2011年04月24日

BJ

 えー、原発、東電関連で色々頭に来る(隠蔽だろうが!!とか、社員?のウェブ上での暴言とか、国の指導の問題だが、東電もどんだけよ。そりゃ首相も恫喝するわいな…と思ったが、お前ら今まで何しとったんじゃ!しかも情報統制しやがんのか、この!!!あと、“原発が泣いている”とか言ってる手合い…沸いてんのか!!!)そんな今日この頃だが。

 世界フィギュアどーすんのか、と思ってたがモスクワでやる。
 関係ないけど最近映画「ビートルジュース」のビートルジュースが気になって気になってしょうがなかったんだけど、フィギュアスケートでこの曲使ってる選手がいるんだよね。衣装も一部タテジマで。てかどこら辺にアピールしたいのかわからない。審査員この映画知ってるだろうか?EX向きのネタという気がするが。

 というわけで、ビートルジュース関連の話をする。
 昔VHS借りて見た映画である。
 そういや大阪のUSJでは、ビートルジュースの出し物が面白いとか言われてたよな、と、このショーの動画は色々あるので見てみた。つまらなくはないが、めちゃくちゃ面白いとか、歌とダンスのレベルがめちゃくちゃ高いとかってほどでもないな、という印象。まあブロードウェイやべガスじゃないんだから。
 特にMCのビートルジュース役が気になる。どの人もなかなか面白いひょうきんなお兄さんだが、映画のキャラクターとは違うよな…ビートルジュースつったらもっと小汚くて下品でキ印なおっさんだよなあ。まあ、USJショーではブライド(フランケンの嫁)に際どいセリフを吐くシーンはあるが。

 で、本家USH(ハリウッドのユニバーサルスタジオ)のショーではどうだったのか、と動画探して見てみた。…英語はわかんないけど、ビートルジュースはダミ声と、USJ版より危ない人っぽさがいい感じだ。おまけに芸達者。前説で、声帯模写とパントマイムを駆使して、観客の一人から心臓えぐり出し、まだバクバク言ってるそれを遠くの壁にぶち当てる、というエグい寸劇をやってくれる。いいなあいいなあ。ドラキュラなんか宙乗りで出て来るし。役者の歌唱力や振り付けのレベルも高く、ルックスもよい。客のノリもよい。やっぱ米国はエンタメの本場か…と思った。
 ちなみに自分が見たのは99年の動画。この撮影の2日後に、USHにおけるこのレビューは終了したそうな(USJのオープンは01年)。最後だからベストアクトだったのかも知れないし、客ノリもよかったのかも知れないが。USJのキャストも当たり外れもあるかも知れない。あとUSH版だと、オペラ座の怪人も出ていた。USJにいないのは人件費削減か?

 USJではビートルジュースが人気キャラクターのようだ。
 …だがちょっと待て。「ビートルジュース」ってワーナー映画じゃなかったか?ユニバーサル映画ではない。
 またUSJでは、ブルースブラザーズのショーがとっくに終了したそうな。
 …えっ…残念…自分が見た動画では、出演者の歌唱力も高かったし、ジェイク&エルウッド役もかなり雰囲気あって、コーラスやバックダンスに回ってもすごいいい感じだったんだけどねえ。観たかったのに。

 映画の話をする。
 ティム・バートン監督「ビートルジュース」でタイトル役を演じたのはマイケル・キートンだ。これを知ってると、その後彼がバートン版「バットマン」でヒーローのバットマンを演じたのがウケる。ビートルジュースの時のキートンは、ジャック・ニコルソンかよ!と思ったくらいガイキチ演技だったが、バートンの「バットマン」では、ジョーカー役でジャック・ニコルソンが出てたりする。なんつう共演。ニコルソンさんにはガイキチ役者扱いしてすまんが、この人「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」(60年)の時に既にイカレた演技披露してるからな。

 ティム・バートンはあんま好きじゃない。「シザーハンズ」を見た時、この人もしかして残酷っていうか人でなし?と思ってしまった、バートンさんおよびファンの皆さんごめんなさい。なんでそう思ったか詳しい分析はめんどくさいからやめとく。「マーズ・アタック」も「フランケンウィニー」も、根底に悪意のようなもんが渦巻いてそうと感じるとこがダメだった。どれも面白い映画なんだけどね。だが「エド・ウッド」はよかった、映画と映画製作者に対する愛情が素直に溢れた、本当に優しい夢のあるお話だったと思う。奇人変人ダメ人間の話だが。バートンの“異形感”みたいなのは割と好きなんだけどね。
 そしてなぜか「ビートルジュース」はなんだかとっても好きだ。この頃はまだCGの時代じゃない。冒頭から出て来る“町のジオラマ”がメタ的に面白かったりもする。
(ところでCGやデジタル上映や3D当たり前ってのは、進んでるんだか技術が失われてるんだが自分はよくわからん。)

