2015年06月

ハワイも、随分と暑くなり、いよいよ夏本番と言ったところです。先週は、東京から、三校の歯科衛生士学校の学生の皆さん、引率の先生を含めて20人をお迎えして、ハワイ大学、カピオラ二コミュニティーカレッジにて、レクチャーを行いました。

今回は、アメリカで歯科衛生士になるには?
日米歯科衛生士の業務内容の違い、働き方の違い、の他に、日本人と外国人の口腔内初見の違い、又、小児歯科に関する質問の答えなども盛り込んで、更に内容を充実させました。学生の皆さん、大変興味深く、2時間のレクチャーを聴講してくれました。

レクチャーの、前半と後半の間の休憩時間には、学生の皆さんに、ハワイ大学歯科衛生士学課時代に、使用していた教科書や、日々実際に使っている、スケーラーなどの器具や、口腔衛生教育用の資料などの展示物を、実際に手に取って見てもらいました。

中でも人気は、カラフルなディスポーザブルのプラスティック用品や、色々なフレーバーの研磨剤、おしゃれなデザインのスクラブのカタログ、表面麻酔薬、ループ(拡大鏡付きゴーグル)でした。学生の中から立候補してもらって、モデルになってもらい、実際仕事をする時の、いでたちを体験してもらうこともしました。ディスポーザブルのオーバーガウン、マスク、手袋の上にループと、フェイスシールドをしてもらい、2.5倍に拡大された世界を見てもらいました。スイカ味、イチゴ味、チョコレートミント味など、ここハワイで、毎日使われている研磨剤の匂いを嗅いでみたり、表面麻酔のシリンジから、どうやって歯頸部に注入していくかの説明を受けたり、レクチャーだけでなく、実体験の時間も、学生の皆さんは、身を乗り出して、参加していました。

こうして、後進の指導にあたっていますが、いつも、若い将来のある歯科衛生士の卵の皆さんとの交流で、私も沢山の刺激を得ているのです。

お知らせ
8/2(日曜日)に日本歯科大にて行われるセミナーの時間が決まりました。私の担当は12:30-2:30です。どうぞ、ふるってお申し込み下さい。詳しくは、当ブログのバックナンバーをご覧になるか、Three-Quarter迄、お問い合わせ下さい。image


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患者さんのお口の中を毎日見ていると、色々な傾向に気づくことがあります。時代によって、国や民族によって、流行りによって、人々の食べ物の嗜好が変化し、それが口腔内に、特徴となって現れるのです。

50年ほど前は、この米国でも、沢山の人が喫煙していました。その頃はおそらく、煙草のやにによるステインがひどかったと思われます。煙草といえば、噛みタバコを嗜好する人々もいます。そのような人達の口腔内粘膜には、ただれた様な、白いパッチが所々に見られます。

飲み物による、色素沈着を見てみましょう。お茶を常飲する習慣のある東洋人は、お茶に起因するステインのため、所変わって、昼間からワインを飲む文化のあるヨーロッパ人は、ワインステインのため、歯が黄ばんでいることが多々あります。

さて、私の観察した、最近の傾向は、健康食品ブームによる、歯の色素沈着です。
抗酸化作用があることで、緑茶がブームになりました。緑茶でも、歯に、緑ではなく薄い茶色に着色します。アマゾンのスーパーフルーツ、アサイベリーをはじめとする、ベリー科のフルーツ(ストロベリー、ブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリー、クランベリー)は、かなりの厄介者です。これらを常食している人は、お口の中を見ると、すぐにわかります。心臓に良いことが発表されると、ダークチョコレートも話題になりました。カカオの色素も、立派なステインの原因になります。更に、最近では、グリーンスムージーや、ジューシングといって、ケールや、ビーツなどの、色の濃い野菜を、飲み物として、食事の代わりにする健康法がアメリカでブームになっていますが、咬合面や、隣接面などに入ってステインになってしまうと、取り除くのに大変です。image


今日も、大学教授で、とても健康に気を使っている患者さんのお口の中の、ステインを取ってあげるのに、ずいぶん時間がかかりました。毎日、健康のために、ブルーベリーを食べ、グリーンスムージーか、野菜ジュースを飲んでいるのだそうです。

皆さん、もうお気づきですか?皮肉なことに、健康に良いと言われているものほど、歯の色素沈着の原因になるのです。気にしない人もいますが、私は、いつも、できるだけステインを取り除いてあげるようにしています。身体に良い食べ物や、飲み物ばかりなんですけど、ちょっと困りものなんです…


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ヘッドライトがつかない、ヘッドライトのハンドルがスムーズに動かない、ハンドピースがよく回転しない、ユニットがリクライニングしない、ウォーターシリンジが水漏れする、レントゲンのチューブが揺れて固定できない、ブラケットテーブルの何処からエアーが漏れる…歯科医師、歯科衛生士、歯科助手のいずれかで、少しでも、歯科医院で働いたことのある人は、身に覚えのある問題ばかりではないでしょうか?

