2025年04月08日
成田キャンパス生活介護スタート!
《架け橋の会》会員募集のご案内
🌈「架け橋の会」会員募集スタート🌈
誰もが笑顔で暮らせるインクルーシブな社会を目指して──
一般社団法人未来への架け橋では、私たちの理念に賛同し、共に支えてくださる仲間「架け橋の会」の会員を募集しています。
💡会費(年額):
・正会員:個人 10,000円/法人 50,000円
・賛助会員:個人 3,000円/法人 30,000円
利用者の少ない立ち上げ期だからこそ、皆さまのご支援が大きな力になります。
あなたの力で、誰も取り残さない社会の実現に、一歩踏み出してみませんか?
詳細・お申込みはこちら▶️ お申込みフォーム

誰もが笑顔で暮らせるインクルーシブな社会を目指して──
一般社団法人未来への架け橋では、私たちの理念に賛同し、共に支えてくださる仲間「架け橋の会」の会員を募集しています。
💡会費(年額):
・正会員:個人 10,000円/法人 50,000円
・賛助会員:個人 3,000円/法人 30,000円
利用者の少ない立ち上げ期だからこそ、皆さまのご支援が大きな力になります。
あなたの力で、誰も取り残さない社会の実現に、一歩踏み出してみませんか?
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2025年03月25日
インスタリール
法人広報担当が、私のブログ投稿を元に素敵なインスタグラムリールを作ってくれました。
ブログ本編は、Instagramのプロフィール欄からご覧いただけます📖
福祉の仕事に関わる方、これから関わろうとする方にも届きますように。
▼インスタグラムはこちら
https://www.instagram.com/reel/DHdDwjCzYB4/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
ブログ本編は、Instagramのプロフィール欄からご覧いただけます📖
福祉の仕事に関わる方、これから関わろうとする方にも届きますように。
▼インスタグラムはこちら
https://www.instagram.com/reel/DHdDwjCzYB4/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
2025年03月21日
福祉は“人”を相手にする仕事−これから福祉を志す人たちへ−
《利用者は“手段”じゃない−敬意と共感のない福祉は続かない−》
最近、SNSで、「福祉ビジネスは儲かる」「初期投資が少なくて参入しやすい」「補助金があるから安心」といった、福祉をビジネスチャンスとして語る広告をよく見かけます。
でも、私は、そうした考え方に強い違和感を覚えます。
福祉、特に障害者福祉は「人を相手にする仕事」であり、しかも、「生きづらさを抱えた方の人生に深く関わる仕事」です。
福祉とは、「他者の幸せに本気で関わる仕事」であるからこそ、その根底には“敬意”と“愛”と“共感”、すなわち利用者への「リスペクト」があるべきだと思います。
もしリスペクトがなければ、利用者は“お金を生む手段”のように扱われてしまいかねません。スタッフも理念を見失い、単なる作業者になってしまいます。その結果、現場が疲弊し、利用者もスタッフも誰も幸せにならない−そんな未来すら想像できます。
逆に、障害のある方々に対するリスペクトがあれば、一人ひとりの「生きづらさ」や「可能性」に真剣に向き合える。小さな変化や成長を心から喜べる。そして長く信頼関係を築ける。そんな温かい現場が生まれます。
福祉の本質はどこにあるのか−。
私は、「この人が少しでも自分らしく、誇りを持って生きられるように」「この社会に、“自分の居場所がある”と感じられるように」・・・そんな気持ちが出発点であるべきだと思っています。
これから福祉を志す人たちには、「福祉とは、人の尊厳と向き合い、人の人生に深く関わる仕事である」ということを、どうか心に留めていただきたいと願っています。
最近、SNSで、「福祉ビジネスは儲かる」「初期投資が少なくて参入しやすい」「補助金があるから安心」といった、福祉をビジネスチャンスとして語る広告をよく見かけます。
でも、私は、そうした考え方に強い違和感を覚えます。
福祉、特に障害者福祉は「人を相手にする仕事」であり、しかも、「生きづらさを抱えた方の人生に深く関わる仕事」です。
福祉とは、「他者の幸せに本気で関わる仕事」であるからこそ、その根底には“敬意”と“愛”と“共感”、すなわち利用者への「リスペクト」があるべきだと思います。
もしリスペクトがなければ、利用者は“お金を生む手段”のように扱われてしまいかねません。スタッフも理念を見失い、単なる作業者になってしまいます。その結果、現場が疲弊し、利用者もスタッフも誰も幸せにならない−そんな未来すら想像できます。
逆に、障害のある方々に対するリスペクトがあれば、一人ひとりの「生きづらさ」や「可能性」に真剣に向き合える。小さな変化や成長を心から喜べる。そして長く信頼関係を築ける。そんな温かい現場が生まれます。
福祉の本質はどこにあるのか−。
私は、「この人が少しでも自分らしく、誇りを持って生きられるように」「この社会に、“自分の居場所がある”と感じられるように」・・・そんな気持ちが出発点であるべきだと思っています。
これから福祉を志す人たちには、「福祉とは、人の尊厳と向き合い、人の人生に深く関わる仕事である」ということを、どうか心に留めていただきたいと願っています。
2025年03月20日
キャンパス見学のご案内
みらいカレッジ成田・三島・宇美キャンパス見学随時受付中!
