きょうです。
本日は早起きして、お仕事。残業より早朝の方が作業効率は良いですね!これが習慣化になればいいのですけど…
で、メルマガの原稿書きました!月二回木曜日の夕方に定期発行です!
登録はこのつぶやきリンクから!
毎日ブログを更新していますが、記事によって反応はまちまちです。勢いでガーッと書いた記事がアクセス凄かったり、一生懸命力をいれて時間をかけた記事が全然注目されなかったり。なんだか面白いです。ともかく、毎日の更新は続けます!
本日は、心理検査について。
心理検査、とくに発達検査は発達障害の診断や現状把握のアセスメントのためにはなくてはならないものです。
発達検査の代表的なものとして、子どもならWISC-Ⅳ、16歳以上ならWAIS-Ⅲがあげられます。
IQなどの知能指数による発達の進み具合、遅れの有無だけでなく、各項目の分析による発達の偏りや発達特性について客観的にデータ化されるものです。

この心理検査の所見について、僕はずーっと疑問に思っていることがあります。
それは、受けられた方々が、所見を受け取っていないことが一般的であることです。

これはゼッタイにおかしいです。

数値が一人歩きするからとか、いろんな理由があげられるようですけど、そもそも心理検査は誰のためのものでしょうか。
それは、検査をする側がアセスメントや治療がしやすくなるのは当然ですけど、それが最大の目的ではありません。

患者さん、クライエントさんが、その所見をきちんと医師や検査者からフィードバックされて、今後の人生に役立てるようになること、それが最大の目的ではないでしょうか。

WISC-Ⅳになって、IQや下位項目の指数を開示しない方向があちらこちらで見られるようですけど、本当に奇妙なことです。
血液検査や、MRI検査をして、患者さんに開示しないなんてことはまずないですよね。

心理の常識、世間の非常識、にならないようにして欲しい。
WISC-Ⅳにはこのような注意書きがあります。
<使用者の責任>
受検者やその親あるいは保護者に検査結果の概要を説明することは妥当であるが、そうした場合も、検査としてのWISC-Ⅳのセキュリティや妥当性、価値を損ないかねないので、検査問題や記録用紙、その他の検査用具を開示したり、複写したりしてはならない。
もちろんこれは当然です。検査問題や記録用紙を開示してはいけませんけど、数値を開示するなとはどこにも書いていません。

なぜ、検査所見は患者さんやクライエントが持たないといけないのか。
それは、患者さん自身の人生に役立てるのと同時に、余計な検査が繰り返さることが無いようにするためでもあります。
そして、医療機関や心理機関でスムースな情報共有をすることも大切。

頻繁に検査をするのは無駄ですし、また検査には「学習効果」「練習効果」というものがあります。同じくWISC-Ⅳのマニュアルから。
<再査定のための検査>
 臨床家や他の心理専門家が、子どもの知的機能を再査定する必要に迫られることはきわめて多い。同じ検査を用いた査定には「練習効果」という問題が生じる可能性がある。WISC-Ⅳにおいて有意な練習効果を及ぼすことはないと思われる再検査までの最短の間隔は、いまだ明確ではない。ウェクスラー知能検査の旧版に対して行われた研究から、動作性下位検査に及ぼす「練習効果」は、1~2年の間隔をおくときわめて小さいことがわかっている。言語性下位検査の場合、この間隔は約1年である。
やっぱり、2年くらいは検査の間隔をあけるべきなのです。 
せっかく検査をとったのに所見ももらえず、かといって再検査を受けることもままならない、そんなバカバカしいことがあってはなりません。

そして、検査所見は専門用語がちりばめられた読みにくいものであっても意味が無い。
検査を受けられた方が、わかるように、理解しやすい文言でフィードバックしてナンボです。

検査をうけてフィードバックして、理解してもらって、明日からの生活に活かしていただく。
そこまで含めて、「心理検査を施行した」ってことになるのです。
こころある心理機関が増えることを願っています。

本日はこの辺で、ではまた!
人気ブログランキングへぽちっと押していただければ嬉しいです☆
にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へブログ村もよろしくです☆