2016年07月26日

そういうフィードバックは、とっても薄っぺらい

IMG_0898
写真:横浜みなとみらい にて。
 このホテルはヨットの帆をイメージして、
 このホテルは波をイメージ、
 そして、このホテルは灯台をイメージしているんですって。
 横浜在住の友人が教えてくれる。ただ、それがじんわりと嬉しく。

・・・・・・・・・・・・・

  クライアントはフィードバックを求めて、コーチを雇う。
  フィードバックの質がコーチングの成果を決める。
  
さらに、コーチエィの会長の伊藤守さんは、
著書で次のように示唆している。

  話す相手がいてはじめて、
  物語が生まれる。
  そこにフィードバックがあってはじめて、
  物語がリアリティを持つ。

だからこそ、コーチが「何」をフィードバックするのか、
その「何」がとても大切だ。

クライアントの「価値」なのか、「強み」なのか、
「感情」なのか、「意味づけ」なのか・・・。

  「いいですね」
  「何か学ぼうとする姿勢、それがあなたの強みですね」
  「これからのことに、わくわくしているように感じます」
  「やるべきことははっきりしているのに、何か不安を感じているように聞こえます」

などなど。
しかし、最も重要なのは、
「本当」に、そのことについて、
「聞こえてきたのか」、「感じられたのか」、「思ったのか」、
その「本当に」だ。
それしかない。
本当に、いいね、と思ったのか、
本当にその強みを捉えたのか、
本当に、わくわくしていると感じたのか、
本当に、不安を聞き取ったのか・・・。

誰かがどこかでフィードバックしたそのセンテンスが、
印象的でかっこよかったから、
ただ真似をしたくてその言葉を使ったのか、
何か気の利いたことを言わなくっちゃと思って、
どこかでよく聞く言葉を使ったのか。

そういうフィードバックは、とっても薄っぺらい。

拙い表現でも構わない、
何度も同じようなフレーズの繰り返しでも構わない。
正直に目の前のクライアントとともにいて、
本当に、聞こえ、感じ、思ったことであれば、
そのフィードバックはクライアントの内省のきっかけになる。
借り物の言葉のフィードバックは、
かえって混乱を生む。

話すということは、
適切な言葉を探す、もがき苦しむプロセスそのもの。
クライアントもそうだし、
コーチもそう。
二人だけにしかわからない創造的なことが、
だからこそ、その場に生まれるのだと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・

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kyoko_i at 09:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)コーチング | フィードバック

2016年07月25日

ポケモンGO、どうなの?

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写真:ロイヤルパークホテル横浜にて(2016.7.12)

・・・・・・・・・

昨日は、宇都宮の実家へ。
帰りがけにある公園沿いを通った。
広場は、人、人、人・・・。
何かイベント?
50人以上はいるだろうその人たちは、
スマホを真剣な目つきで覗き込み、
すりすりと歩いていた。
一切顔を上げずに、
そろりそろりと動いている様は・・・。
異様な光景だった。

ポケモンGO?
さあ、それはわからない。
可能性としては高いだろう。

こんなに青空広がる爽やかな夏日だというのに、
目に入れているのは、スマホの中の世界のみとは、
もったいない。
あんな前傾姿勢で長くいたら、
せっかく二足歩行を得られた人間だというのに、
そのうち人間の骨格も変わってしまうかもしれない。

そう否定的に感じていたが、
今朝のあるニュースでは、
肯定的にポケモンGOを取り上げていた。
それは、ポケモンGOは、認知症予防になるとの見解。
なごみクリニックの伊藤院長曰く、
次のような良い事があるそうだ。

  ぽけもんGOは、脳を活性化させる。
  操作方法を覚えるまで、
  側頭葉が刺激される。
  ゲーム操作も良くて、
  指の動きでボールを投げる、あの動作。
  手は運動神経が集中しているので、
  前頭葉(運動)が刺激される。
  上手くいって大喜びすると、
  これまた前頭葉(意欲)が刺激される。
  さらに、コミュニケーションの量も増える。
  ポケモンGOをすることで、
  普段あまり話さない孫とゆっくり話した方がいらした。
  また、20代前半の女性曰く、
  ポケモンGOをしていたら、
  見知らぬ70代の人から操作方法を尋ねられたとか。
  加えて、ポケストップ目指して歩くことは、
  空間を認識する頭頂葉(判断、理解)が刺激される。

これらの理由により、脳が刺激され、
認知症予防に活用できるよ、ということらしい。

ふと思った。
ひきこもりの人など、
ポケモンGOをきっかけに外に出るようになるとか・・・
そういうこともあるだろうか?

まあ、よい面も確かにある。

しかし、ああいうゲームに
自分の人生を握らせてはならない。
いったんやり始めたら、
途中でやめられなくなるのだろうけれど、
だからこそ、自制心を鍛えるツールにもなってほしい

俯いてスマホを見ているよりは、
すぐ近くの人を見てあげよう。
360度、自分を取り巻く環境、人や自然、街並み・・・、
そこに存在しているものに目を向けよう。
スマホを通して見る世界など、水たまりくらいのちっぽけさ。
10センチ顔を上げるだけで、
世界はぐんと広がる。
リアルな世界の美しさを、もっと気づいてほしい、
知ってほしいものだ。

・・・・・・・

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2016年07月24日

脳の意志決定量には限界がある!

先日、日曜朝7時〜
『健康カプセル! ゲンキの時間』にて。
たまたま流れていたその番組で、
とても興味深いものを取り上げていた。

  脳の意思決定量には限界がある

現代は情報化社会。
私たちの脳はとっても疲れているそうだ。

だから?
そう、だから、なるべく無駄な意思決定をしないとこが大切とのこと。
例えば、スティーブ・ジョブス。
彼は毎日、同じ服を着ることで、
できるだけさまつな意志決定をしないようにしていた。

すぐに疲れて仕事がはかどらない。
しっかり寝ているのに、
なぜ疲れている?

これらの原因は、脳の疲れ。

故に、ここぞという重要な局面で、
脳が十二分に意思決定できるようなエネルギーが残せるように、
日常生活のささいなことで
エネルギーを使い果たさないことが、とても大切だ。

そういえば、先日のNHK『プロフェッショナル仕事の流儀』を思い出す。
デジタルクリエーター猪子寿之さんが、
同じようなことを言っていた。

 プロフェッショナルって、
 いろんな大事なものを捨てちゃっている人じゃない?

少しつけ加えよう。
人生の目的実現のために大切なことが優先できるようになるために、
思い切ってやらない、
切り捨てることができる人がプロなんじゃない? という意味だ。
例えば、こんなことだ。
猪子さんが着る服は、常に白のTシャツ。
それこそ同じ白のTシャツを30枚ほど持っているそうだ。
どの服を選ぼうか、どういうコーディネートにしようか、
それらに費やす脳のエネルギーを最小限にし、
その分のエネルギーを仕事にまわしている。

ただ、自分の人生で重要なことは何?
これがはっきりしていなければ、そもそもそんなことはできない。
それがはっきりしていなければ、
すべてのことに、同じようにエネルギーを費やしてしまうだろう。

コーチングの話にうつるが、だからこそ、
  やらないことは何?
この質問はとても有効なのだ。
やらないことを明確に意識するだけでも、
脳のエネルギーは蓄積される。

コーチングの目的は、
相手の自己実現のためのエネルギーマネジメント、だ。

たまたまだが、見てよかった。
あの番組。

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2016年07月23日

変えたいのは、本当に相手なのか?

人の問題で、取り上げられがちなこと。
なぜ、あの人は変わらないのか?
なぜ、あの人はああいう行動なのか?
なぜ、あの人はああいうことを言うのか?

相手を変えようと思った途端に、
相手は絶対変わらない。
変わったところがあったとしても、
ささいな変化や成長を見逃してしまっている。

変えたいのは、本当に相手なのか?

この質問は、
自分がよりよい人生を自ら創ることに、
大いに助けになるものと思う。

で、どうなの?

変えたいのは、本当に相手なのか?
相手が自分の思うどおりに変わったら、
お互いがのぞむ状況は本当に実現されるのか?

