2016年04月

この1ヶ月間に、日本に出張していたこともあり、合計で5人の、日本でご活躍中の歯科医師の先生方と、熱く語り合う機会をもたせていただきました。

お一人目のドクターは、口腔麻酔科の専門医でいらして、さらに、歯科医師のお嬢さんと共同で開業もしていらっしゃいます。歯科大でも教鞭をとり、とてもお忙しい先生です。日本の歯科保険制度の今後を、大変危惧していらっしゃり、システムの改革を進めて、さらには、インフラそのものを底上げしていきたいと、おっしゃっています。

次のドクターお二人は、一般歯科の開業医でいらっしゃいますが、予防歯科に力を入れることで、歯科医師として、大変成功していらっしゃいます。日本における、歯科衛生士の働き方にも、興味と疑問をもたれ、なんとか、アメリカの歯科衛生士並みのレベルに引き上げられないだろうかと、新たな優秀な人材育成に、尽力していらっしゃいます。

四人目のドクターも、一般歯科の開業医でいらっしゃいますが、歯科保険制度の枠を超えて、米国のように、エビデンスに基づいた診断と、それに続く治療に、興味を示していらっしゃいます。歯科医師が、より自分達の思いに近い、歯科診療ができるようになるために、多くの歯科医師に向かって、啓蒙、教育、情報提供に力を入れてゆきたいそうです。

最後は、紅一点、大変美人な女医先生です。小児歯科専門で、ご主人と共に開業なさる傍、歯科衛生士学校にて、教鞭をとり、歯科衛生士の育成に携わっていらっしゃいます。また、自ら院長を務める、口腔美容医療専門クリニックをリニューアルされ、女性ならではの視点から、ボトックスなどを取り入れ、審美歯科と美容の、クロスオーバーを目指していらっしゃいます。

いずれのドクターも、それぞれの分野で、遜色無く御活躍で、ディスカッションにおいては、細部に渡り、様々な意見交換がなされ、大変充実した時間を、共有させていただきました。このように、知識に富み、改革や発展に情熱的で、積極的に取り組もうというドクター方と、お知り合いになれたこと、さらに、引き続きお付き合いをさせていただいていることに、大変感謝をしています。

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私は、どんな仕事をしているのだろう、とふっと考えた時、臨床や、レクチャーの他、アメリカで歯科衛生士になりたい人への進路相談や、情報提供をしたり、実際にどこから始めたらいいのかという質問に答えるなどの、コンサルティングをしているのだと、最近になって、改めて気づいたのでした。

1年前、このブログへ1つの問い合わせがありました。日本で歯科衛生士として働いているが、ハワイで歯科衛生士になる事に興味があるが、実際にどうしたらよいか教えて欲しい。との質問でした。たまたま、日本への出張が決まっていたので、双方の予定を調整して、日本滞在中、2時間のセッションを行う事ができました。提供した情報は、私が通ってきた道を、初めから、1つづつ、細かく丁寧に説明したものです。普段、ハワイ大学で行っているレクチャー内容と、多く重複します。しかし、一対一でのセッションですから、細かく、個人的な質問もできて、実りの多い時間だったようです。それから一年、今、彼女は、ハワイに移り住み、ハワイで歯科衛生士になるための一歩となる、英語の勉強を始めています。

今回の日本への出張直前に、又、ブログから問い合わせがありました。同じ様に、ハワイで歯科衛生士になるための、細かい情報を知りたい、とのことでした。実際に会って、話を聞いてみると、今は、歯科と関係のない仕事をしているが、ハワイで歯科衛生士になるための情報がほしい、とのことでした。聞けば、実は、祖父、父、兄が歯科医師と、歯科ファミリーで、留学にあたって、家族からの理解とサポートもあるとのことでした。個人的な質疑応答に加えて、具体なスタートの方法、かかる学費や、その他の費用、住まいの確保の方法、又、そのオプション、入学許可書の申請の仕方、ビザの取得の方法など、ハワイでの生活一般から就学について、2時間たっぷり、セッションは行われました。

いずれのクライアントも、インターネットなどを駆使して、具体的な情報を収集しようとしたそうですが、なかなか得たい情報が得られず、たまたま見つけた、私のブログに、お問い合わせ下さり、今回の様なセッションの実現となりました。私の、ここハワイでの20年近くにわたる経験が、後に続く、ハワイで歯科衛生士になりたい人達への、指標となり、良いお手本となりますよう、これからも、惜しみなく、情報を提供していきます。一人でも多くの、ハワイで歯科衛生士になりたいという夢を持つ人の、夢の実現のお手伝いが出来たら、こんなに嬉しいことはありません。ともかさん、頑張って下さいね。
(写真、個人名の掲載は、本人の了承済みです。)
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前回から、患者さんの持っている、様々なコンディションと、口腔内の所見について、お話してきていますが、今回は、嘔吐反応についてお話します。

お口の中が、とても敏感で、特に口蓋から、咽頭に続く辺りに、何かが触れただけで、激しく嘔吐反応を示す患者さんがいます。このようなコンディションを持っている患者さんは、さぞかし、デンタルケアーを受けに来るのに、気が重いことと思います。私に、敏感な部分を触られたくないので、舌は異常なほど硬直し、部位によっては、クリーニングが困難な場合もあります。嘔吐反応の度に涙がにじみ出て、こちらが見ていても、気の毒になるぐらいです。

最も挑戦が必要なのは、レントゲン撮影です。フィルムや、センサーを口腔内の、少しでも奥に挿入しようとすると、すぐに嘔吐反応が起こります。我々クリ二シャンは、一番奥歯まで撮影したいし、患者さんもそれは十分理解しているのですが、体の自然な反応を、コントロールするのは、容易ではありません。私達も、レントゲンのコーンをあらかじめセットして、フィルムを挿入したら間髪入れずに、スウィッチを押す、患者さんに、塩をひと舐めしてもらう、足のつま先を見つめていてもらう、など、最大限の工夫と努力をします。表面麻酔のスプレーを口蓋全体に吹きかける、などの処置をしたこともあります。様々な取り組みの結果、それでも、口腔内にフィルムをセットするのが不可能な場合は、パノラミックといって、口腔外から撮影する方法のレントゲンで、妥協せざるを得ない場合もあります。

歯科医院での処置のみならず、基本的に、口腔内に物を挿入するのが難しい患者さんは、毎日の歯磨きも、隅々まで行き届かせるのが、難しいようです。特に、奥歯や、舌側(裏側)の磨き残しが確認されることが多々あります。プラークや歯石のため、歯肉に炎症が起こり、出血がみられます。歯周病のリスクは、かなり高くなります。このような症例には、できる限り小さなヘッドの歯ブラシを使うことでストレスを軽減させたり、電動歯ブラシを使うことで、効率よく磨けるように指導します。
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