未来への第一歩を、あなたと一緒に―― 🚀✨
みらいカレッジでは、「学び」「働く力」「地域とのつながり」を大切に、知的障害のある若者が自分らしく成長できる環境を提供しています。
「実際にどんなところ?」「雰囲気を知りたい!」
そんな皆様のお声にお応えして、キャンパス見学も随時受付中!
ぜひ、教室の様子や学びのスタイル、学生たちの笑顔に触れてみてください😊
気になるお問い合わせ方法は、お気軽にお問い合わせください📩
皆様とお会いできるのを楽しみにしています!
お申込みはこちらから👇
https://mirai-kakehashi.com/contact/#04

未来への第一歩を、あなたと一緒に―― 🚀✨
みらいカレッジでは、「学び」「働く力」「地域とのつながり」を大切に、知的障害のある若者が自分らしく成長できる環境を提供しています。
「実際にどんなところ?」「雰囲気を知りたい!」
そんな皆様のお声にお応えして、キャンパス見学も随時受付中!
ぜひ、教室の様子や学びのスタイル、学生たちの笑顔に触れてみてください😊
気になるお問い合わせ方法は、お気軽にお問い合わせください📩
皆様とお会いできるのを楽しみにしています!
お申込みはこちらから👇
https://mirai-kakehashi.com/contact/#04

2025年03月18日
2025年03月11日
みらいカレッジの授業紹介
《三島キャンパスのブログ投稿をシェア》
先日の三島キャンパスの授業の様子を紹介します。
教科名は『職業基礎』
この日のテーマは『働くとは?』
授業では、まず、自分が幸せに感じることを挙げていきます。
・歌ってるとき
・欲しかった物が手に入ったとき
・ほめられたとき
・友だちと一緒に過ごしているとき・・・etc
そこから、視点を変えて「人の役に立ったなぁと思えるときは?」について考えます。
・お年寄りの方の手助けをしたとき
・サッカープレイでチームを勝利に導いたとき
・似顔絵を描いてあげて、喜んでもらったとき・・・etc
そこで、幸せというのは、自分が満足したときだけではなく、周りの人に喜んでもらったときも感じるものだということを利用者の人たちに気づかせます。
そして、日本理化学工業の大山社長の以下の言葉を伝えます。
「人間の究極の幸せは、愛されること、ほめられること、役に立つこと、必要とされることの4つ。これらの幸せは、働くことでこそ、得られるものなのです。」
最後に、まずは自分自身の幸せを満たすことが大事だということを伝え、そしてさらに、「働くことを通じて周囲の人も幸せにできたら素晴らしいですね」と締めくくり、働くことの意義についてじっくりと考えることで、将来の働くことへの意欲を高める授業を行いました。
みらいカレッジでは、単に就職できること、就職面接で採用されることを目標にするのではなく、まずは、働くとはどういうことかについてそれぞれが自分で考え、働く目的は単にお金を稼ぐことではなく、社会貢献や自己実現、自身の居場所づくりであることなどに気づかせ、そこから「働きたい」「社会に出たい」という気持ちを育てます。
それにより、職場で行き詰まったり、辛い思いをしたときには、「自分が働き続けることには意味があるのだ」ということに確信を持ち、何とか目の前の壁を乗り越えようと努力します。これが、離職を避け、職場定着の第一歩となります。
一般社団法人未来への架け橋ブログ「幸せについて・・・」
先日の三島キャンパスの授業の様子を紹介します。
教科名は『職業基礎』
この日のテーマは『働くとは?』
授業では、まず、自分が幸せに感じることを挙げていきます。
・歌ってるとき