私達クリニシャンは、全ての機械と器具が、100%の状態で動くことを前提に、患者さんに、最良の診療や治療を行うことができます。上記に挙げた、一つにでも問題があると、診療はどんどん難しくなっていきます。限られた時間の中で、必要な瞬間に、全ての機械、器具にパーフェクトに動いてもらわなければ、私達は、仕事ができないのです。

そこで、私達が、日頃から大変お世話になっているリペヤーマンをご紹介しましょう。私達は、彼らの献身的なサポート無しには、仕事をやっていけないと言っても、過言ではありません。どこかに問題が起こると、すぐに電話をします。すると、すぐにやって来てくれて、さっきまで、にっちもさっちもいかなかった故障箇所を、魔法使いのように直してくれます。もし、その場ですぐに治すことができない時も、原因を見つけ、早速、パーツをオーダーするなど、常に適切な処置を行ってくれます。私達が、どれだけ頼りにしているか、言葉では、言い表せないほどです。

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彼らの歯科用機械や、器具に関する知識や、その修理技術は、目を見張るものがあります。それは、例えば、40年前の古いデンタルチェアー から、最新のコンピュータ直結型の機械に至るまで、多方面に渡っています。スマートなアタッシュケースを持って、修理に来てくれますが、その中には、技術屋さんの秘密兵器が沢山。彼らの車の中にも、よくある故障に対応できるように、常にパーツの買い置きが積んであります。彼らは、私達クリニシャンが、一分一秒、真剣勝負で、日々診療にあたっているのを、一番よく知ってるからです。

今回は、日頃の感謝の思いを込めて、ブログに紹介させていただきました。写真のロイスと、彼のお父様にも、大変お世話になっています。

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そもそも、ひょんな巡り会いから、講師の仕事は始まりました。5年前、ハワイ大学のカピオラニコミュニティカレッジの元上司から、連絡があったのです。実は、依頼していた、講師が急にアメリカ本土に引っ越さなければならなくなり、代わりの講師を探しているが、引き受けてみないか、と…

ハワイ大学の、歯科衛生士学課に入学前に通っていた、カピオラニ校で、日本で歯科衛生士だった経験を買われ、在学中、歯科助手コースの実習助手として働いていた時の上司からのe-mailでした。その後、カピオラニコミュニティカレッジ内の、ホンダインターナショナルセンターという、海外からの学生研修を主に扱う部署を紹介され、講義の仕事が始まりました。以前の講師は、英語を話す白人の講師でしたから、日本の学生向けの講義では、通訳を使う必要があり、また、そのために、講義量が半減していましたが、私は、日本語で講義ができるので、大学側も、重宝したようです。

時を同じくして、以前より交流のあった、日英バイリンガルの、ホノルルで開業している、歯科医師の友人から、日本の歯科開業医から、ハワイ歯科研修の依頼があるが、自分は、歯科医師向けの話を担当するから、君は、歯科衛生士向けを担当してくれないか、と電話が来ました。こうして、友人歯科医師の持つホノルル法人の、ハワイスタッフとして、日本から研修、視察を希望する歯科医院や、団体などの講義も、担当するようになったのです。

当初は、年間一、二回だった依頼も、現在では、平均一ヶ月に一回と、徐々に依頼が増え、週50時間以上の臨床の仕事と同様に、私のライフワークになっています。歯科衛生士学校のリピートも増え、数々の歯科医院のドクターや、歯科衛生士の方々との交流も増え、需要の多さを実感しています。

この度は、仕事上のお付き合いでもあり、友人の取り計らいで、おつきあいが始まった、アソ インターナショナルという、歯科矯正器具を専門に扱う、歯科技工会社の阿曽社長のご好意により、日本での講義が、実現の運びとなりました。過去に、日本での、何件か小規模な講義の実施はありましたが、今回は、日本歯科大学の講堂という、素敵な舞台を用意していただいての、正式デビューです。

尚、お時間の合う方は、現役歯科関係者以外でも聴講可能ですので、お問い合わせ下さい。8/2、できるだけ沢山の方々に、お会いできるのを楽しみにしています。

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