2017年03月27日

フォーシンズンズホテル 一考

IMG_1362

25日に友人たちと誕生祝の食事会をした。
場所は、フォーシンズンズホテル丸の内東京、
モティーフレストランにて。

そこで働くスタッフたちは、
見るからに私より随分と若く、
20代後半ほど。

つくづく思う。
若い人たちにサービスされる側になったなあ、と。
夜も9時近く、食事もそろそろ終わりという頃、
隣のテーブルにコックコートの白い服の人が立って、
談笑されている。
シェフだろう。
やはり若い。同様に20代くらいか。
お客様の知人なのか、
それとも料理の出来栄えについて、
お伝えしたいことがあり呼んだのか?
それはわからないが、
彼の若さが目を引いた。

私たちのテーブル担当の方は、
「このホタテは今朝僕がとってきたんです」
「この蟹も今朝僕がとってきたんです」
何かと一言添える。
私たちのような年代の女性に、
あわせた雰囲気づくりをしているのかもしれない。

まあ、それにしても、全員よく働いている。
頑張っているものだ。
大したもの・・・と思った。
経験年数は少ないから、
こちらの心のもう少し深いところまで手が届く、
そういう細やかさという視点からは、
あともうちょっと・・・というところだが、
しかしながら、よくやっている。

彼ら彼女らも、
実は冷静に私たち顧客を見ているだろう。
いや、見えてしまっているだろう。
彼ら彼女から見て、
こういう年のとり方をしたい、
こういう大人になっていきたい、
そんなモデルになれるようなお客でありたいものだ。
それが、若い人たちへのはなむけだ。

メニューの中に、ゆり根を扱ったものがでた。
「とても美味しいですね」と伝えたら、
詳しいことは忘れたが、
二ヵ月くらい冷蔵しているから、甘味がとてもでるんです、
というようなことを教えてくれた。
私たちに提供するまで、
下ごしらえ、下準備たるもの、
相当な時間をかけていることを改めて知る。
手間をかけたことがそのまま結果になる。
手間を省けば、それなりのことしかならない。
当たり前だが、大切なことを再確認する。

今の自分は若い人たちから見て、
未来に希望を感じられる人になっているだろうか。
私は自分の楽することに偏るあまり、
手間を省こうとしていないだろうか。
意識して過ごしたいものだ。

友人たちとは、
どんな年のとり方をしたい?
憧れている人、こんな人になりたいってどんな人?
そんな話題でも盛り上がった。
彼女たちと一緒にいると、
元気がわいてくる。

25日の夜。
多くを学んだ素敵な時間。

・・・・・・・・・・・

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 私のコーチになってください!」
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2017年03月25日

揺れているのは、「風」?それとも「旗」?

「好きな番組は何ですか?」
20代半ばの男子に質問された。
若い人から質問されると、
その質問さえきらきら輝いているように感じてしまう。
おそらく彼は、
私と久しぶりに会うので、こんなことを聞いてみよう、と
準備していてくれたのだろう。

「NHKの大河ドラマだよ」
「ああ、大河ドラマ。猪俣さん歴史ものが好きですものね」

そうそう! 
さて、今日書くのは、その大河ドラマに関してだ。
脚本家というのは、
登場人物に大切なメッセージを伝えさせるのが上手い。
はっとすることが、たびたびある。
今、放映中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」もしかり。
先々月のことだが、
主人公演じる柴咲コウさんのセリフが印象的で
思わずメモをとった。

   一本の旗が揺れている。
   ある者は、旗が揺れているといい、
   ある者は、風が揺れているという。
  
同じ景色を見ているのに、
思うこと、考えること、感じること、解釈は、
人によってまことに様々。
自分と似たように捉える人はいるだろうが、
まったく同じなんてことはない。

自分の解釈は、もちろん信じる。
しかし、違う解釈があることも認める。
違うことを認めたうえでの主張なのか、
それとも、自分の主張に
相手も染まることを期待しながらの主張なのか。

前者のほうが、相手にとっては聞き心地がいいだろう。
後者のスタンスは、
自分の正しさを相手に強要するのと同じだ。

他にはどんな見方があるだろう。
自分がしている思い込みはなんだろう。
相手の立場からはどう見えるのだろう。

視点を動かしてみよう。
例えるならば、舞台照明で照らすところを変えるイメージだ。
今見ている「景色」を一方向からだけではなく、
360度方位から照らして見ることを意識しみよう。

日常にそんなことを取り入れると、
どんないいことが起こりそう?
イメージしてみようか。一緒に。

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2017年03月23日

ある日突然、新しい自分になることなんてない

次の言葉は、キヤリアデザイン研修の資料に、
参考として紹介しているものだ。

   他の分野で身につけた知識やスキルが他の分野でも発揮される。
   脳は何か使えるものはないかと過去のデータを探しにいく。

脳科学者の茂木健一郎さんが話されていたことだ。
初めて聞いたときは、相当なインパクトがあった。

ということはだ。
そもそも「過去の体験」がさほどなかったとしたら、
せっかく脳がデータを探しにいったとしても、
「残念ながら使えるものなし!」と戻ってきてしまうというわけだ。

先日の日本女子経営大学院メンタリングワークショップの自己紹介で、
そのことを話した。
自己紹介といえど、
受講している参加者に向けてのメッセージだが。

  未来は、今の延長線上にしかありません。
  だから、ある日突然、新しい自分になれるとか、
  望む世界が訪れることなんてありません。 
  願う未来があるならば、 
  今していることを変えることです。
  それは、知識やスキルの幅を広げることであり、
  やったことがないことにチャレンジしたり、
  役に立たない習慣があれば、やめることです。
  過去とは違った新しい経験を増やすこと。
  願う未来は、その延長線上に繰り広げられます。

まあ、実際は、途中で時間ぎりになって、
最後まで話せなかったが。苦笑。

欲しい未来があるならば、
動くことだ。
動いて、壁にぶつかったら、
それこそ今までと違ったことにチャレンジしていることの証し。
十分、誇りに感じていい。

失敗したら、経験がひとつ増えるということ。
成功から学ぶよりも、
人は失敗からのほうが、多くを学ぶ。

動こう。
もうすぐ4月。
動くのによい季節では?

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2017年03月22日

ひとり働き方改革、ひとりブラック・・・

「恭子ちゃん、働き方、変えたほうがいいよ」
夫、言う。
「やっぱり〜」
「そうだよ。月100時間までしか残業しちゃいけないんだよ。
 一日にすれば4時間!」

そうだよね、と答えながら、
あれっと思った。
1日4時間・・?!

そういえば、この前、
1年ぶりに再会した友人がこんなことを言ってたっけ。
彼女はこのたび社労士に合格。
合格率5〜8%と聞くから、すごい!
その彼女曰く、
「1年かかったよ。でも、1か月100時間勉強するって決めたの。
 だから、1日4時間かな」
「すごいね・・・」
「うん。もう嫌だね。あれを続けるのは」
さわやかに笑う。
「なんで、そこまでして資格をとろうとしたの?」
「ほら、私、中小企業を相手にしているでしょ。
 お客様のためになんだよね」

そこには、心からお客様のために貢献したいという、
彼女の万感の思いがあった。
感動した。

1か月100時間、1日して4時間。
うーん、重なるではないか。
もしかしたら、彼女は残業するとして、
その時間を資格勉強にあてた? のかなはてな

残業をなくそう、早帰りしよう、
威勢はよい。
しかし、その余った時間を何に使うというのだろう。
時間を持て余す自分に気づき、
はっとする人も多いのではなかろうか。

仕事以外の時間で何をするか、したいか、
それを描くことから始めたほうがいいだろう。
彼女のように、資格合格を目標においてもよいし。

さて、冒頭のやりとりに戻る。
働き方改革ねぇ・・・。
これじゃ、まるで一人ブラック企業だ・・・。
と思いつつ、この仕事は趣味でもあり、
やりがいでもあるので、まあこれでもいいかな、と。

話を聞くこと。
相手が話しをしながら、自分のモチベーションに気づき、
自分の人生を自分の足でしっかり歩めるようになること。
自分が主人公の物語を自分で描けるようになること。
そんな時間になるよう、相手の話を聞く。

うん、よい!
しかし、夫に心配かけぬよう。
それだけは意識するとしましょうか。

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2017年03月21日

この仕事、30年しているんですよ

IMG_1356
写真:お彼岸。お墓参りを終え、見上げた空。

・・・・・・・・・・

昨日のお彼岸の日は、欲張った。
午前中は私の実家の宇都宮へ。
そして、午後は夫の実家の所沢へ。

お墓参りは好きだ。
わさわさした気持ちがすっと沈殿されるかのように、
静かになる。

所沢のお墓参りは、いつもは車で行くが、
夕方の予定に間に合うように、
電車とタクシーを使うことにした。
駅から乗ったタクシーの運転手さんは女性。
珍しいと思ったが、
同性ということもあろうか、すぐさまほっとした。
なぜか安心する。

走らせてすぐ
「この時間でよかったですよ。
 午前中はとても混んでいて、
 この道がなかなか進まなかったんですから」
こんなふうに自然な会話から始まるのもいい。
午前中は宇都宮にお墓参りに行ってきたと話したら、
「疲れませんか? まあ若いからできるかな」
いえいえ、私は若くありませんが・・。
若いことにしておこうか。

「年配の女性のお客様と話をするとね、
 昔は三つも四つもできたのに、なんで最近できないかな?
 あ、そうか。年なんだ! ってお互いに大笑いなんです」
そう、はつらつと笑われる。

運転手さんに興味がわいて質問してみた。
「運転手さん、どうしてタクシーの運転手になろうと思ったんですか?」
予期しない質問だったのだろう。
少し肩のあたりがきゅっと力が入るのが見えた。

「私ね、この仕事、30年もやっているんですよ。」
え! 30年!
「若気のいたりというか・・。
 とっても腹立ったことがあって、
 この仕事だったら男も女も関係ないと思って選んだんです。
 とっても腹立つことがあって。」
そうとう悔しい思いをしたんだなあ。
「それでどうでしたか?」
「大変でしたよ。
 仲間からは女なんて、て言われるし、
 お客様からも・・ね」
「お客様から・・・?」
「それこそ、セクハラやパワハラですよ」
「そうですか・・」
「でもね、女性だからいいこともありましたよ。
 女だから、いいか! と思われることもありましたし。笑
 それに、今はね、こういうご時世でしょ。
 男性が二人乗られて、一人の方がセクハラのようなことを言うと、
 もう一人の方が『おい、セクハラだぞ』ととめてくれるんです。笑
 法律ってすごいなあ、と思いましたよ」

会話はそこまで。
駅から霊園までは車で10分程度のところなのだ。

この仕事を辞めようと心の底から思ったこともあっただろう。
でももうちょっと続けてみよう、いや、やっぱり辞めよう、
でも、もうちょっと・・・。
気づいたら30年だ。
タクシーの運転手をこうして続けている自分を誇りに思う、
そんな人生じゃなかろうか。

タクシーを降りて、横断歩道を渡った。
信号待ちしている運転手さんと目が合う。
軽く会釈した。
車の走りはとても滑らかだった。
彼女の人柄がうかがいしれる。

仕事に優劣などない。
雑誌やテレビで取り上げられている人は、
イキイキと輝いて見える。
しかし、何万人の一人の自分だって、
そうとうイキイキと輝いているものだ。
自分が今していることは、かつての自分が選んだことの結果。
私も、昨日のタクシーの運転者さんのように、
「どうしてこの仕事を選んだんですか?」と思わず聞かれるような、
そんな人でありたいと思う。

お彼岸の日のエピソードは、
また格別な思いがする。

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2017年03月18日

悔しさ、大いに結構!

