2016年02月

歯医者さんに行って、歯周ポケットを測ります、と言われたことはありませんか?歯周ポケットを測ることによって、初期の歯周病を発見し、将来的に、歯を失うことの無いようにする予防処置で、測定値を記録することを、ベリオチャートと言います。私達、歯科衛生士の業務の中で、大切な処置の一つです。

32本、親知らずまで全部ある人で、その全ての歯の、それぞれ6箇所ずつ測定しますから、最大で、192箇所、測定することがあります。歯科衛生士学校の学生時代は、全て自分で出来るように訓練されましたが、実際にこれを毎日、決められた診療時間のなかで、こなしていくのは、至難の技です。歯科助手に、その記録を手伝ってもらうことで、随分、時間とストレスの軽減がなされてきました。しかし、現実には、歯科助手は、歯科医のチェアーサイドにいることが多く、常に頼りにするわけには、いかないのです。
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そこで登場したのが、私達、歯科衛生士がヘッドセットをして、読み上げられた測定値を、カルテに記入していくという、新しいソフトウェアです。何と、18ヶ国語のアクセントまで、聞き取るといいますから、私のような日本語訛りの英語も、正確に聞き取ってもらえるので、驚きです。

今回は、院長先生が、今年初めの
デンタルコンベンションで情報を得、デモンストレーションミーティングを依頼しました。デモンストレーションは、ハワイ時間の朝の8:00-9:00に設定されました。デモンストレーターは、6時間時差のある、フロリダにいます。ウェブナーというコンピューターテレビカメラを使った、オンラインミーティングの開始です。飛行時間にすると、おそらく10時間は超えているであろう、距離の離れたハワイとフロリダで、まるで同じ部屋にいるかのように、同じパワーポイントの画面を見ながら、説明を受けたり、質問をしたりすることができます。

1980年代から、歯科業界にいる私にとっては、今、こうして目の前で起こっていることは、奇跡に近いものです。このプログラムと、ヘッドセットを使うと、歯科衛生士が、完全に独立して働くことが可能になり、診療の質を保ちながら、時間とストレスを削減することができます。将来的には、より多くの歯科衛生士が、これらのテクノロジーの進歩の恩恵に預かれることを、願ってやみません。

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クリニックの中で、最後まで抵抗をみせていたのは、この私でした。シニアアシスタントが、新しく歯科材料の注文したというので、見てみると、ディスポーザルの排唾菅が、何とショッキングピンクです。今まで、ずっと、正統派の白を使っていたのに、なぜ⁇ 少しづつ、気がついてはいましたが、ドクター側の、トレーや、薬液など、ジワジワとピンク色に侵略されていっていました。

古くは、1980年後半から、歯科業界にいる私は、記憶の限りでは、一番初めのディスポーザルのゴム手袋は、おそらく肌色。その後、薄いペパーミントグリーンだったり、薄い水色だったり、医療の、清潔感あふれるイメージを一脱しない範囲内で、少しずつの色の変化は感じていました。医療の場をイメージする、白や、ブルーなどの、正統派の色使いが良いと、私なりに判断していました。

時代も、お国も変わり、ここ米国では、スクラブ(医療用のユニフォーム)の色も様々です。クリスマス、ハロウィーン、独立記念日など、年中行事の折には、イベントに合わせた、デザインのプリントを着ているスタッフも沢山います。知人の歯科医師は、ジーンズとティーシャツ、また、アロハシャツなどを着て、診療したりしています。

さぁ、写真を見てみましょう。写真手前下より、排唾菅、オーバーガウン、ループのフレーム&ライト、マスク、患者さん用エプロン、患者さん用ゴーグルフレーム、患者さん用カップ、そして、なんと手袋まで、全部ピンクになってしまいました。私の普段のスクラブの色はグレープ(ピンクと紫の中間色)なので、これと、フェイスシールドの紫色のフレームも含めて、トータルカラーコーディネート完了です。
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私は、長いこと、患者さんは、清潔感をあらわす、白や、ブルーで囲まれた診療室の方が、プロフェッショナルで、心地が良いと思っていたのです。ところがどうでしょう。患者さんは、みんなピンクが好きだったのです。沢山の患者さんから、コメントを頂きます。あら、これもピンク?あら、手袋もピンクなの?可愛いわねーっと…その反応に一番驚いたのは、何を隠そうこの私でした。

シニアアシスタントの企ては、まんまと成功。その彼女の説明によれば、ピンクは、患者さんを楽しい気分にさせ、不必要な抑圧感や、余計な恐怖感を減少させ、患者さんを、よりリラックスさせるのだそうです。そうでした。小児歯科に、ディズニーにキャラクターが沢山いたり、待ち合い室が、子供達の好きそうな色使いになっているのと、同じ効果ですね。歯科医院は、大人にとっても、ちょっと緊張するところだということを、少し忘れかけていました。今は、ピンクでOK! もっと他に、ピンクにできるところはないか、探すほどになってしまいました。そんな私の変わり様をみて、アシスタントが呆れているのは、言うまでもありません。さすがに院長先生は、僕はブルーが好きだから、と言って、まだ、ブルーの手袋をしています。が、先生が、いつ"クラブ ピンク"のメンバーになるかは、もはや、時間の問題の様です。