まずは自分に問いてみよう。

・・・・・・・・・

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2016年07月22日

名コーチ、死してなお・・・

P1020779


  名コーチ、死してもなおその教えを残す。

今日はそんなことをつらつらと書いてみよう。
もう数年前のことだけど。

コーチングをお申込みになられる方の理由は様々だ。
「猪俣さん、コーチングをお願いできますか?」
「はい、ありがとうございます。もちろんですよ」
その方は、友人の知人。
友人から私のことを聞いていたらしい。

しかし、その方はもじもじと、何やら言いずらそうな雰囲気。

「あのー、言いずらいんですが・・・」
「はい、どうぞ」
「猪俣さんは片山さんのコーチングを受けてましたよね?」
「はい」
「私、片山さんのコーチングを受けたいと思っていたんですが、
 あんなことになってしまって・・・」

あんなこととは、
そう、あんなに元気な方だったのに、
亡くなってしまった・・・、
そのことをおっしゃっている。

「ああ・・・。残念でした」
「ええ、本当にそうなんです。
 それで、猪俣さん。
 片山さんが猪俣さんとのコーチングで、
 どんなことをおっしゃっていたのか教えてもらえませんか?
 こんなコーチングの依頼でいいのでしょうか?」
「ああ、そういうことですか。
 覚えている範囲ですが、喜んでですよ。
 といいますか、そういうことでしたら、
 コーチングでなくても、そういう時間をつくりましょうよ」
「いえいえ、そういうわけにはいきません。
 ちゃんと費用をお支払いしてお願いします」
「でも・・・」
「いやいや・・・・」

少し押し問答があったのち、
結局、コーチングの時間の中で、
生前の片山さんがどんなことをおっしゃっていたか、
お話しすることになった。

しかし覚えているといったって、
記憶はあいまいだ。
片山さんとのセッションでメモにとったノートを、
数年ぶりに引っ張り出した。
このノートは宝物のひとつ。
少し黄ばんだ感じになっているのが、懐かしい。

  結果がこわくて99%の人はやらない。
  コーチとして
  クライアントとの信頼関係が、
  クライアントがやろうという思いを支える

  人間が好きな人はよいコーチになれる

  日頃の姿勢が全部でる。
  怯えている人は怯えているコーチ。
  自分に自信がないと自信がないコーチ。
  自分の人間的魅力を増すこと。
  その闘いに勝った人がプロになる
  自分のとの闘いに勝つ。

  コーチがクライアントの壁を壊すようなコーチでないと、
  痛みがない
  進歩がない

  ほんとうのコーチングとは?
  一次元レベル 直線的
  二次元レベル 心を扱う

  コーチングごっこよ、さようなら

エトセトラ、エトセトラ・・・。

電話の向こう側でその方は、
感じいったように相づちを打たれながら、
耳をそばだてて身体全体で聞いていらした。

平成27年10月19日の日付のノートには、
こんなことが書いてあった。
  私のコーチング。
  真面目なあまり相手をつめていく傾向。
  遊びもゆとりも必要。
  あまりまじめだと相手も息苦しくなってくる。
  母性の愛。
  受容。
  コーチングもゆったりというイメージで。
  感度やセンスを高めて。
  人間力を高めて。
  自分の部屋でゆっくりすることも必要。
凛とした声で、そう私を諭したこともあったっけ。

片山さんは実家の学習塾を見事再建された方。
経営者としての揺るぎない軸も持っていた方だ。
だからこそ、父が危篤状態の時には、
あえてこんなことも言ってくれたったけ。

  人が亡くなるのは悲しいことじゃないよ。
  この世でやるべきことが終わって卒業することなんだから。
  今まで大変お疲れさまでした、と送りだしてあげなさい。
  それに、会社を『とじる』ことも悲しいことじゃないよ。
  今まで社会に貢献してその役割を果たしたということなんだから。
  君がしっかりしないと、社員もお客さんも路頭に迷う。
  それは一番避けなきゃいけない。
  お父さんが納得する最期が迎えられるようにしてあげなさい。

恐らくは、これを伝えるほうも、
相当辛かったのではないか。
今だからこそ、そう思える。


「これで全部ですけれど、質問はありませんか?」
「いえ、十分です。ありがとうございます!」

私のほうこそ、ありがとうだ。
ノートを読み上げながら、
片山さんの声が、すぐ近くに聞こえた感じもした。

生前のその方が何を話されていたか、
伝えることで、聞くことで、
双方、また大きく学ぶ。

名コーチ、死してなおその教えを残す。
さすがの人だ。

さて、今日も前を見てやっていこうか。

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2016年07月21日

熊本城〜ブラタモリを観て

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この前の深夜、NHK『ブラタモリ』再放送。
お題は、熊本城。(「熊本城はやりすぎ城」)
加藤清正は、猛将と呼び声高いが
実は、とっても心配性だったとのこと。
清正が手掛けた熊本城は、
だから防衛の粋、満載。
優美で強固な城。
城郭に入る時は、
敵兵の気分で入りましょう、と。
ああ、私もそんなふうに楽しめばよかった。

また、天守閣の南側は、
あんなにクランクのような石垣があったとは。
南の島津を警戒して計画的に創られたとか。

熊本城復興がスムーズにいきますように。
そして、地元の人たちの希望と勇気になりますように。

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2016年07月20日

「猪俣さんにとって、どんな意味があるの?」〜同じ問いを繰り返す効果

P1030574
写真:屋久島にて。白骨樹。(2014.8)

先日、メンターコーチとのセッションで、
コーチングのロールプレイを行った。

テーは、「リーダーシップに関するアセスメント」を
使ってのコーチング。
それを体感したかったのだ。
目的は、自身がアセスメントを使ったコーチングが
より効果的にできるようになるため。

気づきが早速あった。

私は部下が6名いる企業で働くマネジャーという役割をつくって、
クライアントとしてコーチングにのぞんだ。
30項目あるアセスメントをチェックした中で、
自己評価の点数が低く、気になった項目があった。
それは、
「ミスや失敗が起きたときに、怒ったり不機嫌になったりせず
 冷静に対応している」
というもの。

それについてコーチと話をしていくわけだが、
セッションの終盤で次の質問を受けた。

「その項目について、点数があがっていくと、
   猪俣さんにとって、どんな意味があるの?」

ほー、いい質問!
さて、私にとってどんな意味があるかというと・・・。
考えめぐらし、つらつら話す。

「そうですね。
 周囲の部下たちがもっとリラックスして、
 仕事ができるようになると思いますね。
 コミュニケーションの量も増えると思います」

はいはい、ええ、ふーん。
コーチの相づちは絶妙だ。
しかし、その質問は再び来た。

「猪俣さんにとって、どんな意味があるの?」

あれ? また同じ質問? 
なぜ? 
初めて気づいた。
そうだ、私が話していたのは、
「私にとっての意味」ではなく、
「周囲にとって、どんな意味」があるかだったのだ。

目標達成すべく、何かをする時は、
自分にとってどんな意味があるのかが大切と、
あれだけブログに書いたり、
研修でも話していたはずなのに。
実際自分のこととなると、
「自分不在」で物事を考えていたとは・・・。

もしかしたら、私は自分を粗末に扱っているのかもしれない、
ないがしろにしているきらいもあるかもしれない。

気を取り直して話した。

「私にとってはですね、
 部下がそんなふうに伸び伸びと働いてくれるのを見るのは、
 とっても嬉しいことです」
確かに嬉しいことだ。
でも、どうだ?
随分と優等生的な発言じゃないか?

「それに」
「それに?」
「上司に認められます!
 いい評価がもらえるかもしれないです」

これが本音だろうというあたりを言ってみた。
言って、気持ちよかった。
上司に認められるとか、いい評価がもらえられるとか、
うっすらと期待していても、
そんなの気にしない素振りを実際はしているだろうし。

同じ質問をコーチから受けて、
初めて気づいた。

ここから学んだことは?

こちらがした質問に対し、
相手の思考が違う方向に流れているようだったら、
いつもというわけではないが、
もう一回同じ質問をしてみよう、ということ。
勇気をもって。
ニュートラルに。

それは、相手にとって、
自分の思考のクセに気づく
かけがえのない機会になるから。

・・・・・・・・・・・・

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2016年07月19日

唯一、即買いした記憶〜自分に関心を持ってもらう嬉しさ

P1030600
写真:屋久島 太忠岳の天柱岩と言われる岩。
   40mもある。天にそびえるこの感じ。かっこいい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

衝動買いというわけではないが、
「即買い」したことが、一回ある。

それはFULRAのバッグ。
小ぶりのショルダーバッグだ。
色はグレー。

百貨店内のぶらぶら歩きは、
趣味のひとつ。
その日もそうしていたが、
そのバッグに目をとめ、手にとった。

販売の女性の方が声をかけてきた。
しかし、この声かけが違っていた。
一般的には、商品を褒める。

 「いい色ですよね」
 「使いやすいですよね」
 「見た目よりもたくさん入って、丈夫なんですよ」 
 「このバッグは革にこだわりがあって、
   特別に○○から仕入れたものなんですよ」
 「職人さんがひとつひとつ丁寧に手作りしているんですよ」
など。

しかし、その方は商品のことなどふれなかった。
 「そのストール、素敵ですね。よくお似合いです」
 「お客様はイタリアカラーを着こなせる雰囲気をお持ちですね」
など、会話の対象は「私」。
そのうち、航空会社にお勤めのような雰囲気ですね、など、
嬉しいことを言ってくれるものだから、
どんどん気を許してしまう。

聞けば、その方は、
前職はお皿の絵付けの仕事をしていたとのこと。
それで「色」にどうしても目がいってしまう、
なんて話もしてくださった。

話していて楽しい!
純粋にそう思った。

話の最後に、ようやくでたのが商品の話。
「このバッグをフルラでだすのは珍しいんですよ。
 以前だしたときに評判がよくてすぐ売れてしまって、
 また入ってきたんです。
 お客様は黒よりもこちらのグレーのほうがお似合いですよ」
「はい、こちらをいただきます」

と返すや否や、その方は驚いた表情をされた。
まさか、買うとは思わなかったのだろう。
しかし、もともと探していたのである。
小ぶりのショルダーバッグを。

もちろん気に入って使っている。
いわば、勝負服ならぬ、勝負バックだ。
仕事の時の。

商品の良さ、つまり事柄を一生懸命語ってくれるものよい。
が、その商品を身にまとうお客様、
つまり私に興味をもって、会話を創れるというのは、
やはり人間力・・・といえるのではなかろうか。

自分という「人」に、
裏表なく、たくらみごとなく、純粋に興味関心を持ってくれる。
そういう人に、人は心を開いていくようだ。

すべての人間関係に活かせることだ。
販売の方は接客のプロであり、コミュニケーションのプロ。
彼女、彼らから多くを学ぶ。

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2016年07月18日

一つのことを極めた人は・・・・

P1030584
写真:屋久島 紀元杉 推定樹齢3000年(2014.8)

