きょうです。
本日もブログ更新です。
患者さんを診察する医師の立場、また自ら、心臓が悪いので通院服薬している患者としての立場、いろんな立場で思うことがあります。
なぜ患者さんは医師の言うことをきちんと守れないのか、ということです。
はい、僕も患者として主治医の言うことを守らない時はあります。。
なぜ言った通りにしないのか、と叱るより、医師としてのアプローチも大切です。

最近、芸能人のクロちゃんが2型糖尿病と診断され、テレビ番組などでも医師団が生活指導を一生懸命していました。

ところがクロちゃんは全く言いつけを守らず、それをみた医師団が呆れたり悲しんだり。

医師は生活指導をするのが基本なのはわかりますが、患者さんはなかなかそれを守れないものです。
医師として正しい行動の処方箋をしているのに守れないのは患者さんが悪い、というのは僕の感覚とはちょっと違います。

なかなか行動を改善できない患者さんにどうモチベーションを保って生活していってもらうか。そこへのアプローチ含め、医師の役割です。

例えば動機付け面接法など、方法はいくらでもあります。

あるアナウンサーが透析患者は死ねとか暴言を吐いて大炎上していました。彼が情報を得ていたドクターは、かなり凝り固まった考えの持ち主だったのではないかと思います。
でも、それが一般的な医師の立場、と言われても仕方がないところもあります。

ただ患者さんを怒るだけの医師、患者さんが質問したり疑問を持ったりすると不機嫌になる医師。。

患者さんが生活指導を守れず生活習慣病をこじらせるということも含めて、僕は一種の病気じゃないかと思います。つまり、性格の問題ではなくて、患者さんの努力ではどうにもならなくて、脳がそういう働きをしてしまうということ。

患者さんを疑ったり、ネガティブにみたり、それは全て患者さんには伝わると思います。

まずは信頼関係を作ることからです。

長く診ていても、難しいな、上手くいってないかな、というケースもありますが、決して匙を投げずに、自分のできることを淡々と続けていくしかないと、医師としての立場からは思います。

医師も患者さんも、人間と人間、ということを忘れてはいけません。医師が偉いから患者さんは言いつけを守らないといけない、というところでは、通用していかないと思うのです。

まあ、明日からもぼちぼち診療を続けていきます。
本日はこの辺で、ではまた。