西原村の仮設住宅で新たな「生きがい・仕事づくり」が始まっています。
今回は、その活動をお届けします。

 西原村の仮設住宅にて、住民の方々による手芸グループ「ののはな舎」が発足しました!空いた時間に仮設住宅の集会所に集まって、思い思いに手芸をして楽しんでいたお母さんたち。「作ったものを売って、収益を復興に役立てることはできないだろうか」という提案に、「これまで多くの方に助けてもらった。今度は私たちも、ものづくりを通して、誰かの役に立ちたい!」「助けられるだけでなく、私たちも西原村の復興に携わりたい!」と、お母さんたちの声が上がりました。
 中越地震や東日本大震災で被災された方々が、西原村の仮設住宅に訪れる機会がありました。その際に中越地震や東日本大震災で被災された方々によるこれまでの活動を聞き、「私たちも何かしなければ」と思うようになったと、ある方はおっしゃっていました。素朴だけれどもかわいらしく、どこにでも根を張って生きていく野の花のように、ふと足元に見つけて小さな喜びをもたらす野の花のように、自分たちが作ったものが誰かの小さな喜びになれば、そんな想いを込めて、「ののはな舎」という名前がつけられました。
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 「狭い部屋にこもっていたら、どうにかなってしまいそうだ。こうやって人と顔を合わせて、手を動かしていると、楽しく過ごせていい。」という声も聞きました。
 仮設住宅に入って初めて出会い、この活動を通して仲良くなられた方々もいます。集会所に集まってものづくりをしていると、散歩中のおじちゃんが様子を見に立ち寄ったり、近くに住むおばあちゃんが「私は目が悪くて加われないけど」と差し入れを持ってきてくれたりと、住民の方々同士のつながりが広がっているようです。
 お母さんたちが和気あいあいとものづくりをしている姿は、まさに仮設住宅に野の花が咲き始めてように感じられます。(寺本わかば)
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第一弾の商品は、紙バンドで編んだ小物入れです。お菓子や鍵を入れるのにきっと役立つと思います!
価格:350円 大きさ:直径約13㎝、高さ約6
イベント等で販売させていただける場を探しています!ご協力いただければ幸いです。
またこれからさまざまなものづくりに挑戦して、商品の種類を増やしていく予定です。

ののはな舎のfacebookページ
https://www.facebook.com/nonohanasya/?fref=ts


◎引き続きご支援をよろしくお願い致します。
「熊本地震」活動支援金を募集しています。
郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
*お手数ですが、通信欄に「熊本地震」と明記下さい。
銀行から振り込む場合は、ゆうちょ銀行 支店番号:一一九(イチイチキユウ)店/店番:119/当座0068556/受取人名:ヒサイチNGOキヨウドウセンター

 熊本・西原村での支援活動を継続しています。私が現地を訪問するのは、12月以来2ヶ月ぶりです。2月7−8日の2日間の駆け足となりましたが、その時の現地レポートをお送りします。

 西原村では住宅の解体が進んでいます。重機を使って更地にしてしまうので、久しぶりに訪れると風景の違いに戸惑ってしまいます。
 解体を待つお宅からのご依頼もポツポツと出てきます。家は解体するけど、隣の倉庫が完成したから家から倉庫へ荷物を移してほしい、解体予定の家の窓枠だけを使用したいから取り外してほしいなど。
 また、瓦のふき替えの依頼をした際に、古い瓦を残したまま業者が帰ってしまったというお宅もありました。瓦の回収作業をお手伝いしていると、「一人でやるとなるととても大変だから、やる気が起きないけど、こうして手伝ってもらえるとやろうかなという気になるよ」とおっしゃっていました。ボランティアが身近にいるというだけで、その方の生活が間接的に支えられているのかなと寄り添い活動に意義を感じます。
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 仮設住宅への入居から少し時間がたち、生活は少しずつ落ち着いてきていますが、その先の暮らし再建へ向けて、それぞれの方の悩みは多様化しています。
 ある住民の方は、「村の中で差ができてきている」と話をされていました。もともとの自分の集落での再建を目指すのか、別の地域に移って再建をするのかまだまだ迷って揺れ動いている方々も多くいらっしゃる一方で、自宅に戻り地震前に近い生活に戻りつつある地域の方もいらっしゃるという状況で、なかなか「村」として復興に向かっていこうという意識を持つことが難しい、という意見もあるようです。村人が一つになるきっかけづくりとして、ボランティアによるイベントなどの多様な関係づくりがこれからは求められるのかもしれません。
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 仮設住宅の集会所を覗くと、住民の方々が集まってお茶を飲んでいました。集会所に入ってみると、「寄ってけ寄ってけ」と声をかけてくださいました。暇な時は集会所に集まってお茶を飲んでいるという3人の方がおられ、ボランティアでふらっときたんです、とお話すると「ここは誰でも使っていい集会所だから気にせずに」とお話してくださいました。
 こうした何気ない日常での関わりも大切にしつつ、長期にわたる復興の課題にボランティアも一緒に悩んで行くことが重要だと改めて感じました。(頼政良太)

