じゃん、アタクシ初めてバックミュージシャン(Cho,Kb)としてがっつり10月21日に開催された「山本達彦 45th Anniversary Concert ~ Two Steps Ahead ~」に参加させてもらいました!

うまくやれるかどうか心配で、アタシこれ出ま~っす!と大きな声で言えなかったのでした。さらにプロジェクトが始まるとあまりの仕事量の多さにSNSをアップする脳にもなれず、、、。
コンサートから一週間以上経ち、やっと自分を取り戻しています。何をこんなにたらたらとと思われちゃうかもしれないけれど、本当に大変だったの😱 あの完璧で外から見たら非の打ちどころのない大大大成功のコンサートの中の小さなパーツはこんな悲鳴をあげていたのでした。ちなみにアタシは全くのバックミュージシャン初心者だから大変ってのもあるけど、コンサート終了後に鑑さんからのメールで「準備不足などの累積でYellow Cardギリギリでした。」ってあの鑑さんが言うくらいの難度の高さだったのよ。近くの公園結構毎日歩いています!って言っている人が、富士山登ったようなものだと思う。
鑑さんから「あり得ないお願いなんだけど、響子ちゃんコーラスとKbやってくれない?」とオーダーがあったのは8月頃。コーラスガールがただハモるだけというよりも、もっとプレイヤーとして存在感のある人が欲しいという理由でした。私は「シンセ類はやったことがないんだけど大丈夫ですか?」「楽器はこっちで用意するし、響子ちゃんの出番の曲も少ないし。」などのやりとりをして、やらせて頂くことになったのでした。サポートミュージシャンは一度やってみたかったのです。
そして譜面が送られてくることリハ5日前。その多さに絶句!全23曲。全然出番少なくないじゃん!おまけに譜面の書き方も全部バラバラ、そして手書き。80年代ポップス特有の決めとコードテンションの多さ、鑑アレンジトリックてんこ盛りの激やば譜面です。曲を一通りさらうだけでも2~3日かかり、そこからさらに自分がどのパートのコーラスが出来るか探したり、2ndーkbとして何ができるかを探ったり。と、言っても私には2nd -keybordの経験値はゼロです。。。泣
もうすでにここで、お受けしなければよかったかも、、が頭をよぎります。

大量の譜面
リハ1日目。My楽器を持っていないので鑑さんのものをお借りしましたが、ピアノの鍵盤ばかり弾いている私には軽すぎて猛烈に弾きにくく、するっと違う音を弾いてしまう。ボリュームペダルも慣れていないので、肝心な時に踏み忘れたり、モニター環境にも慣れない。譜面もその場で2拍多くとか複雑な構成がさらに複雑に、、、。泳げない私が「プールに突き落とされた!」かのように、終始慌てて終わってしまいました。
しかし、、、他ミュージシャンの演奏の完成度があまりに高く、素晴らしく、もう心底感激しました。鶴谷さんのドラムに聞き惚れまくる一方私はアップアップ溺れたまま。

リハ2日目。何にも慣れずに一日目と同じに慌てておわりました。リハ音源を聞くとコードを押さえるだけで必死の私の演奏が何ともしょぼい。各アレンジャー特有の手癖のようなものが全くつかめない。CD音源をどこまで再現したらよいかもわからない。音の切り替えもうまく行かない。これを間違えたらコンサートが台無し。音色も自分の楽器ではないのでもっと中音を膨らませたいとか、キラキラさせたいの操作も出来ません🥲
自宅では鍵盤の軽いMIDI Kbで練習をして、繋がっていないボリュームペダルを置いてイメージトレーニング。
リハ3日目。脳がパンパンでめまいがする、、、とこぼしたら、「みんなそうですよ。」と慰めてもらいました。鑑さんがkb用にサブモニターをセットして下さり、これで少し自分の音が掴めるようになってちょっと安心をしました。とにかくポップスはモニターが命。楽曲全体が少しずつ体に入って来て、「摩天楼ブルース」の鑑さんのステキなイントロにハープの提案をしたり、「月に落ちた涙」のサビをユニゾンでヴォーカルデュオのように歌うというアイデアを出させてもらえるようになって来ました。
この日に同じ日程でソロコンサート本番を迎えるめいめいちゃん、西森さんと連絡を取りました。本番に伺えないのでせめてリハだけどものぞかせもらおうと思いましたが、それも日程が重なり見られず。二人から温かい動画が送られて来て、涙😭 がんばれ~~めいめい! 西森さんに「離れていても心はひとつ」と言ってもらいまた涙😭
リハ4日目。前夜に変更点が加えられた譜面が鑑さんから届く。今日は最終リハ。必死で自習を重ねた成果を出したい、コーラスはもう全部頭に入った、問題はkbです。伸び伸びと弾いてみたい!しかしリハ会場はせまく音が大き過ぎて達彦さんのヴォーカルさえ遠い。もう自分のコーラスなんてかすかな雲の向こうみたいにしか聞こえない。シゲルカワイピアノの一音が美しいなどとアコースティックな生活をしている自分の耳にはかなりの刺激です。
この頃になると私の身体はストレスで限界となり動悸が止まらなくなってしまって、目が回り身体中がワナワナするようになってしまいました。気温の大きな寒暖差も自律神経直撃です。よく眠れなくなり家の中で立っているのもやっとになってしまい、本当に慌てました。
こ、こ、これはまずいな。絶対に本番はやらなくちゃと、キャリア40年にして初めてスタッフに体調が悪く横になれるソファなどの場所の手配を前日にお願いしました。メインでもないのにこんなことをお願いして申し訳ないと思いながらも、もし本番ができなかったらそれこそ本当に困ります。

