きょんたのおすすめ絵本

絵本は心の栄養♪絵本が大好きなきょんたがおすすめする絵本

食べ物

やさい4

作 :平山和子
時間:1:30
福音館書店   1977/10/1  

【あらすじ】
だいこん・トマト・キャベツ・さつまいもなど
畑での様子と、お店に並んだ時の様子が
前後2ページにわたって見開きいっぱいに
描かれています。

【感想】
この絵本の魅力はなんと言っても
リアリティー溢れる野菜たちの絵!!
みずみずしくて、美味しそうなに描かれています。

畑での姿は生命力に溢れ、
特にトマトのページは縦開きで圧巻です!

普段見ることがなかなかできない畑に
実る野菜を見ることができます。

食育にもぴったりで、
幼稚園や保育園でも重宝されています。

焼き芋を食べている最後のシーンは
美味しそうで思わずお腹がすいてきますよw

やさい

平山和子 株式会社
福音館書店
1982年10月02日頃
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【関連記事】
○平山和子さんの絵本
○野菜の絵本

【関連作品】 
くだもの

平山和子 株式会社
福音館書店 1983年11月
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おにぎり

平山英三/平山和子
株式会社 福音館書店
1992年09月
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ピーマンのにくづめだったもののはなし2

作:若井麻奈美

時間:5:00


【あらすじ】

はたらきもののピーマンのにくづめ。
お届けものを運ぶ仕事をしています。
ある日石につまづいて、すっぽーん!
おなかのお肉が取れてしまい、
別々になってしまいます。


すると、お肉に目と手足ができて、
勝手に動き出して
しまうではありませんか!

慌てて元に戻そうとした
ピーマンをよそに、
お肉は言うことを全く聞きません。

仕方なく、配達に出かけるピーマン。

ピーマンは配達先で納豆やわたあめなど
自分のおなかに合いそうなものを
詰めようとします。

しかしどれも断られてしょんぼり。

最後に行ったソフトクリームさんの
家でカラフルチョコと出会って

無理ににくづめにならなくてもいいのでは?
と諭されます。

帰り道、ピーマンはお肉に
一緒に働こうと提案します。

快諾したお肉と2人でいいコンビに!
配達は大忙しです。


【感想】

タイトルのインパクトがやばいですね。
まんまと思わず読みたく
なってしまいました。
「だったもの」
言い回しが好き!

内容はシュール。

ピーマンの肉詰めが肉だけ取れちゃう!
ってあるあるからの展開。
なんか親近感わいちゃいますよね。

納豆や綿あめ、
ピーマンにそんなもの詰めちゃう?
というギャップに面白さがあります!

作者の若井麻奈美さんは
アニメーション作家だそうです。
今回が初の絵本。

絵は
綺麗で可愛いです。

1つ残念だったのが
黒くて太い線で描かれた顔と手足が不自然で

キャラクターっぽさが
出すぎてる感じがしました。
絵本の絵ってとっても大事なので
すこし残念。
私は「ちくわのわーさん」で
人気の作者、
岡田よしたかさんが描く、
顔がなくても表情が
伝わってくるような表現が好きなので。
好みの問題かな?とは思います。

最後のカラーチョコの言葉の

肉詰めじゃなくなっても
ピーマンはピーマン。

それでもいいじゃない!
ってトコが深いですね。
 

例え今まで持っていたものがなくなっても
自分だということに変わりはない。

方法が変わっても
柔軟に対応すればいい結果がでる!

そんなメッセージに聞こえました。


最後にピーマンの肉詰めのレシピも付いてますよ♪
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【関連記事】
○若井麻奈美の絵本
○ピーマンの絵本

【関連作品】 
 

ふしぎなでまえ3

作:かがくいひろし
教育画劇 2009.09

長さ:約3分

出前を頼んだのに、
空のどんぶりばちがやってきた!?


【あらすじ】
いもすけだんちに住む
ジャガイモのじゃがさんと、
さつまいものさつまくん。

2人はお腹が減ったのですが、
ご飯をどっちが作るか揉めています。

結局カレーライスとラーメン、
寿司と天丼の
出前を取ることに。

ぴんぽ〜んと、
早速届いたと思いきや、
玄関にいたのは空の
カレー皿と、ラーメン鉢。

しかも
「きょうは ごちそうして 
 くださるそうで」
なんて言うから2人はびっくり。

仕方がないので、ジャガさんと
さつまくんは適当に、
カレーとラーメンを作りました。

でも出来上がったものは
まずくて食べられません。
カレー皿とラーメン鉢は
しかも作り直してと
言うもんだから・・・

ジャガさんとさつまさんは
無事に出前を食べられるのでしょうか?

【感想】
出前を頼むのが、芋で、
空のお皿が来て、
芋が作ったカレーを
カレー皿が食べる!?