・・・・・・・・

DeNA会長の南場智子さんの記事を
新聞に見つけた。
読んで、いたく共感した。

  日本を代表する陶芸家や音楽家らと知り合う機会があるが、
  「一つのことを極めた人は極めた分野に対して、
  非常に謙虚」。
  深めるという豊かな時間を過ごした経験は、
  人間の厚みを増す。

ものすごく狭い領域を深める・・・・か。

ふと、思い出した。
印刷会社の社長だった父は、
こんなことをよく言っていた。
「お父さんは、印刷バカなんだ」。
そう言っては、誇らしそうに笑っていた。
印刷というものへの愛情、探究、愛着がそこにあった。

私が今している仕事も、狭い領域だ。
しかし、記事を読んで勇気づけられた。
極めるというのはおこがましいが、
これで十分、ということのないようにやっていきたい。
多分、一つのことを極められるようにとりくんだ経験が
他の分野にもプラスに影響していくのだろうな。

非常に謙虚か・・・。
私もそういう人でありたいものだ。

・・・・・・・・・・・・・

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2016年07月17日

屋久島、恋し

P1030602
P1030164
写真:屋久島にて(2014.8)

・・・・・・・・・・・・

一人旅は学生の頃からしていた。
伊豆に三泊四日で旅した時は、
宿の主人がなんとなく怪しんでいる気がした。
(何を怪しむ? さあ?)
一日観光バスに一人で乗り込んだ時は、
さすがに時間を持て余した。
隣の席のおじさんが気を遣ってくれたなぁ。

・・とそんなことが書きたかったわけではない。

先日、担当した研修での懇親会でのこと。
「旅が好きで、全国の都道府県、全部行きましたよ!」
なんて自慢したものだから、
「今まで行った中で、どこが一番よかったですか?」
と訊かれた。

直島がよかった、島全体がアートな感じでよい、
もう一回行きたい、と豪語したものの、
なんとなく違和感が残った。
数日たってわかった。

そうだ、一番よかったのは・・・、
弘前公園の桜と屋久島じゃないか!
なぜに、でてこなかった・・・。

自然のものよりも、
人の手が入ったもののほうが、
インパクト濃く印象に残ったのだろうか?

まあ、よい。
春になれば桜だし、
この季節になれば、屋久島が恋しい。
それなりに、なんちゃってランニングをしているのは、
いつ屋久島でトレッキングをしても大丈夫なように、
という思いあるからだ。

ということで、二年前の写真をアップした。
空と海の青。
苔むした森のなんと深い緑。
夜は満天の星。(晴れていればね)
心躍る場所だ。

「どこが一番よかったですか?」
今度聞かれたら、絶対言おう。
屋久島と!
(弘前公園の桜も。)

・・・・・・・・・・・・・

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2016年07月16日

なれたかもしれない自分になるのに・・・

P1030605
写真:屋久島にて。夏、空、海。(2014.8)

・・・・・・・・・・・・

窓を開けた。
おっ、セミの声。
夏が来た!
と思いきや、曇り空のせいか、
また聞こえなくなってしまった。

さて、この三連休は合間合間だが、
研修の資料作成や準備の日。
今しがた、ひとつ完成させた。
工場スタッフ対象のリーダー研修のもの。
今日の夜は、行政からご依頼いただいた、
キャリアデザインの資料を見直そう。

もともと自営業で育ってきたせいか、
仕事は全く「苦」でない。
生きがいでもあり、趣味でもあり、
チャレンジしがいのあるものだ。
疲れたら、家事をする。
家事に飽きたら、仕事をする。
という、ワークとライフのバランスはどうなの?
と言われそうだが、
ワークもライフも全部ひっくるめて、
「人生、キャリア」という感じである。

私は、どういうわけか、
このキャリア、という響きに魅かれる。
10年前に学んだ時のコーチングのテキストに、
「キャリアマネジメント」というクラスがあった。
そのテキストの表紙をめくると、
次の言葉があった。

  なれたかもしれない自分になるのに
  遅すぎることはない

ジョージ・エリオットという作家さんの言葉。
10年前の私は、
向かいたい先と向かわねばならない先の狭間にあり、
もがき苦しんでいた。
だから、この言葉にとても勇気をもらった。
それでも、まだ決断ができず、
もんもんとしていた。

今は?
「なれたかもしれない自分になるのに、
 遅すぎることはない」。
この言葉が本当に活きるのは、
なりたい自分、実現したい状態に向けて、
行動している人にのみ、助けになる言葉と思う。
困難も不安も苦しみも失敗も、
不運にも起きてしまったことではない。
全て想定内なのだ。
それらが人生においてない時などない。
だから、上手につきあう術を身につけたほうが、
ずっと理に適っている。
それに、精神的にもずっと幸せになれる。
なんて、つらつらと。
キャリアデザイン研修の準備をするので、
久しぶりにこんなことを考えた。

さて、三連休初日。
こういうはっきりしないお天気もなかなかよい。
晴れた日が必ず来るとわかっているから。
それなりの過ごし方ができる。

よき連休を。

・・・・・・・・・・・・・

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2016年07月15日

フィードバックが長けている人って

IMG_0879

写真:ビル清掃。
屋上からロープを垂らしているこの光景・・・!
市ヶ谷にて(2016.6撮影)

・・・・・・・・・・・・

私は2006年に起業した時から、
コーチングの仕事を始めているが、
最初の頃は冷や汗ばかり。

今、コーチングの勉強会「コーチ座コーチ」で、
「フィードバック」をテーマに開催している故、
フィードバックに関連したエピソードをよく思い出す。

昨日はこんなことを思い出した。

プロとはいえ、駆け出しの頃の話。
コーチングのあるトレーニングの場で、
上級者のコーチが言った。

  コーチングがどうなのか、
  コーチ自らクライアントにフィードバックを求めなさい。
  よく聞けているのか、
  質問は効果的に働いたのか、
  承認はあったのか、
  セッションの同意はとれていたのか、
  ゴールは明確だったか・・・・。

なるほど!
納得し、早速、セッションの終盤でクライアントにリクエストした。

  私のコーチングについてフィードバックください

言ったそばからどきどきした。
どんな答えが返ってくるだろう・・・!

  えー?! 
  フィードバックって
  コーチがクライアントにするものじゃないですか?
  なんで、私がコーチにフィードバックする必要があるんですか?

なんで?
そう言われたところまでの記憶は定かだ。
しかし、その後、どんなリアクションをとったのか、
とんと覚えていない。
おそらく私のことだから、
「えーっと、そのー・・・」と言い淀んで、
なんとなく終わってしまったのだろう。

あな、情けなや。
クライアントの方が言うのも、もっともだ。
そもそも、フィードバックをください、
とお願いするのが唐突すぎた。
それに最も重要なのは、「何のため」にだ。
目的も共有せずにお願いだけするのだから、
クライアントは困惑するし、戸惑って当然。

じゃあ、今だったらどう言うか。
セッションが始まってからではなく、
オリエンテーションで次のことを共有するだろうな。

  コーチングは、コーチが頑張ってつくるものではない。
  クライアント一人が頑張ってつくるものでもない。
  この限られた会話で最良の成果が導けるよう、
  実現したい状況に軽やかに進んでいけるよう、
  二人で一緒につくっていくもの。

  コーチは、クライアント本人が目標達成できるストーリーを考え、
  自分で答えが見つけられように、コーチする。

  だから、この時間がそういう時間になるように、
  コーチできているのかどうか、
  クライアントもコーチにフィードバックしてほしい。
  そうすることで、コーチングセッションのみならず、  
  職場でも、日常生活でも、
  周りの人に的確なフィードバックができるようになっていくだろうから。

なーんて、同意をとりかわすだろうな。

「よりよいコーチができるように、
 コーチの私にフィードバックください」。
この構図は、「フィードバックを求める人」と「する人」。
という、ある意味、一方向的な構図。

しかし、
「私たちが、ともにこの時間をよりよいものにしていくために、
 クライアントのあなたから、コーチの私にフィードバックください。
 もらった内容はできるだけ次回のセッションに活かすから」
としたらどうだろう。

仲間の一人がフィードバックを求め、
仲間の一人がフィードバックをする。
目的と目標を共有しあっているパートナー同士、
という構図にならないか。


ふうむ。なるほど。

フィードバックが長けている人というのは、
ただ単に、フィードバックのスキルが長けているのではない。
相手と信頼しあう協働関係をつくるのが、上手い人だ。
そにこは、正直さ、率直さ、リスペクトがある。

そんなことを意識しながら、
フィードバックをしたり、リクエストしたり、
受けとったりしてみようか。
また新しい発見がありそうだ。
実験、実験。

・・・・・・・・・・・・

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2016年07月14日

知識と実践の架け橋なるもの、コーチング

P1090625
写真:熊本城にて(2015.10.30撮影)

・・・・・・・・・・・

コーチングに本気で取り組みたい人のための勉強会、
「コーチ座コーチ」なるものを開いている。

コーチングね・・・。
リーダー、マネジャー、管理職、経営者層。
そういう人たちが
人のマネジメントに活用するために学ぶ・・・というのは、
ごもっともなこと。
人のマネジメントについては、
いろいろと勉強しているだろうが、
得た知識が実際にできるかどうかというと、
そうならないことのほうが多くないだろうか?

