2009年05月16日
京の農ネットワーク21 自然農法塾春野菜コース 第3回
l 日時 5月16日(土)14時〜17時
l 場所 向日町
l 参加者 畑実習6名 座学9名
l プログラム
・ 14時〜15時 畑実習
畑の観察、世話(追肥、除草、エンドウの誘引)
・ 15時〜17時 座学
l 内容
畑実習
第3回農業塾が行われた。今回はあいにくの雨。天気予報では午後は雨が強まるということだったが、畑に着くと雨はそれほど降っていなかった。天気に感謝しつつ作業を行った。
・ 畑の観察
ソラマメ、エンドウには花が咲いていた(写真2)。ソラマメはアブラムシの影響が少し出ていたが、そこにはアブラムシの天敵であるテントウムシが来はじめていた。生き物のつながりを感じた。
クローバーも生長し、20センチほどになっているものもあった。もうすこししたら刈り取り、緑肥としてすきこむ予定である。
・ 世話(追肥、除草、エンドウの誘引)
ジャガイモの追肥には油粕と米ぬかを混合したものを薄く与えた。
エンドウのつるは相手を気にせず絡まるようで、自分自身に絡まったり、隣のジャガイモやクローバーに絡まったりしていた。ネットにうまく絡まってもらうためにつるの先を近づけた。雨が強くなる前にこの日の畑作業を終えた(写真4)。
座学
向日町の農協会館に移動し、講義を聞いた。
今回の講義の中心は作物の病気への対応と堆肥についてであった。
作物が健康なまますくすく育つのがもちろん最もよいが、どうしても病気になってしまった時はどうしたらいいか。講義ではえき病に用いる消石灰、うどん粉に効く重曹、アブラムシに効くフノリの3つについて説明を受けた。それぞれにたくさんの知恵が詰まった方法であった。
また、堆肥の種類、作り方について詳しく講義を受けた。追肥に用いるボカシ肥や土を健康にする完熟堆肥など、種類に応じて発酵温度や畑での効き方が異なる。施肥はやりすぎも問題になるため作物をよく見て世話することが大切である。参加者それぞれが自分の畑の様子などを相談しながら熱心に聞いていた。
次回の予定などを聞き、今日のプログラムは終了した。