・欲しかった物が手に入ったとき
・ほめられたとき
・友だちと一緒に過ごしているとき・・・etc
そこから、視点を変えて「人の役に立ったなぁと思えるときは?」について考えます。
・お年寄りの方の手助けをしたとき
・サッカープレイでチームを勝利に導いたとき
・似顔絵を描いてあげて、喜んでもらったとき・・・etc
そこで、幸せというのは、自分が満足したときだけではなく、周りの人に喜んでもらったときも感じるものだということを利用者の人たちに気づかせます。
そして、日本理化学工業の大山社長の以下の言葉を伝えます。
「人間の究極の幸せは、愛されること、ほめられること、役に立つこと、必要とされることの4つ。これらの幸せは、働くことでこそ、得られるものなのです。」
最後に、まずは自分自身の幸せを満たすことが大事だということを伝え、そしてさらに、「働くことを通じて周囲の人も幸せにできたら素晴らしいですね」と締めくくり、働くことの意義についてじっくりと考えることで、将来の働くことへの意欲を高める授業を行いました。
みらいカレッジでは、単に就職できること、就職面接で採用されることを目標にするのではなく、まずは、働くとはどういうことかについてそれぞれが自分で考え、働く目的は単にお金を稼ぐことではなく、社会貢献や自己実現、自身の居場所づくりであることなどに気づかせ、そこから「働きたい」「社会に出たい」という気持ちを育てます。
それにより、職場で行き詰まったり、辛い思いをしたときには、「自分が働き続けることには意味があるのだ」ということに確信を持ち、何とか目の前の壁を乗り越えようと努力します。これが、離職を避け、職場定着の第一歩となります。
一般社団法人未来への架け橋ブログ「幸せについて・・・」
2025年03月10日
成田キャンパス広報誌2025年3月号
成田キャンパスの広報誌をシェア》
みらいカレッジ成田キャンパスで、広報誌(25年3月号)が発行されました!
初詣やマラソン大会などの楽しそうな様子が紹介されています。利用者の人たちの元気な様子をご覧下さい。
広報誌今月号から、成田キャンパス職員の意気込みを紹介します。
「利用者一人ひとりが自分の未来を自ら描き、その実現に向けて、必要なスキルを身につけるための学びの場となるよう多様な教育プログラムを用意しています。また、ボランティア活動や既存の小中学校や高校、大学、さらに地域との交流といったフィールドワークを行う予定です。障害者とともに生きることが自然であるという認識を広げることも目指します。」
成田キャンパスは、利用者募集中です!
今月のオープンキャンパスは、3月15日(土)14時から開催されます。参加申し込みは、ホームページから。
https://mirai-kakehashi.com/contact/#01
是非たくさんの皆さまのご参加をお待ちしています。
成田キャンパスでお会いしましょう♪




みらいカレッジ成田キャンパスで、広報誌(25年3月号)が発行されました!
初詣やマラソン大会などの楽しそうな様子が紹介されています。利用者の人たちの元気な様子をご覧下さい。
広報誌今月号から、成田キャンパス職員の意気込みを紹介します。
「利用者一人ひとりが自分の未来を自ら描き、その実現に向けて、必要なスキルを身につけるための学びの場となるよう多様な教育プログラムを用意しています。また、ボランティア活動や既存の小中学校や高校、大学、さらに地域との交流といったフィールドワークを行う予定です。障害者とともに生きることが自然であるという認識を広げることも目指します。」
成田キャンパスは、利用者募集中です!