例えば、相手の立場にたって指導することが大切だ、
なんて、ごもっともな聞こえのいい文言をよく見かけるが、
それって、例えば、どのようにすればそうなるの?
具体的なレベルになると、「?」じゃなかろうか。

コーチングというコミュニケーションのよいところは、
知識と実践の「架け橋」になるものが、
必ずそこにあることだ。

だから、別にリーダーであってもなくても、
一人ひとりがコーチングというコミュニケーションを
軽やかにできるようになれば、
世の中、すごく変わると思う。
人と人とが関わる影響のなかで、
アイディアって生まれるものだから。
ダイバーシティとか、しゃらっと唱えているけれど、
「多様性を活かし」「新しい価値を生み出す」ことができる人っていうのは、
コーチングマインドがある人だ、
と断言しちゃおう。

コーチ座コーチは今月で二回目。
テーマはフィードバックでモチベーションを喚起する、だ。
コーチングエクササイズでは、
質問よりもフィードバックをうんと意識してコーチしよう、
にチャレンジしている。
その結果、何が起きるのか。
その結果から何を学び、手に入れ、
自分のコーチングに取り入れるのか。
それは参加者それぞれが考え、選ぶこと。
私はファシリテーターとして、多くの選択肢を広げて、
何を選ぶかは、メンバーに委ねたい。

フィードバックは大切です、なんて、あまりにもありきたり。
もっとこんな言い方があるんじゃないか、
こういうことが相手から聞きとれるんじゃないか、
参加メンバー全員で検証し、検討しあう。
そして、講座が終わった時は、
自分が信じるコーチングを自信と確信をもって、
大切な誰かのためにやってくれれば嬉しい。

さあ、来週に向けてイメトレでもしようか。

・・・・・・・・・・・・・

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2016年07月13日

退職したら何がしたいですか?

医薬品関係の卸売・販売を行う企業の営業所ごとに
研修を担当していた時がある。
今から10年も前のことだ。
打ち合わせをしていた時に、
そこの所長が退職まであと一年くらいであることを知った。
思ったことを率直に訊ねた。

  退職したら何がしたいですか?

我ながらいい質問と悦に入ったものの、
所長の反応はなんのその。

  そんなのわかりっこないじゃないですか!

「お前になんかそんなこと言われたくない」、
そんな剣幕に圧倒され、何も言えなくなった。

こんなこともあった。

2006年に起業したての頃、
経営者が集う場でコーチングについて講演した時のこと。
「聞く」ことの大切さを説いた。
終了後、参加者の一人が苦虫を噛み潰すような顔で私のところに来た。
「耳は二つで、口は一つ。
 人の話をよく聞くためにそうなっているわけで、
 相手の話をよく聞きましょう、なんてわかってますよ!」
そう言って、踵を返し帰られた。
手厳しい反応に落ち込んだ。

で、今は?
このようなことはなくなった。
違いは何だろう?
以前の私は、一生懸命だったが、実はメッキだったのだ。
コーチングの本質も体感していないまま、
教科書に書いてあることを、
そのままもっともらしく話していただけ。
だから、伝える言葉に力がない。
そうなると一般論でしかない。
説得力がなくて当然だ。

相手に何かメッセージを届ける時には、
なぜそれが大切なのかにふれる、
自分なりの体験がなければ、
いくら言葉を並べ立てても飾り物でしかない。
体験というのは、
その体験をした人にとっては紛れもない事実。
だから、聞いて納得できる。

体験がないから、私には無理・・と言う人もいる。
でも、あきらめいでほしい。
体験がないのなら、今からつくればいい。

やってみて、上手くいったことからも、
上手くいかなかったことからも、
それらの体験から学んだことに意味がある。
そして、学んだことをこれからどのように活かしたいのか、
そう振り返ることにも大きな意味がある。

  退職したら何がしたいですか?

今、質問したら、
あの所長は自分ごととして、じっくり考えてくれただろう。
なぜ?
その質問をする私自身が、
その質問の意味、価値、効果を身をもってわかっているからだ。

とはいえ、わかったつもりにならないように。
それこそ、最も大切なこと。

・・・・・・・・・・・・・・・・

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kyoko_i at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)コーチ | プレゼンス

2016年07月12日

母に想う

P1090622
写真:熊本城にて(2015.10.31撮影)

・・・・・・・・・・・

先週の日曜日に実家に行く。
数週間ぶりだ。
母は以前に比べ、随分変わった。

機嫌がよい。
穏やかになった。
表情が柔らくなった。

今のところは「私」のことは、
「私」とわかるが、ご多分にもれずいろいろなことを忘れている。
もしかしたら、辛かったことや苦しかったことなど、
忘れたいことを忘れているのかもしれない。

しかし、「みんな忘れちゃった」と言って、
そんな自分がおかしくて笑っている。
もともとあったユーモアが、
伸びやかにでている感じだ。

今までの母は、そうではなかった。
俯き加減になることが多く、
眉間に皺をよせ、
周囲からどう思われてるいるのか、
悪く思われていないか、
恥ずかしいことを言ったりやったりしていないか、
気にすること甚だしく、
寝込む日も多かった。

今は、もともとあった優しく、
大らかなところがでているよう。
本当に有り難いことだ。
そういう心持ちの母になったことに、
感謝の気持ちしきりだ

なんて物分かりのよいことを書いているが、
私だって、順当におばあちゃんになる。
その時には、若い人たちに可愛がられる、
可愛いおばあちゃんになるぞと、
鼻息あらくなるのである。
もちろん、可愛いとは外見で非ず。
性格ね、性格。笑

・・・・・・・・・・・・・・・

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kyoko_i at 08:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)閑話休題 | 閑話休題

2016年07月11日

何もないところに、懐かしい何かがある〜作並一考

IMG_0894
写真:宮城県作並駅。踏切中(2016.7.9撮影)

・・・・・・・・・・・

仙台女性リーダートレーニングプログラムで、
「仕事力をあげるプレゼンス」の時間を担当。
今回も講師の機会をいただけて、とても有り難い。

数ヵ月にわたるプログラムのうち、
今回は一泊二日の宿泊研修。
私の担当は9日だったが、
前日から会場に入った。
向かうは、宮城県は作並温泉一の坊。

事務局の方から、
「遠いところ申し訳ありません・・・」と
気を遣っていただいたが、なんのその。
まさに、ドアツードア。
自宅近くの最寄り駅から、
大宮駅までは電車で10分ちょっと。
大宮駅から仙台駅まで新幹線。
仙台駅の構内で仙山線に乗りかえ、
作並駅で下車。
改札をでれば、電車の時刻にあわせて、
旅館の送迎車がもう待っていてくれている。
車に乗れば5分ほどで、宿、一の坊。
最寄り駅からは、その距離およそ360劼發△襪箸いΔ里法
この気軽さ。
今度はプライベートで行ってみよう。

さて、主催側の一人はコーチの仲間。
彼女言う。

  宮城はね。
  東は山形。

うん、そうだね、東は山形だね。

  西はね・・・。

西は、海だろう。

  西はね、アメリカなんだよ。

なんだ、それ!
大爆笑。
彼女のそういうユーモアが私はとても好きだ。
もちろん、仕事もとびきりすごくできるところも。
周りからも一目おかれ、慕われている様子、
さすがだな、としみじみ感じ入る。

無事に担当時間が終わり、
宿の送迎車に作並駅まで送ってもらった。
駅には、小さいながらもお土産屋さんのコーナーがある。
山形に近いからだろうか、
こけしなども置いてある。
何があるだろうと、入ろうと思いきや、
駅員さんがシャッターを締め始めた。
時間は、13時30分。
もうこの時間で、おしまいなのか?

訊ねてみると、
トイレ掃除の時間なので、いったん締めるとのこと。
そうか、一人でやっているからか。
がらがらという音が、
緑深い澄んだ空気に優しく響く。

何もないところに、
日本人のDNAのような懐かしい何かがある。

また、行こう。
ほんとうに今度はプライベートで。

・・・・・・・・・・・・・・

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kyoko_i at 09:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)閑話休題 

2016年07月10日

あなたのお気に入りの曲は?

IMG_0875
写真:宮城の作並では、まだ見ごろなアジサイも。
    懐かしくなり、一ヵ月ほど前に写した写真をこちらに。

・・・・・・・・・・

DREAMS COME TRUEの
デビュー25周年記念シングル。
『AGAIN』

「お気に入りの一曲は?」と訊かれれば、
迷わず、この曲をあげる。

はじめは、メロディがいいと思った。
気分が盛り上がるというか、
元気がでてくるというか、
心地よいテンポの曲・・・と。

しかし、耳に入る、ところどころのフレーズ。
ポジティブな余韻が爽やかに広がってくるような気がする。
見たら、こんな詩だった。

  ひとりで悩んだ時も 流されるしかなかった頃も
  その時やれる精一杯で越えてきたのを
  みんな知っている

  風には負けて 雨には泣いて
  転んで起きて ここへ来たよね
  
  もう一度 今のあなたで やりきった あの涙を
  もう一度 今のあなたで 悔いなんてまるでない
  あの最強の笑顔を

  AGAIN

さすが、吉田美和。
私は、「みんな知っている」というくだりが好きだ。

あなたのがんばりを
私たちは最初から知っている。
あなたは決して一人じゃない。
そんな意味を勝手につけている。

コーチという仕事にしても、
研修講師という仕事にしても、
はたまた営業担当者という顔の時でも、
していることは「相手(クライアント、受講者、お客様)のサポート」。
それゆえ、自分自身が枯渇していたら、
何もできない。
けれど、この曲を聞いていると、
エネルギーが次第に満たされる気がする。
今の私のお気に入りの一曲。

あなたのお気に入りの曲は何?
どんな場面で聞く?

