December 21, 2008

高橋史朗教育委員退任

 4年前の2004年12月に埼玉県教育委員に任命された高橋史朗氏がこの12月で任期満了を迎え、再任されるかどうか注目されていましたが、すでに報道されている通り、退任することになりました。各紙報じていますのでお知らせしましょう。


■「高橋氏が埼玉県教委委員長退任へ 「つくる会」元副会長」@共同通信
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008120901000345.html

 「新しい歴史教科書をつくる会」元副会長で埼玉県教育委員長の高橋史朗氏(明星大教授)が教育委員を退任することが9日、決まった。昨年10月から務めている教育委員長も退任する。

 高橋氏は上田清司知事の要請を受け、2004年12月に教育委員になり、昨年委員長に就任した。これに対し、つくる会が主導した扶桑社版教科書を高橋氏が過去に監修した経緯から、県内の教育団体などが「教育の中立性を損なう。不適格だ」と反対していた。

 県幹部は「1期4年で退任という原則を重視した」と説明。後任は元日銀業務局長で元武蔵野銀行副頭取の樋爪龍太郎氏の見通し。

2008/12/09 13:25 【共同通信】

■「高橋史朗氏が県教委長退任へ」@MSN産経
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/081209/stm0812091920004-n1.htm

2008.12.9 19:18

 埼玉県教育委員長の高橋史朗氏(明星大教授)が、12月26日で教育委員を退任することが9日、決まった。高橋氏は平成16年12月、上田清司知事の要請を受けて教育委員になり、昨年10月に教育委員長に就任した。退任は1期4年の任期満了に伴うもので、後任は元武蔵野銀行副頭取の樋爪龍太郎氏の見通し。

■「高橋史朗氏退任へ 県教育委員 後任は樋爪龍太郎氏」@埼玉新聞
http://www.saitama-np.co.jp/news12/10/04p.html

2008年12月10日(水)

 県教育委員会委員長の高橋史朗明星大学教授(58)について、上田清司知事は九日、教育委員に再任せず、勤労者退職金共済機構理事長の樋爪龍太郎氏(67)を起用する方針を固めた。県議会最終日に追加提案する。高橋氏は「新しい歴史教科書をつくる会」元副会長で、市民団体の批判もあり、二十六日の任期切れを目前に去就が注目されていた。

 高橋氏は二〇〇四年十二月に教育委員に就任。つくる会主導の教科書を監修していたことが明らかになり、〇五年八月の歴史と公民教科書採択時には審議の場から退席。〇六年九月には知事を名誉会長とする教員養成の私塾「埼玉師範塾」を立ち上げ、「人事の公平さを損なう」と批判を受けた。

 高橋氏は〇七年、教育委員長に異例の一票差で就任、今年十月に再任されていた。

 上田知事は、高橋氏について「一期四年と最初から決めており、自ら前例を破るのは良くない。高橋氏は期待通り教委を活性化してくれた」と評価した。

 樋爪氏は県教育振興基本計画検討会議の座長を務め、県に予算確保を強く訴えるなど、現場の実効性重視の姿勢を示している。

 樋爪氏について知事は「経済界、産業界の第一人者。幅広に県の現状、課題、将来を知り得る、まれにみる立場の方」とした。

■「県教育委員 樋爪氏を選任へ 高橋史朗氏は任期切れ」@東京新聞埼玉版
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20081210/CK2008121002000165.html

2008年12月10日

 県教育委員長を務める「新しい歴史教科書をつくる会」元副会長の高橋史朗氏の任期満了に伴い、県は九日、後任の教育委員として勤労者退職金共済機構理事長の樋爪龍太郎氏(67)を充てる方針を固めた。十九日の県議会定例会に教育委員の任命に関する議案を提出し、同意を求める。県は付属機関の委員任期を原則最長四年としており、高橋氏は十二月二十六日の任期切れで退任する。
 高橋氏は二〇〇四年十二月、上田清司知事の要請で県教育委員になり、昨年には委員長に就任。高橋氏に対しては、「つくる会」が主導した「新しい歴史教科書」を監修していたことから、教育関係団体などが「公平さの面で問題だ」などと反発していた。
 上田知事は「一期四年の原則を自ら破るわけにはいかない」と高橋氏を再任しない理由を説明したが、「一休みしたらお願いすることもあり得る」とあらためて選任する可能性を示唆。樋爪氏については「幅広い見識を持った人。産業界にパイプがあり、課題となっている就業関係の分野で教育界に意見をしてほしい」と述べた。
 樋爪氏は一九六三年に日銀に入行、同行業務局長などを経て、九二年に武蔵野銀行常務に就任。同行副頭取、ぶぎん地域経済研究所社長や旧大宮商工会議所会頭などを務めた。 (萩原誠)

■「県教委:「つくる会」元副会長の高橋氏が委員退任へ 後任に樋爪氏 /埼玉」@毎日新聞埼玉版
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20081210ddlk11040311000c.html

 県教育委員を務める「新しい歴史教科書をつくる会」元副会長の高橋史朗氏が、26日に任期満了で退任することが9日、決まった。県は、さいたま商工会議所名誉会頭の樋爪(ひづめ)龍太郎氏を後任とする人事を、12月議会最終日の19日に提案する方針。

 高橋氏は04年12月に上田清司知事に請われ委員に就任。任期中は教育委員長も務めたが、経歴や言動を問題視する教職員組合や市民団体から「委員に不適格」と批判が上がった。

 10月に高橋氏を再任する可能性も示唆していた上田知事は退任について「審議会などの役職は1期4年の場合は1期までと決めていた」と説明。一方で、「また一休みした上でお願いする場合もあり得る」と述べた。

 後任の樋爪氏は、日銀業務局長、武蔵野銀行副頭取などを経て、現在、独立行政法人勤労者退職金共済機構の理事長。07年から県教育振興基本計画検討会議の座長を務める。上田知事は「産業界の代表として見識が高く、県の教育課題や将来についても詳しい」と評価した。【稲田佳代】

毎日新聞 2008年12月10日 地方版





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