来ましたよ、ST社のボード「NUCLEO-L152RE」
何かと言いますと、ST社のM3コアを搭載したARMプロセッサボードです。
今では良く見かける、デバッガ+ターゲットで構成されており、両者の間を切り離す事も可能。
 
デバッガ側のインターフェースはUSB接続です。
ターゲットのCPUはSTM32L152RET6、Coretex-M3(32MHz)、Flashは512KB、RAMは80KBです。
周波数が低くなっているのは、省エネ化のためらしいです。

ターゲット側は、arduino互換のコネクタ持っていて、多くのシールドが接続可能な様に構成されています。
また、二列のヘッダーピンが2個実装されており、CPUの信号が引き出されています。

さらに、何とmbed開発環境が使えるとの事、これは楽しみです。

早速、開封の儀。

パッケージの写真です。
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開封した、基板。
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内側に、Arduinoと互換のあるヘッダーが実装されています
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説明書...は、シートが一枚入っているだけです。
シートには、導入方法と、webページの案内があります。

書いてある手順に従って接続しました。

新しいボードを手にした場合は、LEDを点滅させる「Lチカ」プログラムを必ず行わなければなりません(うそです)

しかし、接続が終ると、最初からプログラムが入っているらしく、勝手にLチカを実行しています。
出る幕がないので、Lチカのプログラムはmbed環境で作成する事にします。

手順にはありませんが、windowsXPでは、新しいハードウエアとして「ST-Link VCP Ctr」が認識されドライバを要求されます。
またwindows7では、そのまま繋がりましたが、デバイマネージャを見ると「ST-Link Debug」と「不明なデバイス」の二つのデバイスがドライバー待ちになっています。
STのサポートページから、ST-LINK/V2-1 USB driver for STM32 Nucleo boardsをダウンロードしてインストールしました。
XPと7,8用に分かれて収録されていますので間違え無い様に。
ZIPファイルなので、解凍後、dpinstを走らせるとドライバのインストロールが行われます。
インストールが終ると認識も終了しポート(COMとLPT)の項目に「STMicroelectronics STLink Virtual COM Port」が出来上がっていました。

mbedでの作業ですが、先にmbed.orgのwebページを開いて、対応するプラットホームを選択して情報を見ます。
クラウド環境で使う場合、ファームウエアのアップデートが必要らしく、警告が出ています。
Please make sure you have updated your Nucleo board to the latest firmware, which fixes a number of known issues.
この時点でのファームは、Download firmware version V2.J19.M3となっていました。
同じページに、アップデートの手順も示されています。
一番にST-Linkのドライバーを入れろとなっていますが、前の方の手順で導入済しました。
ファイルを解凍し、出来たSTLinkUpgrade.exeを走らせるとアップグレードできます。

ここら先は他のmbedと同じですが、確認の意味で実行してみます。

mbed.orgにログインします。ユーザ登録がまだの場合は、登録が必要です。
Compilerボタンを押して、コンパイラ画面を表示し、右上の方のプラットフォーム選択のボタンを押すと、選択画面が出ます。
Add a device を押すとmbedで使える基板が表示されますので、ST Nucleo L152REをクリックします。
右の方、Buy nowボタンの下にAdd to your mbed compillerのボタンを押します。
Platform 'ST Nucleo L152RE' is now added to your account!
と表示されれば追加完了です。

コンパイラに戻って、右上のプラットフォーム選択ボタンから、今追加したST Nucleo L152REを選択します。
select Platformを押すとコンパイラに戻ります。
Myprogramを右クリックしてNew Programを選択しBlinky LED Hello Wordを選べば、ソースが、追加されます。

Compileボタンを押せば、コンパイルを実行し、Nucleo_b.binのファイル名で、バイナリファイルがダウンロードされます。

コンピュータを開くとNUCLEOと括弧の中にドライブ名が入ったドライブが出現していはずですので、これを開きます。
例えばEドライブに追加されている場合は、NUCLEO(E:)となっています。
このドライブに、先ほどダウンロードしたNucleo_b.binをコピーまたは移動させれば、自動的にCPUに書き込まれます。
実行を開始しますが、出荷時状態のLED点滅とさほど変わりがありません。
確認のため、プログラムの中のwait(0.2)をwait(1.0)に変更します。
waitは時間待ちの関数で()内の時間だけ、時間待ちを行います。
上の変更で点滅間隔が2秒になりますので、確認のため、書き込みを行ってみてください。

mbed環境に対応したボードですと、書き込みに専用ハードは要りません。
ドラッグアンドドロップで、手軽にCPU書き込みが行えます。

担当 M

(弊社店頭&通販でも近日発売予定です)