・・・・・・・・・・・・・・・・

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2016年07月09日

今の私、どんな影響を与えちゃっている?

仕事帰りの仙台駅にて。

新幹線乗車時刻まで、
あと40分はある。
駅構内の『ずんだ茶寮』で何か甘いものでも食べようかと、
店前の列に並ぼうとした時、
男性の方と鉢合わせになった。
「どうぞ」と声をかけたが、
その男性の方のリアクションがすごかった。
右腕をさっとさしのべて、
身体全体で「どうぞ」と表現される。
こんなに丁寧に対応されることはないので、
有り難く、前に並ばせてもらった。

続いて、新幹線車中でのこと。
スーツケースを棚に乗せようと、
スーツケースを両手でしっかり持ち、
二の腕にもしっかり力を入れ、
さあ、上げるぞ! とまさにその瞬間だ。
座っていた男性が「私がしましょうか」と、
さっと声をかけてくれた。
有り難くお願いした。

しかし・・・、
なぜ、今日はこんなに優しくされるのか?!
しかも殿方に。

気づくことといえば、
私の装い。
ワンピースにジャケットという、
いわゆる「エレガント」といわれる装い。
仕事が終わってほっとし、
その場所が仙台ということもあり、
リラックスした気分だったことも大きかったと思う。

もちろん日頃もそういう服を着るが、
そういう時は、仕事に向かう時で気分はまさに戦闘モード、
また仕事が終わって、ほとほと疲れている時。
とぼとぼと歩く姿は、
誰も声をかけてくれるな、のメッセージをにじみだしている。

今の自分は、どのような影響を周囲に与えているか?
その場の環境でどのような存在感を醸し出しているのか?
こんなところからも、感じ入ってしまうのである。

・・・・・・・・・・・

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2016年07月08日

アセスメントをフィードバックに活かす

フィードバックを活かす、
ということについて、ふと思い出した。

10年くらい前だったろうか、
印刷会社で働いていた頃、
一体自分のリーダーシップはどうなのだろうと思い、
何人かにフィードバックをリクエストしたことがある。
当時コーチングを受けていた、
コーチのKさんにも聞いてみた。

内容はもう定かではないが、
彼がくれたフィードバックは、
リーダーとしての軸がぶれる云々・・・という
ものだったように記憶している。

「他はどうですか?」
と訊ねたところ、Kさんはこう言った。
「他はいいよ」

「他」とはどこだろう?
「いい」とは、何がどのようによいのだろう?

一瞬、頭の中はクエスチョンマークで一杯になったが、
なんといってもKさんの存在感たるものや、
オーラがある人ゆえ、そのようなあいまいな表現でも
なんとなくわかったような気になった。
「ああ、そうですか」と納得しそうになったが、
気を取りなおして、質問した。
「何がどのようにいいですか?」と。

この体験から学んだことは、
相手にフィードバックをもらうときは、
ケースバイケースだが、
アセスメント(チェックリストのようなもの)を
活用したほうがいい、ということだ。

例えば? 今のケースだったら?
次のようなアセスメントを
コーチと一緒に共有しながらだったらどうだったろう?

  猪俣さんが真のリーダーになるためのアセスメント

 □ 取り組んでいる内容を労い、成果を認めている
 □ 相手のために時間をつくっている
 □ トラブルやミスが起きても、感情的にならずに対応している
 □ 相手が約束を守るように働きかけている
 □ 相手に具体的な課題を伝えている
 □ 自分の夢や仕事上のビジョンを語っている

これら以外のことでも、気づいたことは教えてほしい、
と伝えてフィードバックをもらう。

このようにすれば、
Kさんももっと伝えやすかったし、
こちらにしても理解しやすい。
それに、アセスメントをつくる段階から、
既に自分の「現状」や「課題」、
目指したい「理想の状態」が整理される。

10年前のあの時。
こんなチェックリストをもとに、
Kさんにフィードバックをお願いしたら、
彼は何て言っただろう?

そのKさんも、今はいない。
はつらつとしたKさんの爽やかな笑顔を懐かしく思い出す。
がんばってますよ、とKさんに声をかけて。

・・・・・・・・・・・・

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2016年07月07日

思わぬフィードバックをもらう。結構、気に入る

P1090628
写真:熊本城にて。
    夕陽を浴びた感じも、またよいもので。(2015.10.30撮影)

・・・・・・・・・

実は、そう実は・・・。
電話を使う仕事の時、
コーチングやコーチングのクラスを担当している時。
座った状態が続くと、
頭も身体も固くなっているなと感じる時に、
「えいっ」と立ちながら話を聞くことがある。
たまにだが。

効果のほどは、後付けだが、
座った状態の時よりも、
新しい視点から相手の話を聞けるようになっているかもしれない。
立つことで見える風景も変わるから、
座った状態の時よりも、
視野広く相手の話が見えるようになっているかもしれない。

先日、コーチングのクラスでファシリテーションを担当していた時、
「だめだ、緊張して話しがよく聞けない」と感じ、
すっと立ちあがり、終わるまでずっとそうしていた。

終わった、ほっ・・・。

夫、言う。
「終わったの?」
「終わったよ」
「大阪太郎みたいだったよ」
「え? 誰が? って、私が?」
「そうだよ、動画で見てよ」
「見てよって、人形でしょ?」
「そうだよ、そっくりだよ」

動画を見るまでもなく、
webで検索したら、写真ですぐわかった。
ああ、同じようなメガネかけてるし、
ジェスチャーも入っていたし。
その手の動きをいっているのか・・・?

とんでもないフィードバックだ。
でも、結構気に入った。
いいじゃないか。大阪太郎。
みんなから愛されているし。(だよね?)

ということで、
今度立ち上がってのぞむときは、
「大阪太郎!」と心で唱えてやるのだ。
と思ったが、やめた。
そんなことをしていたら、
そもそも集中して聞けない。

今度は夫から何を言われるだろう。
楽しみに待っていよう。

・・・・・・・・・・・・・・

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2016年07月06日

『陰陽師』好きです

P1090608
写真:熊本城にて(2015.10.30撮影)

・・・・・・・・・・・・

好きな作家さんは何人もいれど、
一人は、夢枕獏さん。
先日、文庫本で新刊を見つけた。
『陰陽師 蒼こうの巻』。
この『陰陽師』シリーズ、
本棚にあるのを数えてみたら、
その数、16冊。
もしかしたら、同じタイトルがあったらどうしよう、
と思いきや、それはなかった。(よかった)

連載開始から、26年くらいたっているそうだ。
さっき夢枕さんのHPを見たら、
「まだまだ書けそう」と。
ロングインタビューのタイトルには、
「倒れるまで書く!」
とあった。

すごいなあ。
書く意欲・・・というよりも、
よくぞこれほどまでのアイディアがわくものだ。
といっても、アイディアがわくまでは、
私など到底想像もつかないほどの、
地道な作業をたくさんしているに違いない。
でも、その作業さえも楽しいだろうな。

ところで、夢枕さん。
パリにて、ある音楽コンサートで、
『陰陽師』の朗読をすることになってしまったとか。
その時のくだりが、「あとがき」にある。
なかなかよい文章だ。

   音が、音楽が、ぼくの周囲で生まれて、
   育って、消えて、また生じて、
   続いてゆく。
   その音楽の中に、ぼくが浮いているんですね。
   生じて、持続して、消えたり、生まれたり、
   からみあったりする宇宙の中に、ぼくがいて、
   ぼくがその音の中に混ざっている、
   参加している、溶けている、
   この感覚が凄かった。

確かに凄かったでしょうが、
いやいや、この表現たるや、
凄いのは、夢枕さんですよ。
日本語だからこその世界観。
もしも英語だったら、こんなふうにはいかない。

というわけで、頭が疲れたら、
ちょいちょい読ませていただこう。
『陰陽師』。1ページめくるごとに、
ささやかながらでも、感性が磨かれる感じがする。

・・・・・・・・・・・

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kyoko_i at 07:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)閑話休題 

2016年07月05日

閑話休題〜湯船にゆらゆら動くものは・・・

P1090606
写真:熊本城 宇土櫓
 この「木」の感じが、いいですね。(2015.10.30撮影)

・・・・・・・・・・・・・・・

風呂場を掃除しようと、
浴槽の蓋を開けた。

隅のほうに、
白っぽいまるまった、
きょろきょろしたものが、
ふたつ仲良く浮かんでいる。

!?