P1150670
写真:国指定重要文化財「太刀川家住宅店舗
   お店のコンセプトは「国の重要文化財」から
   「みんなの重要文化財」へ。
   コンセプトがしっかりしているところは、
   自ずと人が集まり、ファンが増える。in函館
   撮影 1月9日

・・・・・・・・・・・・・

上記の写真は、私のビジョンのアイコンだ。
なんのビジョン?
実家をリノベーションして、
広く多くの方に楽しんでもらえるような場所にしたいという。
それがカフェなのか、コミュニティのような場なのか、
はたまた子どもにとっての遊びの基地なのか。
まだまだ描く途上。

それはさておき、
今日書きたいのは、13日月曜日に聞きにいった、
茂木健一郎さんの講演から思い出したこと、感じたことを。

茂木さんといえば〇〇・・・というのは数知れず、
ひとつに、NHKの『プロフェッショナル仕事の流儀』があろう。
それが2009年に視聴者公開番組を実施したことがあって、
視聴者として参加したことがある。
言わずもがな興味深いのは、
テレビでは見られない裏側が見られること。
あれから8年もたっているから、
記憶もそうとう薄らいでいる。
しかし、次のシーンだけは今でも印象に残っている。

それは、収録が終わってからの
アナウンサーの住吉美紀さんと茂木さんとの会話だ。
二人して録画中の振り返りをされていて、
住吉さんが次のように言った。

   今日の私の反省は、茂木さんが話された、
   『他の分野で身につけた知識やスキルが他の分野でも発揮される、
   脳は何か使えるものはないかと過去のデータを探しにいく』というところを、
   どうしてもっと早く引き出すことができなかったのか、ということです。
   ああ、インタビュアーとしてそこがまだなあ。

そう振り返りをしていた住吉さんは、
とても悔しそうだった。
(ぎりぎりと歯ぎしりをするくらいの)
インタビュアーとしてのプロ意識をまざまざと見た。

今でもそのシーンを思い出すと、
気が引き締まる。

反省を反省だけで終わりにならないように、
何をどうしたら今度はできるようになるか、
手帳に書き出しながら次回に備えるようにしている。
何よりも、あの時に住吉さんが見せた「悔しさ」だ。
「私なんか・・・」や、「またできなかった。私ってそうなのよね」
じゃない。

そして思う。
最近、悔しいと感じることがあまりなかったとしたら、
ある意味、自分自身がぬるま湯に浸かっているサインだろうと。
守りに入っているというか、
安定志向になっているというか。

今日、悔しいこと、あった?

今日の終わりにそんな質問を自分にしてみようか。
そしたら、こう答えるだろうな。

  悔しい思いなんかしたくないから、
  手をぬかないよ。

さて、今日も一日、気持ちを入れて仕事をしよう。

・・・・・・・・・・・

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2017年03月17日

脳のアンチエイジングは?〜茂木さんの講演を聞いて

IMG_1339
写真:浜離宮恩賜庭園にて。
 菜の花の黄色に春を全身で感じて。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

13日(月)に茂木健一郎さんの講演を聞きにいった。
JTB旅行文化講演会。
講演テーマは「旅のよろこびが脳を活性化する」

茂木さんのエネルギッシュなことといったら。
身体全身を動かして、
手振り身振り、舞台を前に後ろに・・・。
聴衆は50代・60代の落ち着いた世代。
それがもう大爆笑。
茂木さん、まるで芸人さんです。はい。

とはいっても、話しの内容はさすが。
自己紹介なし。
導入は、日本における旅は“やじさん きたさん”から始まって、
JTBが成り立った歴史的背景にもふれ、
そうして10分近くたって、我にかえったように自分にふれる。
「あのー、僕、バイオリン弾きませんから」
ああ、葉加瀬太郎か。
そういえば、似ている・・・!
「言われるんですよ。そろそろバイオリン弾かないのかって」
またここで大爆笑。

「今、心配しているのは・・・」、
突然、プライベートな話題にうつり、ぐぐっと引き付けられる。
「高齢者の認知症。自分も高齢者になりますからね」
聴衆と共通の話題だ。
さきほどまでの大爆笑はどこへやら、
聴衆、一気に真剣に耳をそばたてる。

ここで、茂木さんは質問された。
「今の季節は? 何歳? ここはどこ? 
 答えられましたか? 皆さん」
はい、大丈夫です。答えられました。
聴衆の声なき声が会場に浸透する。
「お肌のアンチエイジングとかやっていますけれど、
 お肌だけが若くて、肝心の脳は・・・? じゃなくて、
 脳もアンチエイジングが必要、大切」
確かにそうだ、と納得しきり。
「聖路加病院の日野原先生は、今105歳。
 その日野原先生は、この前、10年後の予定を話しているんですよ」
えーっ! 
105歳の方が10年後の未来を語る・・・!
「私たちもそうなりたいですよね」
納得しきり。

いやはや、茂木さん、さすがの展開。
講演テーマと聴衆にあわせて、
見事にカスタマイズされる様子、聞き入るばかり。

この後は、このような内容だった。
 
  日野原先生は非常に好奇心旺盛。
  なぜ、好奇心旺盛が脳にいいのか?
  それが、ドーパミン。
  ドーパミンは神経伝達物質で脳の栄養素
  脳の神経細胞が強化される。
  それは、自分にとって初めてのことに出会ったときに特にでる。
  だから旅はいい。
  ちょっと不安、期待、希望、こころもとない感じ、あのざわざわした感じ。
  どうなるのかわからない。何がおこるかわからない。
  そういうことに出くわした時に、ドーパミンはでる。
  だから、面倒と思うことをすることが大切。
  旅の話に戻れば、
  旅は、他人が鏡となって自分と出会う。
  今まで見えなかった自分とも会える。
  人生という目的を自分が知る充実した機会。

これらのことを、ご自身が旅した時の体験を交えながら
私たちに伝えてくれた。
旅か・・。
私は旅好きだ。
一人の時は、行先と宿泊地だけ決めて、
あとは、当日の天候と現地情報を絡めてどこに行くかを決める。
本当のことをいうと、「ああ、めんど」と感じることもある。
感じながらも、払拭して動く。
しかし、この「面倒」と思うことをやるのがいいのだな。

一日の脳のエネルギーの消費量は実は決まっているから、
五感から入る情報にあれもこれもとやっきにならず、
脳が疲れない状態にすることが大切、とも聞く。
もちろん、私もそう思う。
無駄を省く、スリム化する、システム化する、
考えなくてもできるような仕組みをつくる、
無理なくやる、効率をはかり短時間で結果をだす。

まあ、それも一理あるが、どうだろう。
一日の中で、ほんのちょっとだけでも、
「プチ初めて」を意識して創ってみないか。
いつもと違う何かを。

例えば?
いつも素通りしていた、あの路地に入ってみる。
いつか使おうと思ってしまっていた、あのバッグを使ってみる。
いつもとは違うカフェに入ってみる。
いつもと違う席に座ってみる。
いつもの口ぐせの代わりに、違う言葉を使ってみる。
散歩ルートをいつもとは逆回りに歩いてみる。

などなど、数えきれないほどでてくるだろう。

毎日に、プチ「初めて」を創ろう。
新鮮という栄養素を自分に与えよう。
ということで、今日の質問はこれかな。

 今日する「初めて」は何ですか?
 「面倒」と感じたら、どんなセルフトークをしますか?

どうぞ、小さなことから。
それでも十分。

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2017年03月16日

相手の懐に飛び込む勇気、持ってみない?

IMG_1347
写真:浜離宮恩賜庭園 撮影3月13日

・・・・・・・・・・・

3月13日。
その日は13時30分から楽しみにしていた講演会。
あの茂木健一郎さんが話される。
題目は、「旅のよろこびが脳を活性化する」。
たまたま行った旅行代理店で、
そのチラシが目に入った時は、
飛び上がらんばかりに心が躍った。

講演の場所は、
浜離宮朝日ホールというところ。
地図を見てみれば、なんてことない、
わかりやすい場所だ。
しかし、開始時間ぎりぎりに間に合うかどうかという時間に
最寄駅の汐留駅に着いたこともあり、
かなり焦ってしまった!

駅から地上に出ると、
一体、どっちの方面に行けばいいのか、
とんとわからない。
大体、似たようなビルが立ち並びすぎだ。
グーグルのナビを表示するも、
心もとない。

こうなったら、道ゆく人に訊くのが一番てっとり早い。
この人だったら・・・と目ぼしをつけながら、
「すみません!」と声をかける。
そうはいっても、瞬間はためらう。
へんな勧誘と思われないかな。
うるさいと思われないかな。
しかし、訊ねた人たちは、声をかけられれば、
なんてことなく歩みをとめてくれて、
しかも私と視線を合わせながら答えてくれた。

ああ、こういう時に、
視線を合わせてくれるというのは、
とても安心するものなんだなあ、と実感。

しかし、返ってくる答えは心もとなく。
「ここは詳しくなくて」
という方が何名か。
浜離宮朝日ホールはどちらですか? と聞いた時は、
「浜離宮の中にあるんじゃないですか。
 浜離宮だったら、あっちの方向です」
これはさすがに、「ちゃうだろう!」と思った。笑
浜離宮恩賜庭園にそんなホールはないだろう、と。

ある女性に声をかけたら、
かけたそばから、やんわりと両手を顔の前で左右にふられた。
「聞いてくれるな」というサインだ。
あれ? と思ったら、それもそのはず。
その方は、外国人で多分観光客で、多分中国人の方だった・・・。

時間は刻一刻と過ぎ、
このままじゃ、遅れるのは必定!!!
もう一度ナビを見る。
ここから徒歩5分くらいだ。
すぐそばなのに、どのビルなのだろう?
向こうから歩いてくる女性の方に、「すみません」と声をかけた。
その方は、スマホのナビを一緒に見てくれた。
別れ間際には、なんと、「お気をつけて!」と、
走る私の背に向かって言ってくれた。

ああ、東京の真ん中。
都会も悪くないものだ。
走って走って、なんとか講演に間に合った。

肝心の講演の内容は・・・。
はい、それはまたのちほど書こう。

しかしなあ。
このご時世、以前ほど人のつながりが希薄になったとか、
知らない人には態度が冷たいとか、
親切じゃないとか、
いろいろ言われているが、
まんざらそうでもない。
想像しているよりも、世間は結構いいな、と。

大人になれば、相手にいろいろ気を遣う。
どう思われるかな、そう気にすることもある。
迷惑や負担をかけたくないな、と配慮しすぎてしまうこともある。
しかし、時によっては、「Help!」「教えて!」と、
自分から相手の懐に飛び込んでいってもいいのではないか。
もしかしたら、拒絶されたと感じることもあるかもしれない。
でも、思っている以上に相手の優しさに触れて、
心ほどけることも多いにあるかもしれない。

とびこんでみなければわからないこと。
そんな勇気も、ほんのちょっと持ってみてもいいのでは?