最初に読んだ時は、
私も職場の子どもたちも
奇想天外な展開に
きょとん!でした(笑)

でも何回も読んでいると、
突っ込みどころが満載!!

美味しそうな絵も
迫力があって、
引き込まれました。

だんだんクセになって、
また読みたくなる感じ。

かがくいさんの
遊び心溢れる作品です。

ちなみに、主人公が芋なのは
なまけてゴロゴロするのと、
芋のゴロゴロをかけた
シャレだそうです!(笑)
(講談社HP 作者からのメッセージより)

たまにはお芋のようにゴロゴロしながら
出前をとろうかな!(笑)

がまんのケーキ
かがくい ひろし
教育画劇
2009-09



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【関連記事】
○かがくいひろしの絵本
○食べ物の絵本

【関連作品】

 
はっきよい畑場所 (講談社の創作絵本)
かがくい ひろし
講談社
2008-08-08

 
うめじいのたんじょうび (講談社の創作絵本)
かがくい ひろし
講談社
2016-01-21

 

おかしのくにのうさこちゃん3

文・絵:ディック・ブルーナ
訳:松岡享子

福音館書店 2007.4

長さ 約2分

【あらすじ】
おかゆを食べたくないうさこちゃん。

お菓子の国があればと妄想します。

お菓子の国ではアイスクリームも
ケーキもたくさん食べられます。
ジュースだって飲み放題!

雨はドロップで、
敷石はチョコレート。

夜更かししても、お片づけをしなくても、
大人に怒られない!

でもそんな国って本当にいいのかな??

【感想】
表紙のカラフルなドロップが
可愛いくて手に取りました。

お菓子の国っていうだけで、
楽しくなっちゃいます。

可愛くて子どもらしい
うさこちゃんの妄想。

読んでいてもワクワク!
子どもたちも
美味しそうなお菓子に釘付け。

最後はちゃんと
我にかえるところがいいですね。

おかしのくにのうさこちゃん (ブルーナの絵本)
ディック・ブルーナ
福音館書店
2007-04-20


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おかしのくにのうさこちゃん改版
[ ディック・ブルーナ ]


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【関連記事】
○ディック・ブルーナの絵本
○うさこちゃんシリーズ

【関連作品】
 



うさこちゃんとにーなちゃん (ブルーナの絵本)
ディック・ブルーナ
福音館書店
2010-09-10


ぼくはいったいなんやねん4

作:岡田よしたか

佼成出版社 2016.01

長さ:4〜5分

【あらすじ】
迷子の細長い銀色の棒。
先は二股に分かれています。

「耳かき」や「釘抜き」に出会い、
仲間やと言われますが、
耳かいたら血が出てまうし、
釘は抜かれへんし。違う気がする。

自分がいったい何なのか
確かめる旅に出ることにします。

自分は食べ物を食べる時に
使うものやったはずだと、
ラーメンや、寿司などを
掴もうとしますが、
うまくいきません。

旅を続けて、たどり着いた家には、
カブトムシとハサミムシが。

形が似ているから、
自分たちの仲間だと言い出しますが、
全然違います。

そこへやってきたのは・・・・

【感想】
インパクトのあるタイトル。
まさかの物が主役。
こんな物を主役にする絵本を
描けるのは、岡田よしたかさんです。

これを題材に選ぶセンス。

ぶっ飛んでますよね。笑

読み始めて、自分探しを始める
銀色の棒の衝撃と笑撃。

え??笑どんな絵本やねん!!
とツッコミみたくなりましたが、
読み始めて、
だんだん面白くなっていく展開。

カブトムシと
ハサミムシのやり取りも
面白すぎて。笑

最後の、
自分が何だったのかを思い出すシーンは
超絶にシュール。笑

子どもたちは、この銀色の棒、
あんまり馴染みがないんじゃないのかな?
と思ったのですが、
関西弁とツッコミが面白かったようで、
大好評でした。

ぼくはいったいなんやねん
岡田 よしたか
佼成出版社
2016-01


楽天ブックス↓
ぼくはいったいなんやねん [ 岡田よしたか ]

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【関連記事】
○岡田よしたかの絵本
○関西弁の絵本

【関連作品】
ちくわのわーさん
岡田 よしたか
ブロンズ新社
2011-10


こんぶのぶーさん
岡田よしたか
ブロンズ新社
2013-03-22

うどんのうーやん
岡田 よしたか
ブロンズ新社
2012-08

 
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プロフィール

きょんた

保育士。
現在は発達がゆっくりな児童と関わる仕事をしています。職場で読み聞かせもしています。





心がもやもやしたとき、
今でも絵本に救われることがたくさんあります!
こんなに素敵な絵本がたくさんあることをもっと知ってほしい!!

子どものころに出会った絵本、
大人になってから出会った絵本、
幼稚園、保育園で働いているときに出会った絵本、
大好きな絵本を紹介していきたいと思っています。

マイペースなので広ーい心でお付き合いいただければ幸いです。

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