一体、何?
思い切ってつまんでみた。

なんてことはなかった。
その正体は、
足リフレッシュジェルシートだった。

なるほど。
貼ったままお風呂に入ったのか。
犯人は言うまでもない。

朝から刺激的なことがあり、
結構、エネルギーを消耗している今日なのである。

・・・・・・・・・・・

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2016年07月04日

フィードバック、上達への道

P1090602
写真:熊本城 宇土櫓。創建当時の面影。
まさにタイムスリップ!(2015年10月30日撮影)

・・・・・・・・・・・

「フィードバックのスキルは、
 コーチにとって最も重要なスキル」

当時、せっせと学んでいたコーチングのクラスの
ファシリテーター、のたまう。

はいはい、わかってますよ。
コアスキルですよね。フィードバックは。

「例えるなら、
 コーチはアナウンサーが実況するように、
 事実を客観的に話せることが求められます。
 これが苦手な人は、コーチングの上達は、
 ちょっと厳しいかもしれないですね」

というニュアンスを
ファシリ―ター、続けてのたまう。
2005年初めの頃という随分昔だから、
記憶はかなりあいまいだけど、
確かそんなことを言った。

聞いて、目が覚めた。
それまでは、「私はコーチング、結構得意なほうじゃない?」
と、うぬぼれていたので、がーん!ときた。

アナウンサーが実況するように、ですって?
それは絶対無理。
もともと私は物事や状況について、
客観的に説明するのが、非常に苦手な人だ。
ひとつ紹介するならば、銀行員勤務時代の頃の話。
当時、27歳。後輩からこんな質問をされた。

「善管注意義務ってなんですか?」
答えは、
  業務を委任された人の職業や専門家としての能力、
  社会的地位などから考えて通常期待される注意義務のこと。
  注意義務を怠り、履行遅滞・不完全履行・履行不能などに至
  る場合は民法上過失があると見なされ、状況に応じて損害賠
  償や契約解除などが可能となる。善良なる管理者の注意義務。
である。

先輩づらを吹かしたく、もっともらしく説明した。
「一生懸命、注意しながらやったうえでミスしたことは、
 仕方がない、っていう意味だよ」
(これを、説明、といえるだろうか?)
隣で聞いていた上司が、慌てて訂正した。
「違うだろう! 〜〜〜〜〜という意味だろ!
 福田さんも、もっとしっかり勉強しろ!」
ごまかし笑いをするしかなかったが、
こんなわけで、私はそれだけ結構あいまいでざっくりして、
「○○な感じ」という抽象的なふわふわした捉え方をしている人なのである。

それが、何?!
アナウンサーのように、実況中継できるようにですって?!
無理、絶対無理。
コーチングを勉強するの、ここでやめようかな。
本気で思った。

しかし、ファシリテーターはさすがファシリテーターだった。
ちゃんと救済措置を与えてくれた。

「コーチの中でも、フィードバックのレベルが高い方は、
 森川さんと片山さんです」
ああ、二人とも知っている。
「特に片山さんは、客観的事実を伝えるのが上手です」
どんなふうに?
「五分間でクローズドクエスチョンが〇回、
 オープンクエスチョンが〇回ありました。
 ラスト二分間は、クローズドクエスチョンが〇回でした、のようなです。
 フィードバックを受けたほうは、事実がわかりますから、
 じゃあ自分は何をどう変えようか、
 自分の意志で決められるようになります」

ふうん。
そういうものなのか?
でも、これだったらできる。
古舘伊知郎のように、ぺらぺらと実況中継はできないが、
「何が何回」とカウントするくらいだったら、私にだってできる。
あと、相手の動作の変化くらいだったら。

一筋の光が見えた。
コーチングをこれからも学び続けるためには、
藁にもすがる思い。
これをやるしかない、と決めた。

それから、耳をそばだてた。
聞いて、聞いて、聞きまくった。
「“あのー”を〇回言いました」
「はじめの三分間は質問が〇回、後半の二分間は質問が〇回ありました」
「〇〇〇の話題になった時に、両手を胸の前で組みました」
「〇〇〇の話題になった時に、俯いて〇分間沈黙していました」
(俯いているときに、顔が老けたように見えたといって、爆笑されたこともあった)
「〇〇〇さんについて語るときに、目が右上に泳ぎました」

まるで“あげ足”をとるような、けったいなフィードバック。
こんなことを真剣にやり続ける人もいなかったので、
ついたあだ名が「フィードバックの女王」。
しかし、実態は本当の意味での「女王」ではなく、
「おかしいよ!」という意味で、面白がられて、
からかわれていた、というのが本当のところだ。

ただ、副産物として、
とても良いことが得られた。
それが、今の自分にすごくつながっている。

それは、
相手をつぶさに観察できるようになったこと。
小さな変化も印象に残るようになったこと。
そして、相手のそうしたささいな変化の時に、
心の中で何が起きているのか、
想像し、推察し、配慮できるようになったこと。

相手の目が泳いだとしよう。
するとこんな感じだ。
 頭の中で何を見ているのかな、
 話していない何かの情景が浮かんだのかな。

相手がボールペンのノックをカチカチし始めたとする。
 何かしんどいことがあるのかな、
 思い通りにいかない誰かのことや、状況を思い出しているのかな。

相手がある話題になった時に、
話すスピードが倍くらいになったとする。
 常日頃、思っていること、考えていること、
 他の人にも話していることなので、話しやすい話題なのかな。
 それとも、今話している内容が今後の話の展開で大切なので、
 私にもわかってほしいと思って話しているのかな。
 話しが長くならないように、話すスピードを早くしているのかな。

などだ。

もしも、コーチング初心者の頃の私だったら、
次のように、フィードバックしたり、質問しただろう。
「目が泳ぎましたね。何を考えているんですか?」
「急に、ボールペンのノックをカチカチし始めましたね。
 どうしたんですか?」
「話すスピードが早くなりましたね。なぜですか?」

今は、そんなことはしない。
それをフィードバックしたところで、
相手が考える流れを邪魔するだけだからだ。
だから、そのまま見守って、流す。
相手の小さな変化は感じたり、見えたり、聞こえるけれど、
全部をフィードバックする必要はない。
気づいているけど、触れないでそっとそのままにしておく。
それも大切な配慮だ。

じゃあ、何をフィードバックしているの?
というと、私なりのセオリーは、
「強み、価値、大切にしていること、
 動機、考え方や行動のパターン」だ。
自分について、これらのことがわかると、
私が思うに、人のエネルギーは高くなると思う。
行動の原動力にまでなるものと思う。
結果的に、
その人の目的達成へのパワフルな勇気づけになる。

面白いことに、ここ数年、
「フィードバックの女王」と呼ばれなくなった。
けれども、おそらくは、
今の私が伝えるフィードバックのほうが、
助けになると感じている人は多いのでは・・?
(自分のことはわからないので、このへんで)

さて、話を戻そう。
まだまだスキルアップ途上の私ではあるけれど、
それでも、フィードバック上達の道を伝えるのであれば、
以下のことにアンテナをたてて、
相手をよくよく観察することから始めることだ。

例えば?
 口癖、手癖、言葉(特に動詞の使い方)、
 声のトーン(高くなる時、低くなる時)
 話すスピード(早くなる時、ゆつくりになる時)
 沈黙、視線、動作・・・・。

同時に、
相手が何を感じているのか、思っているのか、考えているのか、
相手の強みは何か、動機は何か、こだわっていることは何か、
失いたくないものは何か、おそれていることは何か。
全人格的にその人のことを、観察する。

そんなことを意識すれば、
常に、誰に対しても、相手のモチベーションを喚起するような
フィードバックができるようになるはず。

ただひとつ、注意したいことがある。
相手を観察すれば、
自分との違いも浮き彫りになる。
もっとここはこうすればいいのに、
そうすれば、もっとよくなるのに・・・という考えがもたげてくる。
そういう考えがもたげていることに気づき、鎮めることだ。
人と人は違って当然。
人によってやり方は全く違う。
観察している相手の成功パターンは、既にある。
それを大切に。

「この人のここが問題、課題だ」、
そう感じてしまった途端に、フィードバックは曇る。
フィードバックは鏡とはよく言ったものだが、
鏡になれるはずがない。
よくいって、美しい湖の水面くらいだ。
風が吹けば少し揺らぐぐらいの。
だからこそ、こちら側の心の状態もとても大切。
「ここが問題、課題」と感じた途端に、
水面がざわめく。
ざわめいたことに気づかないと、
やっかいなことに、そのざわめきはどんどん大きくなる。
相手のありのままが見えなくなってしまう。
そうなった状態でのフィードバックは、
アドバイスや批判にカタチが変わってしまう。

長くなったけど、
猪俣流フィードバック上達の道は、こんな感じだ。
続きは、明日からの「コーチ座コーチ」で。

少しでも参考になれば嬉しい限り。

・・・・・・・・・・・・

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kyoko_i at 11:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)コーチング | フィードバック

2016年07月03日

同じ景色にいても、見ているものは互いに違う

P1090611
写真:熊本城天守閣。重厚なたたずまい。 
(2015年10月30日撮影)

・・・・・・・・・・・・

そうそう、熊本城に行ったときに、
面白いことがあった。

天守閣のうち、
大天守は外観3層内部6階地下1階。
どっしりした印象だ。
内部は戦闘に備えた部屋割りになっていて、
明治初年に天守に登ったジェーンズ(熊本洋学校の教師のことかな?)は、
「巨大な中世の武器庫である」と書き残しているそうな。

天守閣内部は熊本博物館分館になっていて、
加藤家時代のものや、細川家時代のもの、
はたまた、西南戦争関連の資料が展示されている。

さて、最上階への階段を上っている時、
友人Sさんが、つぶやいた。

「熊本って日赤発祥の地なんだ・・・」

どうしてそんなことを知ったのだろう?
不思議に思って訊ねた。

「そんな資料、あった?」
「ありましたよ。西南戦争についてのコーナーに」

そこは確かに通った。
しかし、そんな日赤云々なんていうのはあっただろうか?
とんと記憶にない。

「全然気づかなかったなあ。
 私は、谷干城(たに たてき)について
 書いてあったのは気づいたけど」
「誰ですか? 谷干城って?」
「ほら、西南戦争の時に新政府軍の責任者だよ」
「・・・・・・・・知らない・・・・」