・・・・・・・・・・・

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2017年03月13日

いやいや、別府は当たり前じゃないですよ

P1140642
写真:京都は平等院鳳凰堂。
 木々の間からの本尊、チラリズム。
 撮影 2016年11月2日

・・・・・・・・・・・

研修参加者が奇数だったりすると、
二人一組のディスカッションの時に
講師の私がペアを組むときもある。
その時の相手の方は、
マネジャー職の男性だ。
仮にMさんとしよう。
ディスカッションのテーマは「最近のトピックス」。

話すのは私のほう。
Mさんは聞き手という役割だ。

「旅行が趣味でして。
 先日泊まった宿はとてもよかったですよ」
「どんなところがよかったですか?」
「温泉なんですよ!もう滑らかで・・・」

と話したところで、Mさんの視線がちょっと落ちた。
自分の内側の何かを見ているように見えた。

「温泉好きですか?」
反対に聞いてみた。

「私、出身が別府なんですよ」
「えっ、別府?!」
「そうなんです。小さい時からそこに住んでいたんで、
 温泉なんてあって当たり前で・・・。
 温泉のよさがわからないんですよ」
「でも、別府ですよ。あれだけの豊富な湯量のところは、
 なかなかないでしょう?」
「そうなんですけれどもね・・・」

そこで時間終了。
別府という土地がらを思い起こす。
少し前に、NHKの「ブラタモリ」に別府が取り上げられていたっけ。
ある駐車場のマンホールから、
温泉がちょろちょろと流れていた場所があったぞ。
あるお宅などは、家に自噴するんです、と見せてくれていたっけ。
ウェブを検索したら、次のように紹介されていた。

 日本一の湧出量、世界でも第2位を誇る別府温泉。
 全11種類に分類される泉質のうち、なんと10種類を有している。
 情緒あふれる温泉街の雰囲気も人気のポイントだ。
 別府の湯煙は、 「21世紀に残したい日本の風景百選」に選ばれる。
 (http://www.tabirai.net/sightseeing/tatsujin/0000081.aspx)

学生時代に旅したことがあるが、
地獄めぐりは景色は、
なかなかショッキングだったぞ。

と、思い出しただけで一人興奮してしまうのだが、
Mさんにとっては、「それが何か?」というものらしい。

こういうことなんだよな、と思った。
何が?
自分にとって「あって当然」というものは、
周囲の人が目の色変えるような「宝もの」と騒いでも、
そう思えなくなってしまっているということ。
それがどれだけ素晴らしいものか、
貴重なものか、
希少価値のあるものか、
それらがうっすらとしてしまうということ。

Mさんが、自分の故郷、別府に対して捉えていることは、
Mさんに限ったことではない。
誰にだってある。
それは、環境かもしれない。
もっと身近にいえば、自分自身の何かかもしれない。
いつもいつもそばにある、誰かの存在かもしれないし、
持っているものかもしれない。
本当は「宝もの」なのに、
埃がかぶって灰色になってしまっているものはないだろうか。
ふーっと、ちょっと息を吹けば、
きらきらと輝く何かが姿を見せる。
そんなものが、すぐそばになかろうか。

いや、きっとある。

生きていくというのは、
そんな「宝もの」なる存在を見つけ、慈しみ、
誰かが喜んでもらえるような活かし方を探し、
実際に活かしてあげること。
その積み重ねではないだろうか。

探そう。
じゃない。
気づこう。
自分のすぐそばにある「宝もの」を。

・・・・・・・・・・・・・・・

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 私のコーチになってください!」
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kyoko_i at 04:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)キャリアデザイン 

2017年03月11日

3月11日

P1160036
写真:福島の宿「おとぎの里 米屋」にこんなものが・・。
 近寄ってみると、「およねちゃん地蔵」とある。
 微笑ましい。撮影3月4日

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
先月のことだ。
旅行の相談で近くのJTBに行った。
販売の方とは、もう顔なじみだ。
3月4日からの一泊二日、温泉、新幹線ですっと行けるところ、
源泉100%、露天風呂付客室・・・・など、
希望を伝えた。
しかし、そんなに日がないこともあり、
いいなと思うところは、全て満室だ。

「こちらの宿はいかがですか?」
「どういう宿ですか?」
「おとぎの里、という宿で福島なんですが」
「福島ですか。近くていいですね」
「ええ。この宿はお料理がとても美味しいんですよ。
 一品一品物語仕立てになっていて。食べきれないほどなんです」

はあ。食べきれないほどの料理がでたら、
かえって困ってしまう・・。

販売の方が、宿のHPを見ながら、
小さな声でつぶやいた。
「こちらの宿は、震災の時に風評被害があって、大変で・・・」
福島の宿で風評被害?
そういえば、あの当時、福島の高級宿が風評被害で、
とんとお客様が遠のいて経営が危うい・・・というニュースがあったっけ。
その「おとぎの里」という宿がそうなのかどうかはわからないが、
心に刺さった。

「そうですか。空いている部屋はありますか?」
調べていただくと、奇跡的に一部屋だけ空いていた。
値ははったが、何かしら報えたらいいなと心が動き、
予約してもらった。

11日が近いこともあり、
宿の部屋でテレビをつけると、
被災した方をとりあげた映像が流れた。
宮城だったか、岩手だったか・・。
昔懐かしいメニューをそろえる食堂を営む夫婦。
しかし、津波で店は浸水。
ボランティアの方に来ていただいたが、
自分たちよりもひどい状況の方が大勢いらっしゃるので、
丁重にお断りして、夫婦二人で何か月にもわたり掃除したそうだ。
いつ終わるのか、先が見えない掃除だったわね・・と。

今朝のニュースで、漂流ポスト、というのを知った。
震災で亡くなった大切な家族や友人たちへ、
伝えることのできなかった言葉や思いを手紙にして届ける場所。
岩手県陸前高田市にある『漂流ポスト』。
夫を亡くした年配の女性が、こう話されていた。
「ハガキがポストに落ちた時の音を聞くと、
 夫が待っていたよ、と言っているような気がします」

ある日、突然、あまりにも急に、
日常生活が奪われたあの日。
2011年3月11日。午後2時46分。
絶対、忘れるものですか、という気持ち。
いつもと変わらない日常こそ、一番の奇跡。
当たり前が、当たり前のように、そこにある。
しんみりと、いろいろなことを考え、祈る、
今日、3月11日。


kyoko_i at 08:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日常あれこれ 

2017年03月10日

夫はユニークと思えるようになって

P1150890
写真:自宅近くの別所沼公園。河津桜。
 桜の枝ぶりは、好きな姿形のひとつ。
 撮影 2月23日

・・・・・・・・・・・・

ダイバーシティとかかっこよく言われているが、
なんてことない、
一番身近なダイバーシティは、夫婦だ。
それこそ小さな違いが豆粒のようにたくさんあって、
それがなかなか面白い。

例えば、
福田(私の旧姓)は、味噌汁の具にもやしを入れることがある。
猪俣の家では、そんなことはないらしく、
もやしが入った味噌汁を彼が初めて見た時に、
夫、一口飲んで、気持ち悪くなった。
猪俣の家は、タオルを一回二回使っただけで、
新しいタオルに取り換える。
私はそんなことはしない。
一回使っただけでそんなことをしていたら、
あっという間に洗濯の山だ。
タオルの生地も傷んでしまう。
とまあ、どの家庭にでもあるだろうが、
こんなことを取り上げたら、
一冊の本が書けてしまうくらいだろう。

そんな夫は、ちょいと変わっている。
何せ、結婚するときに、猪俣の母がこう言ったくらいだ。
「あの子、変わっているでしょ?」
義理の弟にはこう言われた。
「よく結婚する気になりましたね」

語気強く、主張は常にはっきり。
特に、下の人に対しては。
人の気持ち云々よりは、
よりよい結論をより早く導きだすことに長けている。
と書くと、どれだけ堅物かと思うかもしれないが、
当の本人、結構ユニークなのだ。

こんなことがあった。
私はコーチトレーニングプログラムのクラスコーチを担当しているが、
電話会議のそのトレーニングは、
夫にしてみたら、摩訶不思議なものだ。
電話の先には、参加者が何人もいるはずだが、
夫には、私が一人しゃべっている様子しか見えない。

クラスのファシリテーターの私が参加者に問う。
「マニュアルに書いてあることを読んで、どんな感想ですか?」
後ろに控える夫、言う。
「わかりません!」

クラスの最後の時間は、ホームワークを伝える場面。
「それでは、リーダーシップ向上のためのアセスメントを作ってきてくださいね」
後ろに控える夫、今度はこう言う。
「はーい!」

さすがに集中しきれない。
電話を切ったあと、後ろを振り向いて彼に睨みをきかす。
さーっと隣の部屋に足早に去る夫。
部屋には、一人腕組みして考え込む私が残るばかり。
ふうむ。

私たち二人は、以前は、言い争ってばかりいたものだ。
どちらかというと、私の彼への要望が多すぎたのだ。
高すぎたのだ。
それが何をきっかけにしてか、
等身大の彼が見えるようになってから、
その要望も等身大になり、
私はとても気が楽になった。

きっかけは何だろう?

そうだ、あの質問だ。
「それって、ほんと?」
「思い込みがあるとしたら、何?」
という。

私たちが見ている世界は、
起きている事実はあれど、
それぞれが解釈して出来上がっている世界。
事実と解釈。
そこに開きがある。
だから、自分がしている解釈の存在に気づく時に、
人はもっと自由になれるように思う。
解釈から自由になれるというか。

夫はユニークか・・・。
そう思えるようになって、
ほんとうによかった。

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2017年03月07日

謝る 謝らない 責める ゆるす

P1150894
写真:河津桜。さくら・・。心が躍るのは、
 やはり日本人だよなぁ。撮影3月7日

・・・・・・・・・・・・・・

三重県の津市でキャリアデザインセミナーの仕事を担当。
ひやっとしたことがあった。
自ら招いたことだが。
セミナーもあと数分で終了で、
場面はこれからの行動について触れていた時だ。
「これから取り組むこと、それは大きなことでなくても構わない。
 小さな行動。
 それこそ一分間で終わるくらいの小さな行動でいいんです。
 例えば・・・」

例えば?