今月のオープンキャンパスは、3月15日(土)14時から開催されます。参加申し込みは、ホームページから。
https://mirai-kakehashi.com/contact/#01
是非たくさんの皆さまのご参加をお待ちしています。
成田キャンパスでお会いしましょう♪




2025年03月07日
三島職員の共生社会への思い
三島キャンパスでの研修の感想をもう1件、ご紹介させていただきます。
愛に満ちた文章だと思います。
愛があるからこそ、怒りが生まれる。
是非、ご一読くださいませ。
******************************************************
日本のインクルーシブがなかなか進まないのは、個々の想像力が足りていないからと思う。自分を中心にしか考えられておらず、勝手に「普通」を自分中心で考えており、自分がしない行動、自分が言わないことを言う人、話さない人、自分はわかることがわからない人、自分に興味がないものに興味がある人…など、人はそもそも違っているものなのに、それを無意識に別と線を引き分ける事をしている様に感じる。だからインクルーシブ社会なんて進んではいかない。
表現の仕方が違っているが、何か伝えたい、何か不安や不満があることを必死に訴えている状況が、日本では「パニック」と呼ばれてしまうことに悲しさを改めて感じた。
自分も障がいのある方も、どんな障害だったとしても、皆同じ人間で、喜びや笑顔、悲しみや困ったこと、不快に感じること、不安などは変わらず感じているし、障害者権利条約にある、「私たちのことを私抜きで決めないで」との言葉と同じように、選べないのには、選ぶための配慮がないから、選ぶ手段を提供してくれないから、理解できない伝え方をされているから、選ぶ必要がないと決めつけられて選択権を放棄させられてしまうから…。
あまりにも残酷な事を「支援」という隠れ蓑で覆い、本当の支援をせずに「支援した気」になっている。
皆、愛されて生まれてきて、笑顔で生きていく権利がある。その人一人ひとりにどう向き合うか?その方の気持ちにどこまで寄り添えるか?必死に考えていきたい。また、誰かと本物の支援者として寄り添うために、しっかりと支援力を上げ、常にアンテナを高く学ぶ姿勢を持ち、どうしたら上手くいくか?の柔軟な発想とアイディアを提供していきたいとも思った。
最後に、すべての利用者に対してストレスのない快適な環境とは、重度や軽度、男性女性など分け隔てなくストレスのない環境…と理解する。
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愛に満ちた文章だと思います。
愛があるからこそ、怒りが生まれる。
是非、ご一読くださいませ。
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日本のインクルーシブがなかなか進まないのは、個々の想像力が足りていないからと思う。自分を中心にしか考えられておらず、勝手に「普通」を自分中心で考えており、自分がしない行動、自分が言わないことを言う人、話さない人、自分はわかることがわからない人、自分に興味がないものに興味がある人…など、人はそもそも違っているものなのに、それを無意識に別と線を引き分ける事をしている様に感じる。だからインクルーシブ社会なんて進んではいかない。
表現の仕方が違っているが、何か伝えたい、何か不安や不満があることを必死に訴えている状況が、日本では「パニック」と呼ばれてしまうことに悲しさを改めて感じた。
自分も障がいのある方も、どんな障害だったとしても、皆同じ人間で、喜びや笑顔、悲しみや困ったこと、不快に感じること、不安などは変わらず感じているし、障害者権利条約にある、「私たちのことを私抜きで決めないで」との言葉と同じように、選べないのには、選ぶための配慮がないから、選ぶ手段を提供してくれないから、理解できない伝え方をされているから、選ぶ必要がないと決めつけられて選択権を放棄させられてしまうから…。
あまりにも残酷な事を「支援」という隠れ蓑で覆い、本当の支援をせずに「支援した気」になっている。
皆、愛されて生まれてきて、笑顔で生きていく権利がある。その人一人ひとりにどう向き合うか?その方の気持ちにどこまで寄り添えるか?必死に考えていきたい。また、誰かと本物の支援者として寄り添うために、しっかりと支援力を上げ、常にアンテナを高く学ぶ姿勢を持ち、どうしたら上手くいくか?の柔軟な発想とアイディアを提供していきたいとも思った。
最後に、すべての利用者に対してストレスのない快適な環境とは、重度や軽度、男性女性など分け隔てなくストレスのない環境…と理解する。
