1月の下旬から、1週間日本へ出張に行って来ました。今回の私のレクチャーのスポンサーは、大阪に本社を置く、歯科業務標準化機構という団体です。全国津々浦々から、日本の歯科業界の底上げを図ろう、と熱意を持った歯科医師、歯科衛生士の皆さん達が、参加して下さいました。

午前、午後の二部構成のレクチャーでは、まず午前中、歯科衛生士が、日本の歯科業界で、もっと活躍できるように、アメリカの臨床の現場で行われていることを参考に、歯科衛生士のレベルアップ、社会的ステータス、それに伴う収入の向上について、活発に意見が交わされました。ここで特筆すべきことは、歯科衛生士のみならず、歯科医師の先生方も、歯科衛生士のさらなる活躍の場と機会を願っているということです。1980年代から日本の歯科の現場にいる私にとっては、この、歯科医師の先生方の意識変革は、目を見張るものがあります。歯科衛生士が、もっと歯科医師と手を組んで、最善の歯科医療を提供するという同じ目標を持つクリニシャン同士として、チームとしても、歯科医院経営も高めてゆく、という環境づくりに、歯科医師の先生方のサポートがあるというのは、それだけで、もう実現に近づいたも同然です。

午後は、主に歯科医師の先生方から、事前にに質問や、リクエストのあった部分について、お話ししていきました。朝の時点で、質問、意見など、どんどん私の話の間を縫って、参加式にしましょう、と声かけをしましたが、歯科医師の先生方、本当に活発に参加して下さって、主催者の方が、予定どうりまとまるかどうか、心配なさるほどでした。どうして、アメリカの歯科医師、歯科衛生士は、そんなに人気の職業なのか?保険内診療と、自費診療の狭間にあってのフラストレーション。日本のインフェクションコントロールの現状と改革。CAMBRAなどを取り入れるかなど、歯科衛生士をどうやって効率よく活躍させて、歯科医院経営の活性化を図るか。などなど、熱く論議が交わされ、たいへん盛り上がりました。

今までの様々な改良すべき点を、今、ここに集う、改善を目指す歯科医師、歯科衛生士と変革の波に一緒に乗れるということは、私としても、とてもワクワクすることです。受講生の皆様、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
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