「例えば、貯金を始めよう、と言う時に、小さな行動というのは、
 百五銀行に行って通帳をつくる、それだけでもOKなんですよ!」

会場、少しどよめく。
地元の銀行の名前を聞いてのどよめきか、
そんなことくらいからでいいのか、という安心のどよめきか。
しかし、私は非常に動揺してしまった!

  しまった・・・。
  もしも参加者の中に、
  百五銀行以外の金融機関に勤めている人がいたらどうするんだ。
  まずい・・・。

なぜに百五銀行とすぐ口をついたとかいうと、
大切な理由がある。
一言でいえば、思い入れがある銀行名なのだ。

銀行で研修の仕事をし始めた時、
地方銀行協会主催の研修インストラクター養成研修を受講したが、
今でも心に残るアドバイスをしてくれたのが、
百五銀行の方だったのだ。
「きれいにまとりますぎ。もっと泥臭いほうがいい。
 近寄りがたい感じがします」
というような。
講師としての自分の在り方を考えさせてくれた、
ありがたいアドバイス。

そして、そして。
大学のサークルの二期下の委員長を務めた後輩が、
地元が三重県で百五銀行に就職。
しかもパートナーは同じくサークルメンバー。
彼女は私が目をかけていた後輩。
となれば、おのずと、二人にからめて百五銀行は、
とても親近感感じる存在なのだ。

で、「百五銀行に行って通帳を作って」につながる。

しかしなあ、特定の企業名をあげるのは、
セミナーという場ではちょっとな・・・。
その後、事務局の方に確認したら、
大丈夫ですよ、とのお返事で安心する。

さて、その時。
謝ろうと一瞬思ったが、
ぐっとこらえて謝らなかった。
謝れば、私の気は済む。
でも、その時は「そうしちゃいけない」と思ったのだ。
謝らなければ、「しまった」というもんもんとした気持ちは続く。
なぜ、あんなこと言っちゃったのかな・・・と。
しかし、もんもんと自分をちょっと責めるこの気持ちから
逃げちゃあかん、と思ったのだ。
そうすることで、本当の意味で、
次回はよりよい行動ができる、と思ったからだ。
でないと、同じことの繰り返しを緩やかに繰り返してしまう。

もちろん、そんな自分をゆるす。
誰でも失言やら、失態やら、それはする。
たくさん行動する人のほうが、そうなる。
だめだ、と落ちこんでしまう代わりに、
次は異なった行動をとる、
私はそれができる人、と信じること。
それが、ゆるす、ということ。

もちろん、素直に謝りますよ。いつもは。
しかしながら、「これは気楽に謝っちゃだめ」と直感で感じる時は、
プロとしての私の心意気が、何かしら私に諭している時だ。

なーんてことを振り返りながら、
今日も一日始めるとしよう。
どんな嬉しいことがある一日になろうか。

・・・・・・・・・

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kyoko_i at 06:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)生き方 

2017年03月05日

ありがとう! の2月

P1150995
P1150949
写真:伊勢神宮 撮影2月25日
 お参りは三回目。
 なのに、「あれ、こんなに広かったっけ」と、
 じゃりじゃりと歩く、歩く。
 記憶はほんとうにあいまいなもの。

・・・・・・・・・・・

研修講師。
こういう仕事をしていれば、
赴く先は、お付き合いが長いお客様先でもなければ、
参加される方たちとは初対面同士。
私にとって、その場は常にアウエィだ。
だから、前日の夜から緊張するし、
当日の朝は、それなりに早く起きて、
身体を動かしたり、固さをほぐすようストレッチしたり、
素人なりに発声練習もするし、口まわりもほぐす。

そうして「この講師、どんな人?」の多くの視線を一身にうけ、
「こんにちわ。storyIの猪俣です」と正面に立つ。

それくらいエネルギーを費やしているのでは、
嬉しい出来事あれば、心が震えるほど嬉しく感じてしまう。
例えば?

2月は素敵な贈り物をたくさんいただいた。

ブログに励まされています、と言って、
わざわざプリントアウトしてくださって、
感想を直接伝えてくださって、
その気持ちがとても嬉しかった。
今までもやもやしていたものが、
すっかり晴れました、これから頑張ります、と
頬をピンク色に蒸気させながら教えてくださって、
役に立ててよかった・・・。
また来年も会いましょう、と研修中にさわやかに言ってくださって、
意欲がぐっと上がった。
迷っていた私にグッドタイミングの猪俣さの体験談でした、
足りていないところがはっきりしました、と
100%自分ごととして受けめてくださって、
感謝の気持ちでいっぱいになる。
しかしなあ。
こういう気持ちを当の本人に伝えられる、
相手の方が素晴らしいなあ、とつくづく思う。
私だったら、心で思っているだけで、
直接その気持ちを伝えられるかというと、
気恥ずかしさから
もぞもぞと一人その場を去ってしまうことも、しばしばだ。

2月。
零れ落ちるほどの「ありがとう」を味わえた、嬉しい月。
そして、相手の方のその姿勢から大いに学んだ月。

「今の路線でよし」と、OKをもらえたくらいに勇気になる。
それを自信に変え、
本当にやりたかった仕事ができている感謝を力に変え、
これからも学び続け、
感動を味わえってもらえる時間を創っていこう。

ふと、カレンダーを見た。

  ひとりひとりちがう「しあわせ」だけど、
  つながって大きくなってゆく「シアワセ」

研修の場がそういう場でありますように。
3月は来年度に向けて、企画含めて準備の月。
しっかりためて、伸びやかに跳ぶ。
期待に心躍るような、そんな3月。
来月にはどのように振り返っているだろう。

・・・・・・・・・・・

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2017年02月26日

提案するスキルにもの申す(3)

P1150912

P1150921
写真/伊勢神宮。お参りもそうだが、
 実は、一番の目的は「おかげ参りの犬のぬいぐるみ」を買うこと。
 参拝のあと、目的達成し、非常に満足の昨日一日。
 撮影 2月25日

・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日は、提案を受ける側からの一考を。

あともう少し考えていたい、
そこに何があるかを探したい、
いい感じに考えている時に、
「ねえ、言っていい?」
と、提案され、
あともう少しでつかめそうだったものが、
目の前でさっと消えてしまったことはなかろうか。

それであとで、ちょっと愚痴めいちゃったりして。
「あの人のコーチングって、問題解決なんだよね」
「あの人って、誘導するの。クライアントを」
など。

何をどう感じ、考えようが、
コーチもクライアントも両者、自由。
しかし、自分が自分の人生の手綱を握りたいのなら、
そういう状況さえ、よりよくするものに転換させていこう。

以前読んだ、脳科学者の茂木健一郎さんの著書にこうあった。

  脳の働きの本質は自発性で、
  そもそも脳に何かを強制することはとても難しいのです。
  「自分が選んでいる」という感覚があってはじめて、
  ドーパミンが分泌され、
  それが高い能力向上につながります。

とな。
もしも「提案されちゃった」と感じたら、
それは「受け身」な捉え方だ。
その捉え方は、ネガティブな感情を引き起こし、
不満をうみだすだろう。

しかし、こう捉えたらどうだろう。
「その提案は、私だって日ごろ、わかっていることだ。
 あらためてそう〇〇さんが言ったとうことは、
 今、それをやれ、ということではないか。
 やることで、風穴をあけられることにつながるのではないか。
 ここは、ひとつ、やってみよう」
仮に望んでいたなかった提案を、
「自分が選んでいる」状況に自ら変えるのだ。

そして、実際にやってみる。
やればいいとわかっていて、
やっていなかったことなのだ。
新しい考え方や行動へのチャレンジでもあり、
そのことは脳への刺激ともなり、
今までとは違った習慣さえ手に入れられる。

結構、いいことづくめなんじゃない?

と思っているので、
私は、提案やリクエストやフィードバックされたものは、
自分に取り入れるように意識している。
変化を自ら取れ入れる。
結果は脇においても、
そうしている自分がわりと「いいじゃん」とも思える。

自分を不満で満たしたいのか。
それとも「いいじゃん」と、
ちょっと誇らしい気分で満たしたいのか。
どちらでいたい?
どちらを選ぶ?

何かしてもらうのを待つばかりでなく、
してもらったことを最大限に活かす。
それは自分のためでもあり、
ひいては、他の人のためにもなる。
何せ、自分がいい状態であれば、
一緒にいる人もいい状態になるのだから。

今日は、提案を受ける側について、つらつらと。

・・・・・・・・・・・

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kyoko_i at 11:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年02月25日

提案のスキルに物申す(2)

P1150896
写真/陽が射す。やはり光はモノの存在を鮮やかにする。
 撮影 1月23日

・・・・・・・・・・

前回に引き続き、「提案のスキル」に物申す。

ものの本というか、
コーチングのテキストを見ると、
「提案する前に、許可をとりましょう」とある。
どういうこと?
いきなり、「〇〇〇したら、いかがですか?」
ではなく、
「提案していいですか?」
と訊ねるようにしなさい、ということだ。
そう訊かれれば、十中八九、相手は「はい」と答える。
こうして相手に「提案」を受けとれる準備をしてもらおう。
それから提案しよう、というものだ。

しかし、「提案していいですか?」と言われて、
「No」と言える人は、相当な人ではなかろうか。
かくいう私、
試しに一度、「いいえ」と言ったことがある。
言ったそばから気分が悪くなってしまった。
まず、この人の提案はどんなものだろうと気になってしまう。
せっかくこう言ってくれたのに、
断って悪かったかなぁ、ともやもやしてくる。見事、思考の流れはストップだ。
ここまでして相手の提案を聞いても、
もうこういう状態だから、すっと入らない。

興味深い話がある。
「ちょっといいですか?」と言われると、
それだけでストレスレベルが上がるらしい。
例えるなら、暗闇の中を足音がひたひたと聞こえるような、
それくらいのストレスだそうだ。
何でそうなるの?というと、
「ちょっといいですか?」と言われると、
聞き手の内側に、コルチゾールというホルモンの分泌が起こるとか。
コルチゾールは増えすぎると、
肌や細胞の老化、肥満、うつ病の原因になるそうな。

確かに・・・と思う。
「ちょっといいですか?」と言われ、
その先に自分にとっていいことを聞いた試しはない。
注意されたり、改善してほしいことだったりする。
もちろん私たちは大人だから、「ありがとう」と笑顔をつくるが、
気分の悪さが尾をひいたりしてしまう。
じゃあ、聞くだけ聞いてみようかな、と気遣ってしまう。

「提案していいですか?」も同じだ。

とはいえ、相手が煮詰まっていて、
とにかく突破口が欲しくて、
提案という外からの新たな視点が欲しいと欲している状態であれば、
その効果たるものや絶大だ。

しかし、提案など必要なかったり、
もっと考えていたかったり、
思索していたかったり、
感じていたかったり、
そんな状態の時に、提案されても、
その提案は邪魔なだけ。

そんなに気を遣わないといけないの?
ため息をつかれそうだが、
こんなふうに気を遣える人が、
プロフェッショナルなのだと思う。
プロは、「ちょっといいですか?」や「提案していいですか?」というフレーズに、
そういう影響があることがわかっていて、
それでも「提案する」か、それとも違う表現にするかを
自己責任でもって選んでいる。

「提案していいですか?」
「フィードバックしていいですか?」
「ちょっといいですか?」

使うのが悪い、と言っているのではない。
しかし、テキストにそう書いてあるからって、
軽々しく使ってほしくない。
最近の私のチャレンジは、
これら許可を求めるフレーズを使わずして、
会話になじむように、流れるように提案することだ。

難しい?
そんなこと、ないない。
結構、日常会話では、皆、そういうことをしているんじゃないのかな?