 …ビートルジュースは、小汚ねぇやらしいメタボな小悪党のおっさんで、自己中でトラブルメイカーでガイキチ野郎で、と書くといいとこなんかひとっつもないんだが、キートンさんのブチキレ演技が素晴らし過ぎて、この露悪的なキャラがめちゃくちゃ面白いもんになっている。
 まあこのキャラを実在の人物に例えるなら、志村けんが発狂したような感じか?そういや吹き替え版では西川のりおが担当してたが、のりおのオバQでもいいか、いやよくないか。なんとなくSOADのダロン・マラキアンも近いような気が…いやごめん、ダロン。

 ちなみにアニメ版もちょこっと見たが、映画の設定とはちょっと違う。だが第1話で「バナナ・ボート」唄ったり、リディアが制服姿で自転車で下校したり、母親(アニメでも継母なのか?)が内装変えたり(ただしマトモに)、ラテン曲で踊ったり、ポケットからゴミと虫、写真趣味やサンドワームなど、映画にちなんだシーンも出て来た。ビートルジュースはリディアと大の仲良しで、イタズラ好きで陽気な、妙にかわいいおっさんオバケになっていた。リディアに怒られると謝るし。しかし相変わらず小汚くてメタボでウザくて迷惑だが。かわいいといっても、USJ版より醜悪な面構えだ。子供番組だからか、一応道徳的なオチがつく、“ウソついちゃダメですよ”とか。ばっちぃ描写や微グロはあるけどな。ビートルジュースがやたらと変形するのも面白い。バートンって実写よりアニメに向いてんじゃないかな。
 このアニメ109話まであるというのにちょっと驚いた。DVD出さないのかね?

 …USJ版のショーに話を戻す。
 あの選曲はなんでなんだろな?ロン毛の狼男がボンジョビ唄うのはわかりやすいが。ショーの名称は「ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロールショー」だが、どこがロックンロールやねんという。USHだとオペラ座の怪人がそれ系の曲を唄ってたりしたが。まあどうせなら、サバスとかキッスとかアリス・クーパーとかマンソンとかロブ・ゾンビとかカンニバル・コープスとかゴブリンとかクレイドルとか、にすりゃいいじゃん…ってかなり趣旨が違うか。なぜかホラー系映画のコンピレーション盤に収録されやすいSOADとかさ…やっぱ違うか。テーマパークの客は来ないぞ。

 じゃ、映画だとカリプソが使われてるから、ラテンていうかカリブ音楽で攻めるのはどうよ?サンバはナシの方向で…やっぱあり得んな、面白そうだけど。そういや現行の曲目には、ラテン・ロック系のサンタナとリッキー・マーティンが何気に入ってたりする。USH版だと、「バナナ・ボート」が入ってたんだよね、初期の方か?バナナボートと「ジャンプ・イン・ザ・ライン」(シェイク・シノーラ)は外せないと思うんだけどなあ。
(関係ないけど、ビートルジュースのコスプレでサルサを踊る、という動画があったのにはウケた。しかも会場スタンディング・オベーションだし。何だこりゃ。パートナーの女性は、リディアのコスプレでゴスロリにすべきだと思う。)

 外せないといえば、リディア役がいた方が面白いし、アメフトダンサーズも出て来るべきじゃないかなあ?そんで最後はユニバーサル・モンスターズもみんな一緒に楽しくシノーラ踊るんだよ。ついでに客も無理やり踊らせるんだよ。あ、あとさ、BJ墓から登場の時はワイヤーで吊ってパンパカパーンと!ガイド帽に汚ったねえロングコートでさ!で、名前3回コールの後いったんハケて、縞スーツに早変わり、と。ブライドあるいは他の女性を口説く時には、赤タキシードに早変わりするのもいい。そんでフランケンにケチョンケチョンにされるとかさあ…

 …ていうか無理な話だよなそんな要求するのは。それにこの映画ワーナーなんだし。
 てか繰り返しになるが、なんでワーナー映画のキャラが、ユニバーサルのテーマパークの、ユニバーサル映画のモンスターたちが出演するレビューの司会進行やってんの???どういうつながりなんだ。


 …まあ現行のUSJユニモン&BJ大好きな人はいるだろうし、実際楽しいショーだと思う。冒頭の、BGMに合わせて“ビートルジュース!”と観客が3回叫ぶ場面とかわくわくしそうじゃん。自分あのおっさんになりてー!と一瞬思ってしまった。そう知人に話すと、“そっちの方かよ!”と奇人を見る目をされた。てかもし自分がユニモンBJになったら、小汚い下品なガイキチおやじになって、確実にどん引きされると思う。まあ物理的に無理な話だけどな。ユニモンファンに映画本編をすすめる気もない。どん引きされそうだし、映画知らなくてもユニモンは楽しめる。正直グダグダな映画かもなとも思う。

