2015年09月

蒸し暑かった今年のハワイの夏も、貿易風が戻ってきて、やっと涼しくなってきました。
今回は、オープンミーティングにしたことで、4人のドクター、4人の歯科衛生士、歯科助手、そして歯科技工士さんと、合計10人にお集まり頂くことができました。

3人のベテランドクターに続いて、若手ニューホープの新人ドクター、つい最近アメリカの国家試験に合格し、ハワイ州の歯科医師免許を取得したばかりの、Dr. Kも今夜から仲間入り。皆で、その健闘を讃え、お祝いし、これからの活躍を期待しました。

ハワイ州のオアフ島ホノルル市内にいる、日米バイリンガルのハワイ大学卒業生の歯科衛生士4人が、この夜、初めて集合することができました。

歯科助手代表のMさんは、日本では、正看、そして、歯科衛生士の資格を持ち、ここハワイでは、歯科技工所での経験を経て、現在は、歯科助手として働いています。一時は、歯科以外の職種も経験してみたそうですが、どうしても歯科への思いが捨てられず、今もこうして、国や法律が違っても、歯科業界に関わっているとのことでした。

最後にご紹介するのは、ホノルル市内の、数ある日本人経営の歯科技工所の中でも、比較的新しい、歯科技工所の、歯科技工士兼営業のNさんです。HJDSのミッションである、日米歯科業界の発展に貢献することに、大変興味を示して下さっていて、今後のコラボレーションが、とても期待されます。

Aso internationalの阿曽社長のサポートで実現した、2つのレクチャーと、5つの、全国に渡る歯科衛生士学校の教員の皆さんとのミーティングを含む、この夏の私の日本ツアーの報告のプレゼンテーションで幕を開けたお集まりは、尽きないお喋りと、将来に向けたネットワークの構築で、4時間に及びましたが、時間の経つのを忘れてしまうほど、充実したミーティングでした。

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この週末、2日間に渡り、社団法人 歯科業務標準化機構から、2人の歯科医師の先生方と、7人の歯科衛生士さん達からなるグループをお迎えして、レクチャーと、クリニック訪問見学を実施しました。 初日は、パシフィックビーチホテルにて、2時間のレクチャーと、それに続いてQ&Aを交えた、1時間半程の懇親会を行いました。レクチャーの内容は、アメリカの歯科衛生士についてで、その業務内容や、働き方、社会的認識度、収入、等、レクチャーの途中で、すでに沢山の質問が出るほど、受講者の方々は、大変興味と関心を持って、聞いて下さいました。続く、お茶を飲みながらの懇親会でも、更に質問が続き、活発な意見交換もなされ、大変な盛り上がりをみせました。特に、日米歯科衛生士の相違点に議題が進むと、日本で、歯科衛生士に、より働きやすい環境を提供するためには、数々の改善されるべき、課題がある事が確認されました。アメリカ歯科衛生士の現状と、その、今後の展望を検証しながら、いずれ、日本においても、歯科衛生士が、アメリカの歯科衛生士同様に、社会的認知度や収入が上がっていくことを、イメージしながら頑張っていこうと、歯科衛生士の皆さん達は、再び思いを強くなさったようでした。 2日目は、場所を変え、ホノルル市内にある、Hideki Kurokawa DDSのクリニック訪問と見学を行いました。1時間の短いツアーでしたが、カバーしきれない程の濃い内容に、受講生の皆さんは、名残惜しそうでした。歯科衛生士学校の学生さん達と違い、実際に長く臨床を経験していらっしゃるドクターや、歯科衛生士さん達ばかりだったので、質問も、大変具体的で、お見せしている、情報を提供している側の、黒川先生と私にとっても、大変有意義な時間になりました。熱心に写真に収めたり、メモを取ったり、アメリカの歯科医院で、実際に毎日診療に使われているものを手に取り、存分に吸収してこうという、熱い姿勢も感じられました。日本に帰国後、このインプットされた沢山の情報が、より多くの人にシェアされ、日本の歯科業界の発展に少しでもつながれば、こんなに嬉しいことはありません。