次回は、提案をする側ではなく、
提案を受ける側について思うことを書いてみよう。


・・・・・・・・・・・

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kyoko_i at 09:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年02月23日

「提案」のスキルに物申す(1)

IMG_1228
写真/今朝、自宅近くの別所沼公園を歩く。
 一本だけある河津桜。
 やはりピンクには、心浮き立つ!

・・・・・・・・・

コーチングのスキルで「提案する」というのがある。
  
  コーチングを受ける人は、
  コーチングを通じて、新しい視点を手に入れ、
  発想を広げられるようになることを求めています。
  同時に、自ら考え、自ら行動するためにも、
  コーチからの「提案」はその選択肢を広げるためのヒントになります。

こんなふうに、コーチングのテキストにはある。
例えば、
「その件は、上司に相談してみたらいかがですか?」
「仕事が終わらなくても、“ここまで”と時間を決めて帰ったらいかがでしょう?」
「みんなが集まれる時間帯としたら、夕方ではなく朝に打ち合わせをしたらいかがですか?」
などなど。

さて、テキストには「提案の効果的な伝え方」として、
こう載っている。

 こちらのアイディアに対して、相手に選択権を与えていない場合、
 それは「提案」といえません。
 提案に対して、それを受け取った後、それを採用するか否か、
 行動するかしないかという選択権は常に相手にあります。

つまり、「Yes/Noの選択権」は相手にある、ということだ。

しかしなあ、どうだろう。
いくら関係が対等といっても、
クライアントはコーチに配慮する。
気配りだってする。
コーチが「提案してもいいですか?」と言ったら、
大方は「はい、どうぞ」と言うだろう。
自分でそう言えば、
コーチの提案に「今、そんなこと聞きたくないけど」や、
「ああ、そんなのわかっているんだよなぁ」と思ったとしても、
大人の対応で「ええ、その通りですね。やってみますね」なんて、
心とは裏腹に、笑顔で返しちゃったり・・・
なんて結構あるのではないか。

コーチングのいいところは、
クライアントが自ら答えに気づくプロセスが
そこにあるところだ。
そのプロセスにおいて、
コーチからの提案という視点は、
クライアントにとっては、
自分の内側への探索から、
他者からの「意見、考え」をいったん自分に取り込み、
それを検証するという、
エネルギーのシフトがそこに起こる。

提案は有効だ。
しかし、提案が有効になるには、
相手に「Yes/Noの選択権」があるのだから、
思ったことを提案したほうがいいんだ、なんて、
うすっぺらく捉えていちゃ、その提案は活きない。

じゃあ、どうするの?
というと、その時その時によって答えは違うが、
ひとつはっきり言えることはある。

クライアントが心から話したことや
考えていることをコーチに話せているかどうかということ。
自分の考えていることや話していることは、
もしかしたら、コーチは問題視しているんじゃないか、
懸念を感じることなく、
その場に自由にクライアントがいられていること。
そして、コーチとクライアントの二人の関係の中で、
クライアントは自分は唯一無二の大切な存在と、
自分にOKをだせていること。
かっこよく言えば、自己肯定感ということだけど。

クライアントがそういう状態であれば、
限りなく、提案は活きるんじゃない?

あと、もう一つ。
提案の前の会話に、
コーチからの質問がクローズドクエスチョンが続いていたとしたら、
その提案は、提案ではなく、
コーチからの解決法の提示とみられるだろう。
クローズドクエスチョンというのは、
質問をする側に答えがある構図になるから。

コーチングのスキルは深く、面白い。
何をどうしたら、人は活きるの?
それを最も実証しているものだ。
理論や学説のような机上の論理ではなく、
実際にはこういうもの、とリアルに表わしてくれるもの。

さて、この「提案を科学する」は、もう少し続けよう。
テキストによく載っている「許可をとってから提案しましょう」。
これについても、私なりに物申したいことがありまして。
それを次回はふれますよ。

・・・・・・・・・・・

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kyoko_i at 10:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)コーチング 

2017年02月22日

猪俣さんライフはどう?

P1150593
写真:函館はベイエリアにて。
 猫というのは、こういう置物でも、
 なんとなく癒しを感じるものなり。
 思わず撫でてしまう。撮影1月9日

・・・・・・・・・

コーチのMさんからは、
もう10年くらいコーチングを受けている。
彼女はすごい。
何がすごいって、
「私」という人そのものに、
100%フォーカスしている。
私が話す内容を聞き逃すことも全くなく、
しかし、それを通して聴いているのは、「私」という人だ。
今の問題をどのように解決するかという方法論ではなく、
私が自分というリソース(強み)の何をどのように発揮できれば、
その問題を私らしく軽やかに飛び越えられるかを、
イメージしながらコーチしている。

到底、かなわんな!

そのMさんは、この二年近く、同じ質問をする。
それも、セッション冒頭一発目に。

  猪俣さんライフはどう?

なぜにこの質問なのかというと、
ちゃんと訳がある。

私の物事の進め方というのは、
ターゲットを定め、そこにロックオンしたら、
他の情報は目にいれないし、入らない。
目標達成に向けて、エネルギーを集中して注ぐ。
しかも、超短期的に。
例えば?
一日の過ごし方だったら、
何時何分から何時何分まで、何をする、
それから、何時何分から何時何分まで・・・・
と、時間を区切り区切り物事を進める。
終わった項目は、思いっきり二重線で消す。
その繰り返しだ。

例えるなら、高速道路を時速100キロメートルで、
目的地に向かってひたすら走っているような感じ。

その視野たるもの、超短期的!
ということをMさんは知っているから、
視野を思いっきり広げる質問を私のために考えた。

  猪俣さんライフはどうですか?

という。
ライフ。
この言葉が耳に届くたびに思う。
5年後、10年後、私はどうありたいの?
何をしたいの?
何を実現したいの?
何のためにそうしたいの?
誰と一緒にやりたいの?
周りにどのような影響を与えたいの?
エトセトラ、エトセトラ。
それは、10分、15分なんてタイマーのような時間軸ではない。
もっと壮大な「人生」という時間軸だ。

確かにこの質問を頻繁に聞くようになってから、
今どうする、に集中しながらも、
今していることは私の人生につながっていると、
広く広く俯瞰して見られるようになった。

質問は偉大だー。
質問されれば、その方向に思考は流れ、
その通りに行動も促され、
いつのまにかセルフトークにもなってしまい、
無意識に繰り返す習慣にまでなってしまう。

ただ、何よりもすごいのは、
Mさんが一回だけでなく、毎回のセッションで質問していること。
そこには、コーチとしてのMさんの意思と決めがあるに違いない。
この質問は、必ず猪俣さんの助けになる、という。

果たして、私は自分が繰り出す質問に、
どれくらいの意思と決めを持てているだろう。
そう書いて、決めた。
持つ、と。

コーチのコミュニケーションから大いに学ぶ。
すべてはプレゼンスだなあ。

・・・・・・・・・・・

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 私のコーチになってください!」
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kyoko_i at 14:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)質問 

2017年02月21日

もうコーチングなんか辞めてやる! ありますよ。そんなこと。

P1140686
写真:京都、知恩院の庭園。
 お坊さんが「冬は寒い」「でも冬の京都もいいので来てください」と
 三回は繰り返す。
 しかし、その言葉を聞くたびに、ぶるっ。
 どれだけ寒いのか、試してみようと思ったものの
 季節は既に2月半ば。
 花灯路の時期。桜が待ち遠しく。
 撮影 2016年11月3日

・・・・・・・・・

もうコーチングなんか辞めてやる!
そんなこと、数知れず。
昔のことでしょ? 
いやいや、二年前くらいは、結構・・。(えーっ!)
コーチとのセッションでも話題にしていたくらい。

「私、コーチング、向いてません」
「はあ、どんなところが?」
「そもそも、話すほうが好きなんです!」
「・・・・・」

辞めてどうしたかったかというと、
「えーい、しばらく旅にでもでるか」と思っていたくらいだから、
相当八方ふさがりだったのだろう。

コーチングを学び始めたのは、2004年。
お金をいただいてコーチングを始めたのは、
2006年。
今が2017年だから、11年目か。
「ああ、コーチングってこうやるんだ、わかった気がする」
ようやく、肩の力が抜けた感じがしたのは昨年くらいかな。
(それまで受けていたクライアントの皆さん、お許しあれ・・・)

そんなふうに毒づきながら、
どうして続けられたかというと・・・。

答えは、歴然。
コーチングというコミュニケーションの価値に
ほれこんでいたからだ。
教えるのは、自分でいうのもなんだが、
結構得意なのだ。私は。
しかし、教える以外のコミュニケーション。
それも、相手が自分で自分の答えを見つけ、
自分からやろうと思え、実際にやってみて、
目指す未来、ビジョンに向けて、
自分でしっかり生きていけるようになる。
そんな夢のようなことを実現するのが、
コーチングというコミュニケーションだ。
どうしても、そんなことができるようになりたかったのだ。

なぜ、そこまで?
最も印象に残る思い出は、
24歳で銀行員だった頃のこと。
飲み会の後だったから、夜の9時をまわったくらいだったろうか。
同期の女性と通りを並んで歩いていた。
彼女がどちらかというと話していて、
私は聞き手になっていたと思う。
彼女がふと言った。

  あっ、そうか。
  だから、そうなんだ。

それまで彼女は話しながら、
「あれ、なんで、私、こんなことまで話しちゃうんだろう」
そう我を振り返る時もあったが、
それを経て、気づきが起きた瞬間だったのだ。
彼女の目は輝き、表情はぱっと明るくなった。
それを見て、あっ、自信がついたんだな、と思った。

そうそう、こんなこともあった。
キャリアカウンセラーの仕事をしていた時のこと。
自信がなくて小刻みに震えがちだった20代の男子が、
あれこれ話しながら、最後にこう言ったことがあったな。

  あっ、自分にも答えがあった・・・!