なるほど! と思った。

Sさんは、薬学系出身。(薬学部だったかな)
かたや私は、歴史系出身。(史学科出身)

同じところを通っていても、
たくさん情報があるからこそ、
自分に関心や興味があるものが優先されて
目に入ってくるのか・・・。
そういうことは知っていたけれど、
まさかこんなに顕著に現れるとは・・・。

だから面白いのだ。
他の人と一緒に何かをしたり、
何かを観たりというのは。
自分一人でやっていたり、観ていたら、
その時の自分が関心を持っているものしか、残らない。
それが高じると、視野が狭い人になってしまう。

Sさんとは二人で笑いあった。
そうか、日赤は熊本が発祥だったか・・・。

同じ景色にいても、
見ているものは互いに違う。
相手は、今、何を見ているのだろう?
お互いに見ているものを広げていく。
そんな関わり方をしていきたいものだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・

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2016年07月02日

一触即発のピンチ、それを救ったのは〜石田純一さんに学ぶ

P1090593
写真:熊本城天守閣から。
    清々しく爽快な気分。風も気持ちよい(2015.10.31撮影)

・・・・・・・・・・・・・・・

私が最も大切にしているのは、
「人と人との関係性」。
これは、マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授提唱の
「組織の好循環モデル」。
成果の質を高めたいのなら、
関係の質を高めることから始めたほうが、
結果的に成果の質もよりよくなっていく、という説。
とても納得する。

関係性をよくするには?
多くのことが言われるだろうが、
ひとつに、「相手に感謝する」というのは、
やはり大きい。
それをつくづく実感したことを
今日は書いてみたい。

一ヵ月ほど前の話。
たまたま観ていたテレビ番組でのこと。
俳優の石田純一さんが、
TBS系バラエティ『7時にあいましょうSP』で、
20年前の自身の不倫騒動の際に
「不倫は文化」と見出しをつけたスポーツ紙の記者と
対面するというのをたまたま観た。

いきさつはこんな感じだ。
(番組内容の紹介、webサイトから転載)

  1996年に長谷川理恵との不倫が発覚した際、
  石田は「今までの文化を作ったり、良い音楽や良い文学っていうのは、
  そういうこと(不倫)からもできているわけだし、
  小説がすばらしければ褒めたたえられて、
  その人の行為は唾棄すべきものとは僕は思えないね」と釈明。
  この発言が「何が悪い?不倫は文化」という見出しで報じられ、
  大バッシングを受けた石田は、
  番組降板や借金、離婚と人生の大ピンチに陥った。

  「『不倫は文化』とは言っていない。

  カチンときた」という石田は、その見出しをつけた記者と対面し、
  当時の真意について質問。
  記者は「見出しは看板」「ウケてこそなんぼ」「キャッチフレーズ的につけた」
  「コメントだとカッコがつくが、カッコはつけていない」などと主張し、
  「石田さんの人生を傷つけてしまうなんて考えずにつけている」と語った。

「だから、なんだ。私は文句など言われる筋合いはない」
まるでそう言っているような記者の態度に、
テレビながら、観ていてはらはらした。
石田さんも、あまりものことに驚いて言葉がでない。

しばし沈黙。
しばし・・・・、沈黙・・・。
こういうのを・・・一触即発っていうんじゃないか・・・。

石田さんが口を開く。
一体、何を言うのか。

  お礼を言いたかったんですよ

全く予想もしなかった、記者への感謝だった。

  あの時はやられましたけど、
  "石田純一=不倫は文化"となった。
  ても、いわゆるアイデンティティというか
  キャラクターを決定付けてもらえました。
  あのまま年老いていたら、
  さえない元トレンディ俳優になっていたでしょう。
  波乱万丈で素敵な人生になりました。
  ありがとうございます。

その時の記者の顔といったら・・・。
「殴られると思って覚悟していた」と本音を告白しつつ、
険しい表情は一変。
強張った表情はほどけ、
今までにない優しい顔つきになった。
 
  ああ、氷がとけた

演出もあると思うが、
最後に2人はしっかりと握手を交わした。

「なぜ、こんなことを言うんだ!」
「なぜ、こんな態度をとるんだ!」
「なぜ、こんな誤解をするんだ!」
人に対して、がっかりしたり、傷ついたり、
情けなくなったり、悲しくなったり、
誰にだってあることと思う。

でも、そんな状態から引きあげてくれるのは、
そんな自分を助けてくれるのは、
相手への「感謝」なのか?
そうなのかもしれない。

一人で頑張るのではなく、
誰かと一緒に頑張る。
そのためには、相手と自分の関係がどうか、
それが一番大切。
成果の質はお互いの関係の質に比例する。
相手がいることの感謝、ありがたみ。
振り返ってちょっと味わうだけでも、
幸福感たるもの、随分違ってくるだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・

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2016年07月01日

周囲にあふれる音に、委ねてみよう

P1090589
写真:熊本城。天守閣が近づいてくると、
    わくわくするのは、何故?! (2015.10.31撮影)

・・・・・・・・・・・・・・・・・

電車が来るまで、まだ時間がある。
そう思い、駅構内のお店で、
スマホ用のイヤホンを買うことにした。
いざ、商品を手にし、レジに向かう。
が、狭い店内。
棚の前に20代の女性が商品を見ながら立っている。
彼女の背中と壁の間は、
人ひとり通り抜けるのは、ようような感じ。

「あのー、すみません」
声をかけるも、
彼女、全く反応なく。

「あのー、すみません」
さっきよりは少しボリュームを上げて、
あきらめずに、再度、声をかける。
やっぱり、彼女、反応なし。

その時に気づいた。
なるほど、これじゃ、気が付かないはず。
彼女はイヤホンをしていたのだ。

通れる幅は、30センチくらいか?
壁に背中をぴたっとくっつけて、
両腕を左右に広げ、
例えるならば、まるで忍者がよくやるような恰好で、
なんとか、通り抜けた。

それでも、彼女はまだ気づかず。

イヤホンをして歩いている人は、
ほんとうに多い。
もちろん私も時折する。
が、あまり長くはしないようにしている。

一番の理由は、
当たり前だが、周囲の音が聞こえなくなるからだ。
公園だったら?
木々が風にゆれてこすれるような、あのざわざわとした音、
池の水面のさらさらとした音、
子どもが遊びながら騒ぐ声、笑い声、
鳥のさえずる小さな声、羽ばたく時の音・・・・。
街中だったら、
雑踏の中にもいろいろな音がある。
会話、電車が走る音、電車が近づく音、
遠のく音、駅のピンポーンという音。
街中は人工的な音が多いが、
それは注意を促す大切なものが多い。

自分が今聞きたいものを聞く。
それが悪いわけじゃない。
でも、周囲にあふれる音も自分を取り囲む環境。
そんな環境に身をゆだねてみる。
それも感性を磨くうえで、
大切なことじゃないかと思う次第。

・・・・・・・・・・・・・・・

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2016年06月30日

その場一人ひとりの関係性の影響たるものや

P1090584
写真:熊本城。さすがの石垣。
   曲線美にただただ感嘆。(2015.10.31撮影)

・・・・・・・・・・・・

その職場で働く人たちの関係性って、
ほんとうに影響する。

私が人生で医者を変えたのは、
一回だけ。
その理由が、それだ。

もうかれこれ10年以上も前のこと。
歯科医院を探していたときに、
自宅近くが便利だろうと、
ある歯科医院を選び、
何回か通院していたことがあった。

ある日のことだ。
診察台に案内されたものの、
なかなか先生が現れない。
遠く聞こえる声から察すると、
ある患者さんの治療で時間がかかっているよう。

「猪俣さん、もう少しお待ちくださいね。
 予定時間を過ぎているのに、すみませんね」
先生が声をかけてくれた。
そして、また、時間が経過する。
バーテンションで区切られているので、
はっきりわからないが、
いらつきながら衛生士さんを叱る先生の声が聞こえた。

そのうち、一人の衛生士さんが私のところにいらっしゃる。
見ると、涙ぐんでいるじゃないか。
どうしたのかと思いきや、
「申し訳ありません。
 私のミスで、猪俣さんの前の患者さんの治療に
 時間がかかっています。
 本当でしたらもう治療に入っている時間ですのに、
 申し訳ありません」
と。

なるほど。そういうことか。
それは先生もイラつくはずだ。
しかし、この時に違和感を感じた。
確かに衛生士さんに非はあるだろう。
しかし、ミスした後の対応は、
もっとやりようがないのか。
他の患者さんの前で、
先生が衛生士さんを叱ったり、
いらついてぼやくのを見るのは、
いい気持ちがしない。
大体、一緒に働く衛生士さんに配慮できない先生が、
患者さんには配慮できるなんてことがあろうか。

ないだろうな。

他にも小さい理由はあったが、
大きくはこの理由で、この歯科医院に通うのをやめた。
新しく歯科医院を一から探した。
そして、今、通院している歯科医院は、ベストだ。
(ちなみに入江歯科医院というところ)
先生、衛生士、技工士、受付スタッフ・・・
全員の連携とチームワークがよいのが、
医院に入った時から感じられる。
事実、そうだ。

関係性。
実態がないにもかかわらず、
実態以上に感じてしまう。
実態がないにもかかわらず、
判断材料になってしまう。

だから、私が何よりも一番大切にしているのは、
その場にいる一人ひとりの関係性。
抽象的だけど、雰囲気づくり。

私たちと一緒にいたいと思うのか、
それとも離れたいと思ってしまうのか。

自宅近くの歯科医院は、まだ開業しているよう。
もしかしたら先生は代わったかもしれないけれど。
「ああ、嫌だなあ」と感じる体験から、
これからに活かせる、大切なことを大いに学ぶ。

・・・・・・・・・・・・・

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2016年06月29日

苦手に感じる人ほど・・・!