本番会場
当日のリハも途中で抜けされてもらいました。が、またもや「この曲、ここも響子ちゃんに弾いてもらいたいんだけど。」とゴリゴリの#とbだらけの書き譜のフレーズを本番直前に指定され。。。
そして、本番。気つけ薬にチョコラBBドリンクを飲んでステージが始まると、、、。
そこは別世界でした。昨日家の中で立っていられないような私はもうどこにもいませんでした。本番の魔法です🪄

私はヴォーカルでステージ中央のモニターしか聞いたことがないけれど、メンバー席で聞くモニターは外音が入り込みません。それはまるで大仕掛けのレコーディングみたいに最高に良い音でメンバーが何をやっているかがハッキリわかり、竹上さんのソロのカッコよさ!梶原さんのソロにしびれ心の中で大拍手、鶴谷さんのグルーブは最高に気持ちよく、バカボンさんのベースも気持ちいい~~~、鑑さんのはじけっぷり。うわぁ~~~と心の中で絶叫しながら、私はメンバーの演奏に身をまかせ、まるで羽が生えたようにキーボードを演奏することができたのでした。おい、これでいいの?大丈夫なのか?と足を引っぱる自分は消えてしまいました。
本番中も私のサポ―トについてくれた青木君に、終始バスドラとシンバルをもう少し返してなどとモニターバランスに細かく注文を出し続け、ドンドンやりやすい環境になっていきました。手汗で手がべたべたして来たのでおしぼりもオーダーしました
コンサートは休憩なしの2時間半。あれだけ歌っても全然変わらない達彦さんの素晴らしい歌声にピアノ演奏。会場一杯のお客様の青春を取り戻したかのような輝く笑顔が忘れられません。その環境を作っているアーティスト山本達彦さんの45年を思うと本当にすごい!の一言です。
私の体調不良を気にかけて下さった達彦さん、プロデューサーの田原さん、制作の東村さん、舞台監督の阪本さん、鑑さんマネージャーのさえ美さん、、、人を頼るということが苦手な私にとっては、この経験も別世界でした。心底ありがたかったです。たった一夜のコンサートにかけるプロ集団は本当にみなさんカッコよかった。

楽屋でカッコいいメンバーと
帰宅して玄関のドアを開け、一歩家に上がったとたん、私はそこに倒れ込んだのでした。
一度やってみたかったサポートミュージシャンのその「一度」のお仕事はあまりにハイレベルで、あまりに素晴らしいものでした。おかげさまでやり遂げることが出来ました!
今、送られて来たコンサート音源を聞いています。つい自分のミス探しに耳が行ってしまいますが、やっぱり素晴らしいコンサートです。

本番直前 舞台のそでで
山本達彦 45th Anniversary Concert ~ Two Steps Ahead ~
10月21日 かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
山本達彦 Vo,Pf,G
井上 鑑(Arange&Kb,Cho)
遠藤響子(Kb,Cho)
梶原 順(Eg,Ag
竹上良成(Sax,Fl,Per)
バカボン鈴木(Bass,Cho)
鶴谷智生(Drs)