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先のブログで、私の知覚過敏の問題をお話ししました。左下奥歯が、しみたり、しみなかったりを繰り返し、騙し騙し過ごしてきましたが、ついに、我慢が出来なくなり、ボスに訴えることとなりました。最後に虫歯の治療をしたのは、恐らく小学生の頃。その後は、歯科矯正治療、前歯のべニアなどのみで、根管治療や、クラウンなどの大きな仕事とは無縁。クリーニング、メインテナンスの理由以外で、患者として、デンタルチェアーに座るのは、本当に久しぶりでした。

ボスのDr. Kは、レイザーを使って、歯頚部 (ガムライン)、及び、咬合面 (噛む面) の主訴のある場所を整え、コンポジットレジンで、カバーをする治療を始めました。まず、左下顎の伝達麻酔 (Mandible Block) から、スタートです。私も、普段、患者さんに同じ麻酔を打っているので、この度は、麻酔をかけられる側を、じっくり体験したいと思い、神経をとがらせて、経過を感じ取ってみました。表面麻酔がしっかり効いて、注射針が入ってくるのも、感じませんでした。麻酔液が、少しづつ注入される際も、Dr. Kのテクニックで、全く違和感がありません。凄いな、と思いました。手鏡で治療箇所と、ボスの手の動きをじっくり観察します。本当に、学ぶことだらけです。麻酔は、すぐに効き始め、まず舌や、唇、粘膜などの、軟組織の感覚が無くなってきます。実際にレイザーでの治療が始まった時は、まだ、(歯-硬組織)は完全に無感覚になっていなかったので、ほんの少し、しみました。でも、そうして、麻酔の効き方も体で感じることが出来ました。もちろん、個体差はありますが、患者さんに麻酔をうつと、どんな段階を追って、どんな順番で、どのくらいの速度で麻酔が効いていくのかが、実際に、自分が患者になって体験することにより、とてもよくわかるのです。ドクターのように、硬組織を麻痺させなければならないのと違い、私達、歯科衛生士は、SRP (ディープクリーニング) 時は、軟組織が麻痺していれば治療が始められるので、それも、合わせて確認できました。

麻酔が効いている間は、うがいをするのも難しく、無感覚なので、ついつい、舌の側面や、頬っぺたの内側を噛みたくなってしまいます。このことは、常に、患者さんに注意を促しているのですが、まだ、麻痺が完全に消えていない内の飲食は、口腔内をいたずらに傷つける恐れのある、最も危険な行為です。それも、3時間、麻酔が徐々に切れていく間、身をもって、体験することができました。

Dr. Kに、治療をしてもらった後、再び、自分の部屋に戻り、その日最後の患者さんのメインテナンスをしましたが、左下の麻痺のため、思うように上手く喋ることが出来ません。こんなことも、体験してみないと、わからないことだと、改めて、たまに患者になって見ることの重要さを感じました。三時間かけて、徐々に、ゆっくりと麻痺が取れていきます。感覚が戻ってきたのを確認して、やっと、普通に飲食ができるようになった喜びもあじわいました。
我がボスから、沢山の事を学び、改めて、彼の技術の深さと、質の高い的確な治療に惚れ直した1日でした。
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今回は、関東、関西、北陸と日本各所から、7人の歯科医の先生方に、いらしていただきました。主な研修内容は、下記の通りです。
1. ハワイ大学歯科衛生士クリニック
クリニカルエクスペリエンス
2. 歯科技工所見学
3. HDA 2016年ハワイ
デンタルコンベンション視察
4. インプラントセミナー受講

ハワイ到着初日、早速ハワイ大学に向かい、歯科衛生士クリニックの患者体験の為の、スクリーニング、問診票の記入、登録を済ませます。翌日は、約半日の、歯科衛生士クリニックにて、クリーニングの患者体験です。ハワイの歯科衛生士達が、大学で、どの様に教育を受け、訓練されているか、自ら患者になることで、学んでゆきます。終了後、時間に余裕がある場合は、キャンパスツアーや、生協にて、ハワイ大学ロゴ入り文房具などの購入ができます。更にオプショナルで、地元歯科技工所見学も可能です。image

一月のツアーの目玉は、なんといっても、HDA、デンタルコンベンションの視察です。主に、展示場で、通訳付きで、各ベンダーのブースを回り、米国歯科製品などの購入も可能です。約2時間の、エスコート付きの視察の他に、希望者には、クラスの受講( 英語:通訳無し)もご案内しています。image

ホノルルの有名な会員制ゴルフ倶楽部、オアフカントリークラブにて、ホノルル在住、インプラント専門医、Dr. Nishimeによるインプラントセミナーに参加します。シャンパン、ワイン、軽いおつまみと共に、約2時間のセミナーを受講します。
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セミナーの締め括りは、ホノルル在住の、バイリンガル歯科医、歯科衛生士、歯科技工士などを囲んでの親睦会です。夕食を一緒にとりながら、リラックスしたムードの中、会話が弾みます。日米の、素晴らしい情報交換の場を、楽しんで頂きます。

このセミナーでは、クリニカルエクスペリエンスと、インプラントセミナー、それぞれに、終了証書が授与されます。更に、地元歯科医院の見学や、歯科製品売場見学、スクラブ購入なども、ご希望に応じて、研修内容に組み込んでいくことが可能です。
今回の参加歯科医の先生方には、内容の濃い、盛りだくさんのセミナーを、大変楽しんでいただきました。
カスタムメイドの、ハワイ研修ツアーへのお問い合わせは、Three-Quarter 担当、野中迄。お待ちしております。

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