函館珍道中 その1 トラピスト修道院は手に届きそうで・・「何が楽しかった?」で夫を更に知る、の巻

2017年01月12日

函館珍道中(2)〜私はどの国の人?

P1150464
写真:函館 見晴公園
 凍り付く水面が幻想的。
 撮影 1月8日

・・・・・・・・・・・

(昨日からの続き)

歩けど歩けど住宅街。
塀の向こうの小さな犬に「きゃん、きゃん!」と吠えられ、
そんなに私は悪人に見えるのかとうなだれ、
とぼとぼ歩くこと、40分近く。
視界がいきなり開けて、
道の向こうにあったのが、見晴公園。
公園内の目的地は、
「名称旧岩船氏庭園(香雪園)」だ
北海道唯一の国指定文化財名称庭園とある。
期待できそうだ。
公園の敷地面積はかなり広い。
46.1haとあるから、新宿御苑の5分の4といったところか。
これだけの広さ、一体「香雪園」はどこにあるのか?!

管理事務所前でエプロンをして、箒ではいている女性がいた。
その人に訊いてみよう!

「あのー、香雪園ってこの公園のどこにあるんですか?」
「え? ここが香雪園ですけれども」
「え? ここは見晴公園じゃないんですか?」
「昔は香雪園って言っていて、今は見晴公園って言っているんです」

なんと!
「この公園のどこかに庭園があるんじゃないんですか?」
「茶室でしたらありますよ。ただ、今、冬なんで閉めていて中は入れないですけど」

なんだか肩透かしだ。
しかし、ここまで来たのだ。
その茶室とやらに行ってみよう。

「こちらの公園の案内図はありますか?」
「ありますよ。はい、どうぞ」

B5サイズのそのチラシを見る。
お馴染みの漢字のはずなのに、なぜか読めない。
それもそのはず、中国語じゃないか!
まさか・・・。私は中国人と思われたんだろうか?
そんなに日本語が大陸風だったのだろうか・・・?
プチ放心状態になっていると、
おかしいと思ったのだろう。
「あっ、こちらをどうぞ」
もう一枚渡してくれた。
今度こそと、しかっと見ると、今度は英語だった。
帰国子女と思われたのだろうか?
そんなに私の日本語は耳慣れないのだろうか。
呆然とすると、
「あっ、これ」と、日本語表記のものを最後に渡してくれた。

何のために三枚も…?

「ありがとうざいます。エゾリスとの出会いも期待したいと思います」
這う這うの体で夫のもとに帰っていった。
はぁ・・・。溜息まじりで茶室を目指す。
地図には「こっち」と書いてあるのに、
夫曰く「いや、こっちだ」と、明らかにそれは間違っていたが、
気が弱くなった私は主張できず、
とぼとぼついていった。
結果、公園内で迷い、かなり遠まわりして茶室にたどり着く。

己という人は、
他者との関わりあいとの中でしか、
見つけられないと聞く。

こういうシーンも非日常ゆえの面白さ。
それにしても、函館の人は、
質問すると30行分くらいたくさん返ってくる。
話し好きな人が多いのか?
一人ひとりがこの地のガイドさんという意識があるのか。
国内の様々な地域、海外との貿易の窓口になっていた歴史ゆえ、
他地域との人と瞬時に会話を繰り広げていく、
そういうのがもしかしたら長けている文化なのかも。

旅か。
これからも見聞をどんどん広げていきたい。

8日の日は三万歩突破。
達成欲の高い夫は、いたくご満悦の一日だったよう。

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kyoko_i at 08:02│Comments(0)TrackBack(0)  

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