私達、歯科医療に関わるクリニシャンにとって、ペインコントロールは、優先順位の最も高い問題です。患者さんが、痛みがあれば、私達は、まず一番に痛みを取り除くことを優先します。最近では、レーザーを使う、無痛治療に取り組む歯科医師が増えています。レーザーを使うと、注射を使って、麻痺させる必要がないので、患者さんにかかるストレは、大きく軽減されます。誰でも歯医者に行って、注射で麻酔をされたり、キーンというとともに、歯を削られたりするのは、嫌なものですものね。

人は、それぞれによって、痛みを感じる度合いが違います。ある患者さんは、知覚過敏をとても感じやすいです。一方、どんなに歯が侵食されていても、全くしみたりしない患者さんには、私達、歯科衛生士も、時に、びっくりさせられます。痛みを感じる度合いが、10段階のうち、同じ症例でも、3と答える人がいると思えば、8というふうに答える人もいる等、患者さんによって様々だなぁ、といつも感じているところです。

歯のクリーニングにしても、様々なケースがあります。知覚過敏がひどい患者さんに対しては、時に、麻酔をしなければならないケースもあります。注射で、完全に麻痺させるまでの必要のない場合は、表面麻酔薬や、それに近いものを使用することもあります。
患者さんによっては、何かを使用することにより、実際の鎮痛作用に加えて、精神的効果が期待されるケースもあります。患者さんも、何か、ほっとできるものが欲しい時もあるのだと思います。

私達、1999年以降のハワイ大学の卒業生達は、伝達麻酔も、浸潤麻酔も出来ますが、日本の歯科衛生士は、口腔内局所麻酔が許可されていませんから、それに代わる表面麻酔や、それに準ずるもので、患者さんのペインコントロールをする必要があると思います。写真に紹介したのは、シリンジを除いたその他は、日本の歯科衛生士でも、使用可能なものです。基本的には、神経自体を麻痺させるのではなく、歯肉など、周辺組織を麻痺させることによって、患者さんの痛みや不快感を軽減するのです。是非、参考にしていただければ幸いです。

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この九月で、皆様の応援のお陰で、私のプログ、"ハワイ発、とっておきの歯科衛生士日記" が、一周年を迎えました。毎週更新を目標に、コツコツと、五十近くの歯科関連のショートストーリーを、チェアーサイドから、皆さんにお届けしてきました。この一年、愛読して下さった皆様に、心からの感謝を申し上げます。これからも、日本と、ここアメリカハワイの歯科業界の架け橋になるべく、沢山の情報を提供していきますので、引き続き、サポート宜しくお願い致します。

日本での、歯科衛生士としての経験に加えて、ここハワイでの臨床診療も、8年近くになりました。日系人で日本語を話す人や、日本からの駐在や、移住などで、日本語を話す日本人や、また、一週間ばかりの観光で滞在中の日本人など、ハワイには、日本語の需要が多くあります。特に、医療などの現場で、患者さんが、もう少し踏み込んで、細かく質問したかったり、間違えなく、きちんと理解したかったりする場合に、私達のようなバイリンガルのクリニシャンは、重宝されます。

ここ一ヶ月の間に、ハワイ在住の、三人の友人から歯科治療について、相談されました。治療方法や、治療費、保険のカバー率、日本の歯科治療との違いなど、沢山の疑問を解決して、治療を選択したかったのです。米国の歯科治療は、特に歯科保険を持っていない場合は、大変高額になるので、慎重になるのも、十分理解できます。その他、チェアーサイドでも、日常会話は、問題なく歯科医師とできても、こと、治療のこととなると、日本語で説明を受けたい患者さんは、たくさんいます。やはり、ほっとして、安心するんだそうです。

私達のような、バイリンガルの歯科スタッフは、日本語ホットラインとして、よろず相談係りの役割を担い、ハワイの日本人社会に、貢献しているのです。
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