うにゃ~、歳ばれるぞ。

freescale社、kinetisシリーズのCortex-M0コアのCPU、
MKL25Z128VLK4を搭載したエバリューションボード、
FRDM-KL25Zの紹介です。
 
昨今の流れとして、当然、USB接続のデバッグ回路を搭載しており、ボード単体でデバッグ、書き込みができます。

来た。
CIMG0853B

箱を開けるとボードがはめ込まれています。
CIMG0854B

取り出したの図、基板以外な~んにも無い。
CIMG0852B

裏側はこんな感じ
CIMG0855B

 
軽くkinetisシリーズを紹介します。
kinetisシリーズはfreescale社のARM系CPUで、規模に合わせて、0から6の分類があります。
MKL25は、その中で小規模USB付のカテゴリである2のシリーズに属しています。
ROMの容量は128K、RAM16K、実行クロック48MHzのCortex-M0です。
 
開発システムは、フリーバージョンでKEIL、IAR、と本家freescale社のCodeWarrior (CW)が入手できます。
資料の殆どが英語なので、少々しきいが高いのが難点です。
本来は上記の何れかを使ってソフト開発を行うのですが、な、なんと、mbedのクラウド環境に対応したではないですか。
開発環境の構築が要らないのは、非常に楽です。
 
http://mbed.org/
 
手順はmbed.orgのページから、mbed FRDM KL25Z Getting Startedに行きます。
FRDM-KL25Z用のブートローダープログラムがありますので、mbed_if_v2.0_frdm_kl25Zをクリックして「mbed_if_v2.0_frdm_kl25z.s19」をダウンロード(バージョンは適当に読み変えてください)
FRDM-KL25Zのリセットを押したままSDAコネクタとUSBに接続すると、マスストレージとして認識され、フォルダが出現します(USBメモリと同じ)
中を表示させると、幾つかのHTMLファイルとTXTファイルがあります。
ここに、先ほどダウンロードしたmbed_if_v2.0_frdm_kl25z.s19をコピーします。
ここで、FRDM-KL25ZからUSBを外します(念のため、windowsの取り外し手順を行いましたが、いきなり抜いても問題ないとも思われますが、不明です)
 
今度は、リセットを押さずにUSB接続します。
先の操作とは異なるドライブ名(mbedの名前)でドライブが出現します。
フォルダを開き、mbed.htmからwebページを開きます。
 
この操作で、ハードのID番号がmbedのクラウドに渡され、ログイン画面が表示されます。
既に、mbedを使っている人は、通常のLogin手順から、FRDMを追加登録するだけです。
新規の場合はSignupから登録を行います。

Let's get started!画面で、No,I haven't an account beforeをクリックすると、ユーザ登録が行えます。
完了で開始画面になりますので、右上のCompilerをクリックすれば、クラウド上のコンパイラが起動します。
最初はImportingタブでも眺めてください。

インポートはmbed.org内で仕入れたいプログラムを見つけてください。
>>Import this programのリンクがある場合はこれをクリックする事で、コンパイラに読み込む事ができます。
コンパイラ画面の左側に、プログラムフォルダが並びますので、選択後にCompileをクリックしますと、エラーがなければ、バイナリが生成されて、自動的にダウンロードされます。

ダウンロード後、これを先のFRDM-KL25Zのフォルダにコピーすれば、勝手にCPUに書き込まれます。
resetボタンを押せば実行です。

FRDM-KL25Zのフォルダからは、入れた(書き込みに使用した)ファイルは消去されます。
と言うか、デバッグ管理チップ(OPEN SDAと書かれている)には、ファイルを保持する様なメモリはありませんので、ファイルの受け入れと見せかけて、オンザフライでCPUに書き込みを行っていると思われます。
(回路図上のOPEN SDA管理チップにはEEROMが記載されていますが、実際には実装されておらず、基板上に空きのパターンだけが存在します)

続きがあるかも・・・・?

担当:M 

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Kinetis ARM Cortex-M0+マイコンボード FRDM-KL25Z