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「鬼神殿」

西原村・鳥子、布田・宮山の両地区におきまして、秋の例大祭が執り行われました。

この祭りは「鬼神殿(きじんどん)」と呼ばれる神様が本殿から現れ、子どもたちを泣かしながら境内を歩き回り、その後神主さまによってお鎮まりになって帰って行かれる、いわば秋田のナマハゲのような子どもの成長を祝い、そして秋の収穫に感謝をする、そんなお祭りです。

まずは鳥子地区にあります三宮神社にて「きじんどん」さんが現れます。
ここは本殿の手前に拝殿があり、奉納の舞を納められた後、いよいよきじんどんさんの登場です。
舞が終わる頃には子どもたちはソワソワ。拝殿を覗きながら、また拝殿から遠くへと走って隠れる子、拝殿に上がって親御さんと共にその時をじっと待つ子、もう耐えきれずに泣き出してしまう子。きじんどんさんの登場が近づくにつれてだんだん子どもの様子が賑やかになってきました。
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そしてきじんどんさんの登場。いよいよ泣き出す子、遠くまで逃げ惑う子、きじんどんさんなんて怖くないと言わんばかりに走り回る子、様々です。
境内を怒鳴りながら歩き回り、最終的にはまた拝殿へと戻ってそこで神主さんとの問答が繰り広げられ、本殿へと帰って行かれました。神様に怒られる神主さんというのも初めて目にする光景でした。
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ここ三宮神社では、境内で地区の方々によるおみくじ、神社修復協力のためのバザーや、カレーやおにぎり、カライモなどの炊き出しもあり、地域でお祭りを盛り上げていらっしゃいました。
自分たちでできることを持ち寄りながら、工夫しながら場を盛り上げ、一つの空間を作り出していく。これこそ復興における大切な共通体験なのではないかと感じました。

そして次なるきじんどんさんの活躍の場は布田・宮山の八王神社。
八王神社は拝殿が地震によって倒壊してしまったため、拝殿の跡地に舞台を作り、今までにないオープンな場での例大祭となりました。
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ここでは様々な屋台や出店が地域の方、またボランティアの方、学生の方などと協力をしながら出店されているのがとても印象的です。この地域がこれまでどのように外の人達と繋がりながら地震後7か月を歩んできたのかが想像できる、とても賑やかなお祭りとなりました。
極めつけは「マグロの解体ショー」!
神事が行われている目の前で、解体されていくマグロに舌鼓を打つ参加者の皆さん。それはそれは大盛況でした。
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拝殿が崩れても、そこにまた新たな露天の舞台という「場」を作り出し、それがその会場の中心となって人々が笑顔で集う。コミュニティの核と言われる神社でこうした従来から住んでおられる方々と外からの方々が一緒になって過ごすこの「祭り」という空間を通じて、これからの西原の復興の先にある姿を垣間見る、そんな気持ちになりました。
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西原の祭りを通じて、復興へと進んで行くお一人お一人の力強さを感じさせていただく、そんな貴重な体験をさせていただきました。(鈴木隆太)

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