P1090579
写真:熊本城。
    この位置からの天守閣もベストショットのひとつ。(2015年10月31日)

・・・・・・・・・・・・・・

若手社員対象にコミュニケーション研修では、
必ず伝えていることがある。

  苦手と感じる人ほど、
  意識して近づきましょう!

何せ、職場では普通にしていても、
先輩や上司には気をつかっているもの。
苦手と感じる人には、
声がかけずらくて当然。
そのまままにしておくと、
最も大切な報告連絡相談が、
あとまわしになってしまう。
そうすると、余計気を遣って疲れて・・・、
そんな負のループは自らつくることなかれ!

なんて偉そうに言っている私にだって、
苦手だなあ、と感じる人はいる。
いや、誰にでもそういう人がいて当たり前だ。
しかし、困ったのは、
苦手と感じて、何気にさけていた人と、
タグをくんで仕事をしなければならなくなった時。
それは、リーダーからの指名だったので、
もちろん断れず、心底困った。
相手の方をAさんとしておこうか。

Aさんの何が苦手と感じていたかといえば、
一生懸命なのだが、

  人の話を聞かない。
  聞かずに、自分の話にもっていく。
  しかも、過去の自慢話が多い。
  かつての職場の成功体験を持ち出す。
  ちょっと頑固。
  自分の理論を主張するので、
  こちらとしては合わせざるをえない雰囲気にのまれていく

というところだったろうか。
職場でどうだったかというと、
面白いもので、その人の隣の席はいつも空席、
という状況だった。
どうやら、苦手意識を持っていたのは、
私だけでなかったようで・・・。

しかし、仕事でパートナーを組んだからには、
結果をださなくてはならない。
どうするか?
私がしたことが、「Aさんに自分から近づく」ということだった。

Aさんはおおよそ一人でいることが多かったので、
近づきやすい。
とにかく近いづいて、その人と一緒にいることに慣れようと思った。
苦手と感じている人の話は、
記憶に残りずらい。
だから、Aさんと話したこと、Aさんが話したことは、
その日のうちにノートに記録しておくことにした。

例えば?
お子さんの名前、学生時代にしていたスポーツ、
家族の話、奥さんのこと、家族旅行にどこにいって何をしたか、
前職時代の武勇伝、大切にしている仕事の進め方・・・などなど。

走り書きのメモ程度だが、
とにかく記録していった。

すると、あることが起きたのだ。
それを始めて一週間もしないうちに。
Aさんへの苦手意識が随分薄くなってきたのだ。
全くなるなるわけではないが、
随分やわらいできた。
ということは、相手を知れば知るほど、
そういう効果が現れる、ということだ。

そうなった時に、
もうノートに記録することを頼るのをやめた。
Aさんの「思い込みに近い」考えも、
以前は「嫌だな」という感じで聞いていたが、
今は「そう思うAさんなりの理由があってこそだよな」、
「相手を思ってこそ、じれったくなって愚痴めいるんだよな」と、
少しは広い視野から感じられるようになった・・・ような気がする。

結果、どうなったか。
繰り返すが、苦手意識が全くなるなるわけじゃない。
しかし、Aさんとはいい関係になった。
自分の意見も主張できるようになったし、
Aさんの意見も意見として参考にできるようになったし、
フラットに感じられるようになったことは、
大きな成果だ。

苦手に感じる人はいて当たり前。
ただ、仕事ではそれに振り回されていると、
ストレスレベルは高くなる一方だ。
だからこそ、苦手に感じる人ほど、
自分からどんどん近づこう。
声をかけよう。
それが、ほどよいストレスでよい仕事をしていく、
一つのセオリーではないか。
ただ、これは私のセオリー。
セオリーは人それぞれ違う。
あなたなりのセオリーは何?

なんてことを体験として、
研修中に話す。

そうすると、アンケートに、
「苦手に感じた人に近づいてみる」という
キーワードがたくさん書かれるそう。

ある人が笑いながら言った。
「相手がやたら自分に最近近づいてくるなと思ったら、
 実は苦手に感じていたりして・・・、
 なんてこともわかっちゃうかもね!」
と。
それも、なかなか面白いんじゃないか。

職場という枠の中に、
いろんな思惑が散らばっている。
そこをどう泳いでいくか。
まあ、溺れた時や疲れて泳げない時は、
誰かが必ず手をさしのべてくれると思うけどね。

研修で縁あって出会った若手社員たちが、
生き抜く力をもった頼りがいある人に育っていきますように。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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2016年06月28日

人を動機づけたいと思ったら

P1090577
写真:阿蘇 白川水源にて。青々としたモミジが清々しく
(2015.10.31)

・・・・・・・・・・

  人は自分の話を「聞かれる」ことによって安心し、
  行動的になる。
  自分の存在を受け入れられることを知る。
  
はいはい、わかってますよ、わかってますって。
(猪俣 心の声)

  だから、人を動機づけたいと思ったら、
  相手をその気にさせようと
  殺し文句を考えるのではなく、
  徹底的に相手の話を聞くこと。
  自分が批難されないとわかると、
  人は物事を冷静にみられるようになる。
  自分の意見が言えるようになる。

がーん!ときた。
殺し文句・・・。
考えているな、自分。

上記、誰が書いたものだったか。
何かのメルマガ?
本?
いいことが書いてあるな、と思うと、
ささっとメモをとるが、
今度から出典も控えよう。
このままでは、「詠み人知らず」になってしまう。

でも、その道のプロが言ったことには間違いない。
少し自分を振り返ってみた。
殺し文句なるものを懸命に話す私のほうが
話せば話すほど、モチベーションが上がっていたかも。
聞いている相手のほうは、
動機づけになるどころか、
だんだん白けた顔になっていた。
それを見て、「まだわからないのかな」と、
輪をかけて話していたっけ。
何回か、いや何回もあった・・・。

じゃあ、これからは?
一日ずっと・・・ではなく、
一日一分の実践から始めてみよう。
意識してできたら、また一分。
その積み重ね、積み重ね。
他の時間は・・・?
いらっときたり、むかっときたり、
場合によっては論破してみたり、
そして「言い過ぎたかな」と反省したり。
それも一興! 人間らしい。

大切なのは、意識すること。
意識すれば、行動が変わる可能性は大。
例えば、最近運動不足だな、
だからちょっと運動してみようかな、と意識したとしよう。
もしも、目の前に階段とエスカレーターが並んでいたら?
ちょっとしんどいけど、
階段で上がっていこうかな、と思わないだろうか?
こうやって選ぶものが変わっていくはずだ。
だから、意識することは、とても意味あること。

殺し文句を考える代わりに、
この人はどんな気持ちなんだろう、と、
想像しながら相手の話を聞く。
まず一分間。60秒。

人を動機づけたいと思ったら?
思いもよらぬ深い話。

・・・・・・・・・・・

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kyoko_i at 08:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2016年06月27日

自分探しより他人探し〜山本兼一さんの記事から

P1090556
写真:阿蘇 白川水源にて。
 水面に映る影とあそぶ。(2015.10.31)

・・・・・・・・・・・・

ノート整理していたら、
新聞の切り抜きがぱらりと落ちた。

  自分探しより他人探し

日経の夕刊? 
2012年12月5日(水曜日)とある。
書いた方は、山本兼一さん。
誰?
調べてみた。
『火天の城』や『利休にたずねよ』の著者じゃないか。
すごい作家さんだ。
2014年に亡くなった・・・ということは、
この記事はすごく貴重なんじゃないか。

   正直なところ、
   なにを書いたらよいか分からなかった。
   (中略)
   ある日、ふと気がついた。
   自分のことなんか書かず、
   素晴らしい他人を書けばよいのだ。
   (中略)
   せっせと主人公を探した。
   日本史のなかで、まだ光を浴びていない
   素晴らしい人物はいないか。
   その人の物語を読んだだけで、
   背筋がぴんと伸び、
   腹の底から力が湧いてくる人物はいないか。
   たくさんいた。
   彼らが私の小説の主人公となった。

   自分なんて、たいていはつまらないに決まっている。
   いくら探したところで、
   素晴らしい自分なんて、
   ほとんどの人は見つけられない。
   若い人に忠告したい。
   自分探しなんて無駄なことはやめたほうがいい。

   自分よりも他人を探すべきだ。
   尊敬できる人、
   圧倒される人、
   魅了される人。
   そういう人を見つけて学び、真似すれば、
   新しい一歩が力強く踏み出せる。

迫力を感じた。
この記事を書いた1年3ヶ月後に山本さんは亡くなる。
なんとなくでも、自らの死を感じていただろうか?
自分が亡くなった後に、
遺せるものを・・と思って綴っただろうか?

本当の自分?
本当の自分なんて、どこにもいない。
ここにいるこの自分と、生涯、付き合っていく。
そう決めている人は、清々しい。

他人を探し?
さて、他人の何を探そうか。
頭で考えすぎず、
力を抜いて、まずは意識してみよう。
山本さんの最後の言葉、
「新しい一歩を力強く踏み出す」ために。

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kyoko_i at 10:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)