うまくやれるかどうか心配で、アタシこれ出ま~っす!と大きな声で言えなかったのでした。さらにプロジェクトが始まるとあまりの仕事量の多さにSNSをアップする脳にもなれず、、、。
コンサートから一週間以上経ち、やっと自分を取り戻しています。何をこんなにたらたらとと思われちゃうかもしれないけれど、本当に大変だったの😱 あの完璧で外から見たら非の打ちどころのない大大大成功のコンサートの中の小さなパーツはこんな悲鳴をあげていたのでした。ちなみにアタシは全くのバックミュージシャン初心者だから大変ってのもあるけど、コンサート終了後に鑑さんからのメールで「準備不足などの累積でYellow Cardギリギリでした。」ってあの鑑さんが言うくらいの難度の高さだったのよ。近くの公園結構毎日歩いています!って言っている人が、富士山登ったようなものだと思う。
鑑さんから「あり得ないお願いなんだけど、響子ちゃんコーラスとKbやってくれない?」とオーダーがあったのは8月頃。コーラスガールがただハモるだけというよりも、もっとプレイヤーとして存在感のある人が欲しいという理由でした。私は「シンセ類はやったことがないんだけど大丈夫ですか?」「楽器はこっちで用意するし、響子ちゃんの出番の曲も少ないし。」などのやりとりをして、やらせて頂くことになったのでした。サポートミュージシャンは一度やってみたかったのです。
そして譜面が送られてくることリハ5日前。その多さに絶句!全23曲。全然出番少なくないじゃん!おまけに譜面の書き方も全部バラバラ、そして手書き。80年代ポップス特有の決めとコードテンションの多さ、鑑アレンジトリックてんこ盛りの激やば譜面です。曲を一通りさらうだけでも2~3日かかり、そこからさらに自分がどのパートのコーラスが出来るか探したり、2ndーkbとして何ができるかを探ったり。と、言っても私には2nd -keybordの経験値はゼロです。。。泣
もうすでにここで、お受けしなければよかったかも、、が頭をよぎります。

大量の譜面
リハ1日目。My楽器を持っていないので鑑さんのものをお借りしましたが、ピアノの鍵盤ばかり弾いている私には軽すぎて猛烈に弾きにくく、するっと違う音を弾いてしまう。ボリュームペダルも慣れていないので、肝心な時に踏み忘れたり、モニター環境にも慣れない。譜面もその場で2拍多くとか複雑な構成がさらに複雑に、、、。泳げない私が「プールに突き落とされた!」かのように、終始慌てて終わってしまいました。
しかし、、、他ミュージシャンの演奏の完成度があまりに高く、素晴らしく、もう心底感激しました。鶴谷さんのドラムに聞き惚れまくる一方私はアップアップ溺れたまま。

リハ2日目。何にも慣れずに一日目と同じに慌てておわりました。リハ音源を聞くとコードを押さえるだけで必死の私の演奏が何ともしょぼい。各アレンジャー特有の手癖のようなものが全くつかめない。CD音源をどこまで再現したらよいかもわからない。音の切り替えもうまく行かない。これを間違えたらコンサートが台無し。音色も自分の楽器ではないのでもっと中音を膨らませたいとか、キラキラさせたいの操作も出来ません🥲
自宅では鍵盤の軽いMIDI Kbで練習をして、繋がっていないボリュームペダルを置いてイメージトレーニング。
リハ3日目。脳がパンパンでめまいがする、、、とこぼしたら、「みんなそうですよ。」と慰めてもらいました。鑑さんがkb用にサブモニターをセットして下さり、これで少し自分の音が掴めるようになってちょっと安心をしました。とにかくポップスはモニターが命。楽曲全体が少しずつ体に入って来て、「摩天楼ブルース」の鑑さんのステキなイントロにハープの提案をしたり、「月に落ちた涙」のサビをユニゾンでヴォーカルデュオのように歌うというアイデアを出させてもらえるようになって来ました。
この日に同じ日程でソロコンサート本番を迎えるめいめいちゃん、西森さんと連絡を取りました。本番に伺えないのでせめてリハだけどものぞかせもらおうと思いましたが、それも日程が重なり見られず。二人から温かい動画が送られて来て、涙😭 がんばれ~~めいめい! 西森さんに「離れていても心はひとつ」と言ってもらいまた涙😭
リハ4日目。前夜に変更点が加えられた譜面が鑑さんから届く。今日は最終リハ。必死で自習を重ねた成果を出したい、コーラスはもう全部頭に入った、問題はkbです。伸び伸びと弾いてみたい!しかしリハ会場はせまく音が大き過ぎて達彦さんのヴォーカルさえ遠い。もう自分のコーラスなんてかすかな雲の向こうみたいにしか聞こえない。シゲルカワイピアノの一音が美しいなどとアコースティックな生活をしている自分の耳にはかなりの刺激です。
この頃になると私の身体はストレスで限界となり動悸が止まらなくなってしまって、目が回り身体中がワナワナするようになってしまいました。気温の大きな寒暖差も自律神経直撃です。よく眠れなくなり家の中で立っているのもやっとになってしまい、本当に慌てました。
こ、こ、これはまずいな。絶対に本番はやらなくちゃと、キャリア40年にして初めてスタッフに体調が悪く横になれるソファなどの場所の手配を前日にお願いしました。メインでもないのにこんなことをお願いして申し訳ないと思いながらも、もし本番ができなかったらそれこそ本当に困ります。