それまで俯き加減だったのが、
帰る時は、足取りもしっかりと、
正面をしっかり向いて帰っていった。

こういうシーンを、
もっと創ることができたら、どんなに嬉しいだろう。

コーチングを続けたわけは、
大層な理由は全然なく、
シンプルに、ただ、それだけ。

とはいえ、私の価値ともつながっているのだろうな。
コーチングという関わり方ができる人というのは。

しかし、また落ち込むこともあるだろう。
その時に、果たして私は乗り越えられるだろうか?
わからない。
しかし、「続ける」と決めていれば、
きっと立ち上がることはできるはず。

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2017年02月20日

自分の心は、自分で守りたい

P1150884

昨日、大阪で友人の演奏を聴く。
演奏?
ピアノだ。

そこには、私が一番愛してやまない曲があった。
ドビュッシーの「月の光」。
イメージは、写真のとおり。

ピアノの実際の演奏を聴くのは、
もしかしたら20年ぶりくらいだ。
高校に入るまで習っていたので、
もともとピアノは好きだ。
CDではよく聴く。
それで満足していた。
しかし、それは違っていたなあ、と。

ホールでの実際の演奏は、
音が空気を震わせホール全体をそよそよと流れて、
私たちはその空間に包まれる。
耳で音をたんに聞くだけではなく、
五感が刺激される。
共鳴しあい、心に響く。
音の余韻がすっと残る。
「ライブ」だから、その瞬間にしか存在しない。
演奏する方と聴衆とその場の空気と・・・・、
すべてがその時にしか存在しない、
唯一無二のもの。

CDで繰り返し繰り返し聞く「軽さ」とは全く違って当然なのだ。
しかも、やはりそこは機械が介した無機質さが、
そこはかさなく響いてしまう。

なーんて、当たり前のことに気づいたのだ。
いや、気づくというか、忘れてしまっていたのだろうな。

効率とか、効果的にとか、生産性アップとか、
時間を追っているのか、
追い詰められているのか、
きゅうきゅうとした生活を送りながら、
すっかり、こんなことも忘れてしまっていた。
テレビをつければ、
目をおおいたくなるようなニュースや映像が流れたり、
不穏な国際情勢のことに触れるにつれ、
「感動する」なんてことは、どっかにいってしまっていた。

クラシック音楽、よいなあ。
しかし、これだけあらためて思えたのは、
ピアニストの存在が一番にある。
誰?
山崎千加さん

「感動」をさび付かせないよう。
情報があまりにも多すぎる世の中だからこそ、
自分の心は、自分で守りたい
ああ、あの「月の光」、
また聞きたいものだ。
叶わぬ願いというのも、また一興。

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2017年02月19日

どうりで感じがよいと思ったら

P1150876

大阪のホテル宿泊先にて。
やはり朝陽はよい。
こんな景色を見てしまうと、
高層マンションの上のほうのフロアに住むのもよいな、
と思ってしまう。

ところで、こちらのホテル。
フロントスタッフの対応がやたらいい。
嫌味は全くない。
若い人たちが、「一生懸命」という形容詞がぴったりなほどに、
感じよく感じよく対応しよう、
という心意気がひしひしっと伝わってくる。

案の定、そこにはアンケートが・・・。
部屋に入ると、スタッフのサービス向上のために・・・
というお題目でアンケート用紙がおいてあった。

笑顔で迎えられていた?
身だしなみは好感がもてる?
積極的な声かけはあった?
会話のスピード、声の大きさは?
館内の説明は十分?
サービス提供品についての説明はあった?
質問に的確に答えられていた?

確かに、「古い新聞いただけますか?」とお願いに行ったら、
ささっと小走りに新聞を事務室に取り入って、
しかも「英字新聞ですか? 日本語のものですか?」とそこまで確認くれて、
両手で丁寧に差し出してくれた。
“お客様ファースト”ですな。

まあ、アンケートで、評価の対象になるからというのもあるだろう。
おそらくこのアンケート結果も組織内で公開されるのだろうが。
しかし、こういうことがいいのかな、と思った次第。

何が?というと、
きっかけは「評価されるから」だろうが、
結果として自分自身がよりよくなる、
よりよく成長する、より磨かれる、
そんなことにつながる。
はじめは形から入ったとしても、
形を繰り返すことで、形におのずと心も入るようになるだろう。

思えば、
あとでどんなふうに評価されるかな、
という環境にいない人は、
やはり態度がぞんざいだ。
それはもったいないように思う。

よし、私も取れ入れてみよう。
勝手に評価項目を作って、
自分が他者の立場になって評価してみることを。
例えば?
項目はいくつか浮かぶが、
気恥ずかしいので、ここでは書かなくてもよかろう。

目指す状態に向けて、
今の自分の言動が適っているのかどうか。
見られていることに意識して、
自己評価することを遊びのごとく日常生活にとりいれる。

かっこよくいえば、
これがプレゼンスマネジメント、ということだな。

・・・・・・・・・・・

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2017年02月18日

ほのかに残る「うしろめたさ」は・・・

P1150863
写真:世界遺産ラスコー展in国立科学博物館にて。
 そうか、クロマニョン人というのはフランスだったか。
 必見の展示内容。といっても、明日まで・・・・!(撮影2月17日)

・・・・・・・・・・

  よかれと思ってやったのに。

でも、その通りにならなかった経験ってない?
思いもよらず、相手の迷惑になってしまったり、
気分を害してしまったり、
困らせてしまったり。
物事はなかなか思い通りにならない。
しかし、そういう経験をしていることが、
とても大切なんだと思う。
そういう経験からしか得られない、
人としての深みってあるんじゃなかろうか。

12年前、父が亡くなった時のことだ。
相続人に、腹違いの兄がいることがわかった。
私はそれまで一度も会ったことがないゆえ、
弁護士を介して連絡をとった。
父のもとで会社を手伝い、病院に毎日通い、
最期をみとったのは私だ。
だから、彼には相続放棄をお願いしてもいいのでは?
とアドバイスをくれる方もいた。
しかし、私はよしとしなかった。
なぜなら、彼が気の毒と思ったからだ。
私にはずっと父がそばにいた。
父はとても私を大切にしてくれたし、
私も父を尊敬していた。
しかし、彼はどうだったろう。
そういう父親は、彼の人生にはいなかった。
自分の父親が、自分以外の子に愛情を注いでいるのって、
どんな気持ちだったろうか。
せめてもの気持ちと思い、
どうにかお金を工面し、弁護士を通じて彼に渡した。

それから数年後、一昨年の秋だ。
とある病院から電話が入った。
彼が危篤だという。
連絡先は、私しかいないとのこと。
彼の主治医が言った言葉は、ずしんと重く響いた。

  お父様の相続のことで、
  負い目を感じていたと。
  恭子さんに会いたい、謝りたい、と話しています。
  どうされますか?

ショックだった。
よかれと思ってしたことは、
彼にとって、全くよくなかったのだ。
負い目を感じさせるものになっていたのだ。
私に会って、謝りたい、というなら、
彼に会う責任があると思った。
しかし、彼の最期には間に合わなかった。

一体、私がしたことは何だったのだろう。
世間知らずなお嬢様が、
自己満足でしたことと嘲笑されても仕方がない。

しかし、あの時に私がだした答えは、
その時のベスト。
結果がどう影響するかまで、
コントロールなどできやしない。

だからこそ、前回書いたブログのメッセージが心に響く。
 自分が幸せになることでしか、
 救えない人生がある
という。

今の自分の幸せは、
既に逝ってしまった人たちが残してくれたもの。
ほのかに残る「うしろめたさ」は、
私に有頂天になることをとめてくれる、
とても大切なものだ。

そんな経験、あなたにもない?

・・・・・・・・・・・

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2017年02月14日

自分が幸せであることしか・・・

P1150560
写真:函館は金森赤レンガ倉庫にて。
 ポスター撮影にも使われる場所だが、
 さすがにプロのようにはいかず。
 何回も撮っても同じようにいかなず、苦笑。
 撮影1月9日

・・・・・・・・

本はさほど読むほうでもないが、
好きな作家さんはと聞かれれば、
ためらわず言えるのは、
喜多川泰さん。

きっかけは、コーチングのクライアントさんだ。
私が有料でセッションをした時の、
一番最初のクライアントの方。
その方はとても読書家で、
どんな話の流れでそうなっただろうか、
喜多川さんの『手紙屋』という本を教えてくれたのだ。

そうだ、こんな話しだっただろうか。
クライアントの方が友人にこの本を紹介したら、
その友人が「俺は息子の“手紙屋”になるんだ!」って、
かっこつけているのよ云々みたいなことを言っていて、
そんなに影響を受ける本ってどんな本なんだろう・・・
というのが、そもそものきっかけだったな。

それからというもの、喜多川さんのファンだ。
何回も何回もページをめくり、
鉛筆、青や赤のボールペンで線を引き、
書き込み、もうなくてはならない存在の本だ。

最近、『書斎の鍵〜大人たちに贈る感動のストーリー』を読んだ。
帯にはこうある。

  自分が幸せになることでしか、
  救えない人生がある。

書籍の中には、こうあった。

  人間は、お互いに関わりあいながら生きている。
  そうである以上、
  自分の人生と他人の人生を切り離して考えることなどできないことだ。
  君が自分の責任で幸せになることでしか、
  救えない人生もあるということだ。
  (引用 P227)

心に残る言葉というのは、
その時の自分に何かしら関係がある。
心の奥底にひっかかっている小さな棘、
それに関係している何かがある。
自分が無意識に探し求めていたヒントが、
そこにあるような気がするから、心に残る。

そうだ。
私にだって、後ろめたいと感じることだってある。
もうその人と話すことさえかなわない、
そういう人にろめたいと感じることが。
決して完了することのない、
未完了な気持ち。
それについては、のちほどブログに綴ってみよう。

自分が幸せになることに責任を持とうとする、
結局それしかないのだろうけれど、
折に触れ、ちくっと痛むあの思い出。
でも、そういうものがあるからこそ、
いいんじゃないかな、と思う。

そういうことからしか生まれない優しさというのも
あるのだと思う。

  自分の幸せがたくさんの人を幸せにするにもかかわらず、
  自分は大変なんだとか、
  自分はなんて不幸なんだと、
  自分のことばかり考えて、
  ほかの人が幸せになる機会すら奪って生きている。
  (省略)
  お前のその生き方が、
  次の世代の誰かを救う日が来るだろう。
  その人たちを幸せにするのが、
  お前にとっての恩返しだ。
  (引用 p244・245)

自分の人生に、自分で責任を持て、ということか。

てらうことなく、
真正面からまっすぐに届けられるメッセージだからこそ、
喜多川さんの本に胸打たれる人が
後をたたないのだろう。

こうして書きながら、
今こうして生きていることに、
勇気をもらった気分になる。
やっぱり、喜多川さんの本はいい!

・・・・・・・・・・・

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2017年02月13日

座右の銘、活きている? 活かしている?

