作:ユリ・シュルヴィッツ 
訳:さくまゆみこ

長さ:約6分

【あらすじ】
戦争で何もかも失った3人の家族。
命からがら逃げ出し、
遠い国へと移り住みます。

厳しい環境での貧しい生活。

ある日、お父さんは
わずかなお金でパンではなく、
大きな世界地図を買ってきました。

お腹が空いていた
男の子はお父さんに
怒りさえ覚えます。

次の日、お父さんは
壁に地図を貼りました。

うっとりするほどカラフルな地図を
男の子はずっと眺めます。

都市の名前で詩を作ったり、
紙に描き写したり
想像の中で世界中を旅することに
夢中になりました。

ひもじさも貧しさも
忘れるくらいに。

【感想】
TV番組「ビーバップハイヒール」で
紹介されていて、
これはやばーい!ってなりました。

作者の実話で、
第2次世界大戦で体験したことが
元になっているそうです。

想像力は心を豊かにし、
生きる力となる。

本当の豊かさとは
心の豊かさなんだということを
お父さんは知っていたんですね。

目先のことだけを追うのではなく、
子どもの将来を見据えての行動。
厳しい環境にいてもそれを実行できる
強さに作者の父の偉大さを感じます。

対象年齢は小学校低学年〜
となっていますが
大人にも読んでほしい!

職場での研修などにも
いいかもしれませんね。



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