本番会場
当日のリハも途中で抜けされてもらいました。が、またもや「この曲、ここも響子ちゃんに弾いてもらいたいんだけど。」とゴリゴリの#とbだらけの書き譜のフレーズを本番直前に指定され。。。
そして、本番。気つけ薬にチョコラBBドリンクを飲んでステージが始まると、、、。
そこは別世界でした。昨日家の中で立っていられないような私はもうどこにもいませんでした。本番の魔法です🪄

私はヴォーカルでステージ中央のモニターしか聞いたことがないけれど、メンバー席で聞くモニターは外音が入り込みません。それはまるで大仕掛けのレコーディングみたいに最高に良い音でメンバーが何をやっているかがハッキリわかり、竹上さんのソロのカッコよさ!梶原さんのソロにしびれ心の中で大拍手、鶴谷さんのグルーブは最高に気持ちよく、バカボンさんのベースも気持ちいい~~~、鑑さんのはじけっぷり。うわぁ~~~と心の中で絶叫しながら、私はメンバーの演奏に身をまかせ、まるで羽が生えたようにキーボードを演奏することができたのでした。おい、これでいいの?大丈夫なのか?と足を引っぱる自分は消えてしまいました。
本番中も私のサポ―トについてくれた青木君に、終始バスドラとシンバルをもう少し返してなどとモニターバランスに細かく注文を出し続け、ドンドンやりやすい環境になっていきました。手汗で手がべたべたして来たのでおしぼりもオーダーしました
コンサートは休憩なしの2時間半。あれだけ歌っても全然変わらない達彦さんの素晴らしい歌声にピアノ演奏。会場一杯のお客様の青春を取り戻したかのような輝く笑顔が忘れられません。その環境を作っているアーティスト山本達彦さんの45年を思うと本当にすごい!の一言です。
私の体調不良を気にかけて下さった達彦さん、プロデューサーの田原さん、制作の東村さん、舞台監督の阪本さん、鑑さんマネージャーのさえ美さん、、、人を頼るということが苦手な私にとっては、この経験も別世界でした。心底ありがたかったです。たった一夜のコンサートにかけるプロ集団は本当にみなさんカッコよかった。

楽屋でカッコいいメンバーと
帰宅して玄関のドアを開け、一歩家に上がったとたん、私はそこに倒れ込んだのでした。
一度やってみたかったサポートミュージシャンのその「一度」のお仕事はあまりにハイレベルで、あまりに素晴らしいものでした。おかげさまでやり遂げることが出来ました!
今、送られて来たコンサート音源を聞いています。つい自分のミス探しに耳が行ってしまいますが、やっぱり素晴らしいコンサートです。

本番直前 舞台のそでで
山本達彦 45th Anniversary Concert ~ Two Steps Ahead ~
10月21日 かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
山本達彦 Vo,Pf,G
井上 鑑(Arange&Kb,Cho)
遠藤響子(Kb,Cho)
梶原 順(Eg,Ag
竹上良成(Sax,Fl,Per)
バカボン鈴木(Bass,Cho)
鶴谷智生(Drs)
遠藤響子(Kyoko Endo)


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遠藤京子 輝きたいの Victor Years 1981-1985(+'99) GOLDEN☆BEST
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NHK-BSプレミアムよるドラマ
「徒歩7分」サウンドトラック
第33回向田邦子賞受賞
主題歌「もう一度会いたい」
詞・歌 遠藤響子







テレビ東京系アニメ
「地球防衛企業 ダイ・ガード」
エンディング曲「走れ走れ」
詞曲・歌 遠藤響子




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