P1150579
写真:函館の金森赤レンガ倉庫。
撮影1月9日。
レンガってなぜ温かい感じがするんだろう。
不思議。

・・・・・・・

座右の銘?
意味を調べれば、
   常に自分の心に留めておいて、
   戒めや励ましとする言葉。
   もともと、古人が席の右側に置いて自らの言行を戒める言葉であったが、
   後に人々はそれを傍らに置いて自らを激励したり、
   戒めたりする格言となったとされている。
だそうな。

あなたの座右の銘は何?

そう聞かれて、
「ああ、そうだ。自分は・・・」と思い出すことが多くない?
それってもったいなくないような。
座右の銘は、その名のごとく、
座右の銘にしよう。
いつも、つねに、傍らに置いておこう。

かくいう私は?

 ピンチをユーモアとウィットで切りぬける。
 最後はハッピーエンド。

だ。
20代の頃から、これだ。
我ながら面白いとなあ、と思う。
というのは、「ピンチ」ありきの考えじゃないか、これって、と。
そう、私にとっては、
人生はピンチの応酬。
想定外のことばかり。
起きてほしいことが起きなかったり、
まさかということが起きたり、
なんでまた、というような誤解を受けたり、
思わぬ嬉しいことが起きたり。
先は読めない。
ひやっとするピンチがなんと多いこと。
しかし、どういうプロセスがそこにあろうが、
つねにラストはハッピーエンドなのだ。
状況がハッピーエンドというよりは、
心の在りようがハッピーエンド、という感じかな。

人生は冒険。
がっかりしたり、感動したり、
もうだめかと思ったり、
やっぱり大丈夫だと思ったり。
こう書いてみると、喜怒哀楽もろもろの感情が、
人生を豊かにしてくれるなあ。

あなたの座右の銘は何?
その通りに生きている?
その通りに生きたとしたら、
どんなふうに今の景色は変わる?

もしもこの問いにしっくりこないのであれば、
あなたの座右の銘は、他にあるのかもしれない。
他の人の言葉で生きるのではなく、
自分の内側からの言葉で生きよう!
それが自分らしさっていうことだと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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2017年02月12日

バイキングはバイキングだろう!

P1150570
写真:函館 ベイエリアにて。
 撮影1月9日

・・・・・・・・

ひょんなことがきっかけで、
「この人苦手」と思っていた人に
親近感を感じてしまうことがある。

そう、ひょんなことで。

以前、印刷会社で働いていたときに、
Sさんという営業の方がいらして、
どうにもペースがかみあわなかった。
60歳近くのSさんにしたら、
40少しの私の言うこと、なすことすべてが
鼻についていたと思う。

さて、当時の取引先の百貨店で、
あるイベントを開催することになった。
「北欧のヴァイキング展」というようなイベントだったと思う。
うちの会社で入場券やチラシの印刷を担当したこともあり、
お客様から招待券をいただいた。

ある日のことだ。
Sさんが「今日は時間があるから、ヴァイキング展に行ってみようと思う」と、
朝からいそいそしていた。
なので今日はお昼のお弁当はいらない、と言う。

午後2時くらいにSさんが会社に戻ってきた。
「どうでした? ヴァイキング展?」
周りから質問されても、うかない表情だ。
うーん・・、まあ・・、と歯切れが悪い。
お客さんがあまり入っていなかったのか?
それとも、展示内容がよくなかったのか?
懇意にしているお客様故、少し心配になる。

その日の夕方、経理の方がそっと教えてくれた。
「Sさんったらね・・。ヴァイキングっていうから、
 バイキングだと思ったんですって?」
は? バイキング?
「食べるほうよ、食べるほうのバイキング!」
えー?!
「それで、お昼抜きで行ったんですって。
 なんだ・・、食べられなかった・・・ってこぼしていたわよ」
なるほど。
そういうことだったのか。
(参考/
 ヴァイキングとは、
 ヴァイキング時代(Viking Age、800年 - 1050年)と呼ばれる
 約250年間に西ヨーロッパ沿海部を侵略したスカンディナヴィア、
 バルト海沿岸地域の武装船団(海賊)を指す言葉。byWikipedia)

しかし、うちで印刷していたのだから、
食べるものではないことくらい、わかってもよさそうだが。
食べる気満々で展示会場に入り、
「あれ?様子がおかしい」と少しずつ気がついて、
途中からきまり悪くなり、適当に展示内容を流して見て、
おなかがすいたまま会場を後にしたSさんを想像する。
まったく・・もう!

それがきっかけで、
以前よりSさんに親しみを感じるようになった。
せっかちで、人の話をあまり聞かず、
自分が思うように突っ走るところは相変わらずだ。
しかし、なんだかユニークさも感じられて、
自分から声をかけられるようになった。

ほんとうに、ひょんなことがきっかけで、そうなるもので。
人との関係って、
自分で頑張ることもよいけれど、
流れるままに任せていると、
思わぬ出来事に出くわせる。

人っていうのは、面白いのう。
そんなことを、つらつらと。

追伸
ホテルで「朝食はバイキング」と見るたびに、
まさかヴァイキングじゃなかろうかな、と思ってしまう私である。

・・・・・・・・・・・

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2017年02月11日

警報事件。ああ、びっくりした

IMG_1222
写真:湘南国際村。
 カーテンを開ければこの景色。撮影2月10日。

・・・・・・・・・・・

この写真の景色、いいだろう!!!

宿泊先の部屋からの景色だ。(2月10日)
嬉しいことに、朝はこのようなお天気。
見事に富士山が見える。
なんと晴れ晴れしい!
外の空気を部屋に入れたい。
それに、せっかく写真を撮るなら、
ガラス越しじゃなく撮りたいし。

ぐぐっと窓を開けた。
もちろん全部は開かない。
開く角度は45度くらいだろうか。
冷気が部屋に流れた。
顔にあたる風が気持ちよい。
鼻歌でも歌いたい気分だ。

その時、部屋の電話がけたたましく鳴った。
なんだろう、今日の研修の何か連絡ごと?
「はい、猪俣です」
声のトーンもさわやかに応対する。
相手は、フロント係。
声が切羽詰まっている。

「お客様、部屋の窓を開けられましたか?」
えっ、そういうのもフロントにわかっちゃうの?
「はい、開けました」
「開けると、警報が鳴るようになっているんです」
「えっ、そんなことになっているんですか!」
「はい」
「申し訳ありません。今すぐ閉めます」

慌てて、がちゃんと閉めた。
窓を開けると警報が鳴るですって?
どこかにそんな表示はあっただろうか?
あたりを見回したが、何もない。
警報が鳴る?
まさかこの施設全体に警報が鳴ったわけじゃないだろうな。
私じゃないって知らんぷりしよう。

しかし、動揺は隠せず。
動揺はやはり話してしまうらしい。
研修最初の自己紹介で、今朝あったことを話してしまった!
どうやら警報はフロントのみの通知らしいとわかって、安心。
なんともハラハラドキドキで開幕した研修だった。

ちゃんとしているように見えて、
どこか抜けている。
それでも、
相手が自分の人生を自分の足でしっかり立って生きている、
そんな実感が得られるようサポートしたい気持ちにぶれはない。

警報事件を思い出すたびに、
昨日のお客様一人ひとりを親しみもって思い出す。

ああ、今度は何をやらかすだろう。

・・・・・・・・・・・

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2017年02月10日

うっかりマイスター一直線

P1150551
写真:函館、ベイエリア。絵になりますね。撮影1月9日。

・・・・・・・・

私は、しっかり者に見られる。
しかし、実は、おっちょこちょい五つ星レベルである。

先日、お客様から電話をいただいた。
「イヤホンの忘れ物をされませんでしたか?」
した!
自宅で、イヤホンがない、イヤホンがない、
カバンをひっくり返していたのだから、
グッドタイミング。
しかし、ああ、恥ずかしいったら、ありゃしない。
結局、お客様にわざわざ送っていただいた・・。
今日は、「こちらのハンカチは猪俣さんのでは・・・」と、
お客様が私の膝から、はらりと落ちたハンカチに気づいてくださった。
ハンカチがまた一枚なくなるところだった。思い込みも多い。
随分前のことだ。
車の運転中、ラジオを聞いていると、
三越がブランドとコラボして何々する・・・というのが、
流れてきたことがあった。
クリスチャンディオール、シャネル、バーバリー、と、
名だたるブランド名が続く。

“まいせん”とのコラボでは何々・・・と聞いた時は驚いた。
なんと!
“まい泉”と三越がコラボする?!
それはどれだけの“とんかつ”になるのだろう!

まい泉、やるなあ!

しばらくして、はたと思った。
まい泉じゃない、
あれは、マイセンだ。
陶器のマ・イ・セ・ン!

うーん。そのうち、きっと、
うっかりマイスターになる、なれる。
近いうちに。

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kyoko_i at 13:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日常あれこれ 

2017年02月09日

365日、毎日が誰かの誕生日。で、今日は?

P1150394
写真:函館市内散策中。この後ろ姿は・・・?! 撮影1月8日

・・・・

「私、誕生日が2月9日なんですぅ」
数年前の職場仲間とのランチ時間。
ふうん。2月9日ね・・。
そう言った彼女は「にくの日、にくの日」と繰り返し、
私に印象づけようとしていたが、
なんだかこの日にちが妙にひっかかった。
2月9日。
なんだろう?
母の誕生日は9月2日。
その反対だし。
それから二日ほど経過して、わかった。
そうだ、2月9日は夫の誕生日じゃないか!
思い出してよかった・・・。
なかなか薄情な私である。

本日は?
2月9日。そう夫の誕生日。
そんな日に限って、私は出張だ。
しかし、プレゼントは用意している。
彼が好みそうなものをオーダーした。
明日、百貨店に取りに行こう。

自分の誕生日もよいが、
他の人の誕生日も嬉しいものだ。

そう。そういえば、こんなことがあった。
私の父が危篤状態にあった頃、
とてつもなく心がすさんだ。
父の容態は自宅に帰ることかなわず、
ここ病院で息をひきとのかと思うと、
父が不憫でならなかった。
病院のラウンジで一人肩を落としていると、
小さなお子さんと若いお母さんがそばに座った。

子どもは、本当に無邪気だ。
「可愛いですね」
「ええ、今日が初めての誕生日なんですよ」

それを聞いて救われた感じがした。
もうすぐ終わる命もあれば、
こうして今日が初めての誕生日という、
初々しい希望にあふれた命もある。
亡くなる人もいれば、
その日が誕生日という人もいるのだなあ。

無事に自分が生まれた日が、
当たり前のように訪れる。
なんと幸せなことだろうか。

さて、夫の誕生日に話を戻す。
彼のプレゼントにかこつけて、
私も自分に何か買おう。
たまにそういうのがあってもいいだろう。
多分、夫のプレゼントよりも、
私のほうが高価・・・だな。
まあ、それもよいだろう。

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kyoko_i at 19:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)閑話休題 | 日常あれこれ

2017年02月08日

僕が仕事を辞めると言われても!〜働き方改革って?〜

P1150425
写真:空の道・・・!函館さんぽにて。撮影1月8日

・・・・・・・・・

「働き方マネジメント」のテーマの仕事が増えている。
なぜ、私が「働き方マネジメント」に関心をもっているのか。
今日はそれをつらつらと。

私が結婚したのは30歳。
それを機に勤めていた会社を退職し、
宇都宮市からさいたま市に転居した。
あれは31歳の冬の頃だったろうか。
平穏な生活を一変させる事件は突然起きた。
猪俣の母が倒れたのだ。
くも膜下出血。
福田(旧姓)と猪俣双方の親の中でも、
一番若く、一番元気がよかった。
「恭子さんのご両親に何かあったら、
 私もお手伝いするわよ」
かねがね口にする義母は、
ちょっとでも具合が悪いところがあると、
すぐ病院に行っていたくらい、身体に気を付けていた人だった。
「恭子さんの面倒にはならないようにしなくちゃね」
それが口癖だった。

その義母がくも膜下出血!

