詩:谷川俊太郎
絵:岡本 よしろう
福音館書店

【あらすじ】

生きているということ
いま生きているということ
それはのどかかわくということ 
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディーを
思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと

「生きる」谷川俊太郎 



「生きる」という詩をもとに
姉弟の夏の日常の風景が
描かれています。

【感想】
1回目に読んだときは、
「この詩、知ってる!」
と思いながら、
言葉を追うのに必死で、
絵を見る余裕はありませんでした。
言葉に重みがあり、
惹きつけられる素敵な詩。

2回目に絵をじっくり見てみると、
節ごとにシーンは変わりますが、
全部繋がっていて、姉弟にも、
周りにもそれぞれのドラマがあります。
どこか懐かしい夏の日の感じに
親しみが湧きました。

1ページ目から、
蝉の死骸の周りに
アリが寄ってくるという
ショッキングで大胆な始まり。

「えっ!」と
一瞬戸惑いましたが
子どもたちにとって
身近な命の代名詞なのかも。

谷川俊太郎さんはインタビューで
この作品について、
岡本さんは、
私の書いた詩に寄り添わないことで、
私たちが普段見過ごしている、
生きていることの奥行きを暗示しています。
MOE  2018年2月号 P18 

と語られています。

言葉と絵が必ずしも
ぴったりはまるわけでは
ありませんが全体を通して、
「いま」「生きる」「いのち」
を感じ、心に響きました。

きっと読む時の歳や
心の状態によっても
感じ方が大きく
変わってくる絵本です。

時々開いて、
「いま」「生きる」ことを
感じ、考える心の原点に
したいと思いました。

手元に置いておきたいのは
もちろん、
大切な人にも送りたい1冊です。


【絵本関情報】
第10回
MOE 絵本屋さん大賞 
第6位

【みんなの感想】


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