誰かの不幸を前提として成り立つ仕事に従事するのは、
もうやめましょう!

たとえば、病気を治す薬は、
病気が撲滅されれば、売れなくなってしまいます。
ならば、薬を作ることによって生計を立てている人は、
その意識の根底において、
病気が世の中から完全になくなることを望めるはずがないのです。
その結果、そのような意識から作られる薬は副作用だらけで、
病気を完全には治せないものになります。

つまり、
「人間から何かの不幸を取り除くことを生業としている人の意識は、
 逆にその不幸を存続させる原因となる」
ということです。

人の意識とは、このように現実に作用するものなのです。

だから、もう、人の不幸を取り除くことを仕事にするのはやめましょう!

それに、もうすぐ、すべての人は不幸でなくなりますから、
そういう仕事に従事している人は、みんな失業してしまいますよ!

それをしていれば、自分も心から幸せになり、
それが他人をも幸せにすること、
それがこそが、本当に従事するに値する仕事です。

「自分がしていること」に自分の存在価値を見いだそうとしてはいけない。価値があるのは、「あなたの存在それ自体」であって、それ以外ではない。