 さっき、映画「ビートルジュース」の脚本(英語)をウェブ上で拾って、斜め読みしてた。実際の映画本編とは部分的に違ってるんで、決定稿じゃないやつみたいだけど。しかし、ビートルジュース墓場から登場シーンのト書き(?)では、“早口で数カ国語を操るがごとくスラングばかりまくしたてる”みたいな描写があり、他の部分を読んでも、下品で騒々しいセクハラ変態おやじ、という感じ。当初からそういうキャラで決まってたのか?マイケル・キートンよくやったな、斜め読みしながら彼の演技が目に浮かんだもの。
 まあ自分がこのエントリ書くにあたって、映画を通しで再見してないんだが、こんなシーンあったっけ!?と思うような、お下劣なト書きやセリフがあった。本編も十分お下劣だがな。おっさんいきなりブチュ〜だし、スカートめくりとか…おめー小学生かよっていう。
 ………なんでこんなキャラ好きなんだろうなあ自分。
 己の欲望剥き出しで突っ走る、死人のくせに殺しても死ななさそうなバイタリティがいいんかな。とても自分はなれません。

 てか映画では、タイトル役のビートルジュースはあんま出て来ないんだよね、強烈なキャラだけど。少女リディアを演じたウィノナ・ライダーの、はかなげなかわいらしさを印象に強く残す人も多いだろう。それに「バナナ・ボート」を唄い踊らされる場面も…自分これ目当てで見たようなもんだな。あの場面の唐突さと役者さんらの表情が面白すぎる。個人的には、ワインクーラーをひっくり返して太鼓代わりに叩くのがツボ。キッチュな霊界、死人たちの造形も。しかし“自殺は悪”みたいなのは、キリスト教的背景からきてるのか、それとも?
 とにかく今思い返してみて、自分はビートルジュースというキャラが一番印象に強い。


(追記)

 フロリダのユニバーサル・スタジオ(USF)でのビートルジュース動画を見た。

 ショーの内容やセットリストは、一時期USJのものをほぼそのまま移植していたが、現在は一部を除いてUSFオリジナルとなっている模様。
 USJ版にも登場するヒップ&ホップ(グルーピー役)の設定は残っているが、ゴスっ子チアガール風な露出の増えた衣装、と大変わかりやすくなっている。なるほどなあ。USJ版ヒップ&ホップはアニメキャラみたいで浮いてる気がしたし、ヘソ出し程度で色気はない。米国でこういうキャラはウケるだろうか?と思っていた(過去のUSF版では、ヘソ出しの面積をUSJ版より増やしていた)。フランケンがグルーピーといちゃつく場面があり、これがビートルジュースがブライドを口説く流れにつながるのはうまい。

 また出演者がよく踊る。超厚底靴を履いてるフランケンも、ギター弾いてる(当て振り)だけじゃなくて、かなり踊る。こうしたバックダンスが楽しく、レビューらしくなっている。
 ビートルジュースも舞台を走り回ってバックダンスに参加したり、グルーピーといちゃついたり、他出演者と絡んだり、ギター持ち出してフランケンとツインギターになったりと、歌の最中脇に引っ込んでるだけじゃないのが楽しい。途中でコーラ(?)とポップコーンを取り出してサボるのが笑える。ちなみに、舞台にはビートルジュースの玉座みたいなもんがあるんだが、その脇に宅配ピザの箱が積まれているのも笑える。
 でもってビートルジュースがダミ声でお下品でいい。前説の客いじりで人妻にちょっかい出して、ショーの終わりに“電話くれ!”と呼びかけるのが定番らしい。

 94年のUSF版動画を見ると、USH版と同じくファントム役が出ていた。現在玉座になってる所は、かつてファントムのキーボードがあったわけだ。…考えてみるとファントムって一応人間だから、モンスターの仲間に入ってるのはなぜなんだぜって感じ。まあビートルジュースも元人間なんだろうけど。
 この頃のショーも、歌に踊りにパイロも盛りだくさんな、派手なレビューな感じ。なんと“シェイク・シノーラ”やってたんだ!なんでその後USJ版移植しちゃったんだろ。冒頭の、モンスター早変わり場面のスモークを、ビートルジュースが自分のオナラに見立てる小ネタは、この頃からあったようだ。

 現行のUSF版でウケたのは、「ヘイ・ヤ!」がセットリストに入ってるところ。あれ憶えてる人どんだけいるんだろうね。“手を3回叩いて!”っつわれても難易度やや高いかも知れんよ。Shake it, Shake it…のとこで狼男が腰を高速で振る(自分が見たどのバージョンでも、狼男のこの動作があるのはなぜなんだぜ)のにはウケた。ドラキュラの歌で途中「スリラー」が混じるのも面白い。「スリラー」はまるっと入れて欲しいが、振り付けをまるっと同じには出来んのだろうな。

kyokutotwinz │Comments(0)TrackBack(0)音楽系 | 映画

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