I have been practicing as a dentist for twenty years.
My practice is located in Ala Moana building.

動詞として使ったり、名詞にしたり、歯科業界
では、プラクティスという言葉を、日常的によく
使います。 三省堂の辞書で、Practiceと引いてみると、
実施、実行、練習、熟練…と出てきます。
私も、まだ、日本に住んでいる頃は、プラクティス
とは、練習(例、スポーツ)とだけと理解していました。 

何故、"私は、歯科医師として20年、診療を続けています。"
という時、Practicingという言葉を使うのでしょう?
何故、"私の診療室は、アラモアナビル内にあります。"
という時、Practiceと表現するのでしょうか?

それは、医療は、一生、練習だからなのです。
これでよし、これで完璧ということは、ありえないのです。
この言葉の持つ意味は、私達、医療従事者に、常に警笛を鳴らし、
決して、おごり高ぶることのないように、日々いさめています。
毎日、異なった症例に真摯に取り組み、 以前よりも、必ず
上達しているよう、日々の努力を惜しみません。
歯科医師も、歯科衛生士も、頻繁に、各勉強会やセミナーに
積極的に出席し、個々のレベルアップ、スキルアップに努めています。
ここ、米国の歯科業界では、こうした情報提供の場が、全米の
いたるところで、沢山開催されています。最近では、
オンラインという選択肢も増えたので、便利になりました。 

米国の歯科医師法、歯科衛生士法では、二年毎の免許の更新義務が
あります。歯科医師では、二年毎に、最低36時間、衛生士では、20時間の
勉強会出席証明書を発行してもらい、それを各州の免許事務所に
提出して、始めて、次の二年間の診療行為が可能になります。
私達、医療従事者は、日々勉強、日々"Practice, プラクティス"なのです。

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日本人にとって、デンタルフロスはあまり身近なものではないですよね。ここアメリカでは、フロスをすることは、歯ブラシをするのと同じぐらい、重要と考えられています。
幼い頃より、フロスの習慣を躾られるので、虫歯の無い、口腔衛生の素晴らしい子供達が、沢山いるのです。しかし、大人の中には、良い習慣を持ててない人が、ここアメリカでも、まだいます。

さて、どうして、フロスがそんなに重要なんでしょう?私は、毎日患者さん達に、分かりやすいように、こんな風にお話しています。

フロスに出来ることは、大きく分けて、二つあります。一つ目は、もちろん、歯と歯の間、歯と歯茎の間のお掃除。そして、二つ目は、歯茎のマッサージです。
実は、この二つ目が、とても大事なのです。
お口の中には、歯と歯茎があります。
歯ブラシは、歯をメインテナンスするもの。
フロスは、歯茎をメインテナンスするもの。
歯と歯茎は、密接な関係にあり、どちらが欠けても、お口の中に支障をきたします。
どんなにきれいに歯が磨けていて、虫歯が無くても、歯茎がすぐ出血をする、炎症をおこしている状態では、いずれ、歯を支えきれなくなり、健康な歯でさえも、失う結果となります。
ですから、あなたが歯と歯茎の両方を持っている限り、歯ブラシとフロスの両方使うことが必要なのです、と。

さて、これを聞いて、突然フロスを始めたとします。習ったとおりフロスをしてみると、歯茎は痛いは、血は出るわ、でびっくり!
患者さんは、やっぱり血が出てくるので、続けてはいけないと思い、やめてしまいます。
これがまた、大きな間違い。
血が出ても、痛くても、とにかく毎日、最低でも一ヶ月は続ける。そうすると、一ヶ月後には、歯茎が鍛えられて、健康で良く引き締まったピンク色の歯茎になり、出血を全くimage
見なくなります。
嘘だと思ったら、やってみて下さい。
最後に患者さんには、血が止まるまで毎日続けて下さい、血が止まった時、あなたが手にするのは、健康な歯茎なのですから、と念を押します。

皆さんも、試してみませんか?そうしたら、きっと患者さんに、自分の経験に基づいて、
とても説得力のあるお話ができますよ。


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ある日、歯のクリーニングに来た患者さんが、右上一番の唇側面の変色が気になるといってきました。
よく見てみると、レジンの充填物の境目のところに色素沈着が見られます。患者さんには、レジンは、時と共に、少しづつ変色するし、特に境目は色素がたまりやすいので、とても気になるようだったら、いずれクラウンに変えた方が良いと思いますよ、とお話ししました。
すると、患者さんは、笑った時に、歯と歯茎の境目が黒く見えてくるのが嫌だから、クラウンにはしたくない、と言うのです。

私は、1980代から、歯科医療に関わっていますが、特にこの二十年の技術の進歩には、目を見張るものがあります。歯科材料の質の向上、コンピューター導入による、レントゲンをはじめとする、様々な施術のデジタル化など、その頃では、考えもつかなかったことが、どんどん臨床の現場に登場してきています。それらは、私達術者の日々の診療を、より充実したものにするだけでなく、患者さんの、歯科医療に対する満足度にも、大きく貢献しています。

先の患者さんの危惧するような、歯と歯茎の間が黒くなるのは、恐らく、従来の古いタイプのクラウンだからなのです。今から、二十年ほど前から主流になっているクラウンは、PFM (ポーセレン フューズド メタル) クラウンといって、金属の冠の上に歯と同じ色の白い陶器を焼き付けたものです。このクラウンの欠点は、装着当時は境目がきちんと合っていても、時が経ち、歯茎が退縮してくると、焼き付けた陶器の下から、金属が見えてきてしまうことです。臼歯部では、咬合面での磨耗がみられ、同様に、金属の部分が露出して、審美的な問題を引き起こします。いずれの場合も、クラウンの働き、という特質においては、何ら、支障はきたしませんから、そのままにしておいても、問題はありません。ただ、多くの患者さんが、審美的な理由で、気がかりに思っていることを、私は、よく耳にします。

最近の、歯科材料の硬度が強化されたこと、歯科技工技術が進歩したこと、コンピューター導入により、より精密な補綴物を作ることが可能になったことなどで、患者さんにも、さらに高品質で、満足度の高い補綴物を提供できるようになりました。その一つが、 APC (オール ポーセレン クラウン) と呼ばれるクラウンです。金属の冠を一切使わず、超硬度の白い陶器だけで作りますから、従来の様な、金属部分の露出に悩まされることはありません。これは、歯科技工所でも作れますし、セレックという機械を設置している歯科医では、およそ3-4時間で、診療室にいながら、作ることができます。


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