション。
   大学関係者、学生、保護者など40名が参加。
   炭坑節を披露し、大いに盛り上がる。
午後7時 ホテルに到着。

4月30日(土)
午前10時30分 レジャイナ大学のステファニー、ケイト、カリーナの3名が
   レジャイナ市内観光に案内してくれる。
午前11時 サスカチュワン州議事堂の見学サスカチュワン州議事堂


午後0時 ワスカナ公園のレストランにてランチ
   ランチの後、学生支援について意見交換




午後2時30分 RCMP(警察ミュージアム)の見学RCMP





午後5時45分 レジャイナ空港からカルガリー空港へ空路で移動

5月1日(日)
午前10時 雄大なカナディアンロッキーを一望できるバンフ国立公園を観光。BUNF
   観光ツアーのホストは、インクルーシブアルバータのブルース理事長とカルガリー大学のアン教授。
   残雪に彩られた山並みの美しさ、紺碧の空と澄んだ水面の緑色の鮮やかなコントラストに、カナダの大自然の雄大さを実感。
   食事は、世界有数のリゾートホテル「バンフスプリングホテル」で。BUNFホテル
午後6時 ホテル到着。
午後7時 ホテル近くのレストランで食事。
   視察団でレジャイナでの視察の感想を出し合い、意見交換。

5月2日(月)
午前8時30分 インクルージョンアルバータのブルース理事長がホテルにマイクロバスでお出迎え。
午前9時 インクルージョンアルバータのカルガリーオフィス到着。
   互いの自己紹介の後、ブルース理事長のプレゼン。
   カナダの知的障碍者の大学受け入れについての歴史や概要について説明を受ける。
午前11時 マウントロイヤル大学を訪問。
   教員、学生、保護者によるパネルディスカッションと意見交換
   マウントロイヤル大学キャンパスツアー
午後1時 バウバレーカレッジを訪問。
   教員、学生、保護者によるパネルディスカッションと意見交換
   バウバレーカレッジキャンパスツアー
午後3時 バウバレーカレッジにて、私たち視察団によるプレゼンテーション。
   (テーマ:『ゆたかカレッジの概要と実践』)
   インクルージョンアルバータスタッフ、今回訪問する4大学の関係者ら約50名が参集し私たちのプレゼンを聴く。
午後6時 インクルージョンアルバータのスタッフたちとディナー。

5月3日(火)
午前9時 ホテルにお迎え
午前10時 カルガリー大学到着。
   教員、学生、保護者によるパネルディスカッションと意見交換
   カルガリー大学キャンパスツアー
午後0時 カルガリー大学にてランチ
午後2時 アンブローズ大学到着。
   教員、学生、保護者によるパネルディスカッションと意見交換
   アンブローズ大学キャンパスツアー
午後4時30分 ホテル到着。
午後9時 ホテルを出発。
午後11時30分 カルガリー空港を出発。

5月4日(水)
午前2時 レジャイナ空港にて飛行機の乗り継ぎ時間に視察団でカルガリーでの視察の感想を出し合い、意見交換。
午前8時 バンクーバー空港に到着。
午後2時 成田空港に向けてバンクーバー空港を出発。

5月5日(木)
午後4時30分 成田空港に到着。解散。






kyf2 at 22:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)海外の福祉 | 『知的障害者の大学創造への道』