2015年01月

去る1/15-1/16、ホノルルにある、ハワイコンベンションセンターにて、HDA( Hawaii Dental Association)主催の2015年度の、デンタルコンベンションがおこなわれました。
CE creditをとることのできる、沢山のクラス
の他に、150社を超えるベンダーが紹介する
様々な新製品を試したり、情報収拾もこのコンベンションの目玉です。

今年のコンベンションで、もっとも目を引いたのは、Crestのブースでデモンストレーションの行われていた、最新の電動歯ブラシでした。電動歯ブラシの歴史は古く、1950年代に始まり、1990年代には、通常の歯ブラシに比べて、高級品として、各家庭に登場するようになりました。

私が初めて電動歯ブラシを使い始めたのは、ハワイ大学時代の、2000年始めでした。当時は、電動歯ブラシ本体に、タイマーがついたものが開発され、二分間歯磨きの啓蒙の定着に貢献しました。続いて、磨きながらblue toothで、磨き時間や、歯にかかる圧力を調整したり、交換用のヘッドも、敏感用、矯正&ブリッジ用、フロス付き、研磨用カップ付き等、様々な選択肢が出ました。

今回の新製品の特徴は、このblue toothの部分の更なる発展です。Crestの無料アプリをiPhone 又は、iPad等のディバイスにダウンロードして、それを見ながら歯磨きをするというものです。患者さんによって、磨き残しの多い部位を予め入力しておくと、そこを強調して、指示を出してくれます。まるで、自宅に歯科衛生士がいるようですね。こんな次世代の歯ブラシの仕方なら、普通はあまり良く磨かない、ティーンエイジャーの子供達も、気に入りそうです。コンピューター技術と、歯磨きのコラボレーション、ますます、興味深くなって来ました。
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1980年代、日本で歯科衛生士として、診療していた頃、ナイトガードなるものは、見たことも、聞いたこともありませんでした。ところが、最近は、ストレス社会のためか、ナイトガードの需要は増えるばかりです。

どんな患者さんが、ナイトガードが必要なのでしょう?夜間に歯ぎしりをしたり、日中でも、噛み込みや、食いしばりが激しい人で、歯の磨耗が際立って確認できる場合、私達、歯科衛生士は、患者さんにナイトガードを作ることを勧めます。ナイトガードを装着すると、今まで歯自体をギリギリしていたのと違って、代わりにプラスティック部分を磨耗していくので、更なる歯の磨耗を防止でき、年齢相当の歯冠の高さを維持していくことができるようになります。

患者さんの中には、まだ若干三十代で、歯冠の高さの半分近くが、磨耗している人がいます。このままの速度で磨耗が続くと、六十歳になる頃には、歯が完全になくなってしまう計算になります。そんな事になっては、大変ですよね。

歯が磨耗して、歯冠の高さが減ってくると、噛み合わせが変わってきたり、噛み合わせが深くなり過ぎたりして、顎関節に影響を及ぼし、痛み伴ないはじめることもあります。また、歯ぎしりなどにより、連続して歯に余計な力がかかることから、知覚過敏症の原因になったりもします。

又、夜間の歯ぎしりの音は、一緒に寝ている家族の安眠をも妨ぎます。本人自身も、歯ぎしりのために、熟睡出来ていないことも多く、ナイトガードの、現代のストレス社会への貢献度は、目を見張るものがあります。

米国では、ナイトガードは、個人の歯科医院で簡単に作ってもらうことができます。保険が利かないので、実費自己負担になりますが、患者さん一人一人のお口の印象を取り、その型で模型を作って、カスタムメイドのプラスティック製のマウスピースを作りますから、薬局などで売っている安価なものとは、装着感に格段の差が出ます。

家族から、夜間の歯ぎしりを指摘されていたり、自己自覚がある場合、又、歯科医や、歯科衛生士などから、歯冠の磨耗を確認されている場合、是非、ナイトガードを使い始めることを、お勧めします。ナイトガードは、健康な年齢相当の歯冠の高さを維持し、顎関節症や、知覚過敏などに悩まされることなく、いつまでも、美味しく食事ができるための歯作りの、必須アイテムと言えます。


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皆様、明けましておめでとうございます。
昨年は、ご愛読ありがとうございました。
今年も、どうぞよろしくお願い致します。

新しい年が明け、気持ちも新たに、それぞれ一年の抱負を語ったり、誓いを立てたりしているのではないでしょうか?おそらく、幾つかある誓いと共に、こんなものも入れてみてはいかがでしょう?

"毎日、欠かさずデンタルフロスをする。"

実は、これは私の診療室で一年を通して交わされる、最も多い会話で、特に年末に近づくと、皆、新年の誓いにして、新しい年こそ、デンタルフロスを毎日する習慣をつけたいと思うようです。患者さんは、毎日デンタルフロスをする習慣をつけることは、良いことだとわかっているのです。が、なかなか習慣にできない患者さんもいて、年末には、来年こそ、と思うようです。毎日デンタルフロスの習慣の他、

"二分間歯磨き"

というのはいかがでしょう。口腔内ケアのように、毎日しなければならないことは、やった方が良いにきまっていると、わかってはいても、とかく三日坊主になりがちです。新年の誓いにして、初めの一ヶ月毎日続けると、二ヶ月目には、癖になり、三ヶ月には、それなしには気持ちが悪くて眠れなくなり(こうなったら、しめたものです。)、四ヶ月後には、しっかり習慣になっている、というわけです。試して見たいと思いませんか?そうして、めでたく習慣になったあかつきには、皆さんのお口の中の状態が素晴らしく向上しているという、ご褒美付きです。

私達、歯科衛生士は、こうして、日々、口うるさく患者さんに言い続けていますが、結局は、患者さん、皆さん自身のベネフィットになるのです。

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