きょうです。
自分が生きているモチベーション、仕事との向き合い方などについて今日は書いてみます。 
最近の自分と言えば、診療する日数は少なくなり(開業当初は毎日働いていました)、とは言ってもクリニックに行って電話番したり指導したりはしていますが、そして休日はゴルフか休養、夜の飲み会は月に1回あるかないか、という毎日です。

3年前に急性心筋梗塞で倒れる前は、それこそ毎日診療か講演か執筆か取材か、事業を興したり、診療が終わったらジムに行って1キロ泳ぐとか、日曜は自転車に乗るかトライアスロンレース、本当に毎日目が回るというか、当時は目が回ると言うよりは躁的熱狂の日々を「充実感たっぷり」に過ごしていました。

その時は「働く意味」「生きる意味」など考えたこともありませんでした、今振り返ってみると、ですが。というか考える暇もないくらい、毎日が過ぎていきました。 

3年前に倒れて、復帰して、思うように体調がうまくいかず、トライアスロンレースも復帰は叶わず(各方面から止められました><)。。

それでも、2年前に学園前と西大寺のクリニックを統合移転するという大仕事をしました。そのときは、本当に気力を振り絞ってというか、「自分がいなくなっても迷惑をかけないために」という一念だけで、いろんな交渉後とらなんやら乗り切って、成し遂げることができました。

花京院が最後の力を振り絞ってハイエレファントグリーンを発動させた的な。まあこれはわかる人だけわけってください。きづいて。。ください。。

で、移転もして、今僕が働いているモチベーション。

まあそれは、一言であらわすなら「責任感」に尽きます。

というか、僕の生活のあらゆること、それが責任感によって支えられている、ということに思い至るようになりました。

子育てをしているのも、責任感です。子どもの未来、将来に責任をもつ親の立場として、自分がしっかり生きないといけない。今の生き様をみてどう感じているのかはわかりませんが、自分の背中を見せると言うよりは、「こうした方がいいんじゃないか」という経験則から来る方向性を指し示すことしかできないのが正直歯がゆいと言えば歯がゆいのですが。

患者さんに接している時も、責任感の一念です。
患者さんがどうなるか、どうなっても結局本当の意味での責任は取れないのですが、それでも自分の中では、責任感、患者さんの未来を自分が担っている、その重みが僕を「正しいあるべき診療」に向わせているように思います。

研修医で、あるセンターにいた時、手術後の患者さんについていたのですが、様態が思わしくなかったことがありました。

どう考えても手術がうまくいかなかった、というかその手術は最善を尽くしたのだと思うのですが、早急に次の一手が必要だった。

夜に居残りをしながら、血液検査データを緊急で取ると、炎症所見がハンパ無い状態。

もうこうなると、オーベンの治療方針を信じてとか、どうのこうの言ってられません。一介の研修医風情がどうのこうのと言われるのを覚悟で、夜間にいる先生たちを捕まえて、どうしたらいいのか、教えを乞うことしか出来ない。ただ、自分一人がこのまま言われたままデータを抱えたまま朝まで待っては大変なことになることだけはわかっている。

患者さんは緊急再手術になって、経過も良好、無事に退院することになったのですが、あのときもし自分が指示待ち人間で、翌朝まで待っていたらどうなっていたのか考えると恐ろしい。

その時もただただ、直感的に、自分がやるべきことをやるしかない、その責任感だけ、それで動いた、それだけ。

医師になって、大切なのは、様々な治療の選択肢をとったとして、結果患者さんがどのような転帰をたどるのか、その行き先をシミュレーションする想像力を持つことだと思います。

悪い転帰予想の治療方針は除外して、良い転帰予想の治療方針を採択していく、その積み重ね。

結構、そういう大切なプロセスを除外して、出たとこ勝負で臨床をしている人がいるのではないか、というか残念ながらそう感じざるを得ないこともあります。。

他人のためにどこまでするのか、そこまでするのか、それはひとえにただただ責任感だけです。

患者さんに対しても、そして一緒に働いているドクター、心理士、看護師、スタッフに対しても、そうです。責任感のみで、トップとして自分がいい加減なことをするわけにはいかない、できない、その思いだけで、僕は働いています。

だから、僕から責任感を取ると、ただのリハビリしているゴルフ好きのおじさんという存在が残るだけです。

責任感が無くなったとき、それは僕が引退するか死ぬときなんでしょう。

どうやって責任感を補充するか。

これは、たぶんもっと重い何かを背負い続けていかないといけないんでしょうね。
なんとなくそれはわかっているのです。

潰されない程度の負荷を探して生きていかないといけません。

最近感じているもやもやしたことをちょっと言語化してみた次第です。
本日はこの辺で、ではまた!