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職員の思い「行動障害の捉え方」
未来への架け橋では、今後、益々ニーズが高まってくるであろう行動障害をともなう重度知的障害者の受け入れに向けて、資料を活用しながら、職員間で研修を行っています。
三島キャンパスでは、かつて私が21年前に執筆した小論文『鞍手ゆたか福祉会の知的障害者福祉施設運営の基本的考え方〜行動障害をなくす取り組みは、すべての利用者にストレスのない快適な環境を提供する〜』を読み合わせ、意見交換を行ったそうです。
『鞍手ゆたか福祉会の知的障害者福祉施設運営の基本的考え方〜行動障害をなくす取り組みは、すべての利用者にストレスのない快適な環境を提供する〜』
職員の感想をご紹介いたします。
行動障害のある人への強い愛情と、まだまだ理解が浸透していない社会への憤りの熱い思いが伝わってきますね。
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行動障害のある人を、「自分とは違う人」と線引きするのは間違いである。言葉を発しない人などに対し、線引きしたり、歩み寄りをしない人はまだいる。同じおとななのに、できないことに目を向けがちな人、そう思うのはおかしい。表出されたものだけを見てしまうのではなく、同じ人間として捉えられたら歩み寄れるはずだ。
気持ちの表現がそれしかないからそうする。表現できないからといって、幸せを後回しにされるのではなく、支援者としてどうしたらできるかを私は考えるようにしたい。支援者としてどう寄り添い、どうしたら思いを実現できるかを考え実践することが基本だと思う。
表出された行動に深く関わっていったら行動問題は軽減される。表出された見えている行動だけを見るのは簡単だが、相手はロボットではなく人である。信頼関係を築くこと、寄り添うことは、支援者としては置き去りにしてはいけない大切なことだと思った。施設は、職員のためのものではなく、利用者のためのものだ。支援者が違うと思っても決める、判断するのは利用者、当事者である。
ゆたかの里は、しっかりベテラン職員が理念や支援に対し、落とし込みを行い、着々と行動障害の方々に向き合ってきたんだと読んで感じた。また、新たな職員が入ったときには、置き去りにすることなく理念教育をし、チームのメンバーが同じ方向を向くようにしたすごさを感じた。
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三島キャンパスでは、かつて私が21年前に執筆した小論文『鞍手ゆたか福祉会の知的障害者福祉施設運営の基本的考え方〜行動障害をなくす取り組みは、すべての利用者にストレスのない快適な環境を提供する〜』を読み合わせ、意見交換を行ったそうです。
『鞍手ゆたか福祉会の知的障害者福祉施設運営の基本的考え方〜行動障害をなくす取り組みは、すべての利用者にストレスのない快適な環境を提供する〜』
職員の感想をご紹介いたします。
行動障害のある人への強い愛情と、まだまだ理解が浸透していない社会への憤りの熱い思いが伝わってきますね。
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行動障害のある人を、「自分とは違う人」と線引きするのは間違いである。言葉を発しない人などに対し、線引きしたり、歩み寄りをしない人はまだいる。同じおとななのに、できないことに目を向けがちな人、そう思うのはおかしい。表出されたものだけを見てしまうのではなく、同じ人間として捉えられたら歩み寄れるはずだ。
気持ちの表現がそれしかないからそうする。表現できないからといって、幸せを後回しにされるのではなく、支援者としてどうしたらできるかを私は考えるようにしたい。支援者としてどう寄り添い、どうしたら思いを実現できるかを考え実践することが基本だと思う。
表出された行動に深く関わっていったら行動問題は軽減される。表出された見えている行動だけを見るのは簡単だが、相手はロボットではなく人である。信頼関係を築くこと、寄り添うことは、支援者としては置き去りにしてはいけない大切なことだと思った。施設は、職員のためのものではなく、利用者のためのものだ。支援者が違うと思っても決める、判断するのは利用者、当事者である。
ゆたかの里は、しっかりベテラン職員が理念や支援に対し、落とし込みを行い、着々と行動障害の方々に向き合ってきたんだと読んで感じた。また、新たな職員が入ったときには、置き去りにすることなく理念教育をし、チームのメンバーが同じ方向を向くようにしたすごさを感じた。
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