毎日、患者さんのお口の中を見ていると、時に、20代、30代の患者さんで、全く虫歯もなく、強い歯をしている患者さんがいます。私達は、そのような患者さんは、おそらく、フッ素入りの水道水システムが、設備されている地域で育ったのだろうと、推測します。フッ素は、エナメル質を厚く、強くし、虫歯になりにくい歯質にするので、私達、歯科衛生士は、予防処置の一つとして、毎日の臨床で、頻繁に使っています。

全米で、このフッ素(英語では、フロライド、といいます。)入りの水道水システムの恩恵を受けている人は、およそ60%にのぼります。特に、中西部から、東海岸に向かっての地域では、フロライドを導入している州が多く、これらの州で育つ人々は、フロライド入りの水を飲み、水で野菜を洗い、その水ごと料理をするので、歯面への直接塗布のみならず、体内にも取り込まれることにより、永久歯の歯胚の時点から、虫歯に強い歯を育てることができています。

私の住んでいるハワイ州では、フロライド水道水の導入がなされていないため、残念なことに、う蝕の罹患率が高いのです。そこで、高校卒業までは、6ヶ月に一度のクリーニングと、チェックアップの度に、歯面への直接塗布をし、更に、永久歯列が生え揃うまでは、フロライドを、錠剤で摂取することを勧めています。

フロライドは、以前より、様々な形で製品化されてきました。従来のマウスリンス方式、フォームや、ジェルを使うトレイ方式に比べて、近年開発された、ベタベタしたフロライドを直接筆で歯面に塗りつけていく、バーニッシュ方式が、現在では、最も効果的であることがわかっています。

フロライドは、子供達を虫歯から守るだけでなく、成人の、知覚過敏の緩和にも効果を発揮し、歯根面の虫歯の予防にも、貢献しています。

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