医師曰く「死か意識が戻らないことも覚悟していてください」
と言われるほどの状態。
ありがたいことに最悪の状態は避けられた。
入院している時はよいとして、
退院してからはどうするのか?
どうすればいいのか?

猪俣の親戚は「私たちも手伝うから」とは言ってくれるものの、
最終的には、義父、夫、義理の弟、私でなんとかせねばならない。

誰が義母の面倒をみるのか・・・。

その時、夫がこう言った。
「僕が面倒みるよ。長男だし。
 父さんだけに任せていたら、父さんまで倒れてしまうかもしれない」
そう考えてるいるのか。
しかし、驚いたのは次の言葉だ。

「会社を辞めるよ。
 今の会社で働きながら介護はできない」

いや、そんな極端に考えなくても。
だって、私たち二人の生活はどうするというのだろう?
会社を辞めるって・・・?!

「H(義理の弟)は独身だけど、介護していたら、
 あいつは結婚できなくなる。
 あなた(私のこと)はお父さんの会社を手伝っているんだから、
 会社から離れられないだろう。
 僕がやるしかない」

いや、だから、そこまで極端に考えなくても・・・!
今の生活を保ちながら、介護もする、
その可能性を探す方が建設的ではないか。
しかし、夫は「両方なんて無理だ」の一点張り。

結局どうしたかというと、
一旦私が三か月間休職し、
猪俣の実家に入り、義母の介護をした。
平日は私、週末は夫と義弟と交代しながら。
その間、ケアマネジャーさんの力を借りながら、
ヘルパーさんに手伝ってもらいながら、
義母も少しずつ少しずつ、できることが増えていった。

その後の話は長くなるので、ここまでにしよう。
20年も前の話だが、どうだろう。
同じようなことは、今だに起きているのではなかろうか。
同じようなことというのは、
介護という問題に振り回されて、
今までの自分の生活がままならなくなるということが。

事実、2014年時点で、
介護求職者は年間10万人にのぼっている。(厚生労働省データ)
今年は団塊世代が一斉に70代に突入する。
男性比率の高い企業で試算すると、
育児で休む女性の数を介護で休む男性の数が上回るそうだ!

嘆かわしい!!!

介護という問題が目の前に起きても、
その問題と上手につきあいながら、
自分を大切にしながら生活していく。
それが最もベターな考え方ではなかろうか。

以前、新聞に、パナソニックが、
共済会に介護に関する相談窓口を設置した、という記事があった。
とてもよいことだ。
安心して働ける。

介護という局面からふれたが、
もちろん人生のイベントというのは、
介護だけではない。
そういう人生のイベントに右往左往してどうしようどうしようと、
振り回されるのではなく、
イベントすら自分を豊かに成長させるものにしていきたい。
長寿大国日本。
幸福度を自ら高められるようになりたいものだ。

来年もこのテーマでの仕事がある。
地域社会でより貢献していく、活動していく時期に、
私自身入ってきたかもしれないなぁ。
そんなことも思いつつ。

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kyoko_i at 08:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)閑話休題 

2017年02月07日

質問の力。現状を軽やかにぶっ壊せ!

P1150820
P1150854
写真:岩国にて。上/昔の武家の家の土塀、下/錦帯橋。
 そこはかことなく、意匠に人の手のぬくもりを感じて。
 撮影 1月21日

・・・・・・・・・・

どんなコーチを目指す? と訊ねると、
「新しい視点や気づきをもたらしたい」とか「与えたい」とよく聞く。

私はクライアントとして、いい体験を結構持っている。
その体験は「いつか、私もそんなことができるようになりたい」という
ビジョンを育んでくれる。

相手に気づいてほしいことを
そのままダイレクトに言っちゃうのは簡単。
だけど、やはりそこを「質問する」ことによって、
質問された側は「自分でその答えを手にした!」という、
多いなる気づきと喜びが得られる。
だから、質問というのは、
つくづくスキルなんだなあ、と実感する。

こんなことがあった。

仕事仲間で打ち合わせをしていた時のこと。
どれくらい前だったろう?
かれこれ4年前くらいだろうか?

  うーん、それをするのは難しいなあ。
  あの人はすんなり協力してくれるかなあ。難しいなあ。

電話会議ながら、腕組みしながら、私、のたもう。
うーん、うーんと考えあぐねていたところ、
友人のIさんが次の質問を投げた。

  猪俣さん、
  さっきから、難しい、難しいって言っているけど、
  何が難しいの?

あまりにも突然のことで、虚を突かれた。
しかし、質問されれば、ぱっと答えたい。
 
  何が難しいって、例えばさ・・・

例えばさ・・・?
あれ? 次の言葉がでてこない。
確かに「難しい、難しい」と連呼した。
確固たる理由があるから、そう言っていたはず。
何が難しいって、その、えーと・・・あれ?

  何が難しいのだろう?

一瞬の時間だが、
目まぐるしく思考がぐるぐる回った。

  猪俣さん。
  それは、「難しい」んじゃなくて、
  「慣れていない」だけでしょ。

軽やかな春風のようなIさんの声のトーン。
清らかな鈴の音のように、心に響いた。

  そうか。
  確かにそうだな。
  これからは、難しいって言わないようにしょう。
  私よりも、聞いている周りの方がいい感じがしないみたいだし。

しかし、本当の気づきはそれからだった。
「難しい」という言葉がこぼれそうになると、
「違う、違う、慣れていないだけ」と心で言い換えていたのだが、
なんと、一日の中でそれが頻繁にあったことか。
なんと、私は今までよく考えもせずに、
「難しい」と口が形状記憶しているかのように、
言っていたことか。
難しいと思った瞬間、
難しいことの理由を脳は検索する。
あることないこと理由を並べて、
難しいことをこれからするのだと判断してしまい、
思いや行動にかなりのブレーキをかける。
言葉の影響力たるものや・・・。
その事実に愕然とした・・・。

このエピソードは、研修やコーチングでも、
折に触れ語るまでになっている。
研修アンケートには、心に残った言葉として
書かれることも多い。

ここまで私が気づき、
考えを変え、
行動まで変えられるようなったのは、
振り返ってみれば、
やはりIさんが質問したからだと思う。

もしもだ。
仮にIさんが次のように言っていたらどうだろう?

  猪俣さん。
  難しいって言っているけど、
  難しいんじゃないの。
  それは慣れていないだけでしょ。
  難しい、難しいって言わないで。

「ああ、ごめん。その通りだね」
聞き入れる。
それから、言わないように気をつけたと思う。
しかし、ここまで書いたほどの気づきは
起こらなかったはずだ。
絶対。
「何が難しいの?」と訊かれたとき、
すごく考えた。
私は何が難しいと思っているのか、
すごくすごく考えた。
このプロセスがいいのだ。

そうわかっていたはずなのに、
この前のコーチング勉強会で「難しいなあ」と口にしている方に、
「難しくないよ! そんなこと言っていたら、可能性なんてないでしょ」と
一喝していた自分がいた。
早く結論を言いたくて仕方なくなっちゃんうだなぁ。
いや、早く相手を変えたくて仕方ない。
そのほうがあっているかも。

コーチのフィードバック、提案、要望。
それもエクセレントなコミュニケーションのスキル。
でもなあ。
答えを言わず、問いを共有して、
相手が答えを自ら探しにいって、
その思索の森から「お、これだ!」という
自分だけの答えを手にした時の喜び。
そういうものを体験できるようなコーチングセッションできたら・・。
ええなあ。

ええなあ、と思ったら、
あきらめず、追い求めよう。
「技」に終わりなしか。
だから面白いぞ、この仕事。

・・・・・・・・・・・・


★「コーチ座コーチ」★
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kyoko_i at 09:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)質問 

2017年02月04日

わたしは、ついている?!

P1150409
P1150414
写真:函館。宿の近くの海にて。撮影1月8日

・・・・・・・・・

2日は猪俣の母の命日だった。
実家は所沢。
お線香をあげに行こうと、車を飛ばす。
さて、帰りのことだ。
自宅ではヴィッツに乗っているのだが、
洗車でもして帰ろうかとふと思った。

そして、これがよかったのだ。

待合室でのんびり本を読んでいると、
ガソリンスタンドのスタッフの方が、
慌ててとんできた。

「あのー、バッテリーなんですが・・・」
バッテリーが何か?
「調べてみたら、レベルが1なんです!」
なんと!
レベル1とは、デンジャラスじゃないか。
「車検は9月のようですが、
 ここまでのレベルですと、
 もう取り替えたほうがいいかと思います」
ええ、取り替えてください。

しかし、なんて運のよいこと。
もしも走っていたときにバッテリーが上がってしまったら・・・?
どうなっていただろうか?
ガソリンスタンドに寄ってよかった・・・。

振り返ってみると、
「あっ、よかった。助かった」と感じることは、
折に触れてあったように思う。

誰しもそういうことはあるだろうが、
慢心しないようにしたいもの。
大事にいたらなかったことに対し、
「ありがとう」の気持ちを常に持っていたいもの。

そんなことをつらつらと今日は書きたくなり。

追伸
私はついている?
しかし、こんなこともあったぞ。
あるカフェでのこと。
「この時間帯はケーキもつきますよ」
ラッキー。
私は運がいい。
うきいきしていると、
「すみません。私の勘違いでケーキはつきませんでした」
と謝られた。
なーんだ!

・・・・・・・・
★本気でコーチングを学びたい人が集う勉強会。「コーチ座コーチ」★2月 コーチングエクササイズ
・15分間のコーチングエクササイズを実施
・PCCマーカーに照らし合わせて、オブザーバーがフィードバック
・15分間のコーチングの対話がPCCマーカーの項目のどこに相当するのか、
 どのようにコーチングをすると、他の項目にもふれる対話になるのか、
 ディスカッション。
「あなたのコーチングは他の人と違う。すっごく考えて、気づきがありました。
 私のコーチになってください!」
と言われる、未来、一緒に手に入れていきましょう!

kyoko_i at 11:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)閑話休題